渋の湯から東天狗岳【動画有】


- GPS
- 09:08
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 804m
- 下り
- 803m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<渋の湯から黒百合ヒュッテ> 渋の湯から唐沢鉱泉分岐までは特に問題は無いと思うがそこから先はコケだらけのガレ場を登る事になり登り三回、下り二回コケた。 両脚で立てていても進もうとして片足に体重が掛かるとズルッと滑る時があるので厄介、試してはいないのだがチェーンアイゼンがあれば安定するかもしれない。 今年二月の積雪期にはアイゼンで二時間弱で着いたのだが今回は三時間弱も掛かった。 <黒百合ヒュッテから東天狗岳頂上> 中山峠を越えてから頂上に向かう稜線を見ると結構な急傾斜なのだが慎重に進めば問題無い。最初は大きな岩を這い上がる感じ。 <東天狗岳頂上からすりばち池を経て黒百合ヒュッテ> 黒百合ヒュッテまではすりばち池経由で下山したのだが途中からヒュッテまでの約500mはガレ場なので足元に注意。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
両脚で立てていても進もうとして片足に体重が掛かるとズルッと滑る時があるので厄介、試してはいないのだがチェーンアイゼンがあれば安定するかもしれない。
感想
9月15日の土曜日、午前4時半に自宅を出発し天狗岳に向かった。
天狗岳は過去二回挑んで失敗を重ねている山、今度こそは登頂を果たしたい。
【2012年2月18日 撤退記録】http://www.youtube.com/watch?v=NppQimhH6qs
早めに出発したつもりだったが三連休の初日とあって中央高速を北上中に何度か停滞に巻き込まれサービスエリアも駐車場空き待ちの車列が出来ている始末で191号線の突端の‘渋の湯駐車場’に着いたのは九時半だった。
いつもの無表情な受付のオヤジに料金を払い、急いで支度をして登山口へ向かう。
唐沢温泉/天狗岳分岐までは初秋の蓼科を楽しみながらのんびり歩けたのだがそこから先はコケだらけのガレ場の急斜面でとにかく滑る。
両足で立てていても登ろうとして片足に体重を掛けるとズルッ!片足を掛けて体を持ち上げるとまたズルッ!岩に張り付いた苔を靴底でカキ取りながら縦走し続け三回程スッテ〜ン、黒百合ヒュッテ到着は12時40分で積雪ハイクの前回より一時間も長く掛かった。
中山峠を経て東天狗へ向かうガレ場の急傾斜で五十台半ばの夫婦が難儀していた。
どうやら奥様は水を全部飲んでしまって旦那さんに‘八つ当たり’している模様、旦那さんは黙って聞いている。
東天狗は初めてでこれから東天狗へ登り西天狗を経由して唐沢温泉まで戻る予定との事だが奥様はチョット登ると直ぐにペースダウンして休憩、こんな時は笑って貰えば重苦しい雰囲気が晴れる、冗談を飛ばすとウケタッ!
二十分ほどペースを合わせて勾配が緩やかなになったところで一旦別れpm14:18東天狗登頂、そこには360度の眺望が広がっており正面に西天狗岳、左に硫黄岳や赤岳、右手には田畑にかこまれた諏訪の街が傾きかけた秋の日差しにキラキラと輝いている。
目を細めながらオニギリを頬張っていると「あっ!いたいたっ!」と御夫婦がこちらを見付けて一緒に食事、ソーセージを貰った。
現在は神奈川在住とのこと、良く聞いていると奥様は旦那さんのことを「おいちゃん」と呼んでいる。絶景を見てしまうと山登りは止められないらしい。
束の間歓談、無口な旦那さんから西天狗に向かう別れ際「ありがとうございました。またどこかの山でお会いしたいです」。
「ええ、是非またっ! ごちそうさまでした。お気をつけてっ!」
頂上からすりばち池経由で黒百合ヒュッテまで降り、日没までに予定通り唐沢温泉分岐に到達したので‘夜のガレ場のコケ地獄’を縦走せずに済んだが一時間程ヘッデンによる夜間縦走を強いられてしまった。
登山口を抜けて駐車場まで戻ると窓からあの無表情な受付のオヤジがジーっとこちらを見ていた。
【関連動画】
http://www.youtube.com/watch?v=rRMbjD66PNI
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