【奥美濃】ゴンニャクでコンニャク(1096m)大ゴンニャク(1110m)
- GPS
- 07:39
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 781m
- 下り
- 774m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
<シリーズ第二弾!?>
恵那山の西に「前山(1351m)」と言う山があります。その東に位置する三角点が「剣先(1417m)」です。
かつて『剣先で剣先スルメっ!』というイベントを敢行したことがあります(笑)。かいつまんで説明すると「剣先の頂上で剣先スルメを焼き、山の神に奉納する神事を執り行った」わけで、とにかく神がかり的で意味不明の行事でした(笑)。
今回はその自己マン山行シリーズの第二弾なのだ(笑)。
そうは言っても、二番煎じはいけません。『昼飯(岐阜市大垣市)で昼飯』とか『山本山(滋賀県湖北町)で山本山』などは、どう考えても誰かがやっていそうです。
かと言って『十枚山でシュウマイ』とか『烏帽子で梅干し』とか、余りにオヤジすぎて私のプライドが許さない。
考えれば考えるほど夜も眠れなくなる。悩みに悩んでひらめいたのは『ゴンニャクでコンニャク』というワンダフルな企画でしたw(゜o゜)w オヤジギャグ炸裂、マジでクールじゃないですか!(意味不明)
<いざ、ゴンニャク>
さて、どうしてゴンニャクという山名なんだろう。コンニャク栽培と関係はないらしい。亀尾島(きびしま)川に沿う下山集落に注ぐ谷にゴンニャク谷&大ゴンニャク谷があります。そう考えると、この山名は恐らく大和町からの命名だと思う。
その一方で、ゴンニャクの点名は「和佐谷」なので、三角点の設置は板取川の支流であるワサ谷のある板取村を起点に行われたと思われます。
かつてゴンニャクは板取村の三洞や、内ヶ谷川の支流である「ねぎ谷」の上流部から登られていました。それが最近では林道整備によって岩本からのアクセスが良くなり、登山地図も様変わりしました。
<登山口〜大ゴンニャク>
小屋跡から山肌に取り付きます。左下から獣道が斜上してきました。それに乗って尾根端から折り返しながら、高度を上げます。
コウヤマキやシロモジの林を抜けると852ピーク手前で展望地になります。皆伐後のヒノキの幼木は小学生くらいの年齢だろうか。背後に蕪山、南面には高賀山、瓢ヶ岳が迫ります。コゲラやシジュウカラが、春の予感にご機嫌です。
大ゴンニャク手前あたりは分厚い笹ヤブのトラップ。侵入者に警戒したヤマドリが飛び立つたびごと、心臓が止まりそうになる。やがて大ゴンニャク山頂のブナの木に暖かく迎えられて最初のフィニッシュ・テープを切りました。
この辺りから白山が寄り添うようになり、士気が上がります。白山、大日ヶ岳、人形山、三ヶ辻山、金剛堂山、白木峰・・・とオールキャストだしね。
<こんにゃくレストラン開店>
大ゴンニャクからゴンニャクに続く尾根に乗るのは正直、難関。ヘタすると北向きの間違い尾根に迷い込む。
ゴンニャクまでは基本ヤブ歩き。それも奥美濃本来の野趣だと思う。能郷白山や伊吹山からのおもてなしがうれしい。さらに、満を持して乗鞍や御嶽が表舞台に登壇しましたよ。途端に、尊厳とか風格とかが香り立つから、不思議だ。
ゴンニャク手前の1080ピークに「こんにゃく食堂」開店です。丁度、白山が目の前。その左手には野伏ヶ岳、毘沙門岳、経ヶ岳、大長山あたり。いい絵です。
さっそく予約席に陣取りますが、シェフ兼お客さんだったりするから忙しい(笑)。さっそく、田舎こんにゃくをゆでて、味噌と絡めます。もちろん、お手製、オリジナルブレンドの手作り味噌ですよ。秘伝(笑)のレシピをちょっぴり公開しちゃうと、八丁味噌+砂糖+みりん+日本酒+ゴマ+ゆずを適量って感じ。
寒いし、暖かい味噌おでんはなかなかイケる。でも、一人前230gはやっぱ多すぎたかも。
<ゴンニャク〜登山口>
ゴンニャク山頂に移動です。ここにも手作りの標識が掛かっています。際立つのはその裏に描かれたデザインなんです。大ゴンニャクは「鶴・亀」に「パーティー・クラッカー」の図案でした。ゴンニャクは「アジサイ」と「カタツムリ」ですよ。
板取と言えば、アジサイ・ロードが有名です。「またのご来峰をお待ちしております」「また来てね」のメッセージに加えて「板取」の文字。どう考えても、地元の方の心のこもったアート作品で、ほんわかしました。
下山は、ワサ谷右岸尾根。ここは、地図読みのエッセンスが一杯詰まっています。二重山稜をクリアする部分もタメさるから面白さ倍増ですね。
滝波山、平家岳、左門岳、屏風山、蕪山・・・しっかり目に焼きつけての下山でした。
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