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Yamareco

記録ID: 2299028
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
札幌近郊

天狗小屋からの周回縦走 毒矢峰〜余市岳〜長尾山

2020年04月12日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
10:59
距離
33.0km
登り
1,878m
下り
1,873m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:11
休憩
0:49
合計
11:00
4:55
64
スタート地点
5:59
6:01
91
7:32
7:44
38
8:22
8:24
101
10:05
10:11
52
大江山(1172P)
11:03
11:15
37
中の沢(1086P)
11:52
11:58
62
13:00
13:03
26
13:29
13:29
19
13:48
13:53
18
14:11
14:12
103
15:55
ゴール地点
EK度数(計画時)
全行程:60+10% (32.5km, ↑1850m, ↓1850m, 氷化した雪〜腐れ雪)
美比内山で下山:48.5+10% (26km, ↑1500m, ↓1500m, 氷化した雪〜腐れ雪)
( )は左から行動距離、累積↑、累積↓、積雪状態で、累積↑↓は等高線読みの概算
EK度数=距離[km]+(累積↑[km]×10)+(累積↓[km]×5)
+○%は積雪状態を考慮した割増
EK度数/脚力=おおよその行動時間
脚力は夏道で距離1km or 上り100m or 下り200mを1とした1時間あたり行動量で標準は4程度。
天候 8〜9時ころ一時的にくもり それ以外は快晴 
過去天気図(気象庁) 2020年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
レンタカーを利用
定山渓から元山方面へ8kmほど進んだところにある天狗小屋手前の橋の近くに駐車
コース状況/
危険箇所等
余市岳前後の急登・急下降区間は固雪のため、足元注意。
お昼を過ぎると、標高の低いところは腐れ雪に。
余市岳から下ってしばらくは広い雪原のため、道迷注意。
乗用車を使っての山行は封印していましたが、こういう状況なので封印を解除。乗用車を使っての山行は初ですね。
2020年04月12日 04:54撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
4/12 4:54
乗用車を使っての山行は封印していましたが、こういう状況なので封印を解除。乗用車を使っての山行は初ですね。
普段ならば、スタート位置に着くのが早くても午前9時。
4時間の貯金がある状態です。
2020年04月12日 05:07撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
4/12 5:07
普段ならば、スタート位置に着くのが早くても午前9時。
4時間の貯金がある状態です。
毒矢峰急登の取りつき。一部土も見えていますが、この時間帯なので、つぼ足でも埋まらずにどんどん登ります。
2020年04月12日 05:10撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
4/12 5:10
毒矢峰急登の取りつき。一部土も見えていますが、この時間帯なので、つぼ足でも埋まらずにどんどん登ります。
一生懸命声出ししていたヤマゲラ。
普通の野鳥の止まり方してますね。
2020年04月12日 05:34撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
5
4/12 5:34
一生懸命声出ししていたヤマゲラ。
普通の野鳥の止まり方してますね。
朝日がようやく見えてきました
2020年04月12日 05:38撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
2
4/12 5:38
朝日がようやく見えてきました
対面の千尺高地。何とかここまで繋ぎたい。
2020年04月12日 05:47撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
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4/12 5:47
対面の千尺高地。何とかここまで繋ぎたい。
朝日と定天
このあたりまで来ると、歩きやすい地形がしばらく続きます。
2020年04月12日 05:49撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
1
4/12 5:49
朝日と定天
このあたりまで来ると、歩きやすい地形がしばらく続きます。
毒矢峰に到着
2020年04月12日 05:57撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
4/12 5:57
毒矢峰に到着
見晴らしの良いところから振り返りました。
2020年04月12日 06:12撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
1
4/12 6:12
見晴らしの良いところから振り返りました。
今のところ調子よく歩けています。
2020年04月12日 06:14撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
4/12 6:14
今のところ調子よく歩けています。
2月に歩いた時の最終地点より北西方向に進みます。
松の陰に真っ白な余市岳が見えてきました。
2020年04月12日 06:35撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
4/12 6:35
2月に歩いた時の最終地点より北西方向に進みます。
松の陰に真っ白な余市岳が見えてきました。
ガスがピークをなめるように流れているようです。
2020年04月12日 06:40撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
3
4/12 6:40
ガスがピークをなめるように流れているようです。
このあたりは地図の等高線が入り組んでいて、小さな沢がいくつかあるようです。
2020年04月12日 06:57撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
4/12 6:57
このあたりは地図の等高線が入り組んでいて、小さな沢がいくつかあるようです。
南岳〜余市岳ラインの中間ピーク
2020年04月12日 07:03撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
4/12 7:03
南岳〜余市岳ラインの中間ピーク
進行方向にようやくコルが見えてきました。
2020年04月12日 07:08撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
4/12 7:08
進行方向にようやくコルが見えてきました。
このあたりのダケカンバが霧氷地帯になっていました。
2020年04月12日 07:16撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
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4/12 7:16
このあたりのダケカンバが霧氷地帯になっていました。
もう少し東の夏用登山道(廃道)あたりなら、もっと映えたかと思います。
2020年04月12日 07:20撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
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4/12 7:20
もう少し東の夏用登山道(廃道)あたりなら、もっと映えたかと思います。
遠目で無意根方面を入れてみます。
2020年04月12日 07:21撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
1
4/12 7:21
遠目で無意根方面を入れてみます。
コルまで斜面をトラバース。
輪かんじきに付け替えて時間をつぶしますが、タイミング悪く、山頂付近が荒れてそう。
2020年04月12日 07:27撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
