[信州の里山] 鳥甲山（とりかぶとやま）新屋敷登山口〜貉平
hiratarahi
体力度について
- GPS
- 06:43
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 1,398m
- 下り
- 1,224m
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0940山頂-1000カミソリの刃-1045白�凜瞭�-1108標高1705m地点-1145万仏岩-1155標高1437m地点-1230貉平登山口
1240貉平登山口-(自転車)-1255新屋敷登山口
| 天候 | 晴れのち曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
屋敷登山口の場所が変更になったため、登山口正面の路肩空地に2台ほど、少し貉平方面に行った所に3台程駐車可。いずれも屋敷トンネル手前。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
2012年8月23日より、屋敷登山口が変更になっているので要注意 http://www.sakaenet.jp/akiyamagou/topics/akiyamagou_oshirase2012-2013.html#08-23 ●登山ポスト 新屋敷登山口、貉平登山口ともにあり。用紙、筆記具もあるが、投函口が異様に狭く、小さく折りたたんで投函した。 ●トイレ・水場 トイレ付近にはなし、直近で、切明温泉雄川閣 水場は、貉平登山口から入って、左に分岐したところにあるようだか、今回未確認。 ●危険箇所・コース状況 [新屋敷登山口-稜線] のっけから急登。堰堤を通過するときを除いて、ほとんどトラバースすることなく急斜面を直登。 展望もあまり利かず、忍の一字。 [稜線-山頂] 概ね快適な稜線歩き。左(東)側は切れ落ちているので、足元に注意。 赤�凜慮�への登りと鳥甲山の肩からの登りはしんどい。 [山頂-白�凜瞭�] 山頂からの下りも急で、足場も良くない。滑落に注意。一度足を滑らせたら、奈落の底。 カミソリの刃とカミソリ岩の通過は、慎重に足を運べば距離も短いし、問題無い。 しかし、よくこんな所をと言う驚きと、緊張が交錯する。 登頂の達成感のあとの白�凜瞭�への登り返しは精神的にもきつい。 [白�凜瞭�-1705m地点] 歩きやすいが、両側が背丈を越える笹が支配しており、展望は良くない。 危険箇所はほぼない。 [1705m地点-1437地点] 万仏岩を含めて、今回の行程で、もっとも危険箇所と言っても良いだろう。 短い距離で一気に高度を落とす。ほぼまっすぐの稜線歩きなのだが、あまりに急な下りで、先が見えない。見えるところまで降りてくると、また同じ光景が続く。 登りを前提になっているらしく、ロープ、鎖のサポートは無い。前に転んでも左右に倒れてもあの世行きである。その代わり、景色は最高に良い。 万仏岩は鎖、ロープの補助があり、足や手で確保できる箇所もあるので、慎重に行けば大丈夫。ただし、梯子は上りも下りも使わないほうが良いと思った(降り立ったのは梯子と反対の方であった) [1437m地点-貉平登山口] 稜線を離れ、林の中を急降下する。 稜線に比べれば、危険箇所と言えるものはない。 |
写真
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熊に出会う可能性が「多分」にあるとの事。
先日の佐武流を思い出す。
大木の先にも3台程駐車可能
登山ポストには登山者カードと筆記用具がある。
作業道をそのまま進むのが正解。
登山道から5m程入る。
三角点の周辺は木々が刈り払われているので、注意していれば見落とさない。
7，8人でいっぱいになる広さ。
2名の先客がいらっしゃった。
カミソリ岩以降の登り返しがきつかった。
この標識がなければ、白�凜瞭�とわからない。
斜度もキツくなく、手がかり足がかりも豊富なので、ゆっくり降りれば問題なし。
梯子を使わなければ。
通過、横断した堰堤がよく見える。
左のピークが赤�凜慮�、右のピークが屋敷山
感想
山登り以外でも何度か足を運んだことのある秋山郷。
その象徴とも言えるべき山が、今回の鳥甲山。まさか登るとは夢にも思っていなかったが、とうとう実現した。
下調べでは貉平から屋敷登山口への縦走か屋敷登山口ピストンが一般的のようであったが、今回、屋敷登山口が移動し、登山口に駐車可能となった事を期に、屋敷〜貉平の縦走を計画した。
今回縦走してみて感じたメリット、デメリット
