山上ケ岳
- GPS
- 06:59
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,036m
- 下り
- 1,025m
コースタイム
7:44 五番関
9:29 洞辻茶屋
10:42-11:12 山上ヶ岳
12:06 洞辻茶屋
12:47 一本松茶屋
13:20 大橋茶屋
天候 | 晴れ→小雨→曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今回の山上ケ岳へは3週間ぶりの山歩きとなった。
理由は前回の金剛山からの下山中に不注意で転倒して身体的な痛みがあったのと、
親しくしていただいていた知人が8月末に亡くなったので
気分的に山に行く気になれなかったからだ。
1年程前に入院された時からいつかこの日が来るのは
何となくはわかってはいたのだが・・・
だから、今日は一人で静かに歩こうと思った。
スタート地点の大橋茶屋からは1時間ほど林道を歩き、五番関に着く。
この東屋でコーヒーを飲みながら小休止をとる。
誰もいない静かな時間が流れる。
そこから、15分ほど登って女人結界門の前に出た。ここはもう、大峰奥駈道だ。
門をくぐり山上ケ岳方面へと歩みを進める。
先日来の豪雨の影響か、山道が崩れている箇所も散見されるが人気もなく静かだ。
そのうちに前方から人の話し声が聞こえてきた。白装束の行者姿の団体だ。
脇によって立ち止まって待っていると、先頭の方がすまなさそうな顔で
「実は40人いるんですが・・・」と私に声をかけられた。
待つことには問題はないが、すれ違うたびに
「よう、お参り!」と挨拶されるので、さすがに40人と挨拶するのは少し疲れた。
ほとんどの方が行者姿だったが、そのうちの4−5人は
ザックも服装も登山姿でそれは少し不思議だった。
最後の3人目くらいの方が手を差し出して飴をいただいた。
それを口に入れながらしばらく歩くと鍋カツギ行者へ。
小さな祠の脇には大きな鍋がつるしてあった。
鍋の下あたりに、これで叩いてみてくれと言わんばかりの
手ごろな大きさの木の棒が落ちていたので、それと手にして鍋を何度か叩いてみた。
果たして、あまりいい音はしなかった。(鍋は叩いてよかったのだろうか?)
ほどなくして、鎖場へ着く。こう言うのに慣れてきたのか、
以前よりもスムーズに恐怖心もなく通過できた。
ただし、岩は滑るので足運びは常に慎重に・・・・です。
洞辻茶屋を越えたあたりからは団体の山上参りの人たちと前後しながら歩き続けた。
最後の茶屋を越えたところで道は左右に別れる。
左は行者道。右は平成新道。
左は危険ルートのイメージがあり、いつもは右なのだが
今日は思い切って左を選んでみる。
「油こぼし」の鎖場は思っていた以上ではなく、鎖にほとんど頼ることなく通れた。
だが、鐘掛岩の下に立った時には、「ここは登るのは無理」だと思った。
それに傍らに立ってあった注意書きを読むと勝手に登ったらいけないらしい。
ただし、右に巻き道があったので、それを使って鐘掛岩の上には登れた。
そこからは特徴のある大天井ケ岳がよく見えた。
たくさんの山上参りの人たちと前後しながら山門をくぐり、やがて山頂の寺に着く。
それから、静かさを求めるようにお花畑へと向かう。
そこで、カメラを片手に写真を撮っていたら近くで親子が腰を降ろしていて
父親が親切にも「撮りましょうか?」って私に声をかけてきた。
「いえいえ、大丈夫です」とわけのわからない断り方をして、
時間も11時近くだったので昼食を摂るために
私も一人でそこらあたりに腰をおろした。
今までは晴れていたのだが、この頃になると曇りだしてきて幻想的な風景に包まれる。
今にも雨が降り出して来そうな感じだったので、そそくさと昼食を済ました。
パックングしながら荷物を片づけていると小雨が降り始めた。
何となくタイムアウトって感じで、もう山を降りなくちゃいけないと感じた。
それでも先ほど、私に声をかけてくれた親子は仲よさそうに、ずっと2人で話し続けていた。
お怪我のほうはだいぶ癒えましたか?
長引きましたね。
そんなことになっているとはあの時はつゆ知らずで申し訳ありませんでした。
ご不幸などもあられたのですね。
山上ヶ岳はひとりでしんみり歩くには良い山ですよね。
お花畑で大展望見ながらお昼食べたいのですが実現できていません。
寒かったり、暑かったりで。
私が気になっている未踏区間を歩かれたのですね。
意外や意外、平和な道だと思っていたら鎖場なんかもあるのですね。
歩いてみたくなりました。
よくよく考えたら竜ヶ岳〜阿弥陀ヶ森間も未踏でした。
また登るときはこの記事を参考にさせていただきます。
心配してましたが、痛みは完治されたようですね。
久しぶりの山で気持ちもスッキリしたでしょう。
言い慣れない挨拶「よう〜お参り」。
沢山の方と交わすうちに、
40人近くになると違和感なく挨拶出来たのでは?
しかし相変わらず天候の急変が続いてるようで、
まだしばらくは早出早下山が得策ですね。
お陰様で痛みはほぼ消失しました。
山上ケ岳は一人でしんみりと歩くにはいい山で私は好きですよ。
昨年の10月9日に山上ケ岳に行った時
(ヤマレコには記録は載せていません)は
戸閉めの後だったので、静かな雰囲気でかつ、山寺の紅葉も綺麗でとてもよかったですよ。
機会があればその時期に足をのばしてください。
キバラーさんの未踏区間の鎖場は登りのほうが安全に通過できると思うので、
五番関方面から山上ケ岳に歩かれたほうが無難だと思います。
ザックを新調されるのを楽しみにしています。
ちょっと久しぶりだったので新鮮でした。
痛みや個人的なこともありましたが、その間はいい休みになりました。
でも、当たり前ですが夏は暑さと虫で、山行きのモチベーションが落ちませんか?
今度、同行させていただくときにそんなことも語りましょう。
この時期の大峰は2時くらいまでがリミットです。
一度、夏の大峰で2時過ぎに急に豪雨+雷で怖い思いをしました。
それまでは晴れていたのに・・・・
打撲痛完治されたようでよかったですね。
前回(前々回?)の山上ヶ岳は歩き始めから小雨だったのではなかったでしょうか?
今回は時々小雨くらいの感じ。
ということは、きっと次回は ですね。
お陰様で痛みは、ほぼ完治しました。
これからもお互いに山でのケガには気をつけましょうね。
山の天気は難しいですね。
でも、できるだけ早い時間のほうが天気はいいですね。
特に大峰はこの傾向が顕著ですね。
そろそろ暑い日々も過ぎて、10月あたりから山は紅葉してきます。
涼しくなって歩きやすいし、景色も楽しめるし
これから山を歩くにはいい季節になりますね。
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