花の宝庫、孫太尾根から木和田尾へ縦走
- GPS
- 08:51
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 1,309m
- 下り
- 1,287m
コースタイム
- 山行
- 7:02
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 8:45
天候 | 薄曇り 一時小雨 【気温】展望台突端 15℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
移動。(約20分) |
コース状況/ 危険箇所等 |
頭陀ヶ平から中電避難小屋跡辺りは少しゆるい感じでしたが、 全線ドライで登山道状況は非常に歩きやすい状態でした。 |
写真
感想
節分草、福寿草など春の花が旬を迎えた孫太尾根は今週も
混み合いそうだ。
余裕のない新町登山口の駐車場を避けて青川峡キャンピングパークの
駐車場を借りて孫太尾根に向かう。
AACやA山岳会混合で11名の山行は賑やかで楽しくなりそうだ。
健脚のメンバーばかりだが午後からの天気が心配だ。
その時は聖宝寺への下りも想定してキャンピングパークゲート脇の
茂みをくぐる。
手の加わった道で山腹を越えると開けた池の脇に出る。
ここが喫茶・マイアミの裏手になるのかな?
左手の樹林へ踏み込み小さな支尾根に乗って急登するとやがて
良く踏まれた孫太の登山道へ合流だ。
間もなくして神武神社跡が現れたので尾根までは僅かだ。
コショウノキやスミレを見ながら尾根筋に上がると記憶が蘇ってきた。
青川を挟み遠足尾根と並走するように延びる北部鈴鹿を象徴する
石灰岩剥き出しの尾根。
秋の花を求めて、今は姿を消した袴腰の三角点まで歩いた5年前は
まだマイナールートの印象が強かったが、今はかなり整備も進んで
当時は薄い踏み跡を適当に登る場所もあった記憶だが、
もうマイナールートと呼ぶには失礼なほど、しっかりした登山道に
なっていた。
こんなに丸山まで遠かったかなと思い始める頃、足元に節分草や
ヒロハノアマナが目立ってきた。最初のピーク:丸山を過ぎると
更に「花の孫太」を実感する。
いたるところでミスミソウやアマナが咲き、嬉しかったのは絶滅危惧種に
指定されるミノコバイモ(美濃小貝母)に初めて逢えた事だ。
斜面の色と同化して危うく見逃すところだった。
緩やかなブナの尾根から無残な姿をさらす袴腰を横目に見ながら
二つ目のピーク:草木を下るとカレンフェルトの地形は終わり、
下生えの無い快適な疎林の尾根に変わると、やがて孫太尾根最後の
ピーク、多志田山の登りだ。
手書きのプレートが下がるピークを下り、目前に展望台へ一気に
突き上げる藤原岳南端の特異な姿を見ながら鞍部から傾斜を増した
最後の登りにかかる。
やがて樹林と石灰岩の境を登るようになると、いよいよ楽しみエリアだ。
左斜面を注意しながら行くと、登山道を外れた斜面に一際目立つ
節分草の群生ポイントがあった。さあー、しばらく鑑賞タイムの
始まりだ。
存在を主張するような黄、ひっそりと隠れるような白。
花の踏みつけに気を使いながらも、どんどん登山道から離れ
深追いしてしまう。
茎が伸びて鮮度には欠けるがまだまだ見頃は外れていなかった。
充分に満喫したので登山道へ戻ろう。
広大な山上台地を眺めながら展望台の突端で食事を摂る。
心配された天気は持ちそうなので予定通り、木和田尾へ向かう。
すっかり賑わいが消えたなか、藤原岳の最高点:天狗岩に立ち、
そして藤原岳で唯一の三角点:頭陀ヶ平を下る頃風を冷たく感じる。
望む伊吹山も雲に覆われ始めた。
R201鉄塔から巡視路に入る頃小雨に降られたが、ペースを上げた
おかげでなんとか雨具を付けることなく登山口へ到着。
展望は今一つだったが、計画通り藤原岳を南から北へ辿る事が出来て
満足できる一日だった。特に久しぶりに歩いた孫太尾根の趣は以前と
変わらず秀逸だった。
「花の孫太」、まさにその言葉通りのレコですね
1回でこれだけ多くの貴重な花に出会えるとは、随分お得な山行です
石灰岩質の山は、ヒルも出ますが、それ以上に植生が豊富で、この時期は素晴らしいです。
今回は、多くの方とご一緒して、とても楽しめたのではないでしょうか!
