記録ID: 2241016
全員に公開
ハイキング
霊仙・伊吹・藤原
巡見道と濃州道(員弁街道)を歩く3（西藤原〜長尾）
2020年03月01日(日) [日帰り]
三重県
cielo-azul
- GPS
- 03:44
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 173m
- 下り
- 169m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 3:41
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 3:45
距離 15.4km
登り 174m
下り 174m
9:50
25分
阿下喜マックスバリュー
10:15
0:00
28分
野尻・春日神社
11:52
0:00
48分
山口・巡見道濃州道合流点
12:40
0:00
27分
長尾・猪名部神社
13:07
0:00
28分
川合神社
13:35
阿下喜マックスバリュー
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
問題なし |
写真
＜阿下喜＞「藤原」地名由来。平安初期に都を追われた藤原仲成が袴ヶ越（藤原岳）野尻に隠遁？藤原氏後裔が開拓？一説には藤原の名は古くなく18C後期？それ以前は「藤岳・藤沢岳」「袴ヶ越」山姿が袴の腰板状？崩壊鞍部の意味。三角点1009m「袴腰」
＜阿下喜＞「藤原」地名由来。平安初期に都を追われた藤原仲成が袴ヶ越（藤原岳）野尻に隠遁？藤原氏後裔が開拓？一説には藤原の名は古くなく18C後期？それ以前は「藤岳・藤沢岳」「袴ヶ越」山姿が袴の腰板状？崩壊鞍部の意味。三角点1009m「袴腰」
＜猪毛利谷（いもりだに）神社・鎌田橋西詰＞員弁川と田切川の三角州。田切川は上流で二之瀬川が合流。二之瀬越や川原越が源流。員弁川は上流で相場川が合流。県境・鼎集落・水嶺湖や三国岳・烏帽子岳が源流。
＜猪毛利谷（いもりだに）神社・鎌田橋西詰＞員弁川と田切川の三角州。田切川は上流で二之瀬川が合流。二之瀬越や川原越が源流。員弁川は上流で相場川が合流。県境・鼎集落・水嶺湖や三国岳・烏帽子岳が源流。
＜猪毛利谷神社・瀬木＞独特の神聖な雰囲気。阿下喜村から17C後期分離。「河川崖多く堰多数」が字名「瀬木」由来。18C前期農業用水路開削。村人苦労の末、員弁川から取水して水田開発成功。
＜猪毛利谷神社・瀬木＞独特の神聖な雰囲気。阿下喜村から17C後期分離。「河川崖多く堰多数」が字名「瀬木」由来。18C前期農業用水路開削。村人苦労の末、員弁川から取水して水田開発成功。
＜瀬木＞太平洋（旧小野寺）石灰岩鉱山が山を破壊。猪毛利谷神社は山神等祭神。川上の谷「イモリ谷」にあった猪名部神社？が洪水流出。建物等がこの場で止まり社建立。後に猪名部造祖神「伊香我色男命」祀る。
＜瀬木＞太平洋（旧小野寺）石灰岩鉱山が山を破壊。猪毛利谷神社は山神等祭神。川上の谷「イモリ谷」にあった猪名部神社？が洪水流出。建物等がこの場で止まり社建立。後に猪名部造祖神「伊香我色男命」祀る。
＜員弁川・野尻橋＞東藤原(東禅寺・石川・下野尻・西野尻)・西藤原(大貝戸・坂本)・白瀬(志礼石新田・市場・本郷・山口)・立田(篠立・古田)・中里(鼎・上之山田・上相場・日内・下相場・長尾・川合)5村合併で藤原村。三重県最北。岐阜・滋賀境。
