鳥海山（象潟口〜新山）

2012年09月27日(木) [日帰り]

• GPS: 10:56
• 距離: 16.6km
• 登り: 1,385m
• 下り: 1,366m

コースタイム

4:40 鉾立［象潟口］
6:20-6:45 御浜小屋（休憩25分）
7:30 七五三掛
9:10-9:30 御室小屋（休憩20分）
9:55-10:10 新山山頂（休憩15分）
10:40-11:00 （新山から外輪山に向かう途中でランチ休憩20分）
11:20 七高山
（途中、ハプニングあり約15分のロス）
12:05 伏拝岳分岐
12:45 文殊岳
13:15-13:30 七五三掛（15分休憩）
14:10 御浜小屋
15:35 鉾立［象潟口］

sunrise_5:27 / sunset_17:35 (calculated＠鉾立）

天候

→→

アクセス

利用交通機関：

自家用車

鳥海ブルーラインは例年10月末〜11月上旬に冬期クローズ
鉾立駐車場は全面舗装、段差なし、低車高
駐車区画は登山者と一般車で区別されています

コース状況／危険箇所等

鉾立駐車場には綺麗なトイレ（24時間利用可能）があります。

○鉾立〜七五三掛
　御浜小屋までは石畳、石段がぎっしりと整備され、ルートを外れなければ危険箇所はありません。御浜小屋を過ぎると、やや大きめの岩が詰められた場所もありますが、浮いてる石はほとんどなく、よく踏み固められています。

○七五三掛〜御室小屋（千蛇谷コース）
　七五三掛から千蛇谷に降りる本来のルートがクローズされているため、しばらく外輪山方向へ歩いた先に、谷に降りる別ルートが設定されています。降りはじめの梯子場はやや高度感あり、注意が必要かもしれません。谷底へ降りて雪渓を渡ると、その後はひたすらの登りで、高度を上げていくに従い、岩場になっていきます。小屋がなかなか見えてこないので、長く感じました。

○新山
　鳥海山最高地点の新山山頂へは、山頂神社の石垣の左側から登るルートと、御室小屋から外輪山へ向かう途中から分岐しているルートの2つがあります。千蛇谷ルートで登ってくると、登りを前者、下りを後者にするのが自然だと思います。いずれも岩に記された矢印を辿れば迷うことはありませんが、ガスったときなど、矢印がわからないと、かなりわかりにくいルートです。また、初心者の私からすると、かなり岩をよじ登るので、ビビりました（笑

○御室小屋〜七高山〜七五三掛（外輪山コース）
　御室小屋から外輪山の尾根へ上がる箇所は、いつ落石が起きてもおかしくない雰囲気満点ですので、コースからなるべく逸れずに、一気に登る感じでいきました。尾根伝いに歩く部分は崖からの距離も十分取られていますので、危険な感じはしません。伏拝岳を過ぎるとゆっくり高度を下げ始め、文殊岳からは急な下りです。


下山後温泉：鳥海温泉保養センターあぽん西浜（公式HPは無いようです）
http://www.mapple.net/spots/G00600027102.htm

写真

9/27 22:25

草木も眠る3:40am
鳥海ブルーラインをひた走る♪途中、路肩に停めて空を見上げると☆まさに星が降ってくる、という表現がぴったりな夜空に感動
コンデジ太刀打ちできず
>_<

9/27 22:25

初心者による日帰り作戦を成功させるためにも、夜明け前の出発が肝心
と、気持ちは高ぶるが、早朝は特に熊注意、の警告にビビり気味[[sweat]]

9/30 15:46

この日のために買ったヘッドランプ（笑
小さくて不安でしたが、想像以上に使えてびっくり♪

9/27 22:25

足元、ばっちり♪

熊さん起こしてくれる先導者がなかなか現れず、空も薄らと明るくなってきたので、しびれを切らし出発[[dash]]

9/27 22:25

東は山で塞がれているため、北側の空から白み始めます。お天気サイコーな雰囲気♪
みんなお互いの様子伺っていたのか…　歩きはじめると背後から鈴の音（笑　写真撮りながら時間を潰して、お先に歩いてもらいました

9/27 22:25

5:40、約1時間かけて賽の河原に到着。日の出の時間は過ぎてますが、まだお日様は山の向こう側。
ここらへんから転ばないように気をつけつつも、ちょくちょく振り返り、影鳥海が見えないか期待を膨らます…

