ヒロ沢からお金明神へ参拝(道迷いの末に辿り着く)
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 920m
- 下り
- 923m
コースタイム
お金谷左岸の大岩(10:25)(小尾根で道を失いお金谷より一本北?の谷を下り、再びお金明神分岐へ戻る11:05)
〜お金明神(11:30/11:50)〜お金明神分岐(12:05)〜愛知川徒渉点:昼食(12:35/13:35)〜羽鳥峰(14:25/14:45)
〜猫谷・林道分岐(15:20/15:30)〜駐車場(16:00)
天候 | 概ね晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山届は登山マップ案内板脇のポスト入れます。 |
写真
感想
時々見かける天狗のような奇岩・お金明神の書き込み。
調べてみると、《佐目集落に「搭尾金明神」が祀られている。里宮の他にも山宮が有り、
御神体の磐座は天狗の面のような奇岩で、所在地は愛知川沿いの山中深くに有る。》と記されている。
以前、ヒロ沢から大瀞へ歩いた時に「お金明神」への分岐は見ているので
今回もヒロ沢経由で出掛ける事にする。
駐車場から羽鳥峰へ向かう林道には、先日の豪雨のせいか、いたる所で伏流水が溢れ出している。
猫谷の堰堤を越え右岸から徐々に離れて、小さな涸れ谷を登ると、開けた白ザレの羽鳥峰峠に出る。ススキが穂を出し、
そろそろ秋の風情を感じさせる。一息入れてヒロ沢へ向かう。
羽鳥峰湿原から染み出る流れに沿って下るに連れ、瀬音が大きくなり段々大きな沢に変わる中、
ナメや避難小屋跡を眺めながら行く。
やがて豪快なナメが滝となって落ちる頃、高捲きが始まる。
高捲きから再び沢筋に出ると、ゴーロ状の大岩をぬって流れが更に大きな流れに合流する。愛知川の右岸だ。
大きな空が広がる白い河原に出てしばらく渓谷美を眺める。
出会いの下流は廊下状になり、上流は対照的に広い空とゆったりとした流れ。
つい長居し過ぎたので早速徒渉の用意をする。
靴を脱いでビーチサンダルに履き替え上流へ向かう。
浅瀬を探して流れに入ると、やはり冷たい。早く抜け出したいが、流れに足元を
掬われない様に慎重に徒渉する。
左岸に上がると平坦な樹林帯に入るので、コースが不明瞭だ。
キャンプサイトを左折し、踏み跡・テープなどを注意深く追って行く。
やがて左岸が近づく頃、小台地に窯場跡を見る。
やがて左岸の高身をへつるようになるとコースは明瞭になってくる。
再び平坦な台地になり、窯場跡らしき地点で、「お金明神」分岐のプレートを見る。
注意すると幹にペンキで「お金」の文字が。
案内に従って、意外に良く踏まれた道で右手山腹を上がり、折り返すように下ると「お金谷」左岸に出てここで右岸へ渡る。
しばらくして再び左岸へ移ると踏み跡が心細くなる。
谷の傾斜が増す頃、再び幹に「オカネ」の文字が。
ここが磐座への分岐になるようだが、直進した後谷から離れて右手(北へ)山腹を急登し、大岩を右に見て尾根に上がり
踏み跡の分岐を左(西)へ向かったのが間違いの始まりだったようだ。(分岐を右へ行けば磐座だったのかな?)
小尾根があいまいになった頃「お金峠」へ向かっている?と気づき、引き変えそうしたが完全に道を失なってしまった。
周辺を少し探してみたが発見できず。あきらめて愛知川へ出るために東へ向かう谷筋を探し、ここを下る事にする。
慎重に方角を確認しつつ、テープ目印等に注意を払いながら谷筋を忠実に下る。
(長い時間に感じたが)やがて左岸にテープを見つけ道を発見できた。
どうやら「お金谷」より北側へ戻ったようだ?。時間はまだ11時前だ。再びお金明神を目指して右へ向かうとしばらくして
幹に「お金」に文字を発見。(やはり下ったのは「お金谷」の一本北側の谷だった。)
「オカネ」の木まで登り返し、奥を透かしてみると大岩らしき物が。
更に踏み跡が右手(北側)から・大岩に向かって延びている。もう間違いない。
急斜面を辿ると搭のような大岩「お金の搭」の基部になり、左から回り込むと「搭尾大明神」の
神域を示す立札が現れ、磐座を見上げるとまさしく天狗様だ。
観察すると厚みのない岩が重なって天狗様に見える。自然の造形に驚く。
道迷いの末辿り着いた「お金明神」をいろいろな角度で観察後に、参拝して往路を慎重に下ると、
あっと言う間に愛知川左岸「大瀞」分岐だ。
大瀞経由で中峠から朝明へ下る予定を変更して、ヒロ沢へ戻る。
愛知川徒渉点の左岸で遅めの昼食を摂り、羽鳥峰を経由して林道で朝明へ下る。
踏み跡を見過ごし、挙句道迷い。 やはり鈴鹿のバリエーションを歩く時は、要所要所で方角を確認しておくことが
大事だと再認識した山行だった。
コメント
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onetotaniさんならもうすでにお金明神様は行かれていると思っていましたが初めてでしたか。鈴鹿の奥深くにこの様な岩の造形を目の当たりにすると、驚きとともについ手を合わせたくなりますよね。
この辺りいくつも沢が入り組んでいてルートを見極めるのが難しい場所です。最近鈴鹿で、道迷い遭難が多いですのでくれぐれもお気をつけてくださいね。
ビーチサンダルではもう神崎川の水は冷たいでしょう。
道を失った辺りは曖昧な地形でした。
愛知川周辺は秋を迎えてさらに魅力を増すでしょう。紅葉の頃に確認のためにも、もう一度出掛けてみようと思います。
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