[富士山] 御殿場口より またやらかして・・・
- GPS
- 17:20
- 距離
- 21.7km
- 登り
- 2,742m
- 下り
- 2,689m
コースタイム
- 山行
- 16:16
- 休憩
- 1:49
- 合計
- 18:05
天候 | 晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
太郎坊ー2000m 積雪なく夏道 2000mー頂上 最近降った?雪でほぼ全面に十分石が隠れる程の積雪 この時期落石の心配が無いのは有難い 雪面もモナカは有るもいい感じにクラストしててアイゼンバッチリ効きます。 それでいて積雪量はそう多くないので雪崩の心配もほぼ無いと思われ、どの斜面でもトライできそう。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
MYアイテム |
Donai
重量:0.60kg
|
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個人装備 |
日帰り 冬山装備
|
感想
コロナの影響で急遽有給消化を迫られ、何気に天気予報を見ると富士山がとってもいい感じ…
って事で、11月以来今シーズンは行ってなかったので、大急ぎでパッキングして電車に飛び乗った。
早い時間に三島でレンタカーをピックアップして太郎坊へ、車内で仮眠のつもりが全然眠れない… 寝ようとして、あがいてみるも返って疲れてしまった。 もう寝るのを諦めて一番近いコンビニで朝食をとる事に。
太郎坊の駐車場に戻ると身支度して出発しようとしてる登山者が一人… 自分も慌てて身支度をしていざ出発。
寝不足の影響だと思うが、どうにもペースが上がらない。 天気がいいので行けるところまででいいや って感じで進むも、2600辺りから頭痛が…
寝不足から来る高山病だろうから、日頃あまり食べないのだけど行動食とかお握りを食べながら休憩する。 2800辺りでは頭痛と眠気に負けて雪上で寝たしまった。(お日様ポッカポカで、これがなんとも気持ちよかった。) 目が覚めると200mほど離れた斜面を2人も登ってる。(天気がいいせいだろう、平日なのに自分含めて4人も入山してる)
寝る前は人の姿は見てないので、どんだけ寝たんだよ>俺 と慌てて再出発するも相変わらずペースが上がらず頭痛も酷くなる。
せめて、3000mは越えたいと超スローペースで足を前に出す。
途中、夏道の方が幾分楽ができると思い雪の少ない夏道に逃げ込み、騙し騙し高度を上げて行った。
ふと右の尾根を見ると殆ど雪がついてない岩陵が上に伸びてる。 アイゼン着けてるしどうせまた敗退するならこの岩を歩いてアイゼンのドライ練習しようと隣の尾根に這い上がる。
これが何とも楽しくていいペースで高度が上がる。 しかも、末端近くからこれまた何ともそそる雪の斜面が見えてる。 これをウィペットのブレードをガシガシブッ刺しながキック入れて登ってると、ほぼ頂上に到着してた。(^_^;)
最近敗退続きで敗退癖が付くのが嫌だったので、もう一踏ん張りする事にしたのだが、すでにこの時点で17時前と結構な時間になってる。
日没覚悟でお鉢に這い上がると、吹っ飛ばされそうな風が吹いてて、スマホもダウンしてしまった。
時間と風を考慮してサクッと剣ヶ峰は諦めて、御殿場口下山道から下って行った。
兎に角疲れてたのと早く下山したい気持ちが逸り、またやらかしてしまった。
何を?・・・・
頂上直下の3500辺りから、ログを見ると70mほど滑落してしまった。 滑落は10年ほど前のパノラマ新道以来で、取分け気を付けてたのにやってしまった。
しかも、バカなのが・・ 転倒とか滑ってとか躓いてとかじゃない。 ホントバカで尻セードをピッケルも持たずにウイペットだけでやったしまった。
登ってる最中に日差しに暖められた雪面がシャーベット化しかかってるのを確認してたので帰りは楽だなと頭にあった事も有り安易にやってしまった。
途中風に磨かれて氷化してる斜面が有った。そりゃそうで、なんせ既に17時を過ぎて気温は差がってるし、しかも風も出てきて表面を磨いてた、そんな予見も出来ないとは・・
氷化してる斜面に乘った瞬間に速度制御が全くできなくなり、そのまま滑落...