ミノコバイモ、私は名前の通り奥美濃の山でしか見ていませんが、質素で素敵な花ですね
totokさん 今晩は。
タイミングが合えばこんなにも多くの花に出逢えるんですね。
丸山までピストンされる方も多いのが納得できました。
初めての花にも出会えたこともありますが、やっぱり孫太尾根の
雰囲気は開放的な稜線とは別の意味で、いかにも鈴鹿の魅力が詰まって
趣に溢れていますね。
この時期は人が多くて、しばらく敬遠していたことも有りますが
スタートが遅いせいもあってか比較的静かな尾根歩きが楽しめました。
onetotaniさん、こんにちは
青川峡キャンピングPからSCで古民家カフェの裏手を通って
孫太郎尾根に行けるルートはいいですねっw
4枚目のフォトの神武神社あたりでonetotaniさんにお声掛けできて
ご一緒させていただいた時のことを思い出しましたっw
あの時は袴腰の三角点もご案内くださいましてありがとうございました。
花一杯の孫田尾根、行ってみたくなりましたっw
neo-nさん 今晩は。
そうですね、私もこの場所で声をかけていただいたとか、この辺りで
あわてて後を追ったとか、いろいろ思い出しながら歩いていました。
neo-nさんの快ペースに引っ張られて歩いた記憶は鮮明に残っています。
今年は雪も少なく花三昧の孫太尾根を楽しめました。
シーズンの混雑を考えて駐車場所を変えましたが、あんな場所から
孫太に合流できるなんて知りませんでした。
藤原岳を頂点とするルートの組み合わせでは
最も長距離になるであろうルート、
花を撮影しながらでの、実質7時間は
皆様の健脚ぶりが偲ばれます。
ほぼ、尾根歩きになる、このルート取りは
一度挑戦してみたいものです。
ミノコバイモ、小さくて、見逃しそうですよね。
初対面できて、何よりです。
登山道の整備は、ありがたいですね。
komakiさん 今晩は。
シーズンの盛況ぶりを考えて敬遠していた事もありますが
久し振りに歩いた孫太尾根は、立派な登山道に変わっていて
少し驚きましたが、やっぱり趣のある素敵な尾根でした。
午後から天気が崩れる予報もあり、前半の遅れを後半ピッチを上げて
何とか計画通り下ってこれました。
残念だったのは初めて見られたミノコバイモの写真がピンボケで・・・。
例年は雪解けの泥濘で木和田尾までの縦走は時間的に無理があったかも
知れませんが、今回は登山道にまったく泥濘が無かった事も幸いしました。
今年は早くも23日の午後に鞍掛峠が開通しますで今から
鈴ヶ岳の福寿草が楽しみです。
onetotaniさん こんばんは。
孫太尾根から頭陀ヶ平そして木和田尾へ・・・・ 皆さん健脚ですね。
僕なら孫太尾根でお腹いっぱいで、ヘトヘトになって大貝戸で下山しちゃいますよ。
それにしてもさすがに花の孫太尾根、春の妖精たちがいっぱい咲いていますね。
ミノコバイモはちいちゃな花なので撮影は難しいですよね。写真に撮ったらピンボケ=僕もやりました。 以前ヤマレコでmiyaさんに無茶苦茶笑われました。
このロングコース、花にも恵まれお天気も何とかもったようで何よりでした。
sugi-chanさん 今晩は。
天候次第で九合目の福寿草を眺めて聖宝寺から下山だねと
話しながらの出発でしたが、小雨には逢いましたがなんとか
計画通り歩けました。
孫太尾根は評判通りの「花の尾根」でした。
せっかく貴重なミノコバイモが見られたのに下手な写真に
我ながらガッカリです・・・。
でも見られた事実はきっと忘れないでしょう。
今年は早くから鞍掛峠まで開通しますので、鈴ヶ岳の福寿草も
楽しみです。
おはようございますonetotaniさん
孫太尾根の花達は相変わらず人気ですね。尾根の伸びる方向や長さ、それに地質が種々の野草が広範囲に分布できる理由なのでしょうね。貴重なミノコバイモの花をご覧になったそうで、その後のロングコースも足取り軽く歩けたのではないかと推察します。
この時期の藤原は平日でも人が多く敬遠していますが、数々の花レコを拝見すると行きたくなりますね。今年は306号線が23日から通行止め解除になったそうで、藤原/御池方面はさらに人出が多くなりそうですね。
teppanさん 今晩は。
尾根に乗ってから草木辺りまでは花が途切れる事なく続き、
展望台直下で恵まれる福寿草、節分草の群生。
まさに花の尾根の面目躍如ですね。
ですがこの時期は駐車の問題や、人出を考えるとどうしても
二の足を踏んでしまいますが、今回は簡易パーキングと青川峡を
利用することで回避できました。
ですが福寿草を求めて登山道の上部ガレ場に入り、落石を発生させる
マナーの悪いグループも居ました。メンバーの注意も聞いては
くれませんでした。
幸い被害は有りませんでしたが、こんな事も敬遠してしまう一因なんです。
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