【メリット】
・屋敷口〜山頂までは、危険箇所がほとんどない。
・緊急時、往路撤退が容易
・下山時、景色が開けると、国境の山々が一望でき、眺望を楽しみながら下山できる。
・一応下山口(貉平)付近に水場があるので、水分切れの状態で下山した際は、助かる。
・自転車回送の場合、5km超の林道のほとんどが下りなので、疲れた足に優しい。
【デメリット】
・屋敷登山口は、貉平より標高が200m位低いので、その分、登る体力が余計に必要(屋敷登山口〜稜線に出るまでは特にキツイ）
・危険箇所が、山頂〜貉平の後半に集中しているので、体力が消耗している中、そこを越えるのは、不安がある。
・急峻な稜線を下るのは、登りよりも大変。おまけに、カミソリ岩、万仏岩以外は、ロープ、鎖なのどサポートがない。
総括すると
縦走であれば、屋敷〜貉平(特に単独＆自転車回送の場合)
安全第一であれば、屋敷ピストン
スリルと眺望を楽しみたいのなら、貉平ピストン
自分的には、次回登る機会があれば、貉平ピストンを選ぶだろう。
本当に素晴らしい山であったが、山頂は狭く、眺望もあまりよくないので、白�凜瞭�を往復するだけでも十分楽しめる。紅葉の時期は最高だろうな、と思った。
今回、山頂でお二方、下山途中でお一方の3名と会っただけであった。
下山後は、小赤沢温泉楽養館にお邪魔した。
ここのご主人と女将さんのお人柄が、素晴らしく、しばし山談義。
宿泊者のほとんどが、苗場山を目指すとのこと。
苗場山に登る予定はないが、秋山郷に来た際には、また立ち寄りたい湯であった。
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楽養館でお会いしていると思います。
”自転車デポして〜”と女将さんとお話しされていた方ですよね？
息子が大騒ぎしていて、大変申し訳ありませんでした
苗場山から見える鳥甲山は大変威圧感があり、湿原を歩いていても常に睨まれているような錯覚を覚えました。
いつか稜線歩いて、苗場山を見てみたいと思います
はい、そうです。まさかここで再会できるとは思いませんでした。
一山登ってきたとは思えない元気な息子さん、覚えています
ご家族で山登り、羨ましい限りです。自分も家族を連れて色々な山を巡ってみたいです。
またどこかの山で、温泉でお行き合いできるのを楽しみにしています。
PS ビートル乗られているんですか？オーバルのタイプ�機⊇造い任垢諭�
はじめまして
今月小生も登山予定でしたが、腰痛悪化で中断している者です。（泣）
大変楽しく拝見しました。詳細なポイント解説がとても参考になります。
ところで、自転車の走行は「狢平⇒屋敷」と「屋敷⇒狢平」ではどちらが楽でしょうか？よろしければお手数ですが教えてください。
はじめまして、コメントありがとうございます。
自転車での移動でしたら狢平→屋敷が楽だと思います。
行程の半分位はペダルを漕がずにいける感じです。
当初は、屋敷に車をデポ。自転車で狢平に移動して、一般的な縦走路の狢平→山頂→屋敷を考えていましたが、早朝の自転車での移動はクマに遭遇するリスクもあり、断念し、今回の段取りとなりました。
結果オーライだったと思います。
屋敷→狢平の自転車だと、最後の上り坂が応えると思います。
鳥甲はこれから紅葉の時期が一番楽しめると思います。
一日も早く良くなって、紅葉の鳥甲を楽しまれますよう、お祈りしています。
自転車移動ルートの件ありがとうございました。
順光のコース取り（カメラ）と悩むところですね。
秋山郷はクマさんの勢力圏のようですね。小生も毎回緊張しながら歩いています。
初めまして。
先月通常ルートで登りました。
一般的な狢平→屋敷山とは逆のルート，恐れ入りました。確かに最後の自転車での登りは相当きつかったです。私は疲弊した体で予想の数倍かかりました。
いつかまた，紅葉の時期に登ってみたい山ですね。
はじめまして。
今回の山行に当たり、もちろんWallmanさんのレコも参考にさせていただきました。ありがとうございます。
私が自転車を積んで、屋敷登山口についた時には、すでに別の登山者と思しき方の自転車がデポされておりました。
その時点で、少し悩み、林道を車で走った感じ、どちらから漕ぎ出しても大差はないかなぁ。だったら、通常ルートの方が安心だなぁ。と思いながらいましたが、やはり、最後の坂で心が決まりました。
やはり、鳥甲は紅葉の時期が一番ですね。
しかし、岩についたキズを見ると、残雪期などにも登られる方もいらっしゃるのにはビックリしました。
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