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記録ID: 2265078
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

千丈ヶ岳(海谷山塊)

2020年03月19日(木) [日帰り]
 - 拍手
GPS
11:11
距離
9.8km
登り
1,212m
下り
1,226m

コースタイム

日帰り
山行
9:17
休憩
1:53
合計
11:10
距離 9.8km 登り 1,222m 下り 1,226m
6:05
108
粟倉集落
7:53
8:10
35
603m峰
8:45
8:53
184
アブキの河原(不動川)
11:57
13:10
107
千丈ヶ岳
14:57
65
686m
16:02
16:17
58
603m峰
17:15
粟倉集落
積雪期ピークハントとしたが標高600m以下では無雪期(薮こぎあり)。
ここでは粟倉集落背後から南北に延びる細尾根(603m峰含む)を千丈ヶ岳北尾根とし、さらに南進した標高950m以上の台地状地形を千丈ヶ岳北面台地とした。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
登山道無し(藪の中に踏み跡・獣道程度あり)、台地状の稜線に上がるまでが非常に急勾配、下山は地形が複雑でルート判断難しい
(参考)千丈ヶ岳南西の大岩壁(三境峠より)
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(参考)千丈ヶ岳南西の大岩壁(三境峠より)
(参考)千丈ヶ岳〜旗振山南側の大岩壁(阿弥陀山南西尾根より)
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(参考)千丈ヶ岳〜旗振山南側の大岩壁(阿弥陀山南西尾根より)
(参考)千丈ヶ岳へのルート
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(参考)千丈ヶ岳へのルート
粟倉集落の途中、海川と海谷山塊
(左:千丈ヶ岳北面台地、右:海谷駒ヶ岳山稜)
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粟倉集落の途中、海川と海谷山塊
(左:千丈ヶ岳北面台地、右:海谷駒ヶ岳山稜)
粟倉集落、この道路の奥に不動川を渡る橋。道路終点に駐車スペースなく集落外れまで移動。
粟倉集落、この道路の奥に不動川を渡る橋。道路終点に駐車スペースなく集落外れまで移動。
不動川を渡る唯一の橋。不動川は小規模な川だが大岩が点在する急流で大きなパワーを感じる。
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不動川を渡る唯一の橋。不動川は小規模な川だが大岩が点在する急流で大きなパワーを感じる。
杉林の急斜面を適当に登り尾根筋に上がる
杉林の急斜面を適当に登り尾根筋に上がる
杉林が終わると雑木林になりさらに急勾配に
杉林が終わると雑木林になりさらに急勾配に
左を見ると不動川の対岸の険しい岩壁が
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左を見ると不動川の対岸の険しい岩壁が
千丈ヶ岳北尾根直下は45度以上の岩登り
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千丈ヶ岳北尾根直下は45度以上の岩登り
千丈ヶ岳北尾根に上がると緩やかで、ほっとする
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千丈ヶ岳北尾根に上がると緩やかで、ほっとする
西側を見下ろすと来海沢の棚田が広がる
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西側を見下ろすと来海沢の棚田が広がる
東側には不動川対岸の大岩壁と滝
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東側には不動川対岸の大岩壁と滝
北尾根にはうっすらと踏み跡(薮に覆われた獣道程度)がある。尾根の中心を左に右に巻きながら付けられている。
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北尾根にはうっすらと踏み跡(薮に覆われた獣道程度)がある。尾根の中心を左に右に巻きながら付けられている。
木の合い間から時折、後立山連峰が見える
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木の合い間から時折、後立山連峰が見える
小蓮華岳、白馬岳〜雪倉岳を拡大
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小蓮華岳、白馬岳〜雪倉岳を拡大
赤男山〜朝日岳
南西方向にはドーム型の船浦山
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南西方向にはドーム型の船浦山
北尾根の西側は崖になっている区間が多い。小さくピンクの花が。
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北尾根の西側は崖になっている区間が多い。小さくピンクの花が。
拡大してみると逞しく咲く雪割草。命の危険を感じる場所で近づけない。規模は小さいが点々とひっそりと自生しているようだ。
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拡大してみると逞しく咲く雪割草。命の危険を感じる場所で近づけない。規模は小さいが点々とひっそりと自生しているようだ。