＜員弁川・野尻橋＞東藤原(東禅寺・石川・下野尻・西野尻)・西藤原(大貝戸・坂本)・白瀬(志礼石新田・市場・本郷・山口)・立田(篠立・古田)・中里(鼎・上之山田・上相場・日内・下相場・長尾・川合)5村合併で藤原村。三重県最北。岐阜・滋賀境。
＜春日神社・下野尻＞平安期に藤原・長尾村出身の京の文章博士・春澄善縄（はるずみのよしただ）勧請・伝。少彦名命主祭神。相殿に春日祭神4座と磐長姫命（石長比売・岩の永遠性もつ女性）。古くは石神社・伊原里宮。祭礼で投石神事？
＜春日神社・下野尻＞平安期に藤原・長尾村出身の京の文章博士・春澄善縄（はるずみのよしただ）勧請・伝。少彦名命主祭神。相殿に春日祭神4座と磐長姫命（石長比売・岩の永遠性もつ女性）。古くは石神社・伊原里宮。祭礼で投石神事？
＜春日大社＞正倉院のような校倉造りの倉と本殿。例祭奉納の獅子舞は「狂乱牡丹の舞」。三百年前近江から伝承？市の無形文化財。幻想的で素朴な舞。鞍掛峠（御池岳北）五僧峠（時山北）を通り近江と連絡。
＜春日大社＞正倉院のような校倉造りの倉と本殿。例祭奉納の獅子舞は「狂乱牡丹の舞」。三百年前近江から伝承？市の無形文化財。幻想的で素朴な舞。鞍掛峠（御池岳北）五僧峠（時山北）を通り近江と連絡。
＜春日大社前＞写真でまっすぐ南に上がると巡見道合流点へ。右に折れして北に上がるのが濃州道。この場所は街道分岐点。
＜下野尻公会堂横の巡見道＞江戸期に幕府巡見使通過。東海道と亀山東町で分岐、鈴鹿山麓北上。藤原より時・上石津・牧田を通り関ヶ原。美濃地域では「東伊勢街道」伊勢参宮や桑名・四日市へ近道。
＜下野尻公会堂横の巡見道＞江戸期に幕府巡見使通過。東海道と亀山東町で分岐、鈴鹿山麓北上。藤原より時・上石津・牧田を通り関ヶ原。美濃地域では「東伊勢街道」伊勢参宮や桑名・四日市へ近道。
＜藤原山 妙宗寺・下野尻＞左が東藤原よりの巡見道。右は濃州道と合流。将軍代替わり毎に諸国政情・政道の得失・民情・風俗等を調査検察するための派遣幕府役人・巡見使。約10回の派遣記録。江戸期末期は活動は衰退したよう。
＜藤原山 妙宗寺・下野尻＞左が東藤原よりの巡見道。右は濃州道と合流。将軍代替わり毎に諸国政情・政道の得失・民情・風俗等を調査検察するための派遣幕府役人・巡見使。約10回の派遣記録。江戸期末期は活動は衰退したよう。
＜巡見道＞全て縦走登山が楽しめる。江戸期は巡見使の通過は村々の大行事。庄屋を中心に事前に役割分担を決め、道整備や村環境点検等が念入りに。防火のために昼夜村を見廻った。
＜巡見道＞全て縦走登山が楽しめる。江戸期は巡見使の通過は村々の大行事。庄屋を中心に事前に役割分担を決め、道整備や村環境点検等が念入りに。防火のために昼夜村を見廻った。
＜西を見て養老山地＞川原越・二之瀬越・田代越・恋姫山・石津御岳・多度。鈴鹿山脈も養老山地も同じ逆断層。二百万年〜百万年前から現在も形成中。東山麓は急峻で険しく、西山麓はなだらかで緩い。
＜西を見て養老山地＞川原越・二之瀬越・田代越・恋姫山・石津御岳・多度。鈴鹿山脈も養老山地も同じ逆断層。二百万年〜百万年前から現在も形成中。東山麓は急峻で険しく、西山麓はなだらかで緩い。
＜北西を見て＞藤原町石川集落・石灰岩鉱山・孫太尾根・藤原岳。たいへん広々としている。
＜西を見て＞養老山・川原越・二之瀬越・田代越。養老山地の中央で落ち込んだ低地を峠に利用。美濃と北勢の交易・交流が行われた。
＜像手前で巡見道は右折＞右折し西野尻集落東田畑の境界線通過。四番目角を左折。右折すぐ左折。八幡社鳥居前通過。三岐鉄道西野尻駅手前の614号篠立下野尻線。
＜像手前で巡見道は右折＞右折し西野尻集落東田畑の境界線通過。四番目角を左折。右折すぐ左折。八幡社鳥居前通過。三岐鉄道西野尻駅手前の614号篠立下野尻線。
