川苔山(鳩ノ巣から川乗橋バス停まで)


- GPS
- 06:10
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,400m
- 下り
- 1,297m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
登頂後は百尋の滝方面へ降り、川乗橋バス停よりバスでJR奥多摩駅へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
・コブタカ山から大ダワ間は木の根と細かい石の多い急な降り坂で滑りやすい 平坦な道ではヤブこぎ気味に通過する道もある ・大ダワから舟井戸間はなだらかな道が通行止めのため足場の悪い急登を行く 道も分かりにくく、踏み後が多いので間違えやすい ここも急登の辺りはヤブをこいで進む場面がある ・舟井戸から川苔山山頂までは危険箇所無し 水場は往復5分もかからない距離 ・川苔山から足毛岩は始めに急な降りがある以外は普通の山道 ・足毛岩から百尋の滝間は尾根を右手に見ながら狭い道をひたすら進む 百尋の滝手前では滑りやすい岩の上を通過する箇所もある ・百尋の滝から細倉橋までは川のすぐ横の岩壁沿いに進む箇所だけ注意 ・細倉橋から川乗橋バス停間は舗装路、入口にゲートがあるので車は滅多に来ない ・今回のルートでは鳩ノ巣駅と細倉橋、奥多摩駅にしかトイレはない ・今回の下山後の温泉は奥多摩駅すぐそばのもえぎの湯ではなくJR青梅線河辺駅すぐそばの梅の湯 大人840円 有料にてタオル、バスタオル、館内着の貸出 広い露天風呂、サウナあり |
写真
感想
先日トレイルラン用のシューズを購入した(してしまった)ので、実際山で使ったらどんなもんかと確認する為に東京都は奥多摩の川苔山へ行ってきました。
もちろん走りっぱなしでなんてとてもじゃないですが無理なので、あくまでも基本は歩き、走れる所だけ走ってみる、という感じです。
さて、前日は昼過ぎに雨が降り、当日も何だか天気が悪そうでした。
実際駅に向かう途中で一度降られたんですが。
まぁ予想雨量や予想される雲の動き等を見て、奥多摩は大丈夫そうだったので6時頃に家を出まして電車でJR青梅線の鳩ノ巣駅へ向かいました。
7時過ぎに鳩ノ巣駅に着き、トイレ、準備体操とハイドレーションの準備、靴紐の確認にザックの各紐の調整を終わらせたところで大事な事に気付きました。
あ、地図忘れた。
でもまぁ奥多摩だし? 祝日だし? 人も結構登ってる山だし?
最悪の場合、南に向かって歩けば何とかなるっしょ、と甘い考えで出発。
駅を出てすぐの丁字路には年季の入った看板が。
ここを右に向かいすぐの踏み切りを渡り、住宅街の中の上り坂を進んで行きます。
この坂、地味にキツいです。狭い道で車も通るので注意。
ところどころに案内が出ているので登山口へは迷わずに行けます。
登山道に入ると奥多摩特有の杉林の中の道を進みます。
ここで調子に乗って走りだしたところ、200m程で息が切れたので素直に歩きで。
ついでに朝ご飯を食べていなかったのであんぱんを食べながら。
特に危険な個所も無く、てくてくと歩いて大根ノ山ノ神まで。
ちなみにダイコンではありません、オオネです。
何の神様なのかわかりませんが、恒例の登頂並びに下山祈願をしておきます。
ここで分岐があり、コブタカ山乃至大ダワまで行く道か、直接舟井戸まで行ける道のどちらかを進みます。
詳細な地図が近くに立っていまして、今回は地図を持ってきていないのでそれをしっかりと確認しておきます。
ついでにデジカメで撮っておいて、後で確認できるようにも。
さて、今回は本仁田山にも登る予定なのでコブタカ山方面の道へ。
本仁田山登山道入口と書かれた案内の先は草花に覆われ、アザミのトゲが地味に痛い。