500mを越えると残雪が現れてくる。カモシカの足跡だろう。
500mを越えると残雪が現れてくる。カモシカの足跡だろう。
地形的に踏み跡のはっきりしている場所もあり。不動川などの沢登りやマニアックな登山者に利用されているのかもしれない。
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地形的に踏み跡のはっきりしている場所もあり。不動川などの沢登りやマニアックな登山者に利用されているのかもしれない。
北尾根のなだらかな小ピーク(603m)に到着、小休憩。
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北尾根のなだらかな小ピーク(603m)に到着、小休憩。
緩やかに進み最低鞍部を目指す
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緩やかに進み最低鞍部を目指す
U字型の海川中流部。急峻な千丈ヶ岳北面台地と船浦山に挟まれた近づきがたいエリア。
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U字型の海川中流部。急峻な千丈ヶ岳北面台地と船浦山に挟まれた近づきがたいエリア。
目指す千丈ヶ岳(台地)方面
目指す千丈ヶ岳(台地)方面
船浦山の北側岩壁には海川第二発電所と導水管がある
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船浦山の北側岩壁には海川第二発電所と導水管がある
小ピークから30mほど下った最低鞍部より尾根を逸れて不動川へ立ち寄る。
小ピークから30mほど下った最低鞍部より尾根を逸れて不動川へ立ち寄る。
暗黒の険しいゴルジュが連続する不動川だが、中流部のここ(アブキの河原)だけは穏やかな渓相。上流方向。
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暗黒の険しいゴルジュが連続する不動川だが、中流部のここ(アブキの河原)だけは穏やかな渓相。上流方向。
少し下流を偵察
少し下流に進むと滝がありゴルジュが始まる。
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少し下流に進むと滝がありゴルジュが始まる。
河原には多数のカモシカ?の足跡が
河原には多数のカモシカ?の足跡が
アブキの河原より300mほど遡ったこの付近より、左岸の尾根に取付く
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アブキの河原より300mほど遡ったこの付近より、左岸の尾根に取付く
不動川を見下ろす
不動川を見下ろす
千丈ヶ岳北面台地(テーブルマウンテン)まで辛い急登が続く。締まりのない残雪のためワカンでも結構沈む。
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千丈ヶ岳北面台地(テーブルマウンテン)まで辛い急登が続く。締まりのない残雪のためワカンでも結構沈む。
ようやく勾配が落ち着きテーブルマウンテンの縁に上がったようだ
ようやく勾配が落ち着きテーブルマウンテンの縁に上がったようだ
仙丈ヶ岳まで天然杉の点在する緩やかな尾根が続く
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仙丈ヶ岳まで天然杉の点在する緩やかな尾根が続く
仙丈ヶ岳方面パノラマ(左より烏帽子岳〜阿弥陀山〜旗振山〜仙丈ヶ岳)(元サイズあり)
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仙丈ヶ岳方面パノラマ(左より烏帽子岳〜阿弥陀山〜旗振山〜仙丈ヶ岳)(元サイズあり)
東方向にラクダのコブのような烏帽子岳を望む
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東方向にラクダのコブのような烏帽子岳を望む
西方向には三角点のある1099.8m峰(左奥の平頂)が見える。
西方向には三角点のある1099.8m峰(左奥の平頂)が見える。
なだらかな千丈ヶ岳北面台地の雄大な雪原歩きが続く
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なだらかな千丈ヶ岳北面台地の雄大な雪原歩きが続く
台地の向こうに覗く海谷駒ヶ岳の稜線。
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台地の向こうに覗く海谷駒ヶ岳の稜線。
気温の上昇でワカンでも結構潜る
気温の上昇でワカンでも結構潜る
仙丈ヶ岳方面パノラマ、右のピークが仙丈ヶ岳(元サイズあり)
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仙丈ヶ岳方面パノラマ、右のピークが仙丈ヶ岳(元サイズあり)
西方面パノラマ、烏帽子岳〜阿弥陀山(ピラミッド型)、焼山。尾根筋に点々とする黒い天然杉が特徴的(元サイズあり)
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西方面パノラマ、烏帽子岳〜阿弥陀山(ピラミッド型)、焼山。尾根筋に点々とする黒い天然杉が特徴的(元サイズあり)
登ってきた北面台地、糸魚川の海岸線を振り返る
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登ってきた北面台地、糸魚川の海岸線を振り返る
仙丈ヶ岳の山頂(1203m)。南側はブナの樹林であまり展望が良くない。