＜像の三叉路＞南西は615号野尻垣内線で石川集落・東藤原＞像は太平洋戦争の出征兵士関係。巨大な石碑や墓石など多数。戦争で亡くなられた方の霊よ安らかに。
＜像の三叉路＞南西は615号野尻垣内線で石川集落・東藤原＞像は太平洋戦争の出征兵士関係。巨大な石碑や墓石など多数。戦争で亡くなられた方の霊よ安らかに。
＜唯照寺・西野尻＞寺裏丘陵先端に野尻城。詳細不明。土塁や空堀。竹藪。百�段進�。塩谷兵部？西野左馬亮？輪田（和田）右馬允居住？白瀬家六代、日置大膳子孫数代居城。諸説。
＜唯照寺・西野尻＞寺裏丘陵先端に野尻城。詳細不明。土塁や空堀。竹藪。百�段進�。塩谷兵部？西野左馬亮？輪田（和田）右馬允居住？白瀬家六代、日置大膳子孫数代居城。諸説。
＜迫力のある採掘現場＞全山地質学的に石灰岩地帯ドリーネ点在カルスト地形。採掘現場内石川集落に石川城。東禅寺（東藤原）寺領、坊官斉藤助六が歴代居住。15C前期廃城。
＜迫力のある採掘現場＞全山地質学的に石灰岩地帯ドリーネ点在カルスト地形。採掘現場内石川集落に石川城。東禅寺（東藤原）寺領、坊官斉藤助六が歴代居住。15C前期廃城。
＜西野尻・八幡社＞長い参道。巡見道鳥居から本殿まで約五百m?1824年八幡宮・愛宕大権現・山神社。「石神社・赤口神社・走井社・溜水神社」
＜八幡宮・西野尻＞鎌倉期、野尻城主・和田（輪田）右馬允再建の八幡宮や大権現は山上で不便。1907年現在地合祀。西野尻神社のち八幡神社。さざれ石か？石灰質角礫岩。
＜八幡宮・西野尻＞鎌倉期、野尻城主・和田（輪田）右馬允再建の八幡宮や大権現は山上で不便。1907年現在地合祀。西野尻神社のち八幡神社。さざれ石か？石灰質角礫岩。
＜電気柵と田畑＞森川自動車から街道は北東小道廻る。獣害に苦しむ集落。水稲、麦、蕎麦。イノシシ、シカ、サル。野生猿接近警戒システム設置。発信器で位置特定。
＜電気柵と田畑＞森川自動車から街道は北東小道廻る。獣害に苦しむ集落。水稲、麦、蕎麦。イノシシ、シカ、サル。野生猿接近警戒システム設置。発信器で位置特定。
＜西藤原・大貝戸集落＞街道沿いの地蔵祠。立派な家が沢山あるが、登山に来る度に人の気配がだんだん減少。そして獣が姿を現す。
＜大貝戸集落＞藤原岳大貝戸登山道を見上げる。大貝戸（おおがいと）は「大垣内」の当て字？海戸，皆戸，貝戸など。奈良〜平安期に、田畑として囲い込んだ場所や屋敷。その後，形成された集落の意味。
＜大貝戸集落＞藤原岳大貝戸登山道を見上げる。大貝戸（おおがいと）は「大垣内」の当て字？海戸，皆戸，貝戸など。奈良〜平安期に、田畑として囲い込んだ場所や屋敷。その後，形成された集落の意味。
＜三岐鉄道終着駅・西藤原＞三重県鉄道駅最北端駅。1931年(昭和6年)開業。一日乗降者数は百人割る。1928年（昭和3年）セメント原料輸送で浅野、小野田セメント、伊藤傳七（四日市企業家）共同設立。
＜三岐鉄道終着駅・西藤原＞三重県鉄道駅最北端駅。1931年(昭和6年)開業。一日乗降者数は百人割る。1928年（昭和3年）セメント原料輸送で浅野、小野田セメント、伊藤傳七（四日市企業家）共同設立。
＜三岐鉄道終着駅・西藤原＞2001年開業70周年記念で駅前公園整備。三岐鉄道創業時に使用の蒸気機関車E102号機、ディーゼル機関車DB25号機を展示。
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＜三岐鉄道終着駅・西藤原＞2001年開業70周年記念で駅前公園整備。三岐鉄道創業時に使用の蒸気機関車E102号機、ディーゼル機関車DB25号機を展示。