4/12 7:27
コルまで斜面をトラバース。
輪かんじきに付け替えて時間をつぶしますが、タイミング悪く、山頂付近が荒れてそう。
薄日はさしていますが、早く雲が抜けてほしいところ
2020年04月12日 08:14撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
1
4/12 8:14
薄日はさしていますが、早く雲が抜けてほしいところ
山頂手前のケルン
2020年04月12日 08:18撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
4/12 8:18
山頂手前のケルン
ようやく山頂に到着し、最初の関門クリア。
標高1000m〜1200mあたりで少々降雪があったようで、
やや苦戦しました。
2020年04月12日 08:22撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
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4/12 8:22
ようやく山頂に到着し、最初の関門クリア。
標高1000m〜1200mあたりで少々降雪があったようで、
やや苦戦しました。
ここから今回のメイン。余市岳から美比内山方面につなげます。
尾根に乗るため、まずは北西方向に大きく下ります。
2020年04月12日 08:31撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
4/12 8:31
ここから今回のメイン。余市岳から美比内山方面につなげます。
尾根に乗るため、まずは北西方向に大きく下ります。
さらにその先につながる尾根道。
羊蹄山東側麓から手前に見える小さなピークが大江山(1172P) です。
2020年04月12日 08:31撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
4/12 8:31
さらにその先につながる尾根道。
羊蹄山東側麓から手前に見える小さなピークが大江山(1172P) です。
風で荒々しい雪面
2020年04月12日 08:35撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
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4/12 8:35
風で荒々しい雪面
南側はだいぶん青空になってきました。
2020年04月12日 08:37撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
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4/12 8:37
南側はだいぶん青空になってきました。
山頂にかかっていた雲も抜け始めたようです。
2020年04月12日 08:40撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
4/12 8:40
山頂にかかっていた雲も抜け始めたようです。
この先もしばらく何もない雪原です。
2020年04月12日 08:41撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
4/12 8:41
この先もしばらく何もない雪原です。
あと30分遅ければ、丁度良かったかな^^;
2020年04月12日 08:46撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
4/12 8:46
あと30分遅ければ、丁度良かったかな^^;
これから歩く長い稜線。
一度歩いたうえで振り返ると、山の位置がわかってきました。
2020年04月12日 08:52撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
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4/12 8:52
これから歩く長い稜線。
一度歩いたうえで振り返ると、山の位置がわかってきました。
この先、左側の広々としたところは行き止まりです。
2020年04月12日 08:55撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
4/12 8:55
この先、左側の広々としたところは行き止まりです。
東側にある痩せ尾根
2020年04月12日 09:18撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
4/12 9:18
東側にある痩せ尾根
だだっ広い雪原は、このあたりで一旦終了
2020年04月12日 09:29撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
4/12 9:29
だだっ広い雪原は、このあたりで一旦終了
1178標高点はちょっとした崖の上
2020年04月12日 09:39撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
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4/12 9:39
1178標高点はちょっとした崖の上
この先はしばらく尾根道が続きます。大江山は尾根の奥です。
2020年04月12日 09:48撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
4/12 9:48
この先はしばらく尾根道が続きます。大江山は尾根の奥です。
大江山に到着。余市岳からの雪原歩きは新鮮でした。
2020年04月12日 10:09撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
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4/12 10:09
大江山に到着。余市岳からの雪原歩きは新鮮でした。
雲のかかっていない羊蹄山
2020年04月12日 10:10撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
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4/12 10:10
雲のかかっていない羊蹄山
大江山からしばらくは下り基調。150mほど標高を落とします。
2020年04月12日 10:16撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
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4/12 10:16
大江山からしばらくは下り基調。150mほど標高を落とします。
先に見えるのは1048m標高点。左側(東側)は行き止まりの尾根
2020年04月12日 10:31撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
4/12 10:31
先に見えるのは1048m標高点。左側(東側)は行き止まりの尾根
間違えないよう、西側を巻いていきます。
2020年04月12日 10:33撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
4/12 10:33
間違えないよう、西側を巻いていきます。
ここを登った先が中の沢(1086P)です。
2020年04月12日 10:42撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
4/12 10:42
ここを登った先が中の沢(1086P)です。
余市岳がかなり遠くなりました。
2020年04月12日 11:01撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
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4/12 11:01
余市岳がかなり遠くなりました。
何もない雪原ですが、このあたりが中の沢(1086P)です。
2020年04月12日 11:06撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
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4/12 11:06
何もない雪原ですが、このあたりが中の沢(1086P)です。