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仙丈ヶ岳の山頂(1203m)。南側はブナの樹林であまり展望が良くない。
少し南東へ進みパノラマ展望を得る。左より阿弥陀山(手前に旗振山)、焼山(手前に鉢山)、金山、鋸岳(元サイズあり)
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少し南東へ進みパノラマ展望を得る。左より阿弥陀山(手前に旗振山)、焼山(手前に鉢山)、金山、鋸岳(元サイズあり)
焼山(手前に鉢山)を拡大
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焼山(手前に鉢山)を拡大
旗振山の奥に阿弥陀山。北峰(左のピラミッド)、南峰(右)。
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旗振山の奥に阿弥陀山。北峰(左のピラミッド)、南峰(右)。
海谷高地方面パノラマ、左より金山、鋸岳、鬼ヶ面山、駒ヶ岳(元サイズあり)
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海谷高地方面パノラマ、左より金山、鋸岳、鬼ヶ面山、駒ヶ岳(元サイズあり)
海川の取入口小屋
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海川の取入口小屋
鋸岳 拡大
金山 拡大
海谷駒ヶ岳、後立山連峰方面パノラマ(元サイズあり)
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海谷駒ヶ岳、後立山連峰方面パノラマ(元サイズあり)
再び仙丈ヶ岳に戻り下山開始
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再び仙丈ヶ岳に戻り下山開始
1099.8m峰と糸魚川市街
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1099.8m峰と糸魚川市街
千丈ヶ岳北面台地を気持ちよく下る
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千丈ヶ岳北面台地を気持ちよく下る
烏帽子岳の北西尾根に見られた特徴的な崖
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烏帽子岳の北西尾根に見られた特徴的な崖
糸魚川の海岸線、左は姫川、右は海川
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糸魚川の海岸線、左は姫川、右は海川
下山では台地の縁から北尾根への分岐が難しい。中央の猫の背中のようなピークが603m峰。603mへつながる尾根に乗る必要がある。
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下山では台地の縁から北尾根への分岐が難しい。中央の猫の背中のようなピークが603m峰。603mへつながる尾根に乗る必要がある。
急で地形が複雑な分岐をなんとか降りてくる。
急で地形が複雑な分岐をなんとか降りてくる。
やがて傾斜が緩み杉林になってくる(686m付近)
やがて傾斜が緩み杉林になってくる(686m付近)
杉林を抜けると急な薮尾根の下りとなる。踏み跡はあるが薮に苦戦。
杉林を抜けると急な薮尾根の下りとなる。踏み跡はあるが薮に苦戦。
さらに下って西側の急崖を見下ろすとポツンと咲いていた
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さらに下って西側の急崖を見下ろすとポツンと咲いていた
可憐な雪割草
ようやくなだらかな603m峰へ到着しゆっくり休憩。
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ようやくなだらかな603m峰へ到着しゆっくり休憩。
北尾根から外れ、崖のような急斜面を降りる。
北尾根から外れ、崖のような急斜面を降りる。
杉林を抜け不動川に架かる橋を渡る
杉林を抜け不動川に架かる橋を渡る
殆どひと気のない、粟倉集落の中心部(元サイズあり)
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殆どひと気のない、粟倉集落の中心部(元サイズあり)
以下、糸魚川の夕日
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以下、糸魚川の夕日
火打山と焼山
夕焼けの海岸線(早川河口付近)
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夕焼けの海岸線(早川河口付近)
(おまけ)桜並木と海谷山塊
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(おまけ)桜並木と海谷山塊

感想

海谷山塊には日本最大級の高度差を誇る千丈ヶ岳南西壁を始め多くの岩壁が屹立している。また阿弥陀山に端を発する不動川は日本を代表する厳しさと困難さを秘めた暗黒のゴルジュが続く沢である。

この度は粟倉集落を出発し薮の北尾根上がり不動川の中流部の河原に立ち寄り、再び北面台地へ這い上がり最高点、千丈ヶ岳を目指した。残雪のテーブルマウンテンからは、ぐるりと取り囲む烏帽子岳、阿弥陀山や駒ヶ岳など海谷山塊の秘峰を楽しむことができ満足の山行であった。

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