＜誓願寺＞浄土真宗本願寺派。石碑「明日ありと 思う心の徒桜（あだざくら）夜半に嵐の吹かぬものかは」「あだざくら」は儚いものの例え。仇桜の表現も。親鸞上人絵詞。
＜誓願寺＞浄土真宗本願寺派。石碑「明日ありと 思う心の徒桜（あだざくら）夜半に嵐の吹かぬものかは」「あだざくら」は儚いものの例え。仇桜の表現も。親鸞上人絵詞。
＜西藤原駅＞駅舎は蒸気機関車と客車が繋がったような面白い建物。業務委託駅、簡易郵便局併設。
＜大貝戸登山口付近＞土石流発生に備えてセンサー取り付け。避難訓練実施。西之貝戸川（大貝戸）や小滝川（坂本）では近年も豪雨による土石流。一時は集落の集団移転の話も。
＜大貝戸登山口付近＞土石流発生に備えてセンサー取り付け。避難訓練実施。西之貝戸川（大貝戸）や小滝川（坂本）では近年も豪雨による土石流。一時は集落の集団移転の話も。
＜今はなき西藤原小学校＞平成29年3月、学校統合で立田、白瀬、中里、西藤原、東藤原小学校5校閉校。山村留学や蛍学習など自然の中でのきめ細かい学習指導や地域の温かい支援があった学校も消えた。
＜今はなき西藤原小学校＞平成29年3月、学校統合で立田、白瀬、中里、西藤原、東藤原小学校5校閉校。山村留学や蛍学習など自然の中でのきめ細かい学習指導や地域の温かい支援があった学校も消えた。
＜坂本に続いていく巡見道＞生徒数減少。小規模校。複式学級。生徒数を増やす山村留学募集の努力。ある意味では年齢を超えた地域住民の交流センターだった小学校の消滅は地域の消滅とも連動か。
＜坂本に続いていく巡見道＞生徒数減少。小規模校。複式学級。生徒数を増やす山村留学募集の努力。ある意味では年齢を超えた地域住民の交流センターだった小学校の消滅は地域の消滅とも連動か。
＜鳴谷神社前＞左が神社。中央細い道が巡見道。延暦寺開祖・最澄。平安初期にこの上の聖宝寺建立時、山裾に守護神として祀る。明治期「日吉山王社」山王信仰と関係？鳴谷は「石灰岩が落石して音が鳴る谷」？
＜鳴谷神社前＞左が神社。中央細い道が巡見道。延暦寺開祖・最澄。平安初期にこの上の聖宝寺建立時、山裾に守護神として祀る。明治期「日吉山王社」山王信仰と関係？鳴谷は「石灰岩が落石して音が鳴る谷」？
＜鳴谷神社＞鳴谷神社周囲の巨樹大杉。神猿（まさる）「魔が去る」「勝る」の意味で縁起担ぎ。狛犬でなく狛猿。1923（大正12）年地元寄進。日吉社？日枝社？
＜鳴谷神社＞鳴谷神社周囲の巨樹大杉。神猿（まさる）「魔が去る」「勝る」の意味で縁起担ぎ。狛犬でなく狛猿。1923（大正12）年地元寄進。日吉社？日枝社？
＜鳴谷神社＞左の雄猿。坂本地区「曳山車祭り」毎年10月第2日曜。囃子「祇園囃子」「しやぎり」「山車おろし」神楽殿「浦安の舞い」曳山音頭・曳山囃子奉納。
＜鳴谷神社＞左の雄猿。坂本地区「曳山車祭り」毎年10月第2日曜。囃子「祇園囃子」「しやぎり」「山車おろし」神楽殿「浦安の舞い」曳山音頭・曳山囃子奉納。
＜鱒養魚場・釣堀と聖宝寺＞坂本曳山車。明治時代。素木造り。滋賀県長浜職人・桐山弥七作。囃子を演奏する上山と子ども狂言を行う舞台を備えた下山。
＜鳴谷山聖宝寺＞伝・平安初期大同2年(807)天台宗開祖・最澄創建。臨済宗妙心寺派禅寺。本尊・十一面千手観音菩薩。寺裏から藤原岳聖宝寺登山道。土石流で堰堤建設や登山道変化が・・。
＜鳴谷山聖宝寺＞伝・平安初期大同2年(807)天台宗開祖・最澄創建。臨済宗妙心寺派禅寺。本尊・十一面千手観音菩薩。寺裏から藤原岳聖宝寺登山道。土石流で堰堤建設や登山道変化が・・。