無意根山の手前に見えるピークが美比内山です。
小さなピークが点在しているので、うまくかわしながら進みたいところ。
2020年04月12日 11:20撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
4/12 11:20
無意根山の手前に見えるピークが美比内山です。
小さなピークが点在しているので、うまくかわしながら進みたいところ。
美比内山の西にある大き目のポコは東側から巻いて進めます。
2020年04月12日 11:34撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
4/12 11:34
美比内山の西にある大き目のポコは東側から巻いて進めます。
美比内山直下の急登は厳しかったです。何とか山頂に到着し、毒矢と美比内をつなぐことができました。
これで下山でも十分ですが、まだ未歩行の美比内山〜長尾山間も繋げます。
2020年04月12日 11:52撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
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4/12 11:52
美比内山直下の急登は厳しかったです。何とか山頂に到着し、毒矢と美比内をつなぐことができました。
これで下山でも十分ですが、まだ未歩行の美比内山〜長尾山間も繋げます。
ここも前回、遠くを見ることはできませんでしたが、
今回はばっちりです。
2020年04月12日 12:00撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
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4/12 12:00
ここも前回、遠くを見ることはできませんでしたが、
今回はばっちりです。
美比内山と大沼山の中間付近にある大小のポコは、北よりをトラバースするように巻きました。
2020年04月12日 12:18撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
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4/12 12:18
美比内山と大沼山の中間付近にある大小のポコは、北よりをトラバースするように巻きました。
先行者のトレース。かんじきではややグリップ不足でした。
2020年04月12日 12:30撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
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4/12 12:30
先行者のトレース。かんじきではややグリップ不足でした。
ここから大沼山へ100mほどの登りです。
2020年04月12日 12:35撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
4/12 12:35
ここから大沼山へ100mほどの登りです。
進路を横切る生き物。体長が笹の葉の幅くらいで非常に小さいです。
2020年04月12日 12:47撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
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4/12 12:47
進路を横切る生き物。体長が笹の葉の幅くらいで非常に小さいです。
この先が大沼山のピーク。休憩している方もちらっと見えました。
2020年04月12日 12:50撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
2
4/12 12:50
この先が大沼山のピーク。休憩している方もちらっと見えました。
大沼山からの美比内〜余市ライン
2020年04月12日 12:58撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
1
4/12 12:58
大沼山からの美比内〜余市ライン
大沼山に到着
2020年04月12日 12:59撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
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4/12 12:59
大沼山に到着
余市岳から東側。雲もほとんど出てなくてよいですね。
2020年04月12日 13:00撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
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4/12 13:00
余市岳から東側。雲もほとんど出てなくてよいですね。
この奥の長尾山が今日のラストです。
2020年04月12日 13:14撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
4/12 13:14
この奥の長尾山が今日のラストです。
千尺高地を過ぎて、長尾山から北に続く尾根が目の前に。
2020年04月12日 13:34撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
4/12 13:34
千尺高地を過ぎて、長尾山から北に続く尾根が目の前に。
長尾山に到着。余市岳からここまで歩くことができました。
2020年04月12日 13:48撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
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4/12 13:48
長尾山に到着。余市岳からここまで歩くことができました。
先日の喜茂別への縦走を思い出しつつ、無意根山を撮りました。
2020年04月12日 13:52撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
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4/12 13:52
先日の喜茂別への縦走を思い出しつつ、無意根山を撮りました。
もう頭が働かず、千尺高地から元山のほうに下山を目指します。
2020年04月12日 13:58撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
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4/12 13:58
もう頭が働かず、千尺高地から元山のほうに下山を目指します。
きれいなダケカンバとスキーの跡に引きずられました。
下り口はもう少し先。
2020年04月12日 14:06撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
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4/12 14:06
きれいなダケカンバとスキーの跡に引きずられました。
下り口はもう少し先。
東側の崖尾根に少し雪崩の跡。
この後、下山間近で変なところに入ってしまい失敗。
2020年04月12日 14:22撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
4/12 14:22
東側の崖尾根に少し雪崩の跡。
この後、下山間近で変なところに入ってしまい失敗。
何とか下山後、天狗小屋まで5kmほど歩きました。
写真はゴール2km手前の山鳥橋
2020年04月12日 15:35撮影 by  Canon PowerShot SX70 HS, Canon
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4/12 15:35
何とか下山後、天狗小屋まで5kmほど歩きました。
写真はゴール2km手前の山鳥橋
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ソフトシェルジャケット ソフトシェルパンツ 靴下 ソフトシェルグローブ アウター手袋(中綿入り) 予備手袋 ゲイター マフラー 耳あて 毛帽子 防寒靴 ザック 輪かんじき 軽アイゼン 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS 筆記用具 保険証 携帯 サングラス ストック カメラ

