燕岳〜50代から山のぼりはじめました いきなり北アルプス同行編〜


- GPS
- 50:25
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 1,393m
- 下り
- 1,390m
コースタイム
-10:28合戦小屋-(昼食休憩)-11:15再スタート-12:34燕山荘-12:45 燕山荘受付
-15:58 燕山荘-16:47 山頂-17:30 燕山荘
9/3 6:15 燕山荘スタート-9:00 第一ベンチ-9:25中房温泉
天候 | 晴れ→ホワイトアウト(雨、濃霧)→曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・コースはよく整備されています。どちらかというと登山口から第一ベンチまでが一番厳しい感じ。トイレは基本的に登山口と合戦小屋、山頂の燕山荘のみ。一本道で脇道はほぼなしと理解ください。 ・水場は第一ベンチを下ったところに。後は燕山荘。 ・登山ポストは中房温泉にありますが、用紙が見当たらず。。用紙持参をおすすめします。 ・危険個所:中房温泉までのタクシー。もし4人乗りでいくなら、助手席に乗るべし。間違っても後部座席の真ん中は、避けるべし。間違いなく酔います(笑) それにしても復路の運転手の”70超えてますから(にやり)”は何が言いたかったのか。スピードか年齢か、はたまた。 ・【今回の温泉】中房温泉 登山口かつ、下山時のゴール。温質はぬるぬるで最高。山小屋と登山で凝った体をほぐしてくれます。700円。大きなリュックは建物の外。タクシーは温泉に入るときに呼んでおくと、便利。もちろん歩いて下山もOK。 入湯後の絞りたての牛乳に相談だ!もとい、最高だ!(写真参照)200円! ・【今回のお蕎麦】くるまや 有明山神社近くの地元の人御用達の名店。ざるそばがおすすめ。我々は天ざるを所望しました。きのことか、サイドメニューも充実。ただし、ざるが少々上げ底なのでたくさん食べたい人は大盛りがおすすめかも。 http://tabelog.com/nagano/A2005/A200501/20007662/ |
予約できる山小屋 |
中房温泉登山口
|
写真
感想
今回はいつもの隊長は出産休暇。相棒 もりさんは旅行でお休み。
槍ヶ岳でご一緒したまっさんと、本格登山は初めてという山さん、上さん(略して50’S?)との燕岳初挑戦です。
【登山まで・・】
登山前から、会社の同輩からは、「大丈夫か?」と訝しがられつつも、そこは流石、人生のベテランの皆さん、2度の社内会議を経て(?)必要な用具も新調されて万全の準備です。
前日から年休をいただき、安曇野の上さんの別荘に、ご厚意で前泊させていただきました。
約2名はなんと前日はゴルフで1ラウンドの準備運動!すごすぎる(-_-;)
人生の楽園モードの別荘に、少々、テンションが高くなりすぎて、呑みすぎました!(私だけか)しかし楽しい。みんな登る前から、会社では見せない、最高の笑顔。明日がたのしみだ。
【いざ燕岳】
タクシーを降りて、ウォーミングアップ。乱暴な運転に、やや酔い気味。
まさかの二日酔い?しかもコースガイド通り第二ベンチまでは、結構な急こう配。のっけから疲労させられます。
それにしても凄い人。逆に、自分だけのペースで進めないのが至ってよい感じ。
初登山の二人も元気です。おおー山さんは隊長から借りたストックを今回借りていますが、効果を発揮しています。第一ベンチ休憩から後はちびっこに追走され、やや息が上がります。
【第二ベンチから合戦小屋】
「おかしい、何か。」そんな無言の声が山さんから。。予定では、楽になるはずの付近ですが、確かに随所に平坦箇所あるものの、急こう配と石がごろごろ。うーん予想より大変になる予感。
疲れを感じつつも、随所に休憩をいれて合戦すいか目指します。
第二ベンチ過ぎてからは、徐々に下りの方とすれ違い。山道、自分が登りで、ゆずる時はいいけど、譲られると、本当につらいですね。
【合戦小屋】
合戦小屋で待望のすいか(800円)にかぶりつき。何々、坂上田村麻呂もここでも鬼をけちらしていたのか。うーん、昔の偉人は本当に日本列島縦断して、しかも山に必ず入っているね。すいかは、まじめに美味しいですね。ここのすいか。お値段は高めですが、、地元に詳しい、上さんによると、長野でもブランドのすいかとのこと。ちなみに、ここで山さん持参したおにぎり2個に山小屋で販売中のカップヌードルにも食指。これが思わぬ重荷に。。