＜聖宝寺＞僧兵七百人。戦国期、滝川一益により焼失。江戸中期万治元年(1658)大圓宝鑑愚堂が開山再興。紅葉の頃は血染めのような真っ赤な紅葉。
藤原期造庭。回遊式と築山式。回遊式池は別名「浄土池」大般若会・花祭り・お施餓鬼・毎月観音講。坐禅会を月三回不定期。石灰岩地中を流れ落ちる二本の滝「鳴谷の滝」
藤原期造庭。回遊式と築山式。回遊式池は別名「浄土池」大般若会・花祭り・お施餓鬼・毎月観音講。坐禅会を月三回不定期。石灰岩地中を流れ落ちる二本の滝「鳴谷の滝」
＜移転になった藤原岳自然科学館・坂本＞1974年会館。施設老朽化で2012年藤原文化センターに移転。
＜坂本＞四叉路で巡見道は左の店のさらに左を進み敬善寺。戦国期、秀吉家来・児玉春信。大阪冬の陣で敗走し坂本帰還。出家。本願寺に帰依。釈敬善が寺号に。
＜坂本谷・子向井山＞石灰岩の多い坂本谷から木和田尾根上部、白船（白瀬）峠や頭陀ヶ平へ出る坂本登山道があった。二十年程前の豪雨や土石流で落石多く通行危険不安定。
＜坂本谷・子向井山＞石灰岩の多い坂本谷から木和田尾根上部、白船（白瀬）峠や頭陀ヶ平へ出る坂本登山道があった。二十年程前の豪雨や土石流で落石多く通行危険不安定。
残念ながらこの周辺で一度も羚羊（カモシカ）は出会ったことがない。獣ネットや柵が多く、自然歩道が寸断されている箇所もある。
＜屋根のない学校＞いなべ市運営。山の中の自然あふれる静かな施設。バッタ原っぱ、トンボ池など。自然観察施設。週末などに親子自然教室開催。ここを通過すると365号線を渡り山口集落へ入る。
＜屋根のない学校＞いなべ市運営。山の中の自然あふれる静かな施設。バッタ原っぱ、トンボ池など。自然観察施設。週末などに親子自然教室開催。ここを通過すると365号線を渡り山口集落へ入る。
＜玉垣城・山口＞山口城とも。詳細不明。梅山宗兵衛及び梅山甚之丞居城？旧藤原町で一番遺構残る。主郭50m平方。土塁約2m。1493年摂津池田氏が玉垣城構築。藤田当麻之丞（東馬丞）と改名？一益攻撃落城。
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＜玉垣城・山口＞山口城とも。詳細不明。梅山宗兵衛及び梅山甚之丞居城？旧藤原町で一番遺構残る。主郭50m平方。土塁約2m。1493年摂津池田氏が玉垣城構築。藤田当麻之丞（東馬丞）と改名？一益攻撃落城。
＜山口集落＞大屋根が善長寺。巡見使の宿泊所は本陣と呼ばれた。庄屋だった藤井半助、藤田庄太夫の家も宿泊所に。寺には対面の間。床の間は土壁でなく襖が使用。後の山は鞍掛峠北の焼尾山と立田集落西の狗留孫岳。
＜山口集落＞大屋根が善長寺。巡見使の宿泊所は本陣と呼ばれた。庄屋だった藤井半助、藤田庄太夫の家も宿泊所に。寺には対面の間。床の間は土壁でなく襖が使用。後の山は鞍掛峠北の焼尾山と立田集落西の狗留孫岳。
＜山口集落を歩く＞突き当たりが濃州道との合流点。巡見使が善長寺・陣屋に立ち寄る時は、西へ進み善長寺。美濃へは寺裏から犬坂を下り冷川橋に出る。
＜山口＞左が阿下喜よりの濃州道、中央が坂本よりの巡見道、右は合流道が冷川橋や黄金大橋へ続く。美濃では巡見道あるいは東伊勢街道の街道名。
＜上平野城跡＝山口城支城＞写真奥の集落北丘陵。段丘上平坦地に居館跡。梅山宗兵衛または梅山甚之丞居住？詳細不明。
＜山口・御厨八幡神社＞山口集落崖下の員弁川沿い。伊勢神宮領。「宮田・伊勢田」で農耕。台地上の射宮社との関係？
＜山口・射宮社・射軍神＞こちらは濃州道沿いの台地の上にある小社。鎌倉期？源氏系？
