鉢伏山 牛伏寺〜 道迷いでプチ周回
- GPS
- 08:23
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 952m
- 下り
- 952m
コースタイム
- 山行
- 7:21
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 8:23
松建小屋は松本建設事務所の工事関係者用の小屋で、この小屋横を右の沢沿いを進んでください。
7:00 自宅出発
7:25 牛伏寺川キャンプ場駐車場到着
7:42 牛伏寺川キャンプ場駐車場出発
8:00 松建小屋到着
9:14 尾根ルートとの合流点到着
9:58 ブナの木権現到着
10:06 車道合流点到着
11:03 鉢伏山荘到着
11:37 鉢伏山山頂到着
11:41 鉢伏山展望台到着
12:31 鉢伏山展望台出発
12:38 鉢伏山山頂到着
13:01 扉温泉コースへの分岐点到着
13:07 前鉢伏山への分岐到着
13:14 前鉢伏山到着
13:21 前鉢伏山出発
13:49 鉢伏山荘到着
14:29 車道合流点到着
14:35 ブナの木権現到着
14:38 尾根ルートとの合流点到着
15:22 地獄谷入り口到着
15:45 松建小屋到着
16:05 牛伏寺川キャンプ場駐車場到着
平面距離 12.6km
沿面距離 12.9km
記録時間 08:23:58
最低高度 1,009m
最高高度 1,930m
累計高度(+) 988m
累計高度(-) 1,007m
平均速度 1.5km/h
最高速度 8km/h
天候 | 晴れ 強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
松建小屋から先の登りを誤って尾根道コースへのほぼ直登してしまった。 松建小屋から右の沢沿いに行かず直進した場合登山道はありません。 地獄谷付近の木の階段は滑りやすいので要注意 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
計画書
予備電池
GPS
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
ポール
|
---|
感想
先週山友に用事が出来て行けなかった牛伏寺からの鉢伏山に強風を覚悟で出かけることにした。
鉢伏山は扉温泉からの方が標高差も少なく歩く距離も短いが、山友の希望で牛伏寺から。
当初牛伏寺ダム近くから入る尾根ルートを上る周回を考えていたが、標高差と距離を少なくすべく水遊び広場上のキャンプ場トイレのある場所に駐車して登ることにした。
ここはフランス式階段工が有名だが、それを見るのは今回が初めて。周辺には明治時代からの治水工事の様子が写真展示で紹介されている。
キャンプ場には県外ナンバーの車やバイクで来てキャンプされているグループが複数あった。ここは穴場のキャンプ場なのかも知れない。
駐車場を出発して車道を進むと正面から吹き下ろす風が冷たく、気温は低くないにもかかわらず耳が冷たい。毛の帽子を持って来ているが、もっと高度を上げるまで必要ないものと思いかぶっていなかった。
ほどなくして工事業者のプレハブ建物に到着したが、それが地図にある松建小屋だとは思わず直進するとリードを付けずに犬を散歩させているおじさんに出会った。その方は、「だれだれさんの工事の出来映えが見られる」というのと、「真っ直ぐ進めば鉢伏山に到着する」と言っていた。
我々はその言葉を鵜呑みにしたことと、松建小屋まで45分かかるはずが、まだたったの15分しか過ぎていないことでここを松建小屋と認識出来ず、まだ先にあるものだと思い込んでしまった。
松建小屋まで45分というのは水遊び広場からの時間であり、キャンプ場の上のトイレのある場所からの時間ではなかったのだ。
帰りに確認すると美ヶ原ロングトレイルの小さな道標もあって、登山道が右にあることを示していた。
我々はここで工事用のモノレールに気を取られて小さな道標は目に入っていなかった。
本来、松建小屋脇を通って右の沢沿いを進むはずの所を直進してしまったのでそこに登山道はなく「登山道はありません」の看板もあったが、それに対して何の反応も出来なかった。