9/27 22:25

お〜　あれか!???
でも方向が…　北北西

飛島？いや、あんな高い山はないはず…　後で確認するとどうやら男鹿半島っぽい

9/27 22:25

で、こっちこそ本命？

んー　鳥海山の影なんだろうか…　もっと手前の山の影だったりして

9/27 22:25

1時間40分で御浜小屋到着
まずまずのペース？
でもヘロヘロ（笑

9/27 22:25

御浜小屋脇でまったり小休止しすぎていると、、
お〜　出た [[wt-clear]]
これから歩む扇子森の向こうから日が差し込み、身体中にパワーがみなぎります♪

9/27 22:25

鳥海湖にも日が射してきました♪

9/27 22:25

延々と逆光になるアングルで、扇子森を越えると八丁坂の降り＆登り

そして奥には鳥海山がはっきりと姿を現します。

9/27 22:25

八丁坂の登りからさらに岩場を少し登り詰めると、東鳥海の外輪山の西寄りの尾根である七五三掛に到着。地名の語源はわかりませんが、広いスペースがあり、神事を執り行うには良さげな場所です。

9/27 22:25

東鳥海のカルデラは北側が開けており、溶岩流の上に広がる森林の向こうに、秋田県方向を綺麗に見渡せます。左側は七五三掛から稲倉岳へと続く外輪山の西側末端部分。

9/27 22:25

七五三掛から千蛇谷（カルデラ内部）に降りていくルートは立入禁止 [[sweat]]
この先で何が起きてるのでしょうか…

9/27 22:25

その代わりに外輪山コースを少し進んだ先に、千蛇谷へ降る新たなルートが設定されています。鳥海山のレコではお馴染の標識☆

9/27 22:25

結構な急斜面です

ここの梯子、怖いかも >_<

9/27 22:25

谷底まで降りたら、雪渓のある辺りで、対岸へ渡ります。季節によっては、ここに長い雪渓があって、雪渓上を歩いて登っていくみたいですね。

9/27 22:25

9月下旬、、、
最も雪渓が小さい時期なんでしょうねー　よく頑張りました♪

9/27 22:25

さて、こっからが長かった…
谷底から延々と続く登りが始まります。先を見ても山頂となる新山は望めず、手前の荒神ヶ岳を眺めながら登り続けます。

9/27 22:25

ひたすら登り続けてると飽きてくるので、お花でも見ながらゆっくりと（笑

アザミちゃん

9/27 22:25

ミヤマアキノキリンソウ
別名：黄金菊

9/27 22:25

セリ科（笑

次回からちゃんと葉っぱも撮ります [[sweat]]

9/27 22:25

足元だけじゃなく、景色も♪
右手にはずっと外輪山の内壁を見ながら進みます。

9/27 22:25

振り返ると、御浜小屋、八丁坂、七五三掛と、歩いてきた道を一望できます。それにしても気持ちのいい日本海です☆

9/27 22:25

まだまだ続く登り〜

あと少しかな？？

9/27 22:25

たぶん、ミヤマなんちゃら（笑

→ミヤマキンポウゲ

9/27 22:25

これはなんでしょう？？

→イワギキョウ

9/27 22:25

やっと到着 ((+_+))

9/27 22:25

残念ながら神社はすでに冬支度も済み、クローズ

お札貰えません >_<

9/27 22:25

さて、神社の裏から、新山へ♪

9/27 22:25

新山…　舐めてました [[sweat]]

こんなハードだったなんて聞いてないよ〜

9/27 22:25

くはっ [[sweat]] [[sweat]]

高所恐怖症じゃなくても、ちとビビる（笑

9/27 22:25

途中、チラッと振り向いてみる…　激しく後悔 [[sweat]] 　怖くなるだけ（笑

9/27 22:25

この初心者に、これを登れと言うんかい…

ぃゃ、ちと大げさですが、みなさん気をつけてください

9/27 22:25

鳥海山のレコでは必ずといっていいほど登場するここ（笑
なら、省略していいじゃん、っていうツッコミはなしで (゜レ゜)

9/27 22:25

山頂付近はまさに溶岩ドーム[[sweat]]