道中はこれといって特に何かある訳でもない、奥多摩の登山道です。
なだらかな登りとちょっとした登りが交互に来るような、それでいて展望の無い杉林の中の尾根道、杉ノ尾根です。
ここは少しだけ走れそうな道があるのでちょこっと走っては登りを歩いて、ちょこっと走っては登りを歩いてで進みます。
15分程でコブタカ山・本仁田山方面と大ダワ・川苔山方面への分岐に到着。
ここはコブタカ山方面へ。
先程までと大差無い道を進み、15分程でちょっとだけ広葉樹の姿が見えますが、やっぱり基本は杉です。
分岐から25分で視界が開け、本仁田山が見えます。
そこから15分程キツい坂を登ればコブタカ山です。
左が本仁田山、右が大ダワの分岐点でもあります。
名前の書かれた案内等はありませんが、倒れかけた道標と小さなケルンがあります。
ここで一旦休憩。
ちょっとガスって来ましたが、日は出てるのであんまり気にしません。
ハイドレーションに予備の水を継ぎ足してから本仁田山へ。
本仁田山へは特に言う事も無し。
そこそこ登る箇所が二カ所ある以外はなだらかです。
そこかしこに栗が落ちてる道を進む事15分で本仁田山に到着。
1224.5mの頂です。
ちょいとガスってていまいち見えませんが、南東に開けていて晴れていれば御岳山辺りは良く見えそうです。
ここでちょっと休憩を入れて、コブタカ山へと戻ります。
今度は基本的に降り道なので走ってみました。
帰りは8分で来れましたが、まぁ、基本降り道なので。
コブタカ山から大ダワまでは面倒臭い道でした。
木の根と小さい石が多くい上に坂も少し急で滑りやすいのです。
僕も一回滑って転びそうになりました。
道の左側(西)にところどころ円筒状になったネットで覆われている箇所があり、なんじゃこりゃ? と近付いてみたらどうやら中にあるのはブナの幼木みたいです。
シカ対策ですかね。
その先で一旦道がなだらかになり、狭い道に草木の密集地帯が。
そこを両手で伸びた草や枝をどけながら通ります。
大した距離ではないし普通に通れるんですが、人が一人通れる程度の道を3分の2以上も埋められちゃあ面倒ですね。
その先に大ダワがあり、ここには分岐と小さな祠があります。
悲しいかな、賽銭箱は壊されていましたが。
分岐には通行止めがあり、ウスバ乗越方面と鋸尾根を巻いて行く舟井戸方面への道が通行止め。
鋸尾根の道は始めに荒れた急登の道を進む必要があります。
段差も高いし草も生えまくり道は分かりづらいところを抜けると、今度は踏み後が多すぎてどこが正しい道なのか判らない道に。
何にせよ尾根の高い方へと向かえばいいのは分かっているので、踏み後はあるもののおそらく正規ルートじゃない所を通って無理矢理登山道へと合流。
この後はひたすらアップダウンを繰り返しながら、舟井戸へ。
大ダワから50分かけて着いた舟井戸からは、道幅も広く歩き易い道に。
途中左へ降ると水場があります。
ここで水を補給しました。
実際に歩く道は往復5分もかかりません。
そこから登山道へと復帰し、ところどころ小さな沢が流れる広葉樹の林の登って行けば、かつて舟井戸小屋という茶屋があった広場兼分岐に出ます。
舟井戸からは20分かかってませんね。
ここを道票の案内通りに左に進めば山頂はすぐです。
5分程で川苔山山頂、標高1364mに到着しました。
そこそこ広くベンチも数台あり、周辺の案内図と地図があります。
晴れてれば奥多摩の山々が見えたであろう見晴らしはガスっててダメ。
風も強くてかなり寒かったので、おにぎり一個食べてさっさと下山する事に。
ちなみにここまでにかかった時間は3時間48分、コースタイムは4時間30分。
42分の短縮ですが、朝にちゃんとごはんを食べていればあと15分は縮まったはず。
降りは足毛岩の方から降りる事に。
いきなり急な降りが出て来ますが、そこを過ぎればあとは大した降りは無い、平凡な降り道です。
