三浦アルプス 大沢谷ニリンソウの小径と大桜

2020年04月03日(金) [日帰り]

• GPS: 06:46
• 距離: 8.4km
• 登り: 425m
• 下り: 445m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:01
• 休憩: 0:46
• 合計: 6:47

10:09 スタート地点
12:36 12:36 大沢谷分岐
12:51 12:52 三国峠
13:05 13:25 乳頭山
13:51 13:51 中沢分岐
14:07 14:07 馬頭観音
14:12 14:12 椿尾根
15:07 15:24 森戸林道終点
16:03 16:10 大桜
16:16 16:17 栗坪分岐
16:56 ゴール地点

天候

晴れ 17℃

アクセス

利用交通機関：

バス

京急バス

コース状況／危険箇所等

大沢谷コースはよく練れた巻き道があり概ね問題ありません。しかし、沢から高い場所で崖をトラバースする崩れ道や、途中で消えて最後は強引に突破しなくてはならない道が何箇所かあり緊張を強いられました。沢を歩ける靴や装備、地形図とGPS、多少の慣れ、が必要と思います。
南尾根から栗坪分岐尾根へはD13から気軽に入りましたが崩れたトラバース道で結構緊張しました。D12から入るのが正解のようです。
このようにいくつか危険箇所がありますので、不慣れな方は慣れた方と同行するなど十分に気をつけて下さい。

写真

4/3 10:09

今日は境橋からはいります。

4/3 10:16

菜の花畑　
イノシシのための里と山との緩衝帯なのだとか

4/3 10:17

すぐにニリンソウの群落！満開ですね

4/3 10:18

ボロボロの丸太橋を渡り

4/3 10:19

ウラシマソウ
今日はあちこちで見られました
学名でもArisaema urashimaと「浦島」が付いているとは！

4/3 10:23

今日の目当てのニリンソウの小径
ずーっと続いています
森の奥へ奥へと誘うかのよう

4/3 10:24

カノコソウ でしょうか？
小さいけどラッパ状の花形がかわいらしい

4/3 10:30

ずーっと

4/3 10:31

茅塚へのニリンソウの小径を分け

4/3 10:33

八重のニリンソウも見られました！

4/3 10:35

碧の淵

4/3 10:38

左の高みをトラバース
だいぶ崩れていて雨で緩くちょっと危ういです

4/3 10:44

ネコノメソウの仲間
ヤマネコノメソウかなぁ （自信なし）

4/3 10:44

この葉っぱはキケマンですよね？

4/3 10:47

深山ムードですが空に開いている明るい谷です

4/3 10:55

どなたかの写真で見たナスビ
お助けロープついてますね
伸び縮みするのでお助けにはなりません．．．

4/3 10:56

沢におりて沢床を歩いたり巻き道へ上ったり
今日は昨日までの雨のせいで水量が多いようです
そこで基本的に巻き道をいきますが、必ずしも盤石ではなく途中で消えることも。

4/3 10:57

ほんとうに至る所で。すばらしい！
ニリンソウの谷です

4/3 11:01

きれいな滑

4/3 11:02

美しい沢床

4/3 11:11

巻き道がなくなったので沢床を行きます

4/3 11:13

ほんとうに綺麗な沢です

4/3 11:17

沢にかかるちょうど良い倒木があったのでここに腰掛けて休憩
せせらぎと緑陰が気持ち良い場所です
軍艦島ってこのあたりかな？それらしき島は見つけられず
畠山方向へ向かう尾根が張り出してきています

4/3 11:29

新芽と新緑が綺麗です

4/3 11:31

なんとも気持ち良い沢

4/3 11:36

沢床歩き

4/3 11:37

落花たち

4/3 11:39

これはイワボタンかな？
ネコノメソウは似ているのが多くて．．．

4/3 11:54

だいぶ上流にきました

4/3 11:55

綺麗な滑

4/3 12:01

目に飛び込んでくる 当に やまぶき色

4/3 12:02

楽しい沢歩き
滑をじゃぶじゃぶ登っていきます
この辺も葉山層群らしい岩肌です

4/3 12:03

いやぁ綺麗だ
まるで八ヶ岳あたりみたいな雰囲気

4/3 12:06

にょきにょきたち

4/3 12:10

滑滝を登ります

4/3 12:16

うなぎ渕みたいな綺麗な小渕
シンボリックな滝ですが名前はないのかな？
ここは突破たいへんそうなので巻きます

4/3 12:18

右手から支沢が合流

4/3 12:18

ここで畠山の尾根から来る大きめの支沢と合流
本来なら沢床に戻るべきだった...
しかしこの辺で沢から尾根へ離脱するはずなので、右手に登る巻き道を選択せざるを得なかったのです...