山口集落入口常夜灯を北から見る。ここからは濃州道を出発した下野尻「春日大社」へ戻る。
山口集落入口常夜灯を南から見る「内宮外宮 村内安全」左が濃州道。右が員弁川や御厨八幡社へ下りる坂。
員弁川が丘陵地手前を流れる。手前丘陵中央あたりに白瀬（本郷）城跡と東中森遺跡。後は中津原〜多度・美鹿。
＜本郷社＞詳細不明。明治5年創建？本郷神社。昔は天白大明神。19C中期に八幡宮や神明宮を地蔵堂付近より移設。「三神宮又は三神社」中座火産靈命。
＜本郷交叉点＞左右の道は614号で左は黄金橋北詰に出る。右は坂本へ。右の建物は旧白瀬小学校跡。
＜本郷＞藤原岳と御池岳の尾根（頭陀ヶ平と荷ヶ岳中間）に白瀬（白船）峠あり。木和田と丸尾尾根間の冷川（山口）谷の間。山口・白瀬の人々は杣人として炭焼き等に従事も。白船大神。真ノ谷。
＜本郷＞藤原岳と御池岳の尾根（頭陀ヶ平と荷ヶ岳中間）に白瀬（白船）峠あり。木和田と丸尾尾根間の冷川（山口）谷の間。山口・白瀬の人々は杣人として炭焼き等に従事も。白船大神。真ノ谷。
白瀬地区案内板。白瀬城や万多城掲載。藤原工業団地の白瀬城付近に「東中森遺跡」東西に数百mの近世初頭の集落跡遺跡。天目茶碗、常滑甕、土師器皿等。白瀬城との関連。
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白瀬地区案内板。白瀬城や万多城掲載。藤原工業団地の白瀬城付近に「東中森遺跡」東西に数百mの近世初頭の集落跡遺跡。天目茶碗、常滑甕、土師器皿等。白瀬城との関連。
＜本光寺・本郷＞白瀬城（本郷城）跡・写真右奥・白い工場付近。白瀬氏居城。永禄期、近藤弾正左衛門吉綱居城。1561年治田城主・治田山城守が攻撃落城、吉綱討死。土塁・堀遺構。旧白瀬小付近に支城・万多城？
＜本光寺・本郷＞白瀬城（本郷城）跡・写真右奥・白い工場付近。白瀬氏居城。永禄期、近藤弾正左衛門吉綱居城。1561年治田城主・治田山城守が攻撃落城、吉綱討死。土塁・堀遺構。旧白瀬小付近に支城・万多城？
＜円琳寺と地蔵堂・本郷＞この辺りが本郷集落中心だったのか。本郷社へ移転した八幡宮や神明宮など。
坂を東に下りて員弁川へ向かう濃州街道。藤原工業団地南下。白瀬城跡には突き当たりの道を左（北西）に七百m。
長い樹木のトンネルの上り坂を通して長尾集落へ。長尾集落は員弁川左岸の台地上にあり、藤原岳を見通せる場所。
＜長尾山東泉寺＞＜長尾廃寺＞猪名部神社境内隣接地。現在・長尾山東泉寺（旧名福林寺）。延暦年間(782-802)。猪名部神社別当寺。猪名部寺（員弁寺）
＜長尾山東泉寺＞＜長尾廃寺＞猪名部神社境内隣接地。現在・長尾山東泉寺（旧名福林寺）。延暦年間(782-802)。猪名部神社別当寺。猪名部寺（員弁寺）
＜東泉寺＞春澄善縄の子孫？大木城城主・員弁三郎行綱の基＝長尾経塚。猪名部神社北方約80メートル高地。東泉寺横。
＜東泉寺＞一説に白瀬城主・近藤弾正左衛門吉綱菩提寺。聖徳太子古像安置。「宝鐸畑」寺荒廃後に宝鐸が出土？
＜長尾＞付近の田畑や丘陵に五輪塔などが沢山。南の耕地を春前と呼ぶ（旧中里村大字長尾字春前）。
＜藤原町長尾字屋敷＞「猪名部神社」祖神・伊香我色男命主神。長尾村出身の春澄善縄が祖神を祀り氏神とする。神社近くに「春澄屋敷」「春澄社」建立。「村社猪名部神社」合祀。東員町北大社の同名神社との関係？
＜藤原町長尾字屋敷＞「猪名部神社」祖神・伊香我色男命主神。長尾村出身の春澄善縄が祖神を祀り氏神とする。神社近くに「春澄屋敷」「春澄社」建立。「村社猪名部神社」合祀。東員町北大社の同名神社との関係？