本仁田山への道以上に、やたら栗が落ちてましたが。
足毛岩の肩まで20分。
名も無い滝がある足毛岩の分岐までさらに20分。
百尋の滝までさらに22分。
道中走ったりしてる箇所もあるので実際に歩いた時はもうちょっとかかるかも。
さて、ようやく今日のお目当ての百尋の滝に到着しました。
登山道からロープの付けられた木製の階段を下りればすぐです。
2、30mはありそうな高さのコの字状の苔生した岩壁から落ちてくる様は圧巻です。
これで紅葉のシーズンなら更に綺麗なんでしょうね。
ところで僕は勘違いしていたんですが、百尋の滝って日本の滝百選に入って無いんですねぇ。
実際に目の当たりにすると入っててもおかしくないと思うんですが。
まぁそれだけ他の滝も素晴らしいって事なんでしょうが。
百尋の滝から登山道の入り口がある細倉橋までは川苔谷沿いの道を下って行きます。
涼しくてせせらぎにも癒される道は少し狭いですがなだらか歩き易いです。
途中川沿いの岩にへばりつく様に通るところもありますが、たったの数mですし掴む場所もいっぱいあるのであまり心配無いかと。
まぁそれよりもここの景色ですよ。
澄んでいて小さな滝の連続がある箇所、岩肌の上を削る様に流れる箇所、深度によっては正に水色に見える箇所、等々見ていて飽きない景色の連続。
ああ、この景色を見れただけでも来て良かった。
細倉橋までくればあとは舗装路をひたすら下るだけ。
この細倉橋には水力発電によるバイオトイレが設置されていますので、ここでトイレを済ませておくとバスをタッチの差で逃してしまって30分待たなきゃいけない時も安心です。
僕はほとんど汗で出ちゃってるのでスルー。
ここからは走って歩いて走って歩いてで川乗橋まで行きます。
バス停のところにゲートがある関係で、車が通る事はほとんどありません。
しかし林業関係者や私有地を持ってる方がいますので車が数台止まってます。
とはいえ、僕が通っている間に向こうからやって来た、もしくは後ろからやって来た車はゼロでしたが。
バス停までは2.5kmくらい、22分で到着。
大体30分に一本のペースでバスが来まして、僕の時は10分程で来ました。
この後はバスで奥多摩駅まで行き、そこから歩いて数分のもえぎの湯へ行きます。
しかし、奥多摩駅前の観光案内所で現在もえぎの湯が30分待ちという案内が。
待つのが嫌だったので、JR青梅線河辺駅のすぐそばにある梅の湯に変更。
駅前の6階建てのビルの5階と6階がまるまる梅の湯の施設になってまして、5階が受付と休憩所や食事処、6階がお風呂になってます。
大人840円でタオルやバスタオルの有料貸出もやってます。
お風呂はそれなりに広く、特に露天風呂は最上階というのもあり、空を見上げながら楽しめました。
風呂上がりに飲むのはもちろんコーヒー牛乳、一本120円です。
っくはぁー! ウマい! 思わず声が出るのは仕方が無い。
そして多少重くても風呂上がりの快適さを重視して持ってきた着替えに袖を通したところで、本日の全行程が終了。
この後は電車でそのまま帰宅しました。
さて、今回は初めてのトレイルラン(もどき)、風情のある景色、気持ちの良い温泉と、中々楽しめた山行でした。
特に今回トレランもどきをやってみて、今の自分に足りない物とあった方が良い道具、靴の履き心地などが分かったのが大きな収穫。
走る為の筋肉、トレラン用のザック、左足の土踏まずの内側が長く履いていると靴に当たって痛い。
この辺を改善していくのが楽しく続けていく為には必要かなぁと。
まぁ靴に関しては当たる位置にテーピングでも貼っとけば大丈夫そうだし、ザックは色々調べるとして、とりあえずは地道にジョギングを続けますかね。
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