感想

・計画
2月に毒矢峰、3月に美比内山に行き、今回かねてより興味があった毒矢峰〜余市岳〜美比内山ラインをつなげました。
新型コロナ対策で公共交通機関の利用は控える必要があり、
大物の縦走を試すにはいい機会ということで、今回、登山では初めて乗用車(レンタカー)を利用し、天狗小屋からの周回です。
昨年は定山渓より南岳〜余市岳〜国際スキー場の1Wayでしたが、今回はそれよりもさらに厳しい行程です。
EK度数を使った机上のシミュレーションでは、長尾山まで繋げきった時の所要時間は11時間前後となりそう。美比内山(所要7時間程度)で大きく遅れていた場合はそこで下山とします。

・余市岳まで(想定所要時間は3時間半程度)
夜明けとともにスタート。気温が低いので、かんじきは使わずつぼ足で歩きます。
毒矢峰から少し先までは、前日までの踏み跡があったのと前回の経験からすんなり。
その先も基本的には北西方向に進めばよく、沢地形をうまくやり過ごしながら標高を上げていきます。
きれいなダケカンバの霧氷地帯を通り過ぎ、定山渓側の縦走路分岐でこの先に備えて輪かんじきを投入しましたが、余市岳山頂付近はガスがかかった状態。
今回はタイミング悪く、山頂にいた時間帯以外は、好条件だったようです^^;

・美比内山まで(想定所要時間は3時間少々)
余市岳〜美比内山までは9kmほどの長丁場。
途中で大江山(1172P)や中の沢(1086P)を通過します。
余市岳からいきなりの大下り、まっさらに近い雪原や時折見られる岩場、ちょっとした尾根や道細かいアップダウンなど、バリエーションに富んだルートでした。
美比内山にはなんとかお昼頃に到着し、引き続き大沼山〜長尾山へ挑戦。

・長尾山〜周回完了(想定所要時間は4時間程度)
引き続き細かいアップダウンはありますが、もう迷いやすいところはありません。
千尺高地あたりでは無意根山方面からの下山者とのすれ違いも増え、ちょっとした安心感が出てきました。
美比内山から2時間弱で長尾山に到着し、メインの縦走区間は完了。
千尺高地からの下りはトレースをたどればよかったはずですが、下山直前で変なところに入ってしまい、目の前に深い谷が。今思えば冷静に北に進めばよかったのですが、動揺し変な軌跡を作成しながらの下山となりました。下山後は天狗小屋まで5kmほどのウォーキングです。

・歩いてみて
今シーズン雪山はこれで最後になりそうですが、なんとかこのルートを歩ききれてホッとしています。スタート地点で4時間の差は大きいですね。余市岳〜大江山あたりは奥深い場所だけあって、今回特に楽しめましたが、どう行くにしても片道10km以上あるので、しっかりと準備しておく必要があります。

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