「従三位春澄朝臣善縄宅址碑」。姓は猪名部造・字は達。延暦16年(797年)長尾村生誕。平安京で学ぶ。淳和・仁明・文徳・清和の四朝歴任累進、従三位・参議・文章博士。諸州国司・続日本後紀編集。
「従三位春澄朝臣善縄宅址碑」。姓は猪名部造・字は達。延暦16年(797年)長尾村生誕。平安京で学ぶ。淳和・仁明・文徳・清和の四朝歴任累進、従三位・参議・文章博士。諸州国司・続日本後紀編集。
＜長尾廃寺＞善縄長女洽子。従三位中宮高子典侍。貞観15年(873年)京より参向、郷里・猪名部神社に奉幣。[散る花の なくにしとまる ものならば 我うぐひすに おとらましやは]
＜長尾廃寺＞善縄長女洽子。従三位中宮高子典侍。貞観15年(873年)京より参向、郷里・猪名部神社に奉幣。[散る花の なくにしとまる ものならば 我うぐひすに おとらましやは]
＜長尾廃寺付近＞神社を北に出た四叉路の東海自然歩道の標識右に小さな道標あり「大正6年 左・本郷 右・上相場」
＜御厨神明社・日内＞員弁川の南は市場集落。野々宮神社。中世に天台宗・神応寺（深興寺）存在？信長兵火で焼失。白瀬神社？野々宮大神祀る。さざれ石。鳥居横に市場寺屋敷跡。この地方に「野々」名字あり。
＜御厨神明社・日内＞員弁川の南は市場集落。野々宮神社。中世に天台宗・神応寺（深興寺）存在？信長兵火で焼失。白瀬神社？野々宮大神祀る。さざれ石。鳥居横に市場寺屋敷跡。この地方に「野々」名字あり。
＜街道に跨がる猪名部神社鳥居＞ここから神社まで約1�勸幣紊△襦�川合集落と日内集落の間。道路は107号
＜川合橋・員弁川＞員弁川は急に川幅が広くなる。昔は西のふじわら高齢者生活支援センター方面の丘陵から員弁川支流（宮川）が下りてきて橋付近合流。川合の地名。
＜川合橋・員弁川＞員弁川は急に川幅が広くなる。昔は西のふじわら高齢者生活支援センター方面の丘陵から員弁川支流（宮川）が下りてきて橋付近合流。川合の地名。
＜源氏ボタル生息地標識＞川合の蛍川（宮川）で昔は蛍が乱舞。現在は再生運動？
＜川合神社＞ 拝殿屋根に「丸に並矢」 神紋が「矢」元は川合諏訪神社、川合八幡社。建御名方命。尚武気性。質実剛健。
＜306号＞306号と「志礼石新田」交叉点出合。下野尻に向かって淡々と歩く。前には孫太尾根や遠足尾根の尾根東端が重なる。
＜養老山地・二之瀬越え方面＞養老山地西側は緩い傾斜で低い尾根もある。その向こうは海津市駒野や美濃津屋。次第に人気が出てきた梅が満開のいなべ市農業公園への車が107号は多い。
＜養老山地・二之瀬越え方面＞養老山地西側は緩い傾斜で低い尾根もある。その向こうは海津市駒野や美濃津屋。次第に人気が出てきた梅が満開のいなべ市農業公園への車が107号は多い。
＜フライベッカーサヤ Freibaecker Saya＞名古屋名東区にあったドイツライ麦パンの店が野尻・春日大社前に。こだわりのオーガニック素材で藤原岳を見ながら食事。開店日は週3日のみ。
＜フライベッカーサヤ Freibaecker Saya＞名古屋名東区にあったドイツライ麦パンの店が野尻・春日大社前に。こだわりのオーガニック素材で藤原岳を見ながら食事。開店日は週3日のみ。
感想
福寿草など春の山野草の季節。大貝戸の藤原岳登山駐車場は車で一杯。人気のない寂しい藤原の集落内を歩いた。365号や306号の大きな道を車で通り過ぎる人がほとんどだろうが、白瀬・山口・長尾・本郷・市場・川合などの員弁川沿いの集落には魅力があり、異なる視点から藤原岳を眺めることができる。
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