せめて面倒がらずにピッケルに持ち替えてればすぐに止められたかもsれないのに。
何とか自力で停止させられたけど、ウイペットは1本再起不能で、身体のいろんなところが打ち身で痛いし膝の出血はまだ止まらない・・ まぁ、停止した先には大きな岩がごろごろ出てたので、生きてるだけで儲けものだけど。
その後は足の痛みと、何より先ほどのショックで屁っ放り腰になり下るペースが超スロー 結局下山は22時を過ぎ終電も無くなり三島で1泊、ホテルで傷の手当てをしてる時のみじめな気分はきっと忘れられないなぁ。
なんだか嫌な予感は有ったんだよなぁ・・
夜中に自衛隊演習場脇の道路を走ってると鹿が前を横切る気満々でこっちを見てる。
しょうがないから、止まってやったのに、何とその鹿が突進してきて車にぶつかってきた。 お前は中国のアタリヤか!と怒鳴りながらも鹿が起き上がらないので、まさか死んだの?と心細くなって来て... もし死んでたら俺が死骸引きずって邪魔に成らないところまで移動させるの? とかドキドキしてたら奴が、がばぁっと立ち上がり何事もなかったように走り去った。 どんな嫌がらせだよ! と言ってやりましたよ。
この時に、なんだか今回の山行きは嫌な予感がするなぁと漠然と感じてたんだよなぁ
Donai様.こんばんは
"高山病でフラフラ滑落事故"ニュースにならなくてよかったですね。^^
もう20、30代とは違うのですから(笑
無茶は・・🤭
鹿のお話しになったら、またまた笑わせていただきました( ^ω^ )
koba823さん
こんばんは いつもコメントありがとうございます。
ホントニュースにならなくて良かったです。 一瞬これは逝くなと思いましけど。(^_^;)
元々、高地では頭痛が出る方なのですが、やはり寝不足では症状が顕著に出るんですね。 しかも若くないですし。(笑)
山登りは毎回勉強と反省をさせてもらいます。 なのに忘れてしまうんです、ホントバカ者ですね。
そうなんですよ、鹿の話は前段が有って、鹿の前にウサギが飛び出してたんです。でも、こちらに気づくと慌てて引き返して行ったのに鹿の野郎は(メスだったかも知れませんが・・)引き返すどころか突進してきたんです。 ビビったちゅうねん!でした。
こんばんは、Donai さん。
昨日は登山メモを上げて頂いてたので、
チェックしてましたが、下りで大変だったようですね〜。
ログ見せて貰ってビックリしちゃいました。
3500mの所って言ったら、まだ傾斜のキツイ所ですよね、
その氷化してる斜面で停止出来てホント良かったです。
体は大丈夫ですか?ご無事で何よりでした。
やっぱり凄過ぎますよ、冬靴にアイゼンで16時間ですか・・・
私だったら途中で即撤退です。
でもゴメンナサイ、最後の鹿の話がウケル〜〜。
大笑いしてしまいました。
体もですが、車も大丈夫だったのでしょうか?(笑)
ご苦労様でした。
mildpapaさん
こんばんは いつもコメントありがとうございます。 その上登山メモまで見て頂いて感謝です。
停止については、少しカッコよく書きすぎました。(^_^;) 自力で停止したみたいに書きましたが、たまたま出来てた吹き溜まりに突っ込んで止まったってのが正しいと思います。 あれが無ければと思うとぞっとします。
いやぁ、きつかったっす。 正直ヤマレコやって無かったらサックっと帰ってたかも知れません、また敗退報告はいやだなぁ って気持ちも働いたと思います。 ただもう少しだけ、もう少しだけと思いながら頂上まで行ってました。
そうなんですよ。 鹿の身体って柔らかいんですかねぇ、車は何とも無かったんです。(笑)
今となっては、奴が元気でいてくれる事を祈るばじゃりです。 合掌
あらら 今知った
1日違いだったんですね(笑)
時々あった新しいトレースは おいらのです
お疲れさまでした〜
fujisakuya さん
こんにちは はじめまして。 コメントありがとうございます。
富士山のエキスパートにコメント貰ってびっくりです。
いつもレコ見させてもらって参考にさせてもらってます。
11月の須走口も確か2,3日前のレコを参考にさせてもらってました。
コロナ騒ぎが無ければ、今年中に200登に届きそうな勢いだなと拝見してたのですが・・残念です。
この騒ぎが終息後には、またレコ楽しみにしております。
そして、参考にさせて貰いながら、自分も富士山に向いたいと思います。
もし、会えるようなことが有りましたら、よろしくお願いいたします。m(__)m
ありがとうございました。
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