水ノ塔山・東篭ノ登山 ⛄降雪翌日⛄
- GPS
- 08:24
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 667m
- 下り
- 674m
コースタイム
天候 | 晴れ、早朝登山口−12°C、山頂穏やか−5°くらい |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレ、登山ポストありません。 到着時自車のみ、当日は除雪されていなかったようですが積雪10数センチ程度だったので4駆+スタッドレスで進入可能でした。 小諸市側から上がってきましたが、峠手前10km以上の区間雪で白くなっており、除雪車稼働準備中でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
前日降雪があったのでトレース無い個所がほとんどでした。 赤いリボンの目印ところどころありますが、雪が付着して白くなっているので注意が必要でした。 降雪直後のこの日はダブルストック、ワカン、12本爪アイゼンフル稼働でした。軽アイゼンでは太刀打ちできなかったと思います。 今回は特に危険は感じませんでしたが、今後の天候次第で危険度が上昇する可能性は大きいと思います。 高峰高原ホテル裏手の登山口、従業員駐車場(?)から先が1m以上の積雪吹き溜まりで、登山道入り口と思われる高峰神社鳥居は人が通れないほど深く雪に埋もれ、迂回して進むほかなく、初めて訪れた自分は登山道かどうか強く疑い周辺をさまようことに。 その先も風の影響が強く吹きだまる箇所が登山道あちらこちらにあった。 登山口からしばらくは膝下位のラッセル、粒ケ平の先までツボ足で進むが、高峰温泉に向けて下る途中から厳しくなってワカン装着。 水ノ塔山山頂付近、岩が露出する箇所までワカン。 高峰温泉周辺は除雪、圧雪されているがそれ以外は膝ラッセル。 水ノ塔山山頂付近は岩に雪が乗ってツボ足では滑るので12本爪のアイゼン装着。 水ノ塔山から東篭ノ登山までは稜線を歩く区間が多いが、こちらも吹き溜まりが激しく、ほぼノートレースで膝ラッセル、たまに股下まで踏み抜くがご愛敬程度で歩きにくさは感じなかった。 東篭ノ登山山頂は雪が風に飛ばされて岩が露出。 東篭ノ登山から池の平までは4日前に歩いているが、積雪増えてトレース消え、道のわきに張られた植物保護の緑ロープも各所で雪に埋もれてコース分かりにくかった。おおむね膝下ラッセルだったが池の平手前で積雪多くなりアイゼンからワカンに換装。 池の平から林道で高峰温泉まで戻るが、林道はガードレールの高さ並みの積雪でワカンで歩行。くるぶし上くらいのプチラッセル。 高峰温泉から先は林道がスキー場のゲレンデになっているのでスキー場の北側へ回り込んで迂回が必要だが一部ゲレンデを横切ってしまいごめんなさい。ゲレンデ内歩いてはだめです。 その後ゲレンデに沿って下り迂回コースで道路に出て駐車場に戻った。 |
写真
装備
MYアイテム |
Q_B
重量:0.52kg
|
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個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ストック
ワカン
昼ご飯
行動食
非常食
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
ナイフ
カメラ
|
感想
直前の予報で前日(木曜日)は長野県北部や山沿いは積雪の予報。
翌日の土曜日は好天の予報。
金曜日の東篭ノ登山山頂の予報(登山天気)は早朝曇りから晴れ、風やや強く気温は低めの予報。
迷いました。
土曜日に行こうか金曜日に行こうか・・・。
人に踏まれてない道を歩ける確率は金曜日、でも寒そうだし・・・。
他人のつけてくれたトレース歩くのは楽だけど、何か経験したりない気がすると考えている最近の自分。
意を決して登山届の日付は2月28日(金)、コンパスのサイトから「提出」ボタンをクリック。
現地に到着すると車の車外温度計は−12°、外は風強いし・・・寒い!
最初からアウターのハードシェル羽織り、バラクラバ、パーカーのフードも被って出発。
よほど人が訪れる登山口で分かりやすいかと思いきや、入口辺の高峰神社鳥居は予想以上の積雪に埋もれて、まるで通せんぼされてるみたい。
他の通路があるのかホテル周辺を徘徊する怪しい老人でした。
ここで撤退しようかと思ったほどです。
まあ、それが最初にして最大の難所でした。
それ以降は自分の期待通りのノートレースの登山道です。
目印を探し、地形を読み、そして最後はGPSで確認。
出だしでもたついたこともあるけど、なかなかペース上がらず計画時刻からどんどん遅れて行きます。
高峰温泉前を通過する時点で既に計画より1時間遅れでした。
その段階で計画に入っていた西篭ノ登山を諦め、帰りに登るはずの高峰山も諦めることに。
それでも東篭ノ登山までは行きたいなあ。
赤線つなぎの下心もあるし・・・。
正直なところ水ノ塔山登ったところで引き返したい弱気な自分がおりました。
水ノ塔山からの眺望は実に素晴らしい。
富士山、八ヶ岳、浅間山・・、少し進めば4日前には春霞でいまいちだった北アルプスが東西の篭ノ登山の向こうに展開しています。
下心に加えて東篭ノ登山からの360°の眺望への期待がやる気を後押し。
水ノ塔山から東篭ノ登山へ向かう道はほとんど稜線上を歩きます。
迂回する箇所はわずか。
南側は急斜面、北側は林でその林縁に沿って歩きます。
危険を感じるような個所ではありません。
林の影響でしょうが、風が面白い働きをするのですね。
吹き溜まりができているのですがそれが一様でなく、こんもりと高い盛り上がり雪庇のような造形を作るかと思えば、雪がさほど厚くない箇所が相前後して連なっていたりします。
「これ本当に登山道かよ〜?!」などと心の中で呟きながらのラッセル、吹き溜まりの壁を粉砕、乗り越える童心に戻ったおいらでした。
実に楽しかった!
4日ぶりの東篭ノ登山山頂は誰の踏み跡もなくひとり占めです。
声に出して「バンザーイ!」。
今日は北アルプスもばっちり!素敵な眺望に大喜びでした。
一方で、到着したのはタイムリミットと考えていた12時、帰りの道も初めての道なのでどこか不安なおいらでした。
池の平までの下りは4日前より積雪増えてこちらもノートレース。
池の平では一本のトレース見かけましたが、自分のトレースとは全く交わらない別のルートでした。
池の平からは林道歩き、除雪などされていないので全区間ガードレール並みの高さ、概ね1m以上のの積雪です。
自分にとっては既に消化試合、ひたすら辛抱のワカンプチラッセルの1時間半でした。
最後は粒ヶ平へ登り返す気力の失せたヘタレのおいらはスキー場方面へ迂回。
楽しかった半面、自分の非力さを痛感させられた修行の山登りでした。
レコ書きながら立ち上がったら、両脚のふくらはぎ・・筋肉痛じゃん。
コメント
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