4/3 12:20

で、巻き道へ
どんどん高くなりいよいよ畠山尾根道へ離脱か。
とおもいきや、どんどん狭くなっていく．．．

4/3 12:21

さらに狭く．．．汗

4/3 12:24

で、詰んだ。。。チーン
しばし思案するも突破することに。周囲を見回すと、踏み跡があり、どうやらここから降りるようです。後ろ向きに三点支持で降りますが、結構高さもあり、ホールドも弱く、接地は泥で滑り、ちょっとヒヤヒヤしました。写真の見た目よりは大変。

4/3 12:25

振り返って撮影
写真左下のズルズルがホールドできず苦戦
振り返ってみるともう少し左下に岩があったのか。

4/3 12:27

下の方に忘れ物ではなくお助けストックが置かれていました
そこまで行くのが足元ズルズルでホールドできず苦戦．．．

4/3 12:27

沢床は実に平穏。
本来はこちらを来るべきだったか．．．

4/3 12:29

そして、ここからが正しい尾根への離脱の道

4/3 12:30

ちなみに沢上はこんなで、とても沢を詰めて行けそうにありません

4/3 12:31

こりゃまた最後にヒヤヒヤのトラバース
もう崩れちゃって踏み場ないじゃん．．．
慎重にクリア

4/3 12:33

ちょっと落ち着きましょう
キランソウかな？

4/3 12:34

おー尾根道が近い！

4/3 12:35

D6大沢谷分岐に無事到着
東京港要塞第一区とは戦時中の物騒な遺産ですね

4/3 12:46

D7（のはず）を標識通りに左折
右は田浦梅林へ抜ける乳頭山の巻き道

4/3 12:48

この辺が大沢谷川の源頭
この川も乳頭山を源流とする川なんですね。

4/3 12:50

毎度おなじみのD8三国峠に到着

4/3 12:54

乳頭山の西側の巻き道に寄り、南沢への直下道を見に行きます
ロープないけどここかなぁ。
踏み跡あり。

4/3 12:57

このところ頻繁に来ている乳頭山
平日なのでお昼時なのに誰もいません
貸切でランチタイム

4/3 13:26

FK1にて
まだ歩いたことのない東尾根、北尾根を通り、椿尾根へ向かいます。

4/3 13:30

FK2にて

4/3 13:32

振り返って乳頭山（左）と中尾根

4/3 13:42

道端のホタルカズラ
目に飛び込んでくる鮮やかな紫

4/3 13:44

道標37は
鉄塔No.36の小ピークへの分岐
直感的には意外だけど右へ

4/3 13:44

二子山方面（北尾根）も右

4/3 13:51

道標35中沢分岐

4/3 13:51

ここから中沢へ分岐
南沢みたいな源頭感は全くない

4/3 13:54

地理院地図に書かれた中沢への分岐地点にある英語の道標
でも実際に道があるかは不明

4/3 13:55

左に虎ロープでとうせんぼの道
ここを行くとどうやら三角点のある158.8m峰に行く模様

4/3 13:57

1−2号No.36鉄塔
ここから北尾根にショートカットできそうだけど正しくは直進

4/3 13:58

FK3にて
左折して北尾根へ

4/3 13:59

ここにも地蔵標識
以前は正式な道標は少なく、このようなボランティアによって道迷いを防止していたのでしょうね。ほんと感謝です。

4/3 14:00

軽快な北尾根の道
南尾根とはまったく違う。

4/3 14:09

馬頭観音

4/3 14:08

馬頭観音
馬頭とともにとても安らかなお顔です
今日の山行の安全を祈願し手を合わせて参ります

4/3 14:12

森戸林道終点を目指し、大好きな椿尾根を行きます

4/3 14:25

きょうはウラシマソウの一日

4/3 14:29

ヤマブキが綺麗

4/3 14:35

二子山方向の北尾根がヤマザクラのピンクと新緑の黄緑に覆われ綺麗です

4/3 14:35

もう一つの裏お目当てはこの椿尾根の大ヤマザクラ
高くて見えにくいけどサクラ咲いてます！

4/3 14:41

あ、シュンラン
まだ咲いてました

4/3 14:41

ここにも

4/3 14:42

美しいシュンランの花

4/3 14:44

ここにも4株
椿尾根は花いっぱいで大好きです