9/27 22:25

到着しました〜☆
休憩挟みつつ5時間15分 どうにか日が暮れる前に帰れそうです（笑

聞いてた通り狭い山頂。ですが、平日に来た甲斐があり、先客も間もなくはけて、10分程度の独り占めタイム♪

9/27 22:25

では、ぐる〜っといきます♪

北東方向、雲の中 >_<
秋駒？岩手山？なにか見えるかな？？

9/27 22:25

東方向　外輪山

この日は遠く太平洋にある台風から暖かい空気が流れ込んできて、鳥海山の東側は雲海に包まれていました。早池峰も蔵王も、南にある月山すら、、みえましぇん(+_+)

9/27 22:25

南西方向には庄内平野

こちらは気持ちよく晴れています☆

9/27 22:25

そして北西方向も晴れ♪
秋田県にかほ市

鳥海山を巻いて東側から雲海が流れ混んでいます。はよ帰らんと[[sweat]]

9/27 22:25

さて、新山を下山するとします。
降りは外輪山への登り口へと降りる別ルートで♪　これまた鳥海山レコでは定番の胎内くぐり。

9/27 22:25

新山を降って、草地が見え始め、落石の危険がなさそうなところでランチタイム♪

おにぎり食べながら眺める目の前の壁 [[sweat]]　ここ登るんか…　絶賛落石中って感じ [[sweat]]

9/27 22:25

で、その壁を登ってる途中で後ろ振り向くの図。御室小屋と新山方向へ分岐する三叉路あたりでランチしてました。

9/27 22:25

壁を登りきり一安心
写真奥へ向かうと外輪山コースで七五三掛に戻りますが、一旦手前方向の七高山山頂に向かいます。といってもあっという間ですが。

9/27 22:25

外輪山の最高地点、七高山
三角点はこちらに設置してりますが、標高的には新山のほうが僅かに高いようです。

9/27 22:25

七高山付近から新山を眺めます。

9/27 22:26

七高山のさらに北側にもう1つピークがあり、その東斜面には、祓川コースで矢島口へ降りる登山道が見えます。

9/27 22:26

七高山付近から千蛇谷を望みます。これから左側に見える外輪山の尾根沿いに下山開始♪長そぉ…
外輪山の尾根上にいくつかのピークがあり、七高山側から行者岳、伏拝岳、文殊岳となりますが、地図とにらめっこして歩いてないので、どこがどこだかよくわかりません（笑

9/27 22:26

行者岳？
ここの脇からカルデラ内に降りるルートもあったようですが、今年大規模な崩落があり現在立入禁止となっています。

9/27 22:26

外輪山尾根上から新山と御室小屋

9/27 22:26

ん〜　こんな感じの道を延々と歩きます。往路にこちらをチョイスしたほうが景色的にはいいのかな〜　とか思ったりして＾＾；

9/27 22:26

伏拝岳分岐

9/27 22:26

あの先のピークが文殊岳かな？
なんと！山麓は雲の中？？(+_+)　急がねば

9/27 22:26

外輪山の外側♪
南斜面

9/27 22:26

もういっちょ外側♪
南西方向には庄内平野広がります。美味しいお米が収穫されてそうな予感☆

9/27 22:26

文殊岳通過♪

さらば鳥海山
またいつの日か〜

9/27 22:26

文殊岳を過ぎると、一気に標高を下げていきます。膝に結構きます[[sweat]]

9/27 22:26

ようやく七五三掛まで戻ってきました☆七五三掛から振り返ると、もう御室小屋は見えません。

と、眺めてると、遠くから爆音が…

9/27 22:26

コンデジの限界 [[sweat]]
ヘリが御室小屋？新山のあたりでホバリングしています。何かあったのでしょうか？大したことなければいいのですが…　幸い、大きなニュースはなかったようです。

9/27 22:26

さて小休止を終え、七五三掛を出発です♪

すでに13時半、夕方のイベントに間に合わせるべく先を急がねば [[sweat]]

9/27 22:26

往きには気がつかなかったお花を発見

七五三掛付近は竜胆がたくさん咲いてました。（エゾオヤマリンドウ）

9/27 22:26

八丁坂を降って、登って…

9/27 22:26

なんだっけ…

→ハクサンイチゲ

Springさん、ほんとありがとうございます

9/27 22:26

鳥海湖もさようなら〜
またくるね！

9/27 22:26

御浜小屋通過♪

9/27 22:26

ぃゃ〜　長い [[sweat]] [[sweat]]