雲が切れて、時折青空が姿をみせます。
さぁ!ゆこう。
【燕山荘めざして】
スイカ+昼食で少々過食気味の我々に、道は険しさを増します。
時折、谷から吹き上げる涼風と雲がとぎれて姿を見せる常念、山間の雪渓、高山植物の数々に心を癒され、すすみます。しかし、まっさん、前回の槍ヶ岳とは別人。まさに、鬼コーチとして、山さんに容赦なし。こわいこわい。
休憩は短く、多めにとりながら山頂を目指します。
それにしても凄い人出だ。そういえば、安曇野観光タクシーの運転手さんが、
今日はもう祭りみたいなもんだよって、言ってたっけ。この時、過酷すぎる山荘の悲劇をまだ、うまく想定できませんでした。
【燕山荘だ。山頂じゃないよ】
小屋が見えて、歓喜の声を上げるわれわれ。すれ違う人が、「今なら槍ヶ岳見えますよ」何、槍様。急がねば、最後は山さんをおっ放り出して、一気に尾根上へ。
見えた、いや見えない、どこだ。なんか分からんが、とりあえずシャッターを
切りまくります。しかし、またたく間に大量のガスが。残念ですが、今回の山頂で眺望が開けたのはこの一瞬だけでした。
【頂、ホワイトアウト】
チェックイン後、今夜の区画に案内される我々。うーん三畳におっさん6人?(注、我々意外は実は若者でした)物理的にどうやって寝るのか?寝れるのか。そんな疑問はさておき、しばし山小屋屋外にて、ビールタイム。
夕方、雨上がりのタイミングで夕食前の山頂への散歩へ。
しかし、何も見えません。こんなに視界の開けない山頂は久しぶり。残念です。
天気が悪いときに姿を見せるという雷鳥を探すも、すっかり別物にだまされる(?)我々。雷鳥が正式に飛ばないことを知ったのは下山後ですから((-_-;))
そんなこんなでのんびり山頂へ。
時折、薄日がさしておおっと思わせるも、ほぼ、何も見えず。
ただ、悪天候のご褒美で、山頂は私たちのチームで10分ほど独占できました。
上さんは、ここぞとばかりに、バリ5になった携帯で、電話も楽しまれていました。
道中、山小屋では全くつながらないのに(注意:D社とK社はわかりませんが)、
山頂で通じる。不思議なもんです。
【過酷な夜】
ある意味登山より、山小屋での一夜のほうが今回一番な過酷(笑)
あこがれていた燕山荘ですが、1)夕食は4回転の正に大入り状態、2)オーナー不在で
名物マッターホルンなし、3)大の大人畳半畳の睡眠生活で、ちょっと残念な結果に。
やっぱり週末の山小屋泊は厳しいですね。去年のヒュッテ大槍も大変だったけど、
あれは気心しれたメンバーで、あと1名分ぐらいは余裕あったので。
個人的には富士山の時以来の厳しい一泊でした。しかし、誰かが寝返りうつと、
必然的にみんな同じ方向に寝返りをうたねばならないのは、ある意味お笑いか。
決して、燕山荘の対応が悪いわけではないが、人が多すぎの一言につきました。
【復路】
消灯のとうの前から縄張りを主張するように、横になる我々。しかし、外へ出る扉の開閉や、隣の区画のUNO大会の嬌声で、結局消灯まで、ほとんど寝れず。。
まんじりとしつつ朝に。4時ごろになると、もうみんな出発準備や朝食へと
がやがや、がさがさ開始です。残念ながら、天候は回復せず、雨まじりでご来光はも望めず。。
山頂目指しても、意味なしとの判断で、”温泉”を合言葉に6時過ぎには出発です。。
レインウェアもばっちりの皆さん!(無駄にならなくてよかった・・か)下りは合戦小屋まで、あんなに苦労して登ってきた道もすいすいと。
でも、やっぱり第二ベンチ前後からは、道も厳しいし、想定より少し時間がかかりました。
最後は少々くたびれたけど、誰も落伍することなく、堂々のゴール。
皆さん、お疲れ様でした。また、行きましょう。そして、今度は終始好天に恵まれたいですね!雨で草花が元気なのもいいけど、やっぱり青空と緑に囲まれたときが最高ですから。
燕岳お疲れ様でした!
『泊まってみたい山小屋ナンバー1』の潜入レポートありがとうございます。
その実態は、「三畳におっさん6人」でしたか
でも楽しさが十分に伝わってきました。
次回も期待してます(特に”山さん”
皆様によろしく!
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