4/3 14:52

楽しい椿尾根歩きも終了
最後の激下り
お助けロープを頼って注意してもスリップします
右下滑ってます💦

4/3 14:53

椿尾根入り口のリボンを確認

4/3 14:55

北沢を合わせ

4/3 14:56

うなぎ渕分岐

4/3 14:58

綺麗な中沢の沢床を行きます
ちょっと水量が多いです

4/3 15:04

中尾根への北側の取付き口

4/3 15:05

林道終点広場到着
南沢を合わせ

4/3 15:06

林道終点
ここにもニリンソウが。
前回有ったっけ？

4/3 15:07

林道広場に到着
休憩します。
コナラの古名は「ははそ」というそうです

4/3 15:16

林道終点広場の奥から初めての連絡尾根に取り付きます

4/3 15:19

凛としたタチツボスミレ

4/3 15:21

椿の尾根を急登
振り返って撮影

4/3 15:27

南尾根の大桜方向
これが大桜だったのなら感激だなぁ

4/3 15:35

D16連絡尾根分岐に到着
結構登った

4/3 15:45

ホウチャクソウ

4/3 15:53

30番
右へ

4/3 15:57

D15、31番
ここも右へ

4/3 16:03

大桜
豊かに咲いています！

オオシマザクラのようです

4/3 16:04

豊かな枝ぶりに白い花びらと黄緑の新芽が美しい

4/3 16:07

大きく手を広げております。
今年は寂しいだろうけど、また来年に！

4/3 16:13

D13 栗坪分岐
今日のもう一つの初めての尾根、栗坪分岐尾根？に向かいます

4/3 16:14

栗坪分岐尾根への取付き口

4/3 16:15

気楽な道と思いきや、右側が崖のトラバース道
振り返って撮影
またしても崩落していて足の置き場に苦労します
でも今日はこんなのばっかりなのでだいぶ慣れました

4/3 16:16

なんと、ここでもう一本の南尾根から来る道と合流
後で調べたら、もう一つD12の栗坪分岐があるようで、こちらが正規の尾根道の模様。。。

4/3 16:18

西方を望む。
遠くに見える2つのピークはどこだろう？
観音塚167m峰と滝の上の154m峰だろうか？

4/3 16:19

素敵な道相
結構好きな尾根道です

4/3 16:25

素敵な尾根道

4/3 16:26

素敵な尾根道

4/3 16:28

どーんと ひこばえの木
なんの木だろう？モチノキかな？（不明）

4/3 16:31

なんとも美しい道相です
楽しい尾根歩き

4/3 16:33

終点
道がよくわからなくなる
土管の上を歩き道を探す

4/3 16:33

可愛らしいイワボタンの花

4/3 16:37

カキドオシ

4/3 16:38

小滝がありました

4/3 16:39

別の道と合流

4/3 16:40

竹林

4/3 16:41

登山道入り口に到着
栗坪川に沿って下ります

4/3 16:43

青面金剛塔という庚申塔で本日の安全な山行をお礼して手を合わせて参ります

4/3 16:45

ここが当地のブランド葉山牛のふるさとか！

4/3 16:56

終点の新沢BSに到着しました

いろいろな表情を見せてくれる三浦アルプス
我が家から歩いても行ける豊かな自然にこれからも魅了されたいと思います

4/3 10:31

代表写真用

撮影機器：

iPhone XS Max 64GB SIMフリー Apple

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） 保険証 携帯 時計 ストック 三角巾

感想

nao515

先日ハイカーの方に教えて頂いたニリンソウの小径や山桜、野花を目当てに、大沢谷〜乳頭山〜椿尾根〜連絡尾根〜大桜〜栗坪分岐尾根の縦周りルートで廻りました。
ニリンソウは終盤ですがまだ見頃で大沢谷川沿い至る所で見られました。まさにニリンソウの小径でした。
椿尾根に可憐に残るシュンラン、道中至る所で見かけた鮮やかなヤマブキやヤマザクラ、道端で咲き誇るホタルカズラ、ムラサキケマン、ウラシマソウ、イワボタンなどの春の野花、そして谷筋の木々の青葉も見事でした。