やっぱり靴がキツイみたいで、長い距離の降りになると必ず爪先が悲鳴を上げてきます。

9/27 22:26

ぉぉー　鉾立の駐車場がようやく見えてきました。

9/27 22:26

往きは夜明け前でよくわからなかった奈曽渓谷を右手に見ながら…
てな余裕はあまりなく、足、がっくがく（笑

9/27 22:26

☆15時半、無事帰還☆

9/27 22:26

鉾立駐車場
平日はさすがに空いてますねー

山形登山のテッパン（って俺だけかも）、玉こんにゃくとコーラで独り乾杯（笑

9/30 15:46

バッジはビジターセンター内でご購入

9/27 22:26

鉾立駐車場から夕陽を眺めるというオプションもありなのですが、ドライブで来たときに経験済みでしたので、お風呂を求め、まずは下山。鳥海温泉、あぽん西浜、夕日を見るため超烏（笑

9/27 22:26

で、急いで十六羅漢の駐車場へ移動[[dash]]
間に合った☆

9/27 22:26

夕焼けの日本海に浮かぶ飛島もくっきり♪鳥海山の噴火で山頂部が吹っ飛んで出来上がった島なので「飛島」だそうです。まぁ、伝説でしょうけど（笑

9/27 22:26

一日の疲れを癒します
夕日を眺める俺ってワイルド〜☆

9/27 22:26

今日も楽しい一日を
ありがとうございました

撮影機器：

COOLPIX S640 NIKON

感想

Vono

やっぱ、山形ケンミンとして、山形県最高峰は登らんとー　と思いまして
夏にどうしてもチャレンジしたかった鳥海山
結局、仕事で身動きできず、秋分の日も過ぎてしまい、初心者＆ヘタレなオイラが果して日帰りできるのだろうか…　
と迷いつつも以下を心がけて挑戦♪
なるべく早く出発すること
各通過ポイントで制限時刻を設定し、予定をオーバーしたらそこから引き返す
日が暮れてしまった時のためにヘッドランプを買う（当たり前っすね）

仕事の山も越えて舐めた生活を送るワタクシ、前回の八甲田に続き、今回も堂々の平日登山♪
日の出1時間前に出発し、どうにか登ってきました！
実は初の2000m越えという、まだまだひよっこですが、最高の景色を堪能してきました

詳細の感想は写真欄のほうへ書きましたが、新山の登りが予想以上にハードでびっくり…
体力的がそんなに必要なわけじゃありませんが、あんなところ登るの・・・って、内心ビビりまくり
降りはさらなる恐怖
こんなんじゃ、北アルプスなんてまだまだなんだろうな〜　と凹みつつ
さらには、日テレのイモトさんのマッターホルンに腰を抜かす私でした（笑

コメント

Spring

こんばんは〜☆
良いお天気で、素晴らしい眺めでしたね
そういう日は日焼けが気になっちゃいますが
でも、写真が綺麗に撮れるから晴れている方がいいですよね

制限時間を設けるのって、私もたまにします。
行けるところまで行ってみて、途中で引き返す場合によく使います。
結局何しに行ったんだか分からないこともあるのですが…

お花ですが、もうお調べですか？
一応、泣いて喜んでもらうために(笑)
22はミヤマアキノキリンソウ、27はミヤマキンポウゲ、28はイワギキョウ、63はエゾオヤマリンドウ、65はハクサンイチゲです
ちなみに、23のセリ科は、花の根元部分や葉がないと同定が難しいかと思います。
あっても、私は自信がありませんけど
一応ご確認くださいね

Vono

Springさんへ
涙ちょちょぎれるほど喜んでおります
ちゃんと復習して次回以降に生かします
竜胆はいつまでたっても細かい区別がつきません>_<

ずっと空模様と仕事の都合を突き合わせてチャンス狙ってたんですよ〜　ようやく晴れた日に行けました♪
お嬢さまは日焼け、気になりますよね

行けるところまでいって引き返すのでも楽しそうですよねー　僕もピークハントしてるわけじゃなく、自然の中を歩きたいのが一番なので、歩けるだけ歩くのでも面白いと思います♪