しばらくすると登山道はなくなり、どう進めば良いか分からなくなった。
しかし国土地理院の地図にはそもそも尾根ルート以外の登山道がのっていないので、はなから自分たちでルートファインディングするのが当然と思っており、尾根ルートを目指して斜面を直登して進むことにした。
地元の里山なので、本日はサバイバル登山だ思いワクワクして来た。少し進んでは周囲を眺めて進めそうな所を探す、を繰り返す。
この近辺は治水だけでなく治山工事も盛んに行われていて、人が入った様子や治山工事を記録する看板等がたくさんある。
しかし、人が定常的に通っているような踏み痕は見つからず、朽ち果てた木の階段やハシゴが断続的に現れるのでそれを利用して登った。ただしそれは現在使用されている物ではないため、段の間からトゲのある枝が伸びていたりする。
尾根ルートが近くなると斜面をトラバースする踏み痕があり、半分土に埋もれた木の階段を登って稜線に出た。
このルートは整備された歩きやすい道になっていたので、帰りは相当距離は長くなってしまうが、この尾根ルートを下ることを覚悟した。
しばらく進むと美ヶ原ロングトレイルの道標があり、右に進むと牛伏寺(フランス式階段工)とある。本来ここに到着するのが正しく、帰りはここを下れば良いことが分かったので一安心した。そして、その先を見ると巨木があり[ブナの木権現]の表示がある。
ようやく登山計画書にあるランドマークに到着出来た。
ブナの木権現の先は直進と左折の二手に分かれていて、どちらも少し登っている。地図では直線になっているので直進してみたが、しばらくすると下りになってしまったので、道無き杉林を左に進み正しいルートに出た。
道迷いもここで終了。
ほどなくして車道との合流点に到着した。
ここには登山道の案内があるので登山道を進むが、車道に出たり再び登山道に入ったりを繰り返す。
途中から登山道はなくなり、舗装された車道を進んで鉢伏山荘まで行くことになる。
車道では風も弱く、長袖シャツの腕まくりをして歩いた。
鉢伏山荘まで来ると風は強くなり、一旦山頂に行ってから鉢伏山荘に戻り、建物のかげで風よけしながら昼食をとることにした。
土曜日と月曜日に積雪したはずだが、山頂への斜面には少ししか雪はなく、チェーンスパイク等の滑り止めは一切必要ない。
山頂を過ぎて展望台に進み、展望台の上に登って景色を楽しんだが、あまりに風が強いのですぐに降りた。
麓には昨日に続いて砂嵐が発生していて薄茶色の砂煙が立ち上がり、広い範囲で黄色く霞んでいる。
展望台の扉は施錠されておらず中に入ることが出来たので、予定を変更してここで昼食をとることにした。
建物の中は別世界。無風の中でゆっくり食事出来るとは思っていなかった。
後から扉温泉から来たという若い男性が到着した。
扉温泉からのルートは北向きの斜面なのでアイスバーンがあって滑り止めが必要との事だった。
山頂から下る途中、展望台のような丘があったので寄り道をしてから初めての前鉢伏山にも行くことにした。
前鉢伏山はピークがあるわけではなく、レンゲツツジや笹の群生地の先にある松本市街地が見える場所だった。
宮入峠にここから下っていく案内標識もあった。がんばれば、自宅から徒歩だけでここに来られるはずだ。
鉢伏山とは趣が違い、6月下旬のレンゲツツジが満開の頃に再び訪れてみたくなる場所だった。
ブナの木権現の先を左に折れて下っていると山友の右膝に痛みが出て来てしまった。2月初旬の高ボッチ山以来の山行で筋力が落ちているようだ。
地獄谷終点まで急な下りとなるのでゆっくりと進む。地獄谷には旧道があり朽ちた木の階段や落ちてしましそうな木の丸太橋があったりするが、通行止めにはなっていない。安全を考えると通行止めにした方がいいと思えるのだが、登山者に選択させるようになっていたりする。不思議だ。
地獄谷を抜けると傾斜が緩くなり松建小屋が現れた。そして、どこでどうルートを間違えてしまったのか、何がいけなかったのか一気に答えが出た。
道迷いによるプチ周回となってしまったが、牛伏寺ダム近くの登山口から尾根ルートと地獄谷を通るルートで大きな周回をしてみるのも楽しそうだ。
その前に扉温泉からサクっと鉢伏山、前鉢伏山もいいな。
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