飯豊山


- GPS
- 12:47
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 2,143m
- 下り
- 2,139m
コースタイム
- 山行
- 10:34
- 休憩
- 2:11
- 合計
- 12:45
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
九州百名山を登ってから約2週間、ヤマレコ情報、天気情報等から、薬師岳、塩見岳、飯豊山を候補にする。結局、雪渓歩きが少しあるとのことだが、アイゼン無しで登る人が多いとの情報もあり、天候も良さそうな飯豊山に6月19日(日)に登ることに。とは言っても、歩行距離23km、累積標高差2000m、アップダウンもありそう。いろいろ心配になり、ツエルト、軽アイゼン、もろもろでザック重量が10kgになった。この条件で登ることができれば、今年の目標である幌尻岳、塩見岳、鹿島槍ヶ岳の日帰り山行も何とかなるだろう。
グーグルマップで登山口までの時間を調べると290km、4時間強、プリウスのナビでは5時間、登山口に夜7時までには着きたい。18日午後1時ころ出発することに。途中サービスエリアで地図をもらい確認すると、会津縦貫道と言う道路ができ、会津喜多方間は一気に行けそうなことが分かった。渋滞も無く順調に会津若松ICを下り喜多方に着く。
予定より早く着いたので喜多方市内で時間をつぶす。少し早目の夕食をすき屋でとり、登山口に向かう。午後6時ころ駐車場着。駐車中の車は2台。意外と少ない。外で着替えをしていた方に挨拶する。もう、登って帰るところとのこと。10時間強で往復したそうだ。すごい。雪渓は大したことはないそうだ。しばらくすると、車が来た。車中泊ですか。尋ねると、いや、今から出発します。今回で5回目なので、行けるところまでいって、適当に寝ます。午後6時半ころ出発していった。凄い人もいるものだ。やることも無いので、7時ころから横になって、小説を読みながら寝ることに。8時過ぎには消灯。
予想通りほとんど眠れなかった。3時に起床。出発準備中の人がいた。夜中か明け方に着いた人だろう。3時40分少し暗いが出発。しばらく平坦な道を行くとキャンプ場との分岐に出る。ここからは樹林帯の中を行くが、急登。ザックが肩に食い込む。御夫婦の方とはしばらく抜きつ抜かれつだったが、少しずつ離されて行く。ソロの方にも抜かれ一人黙々と進む。約2時間かかって水場に。涸れていなかったので一安心。
地蔵山三国岳分岐からヤセ尾根の岩稜帯となる。予想以上だ。しばらく行くと、残雪の中に種蒔の標識がある。雪渓が現れる。軽アイゼンを装着。最初の雪渓は短い。軽アイゼンいらなかったかな。しばらく行くとちょっとややこしい雪渓に出る。10〜15m程度急な下りがある。先行者の方が、踏み跡を捜すが見つからないとのこと。シリセードで行こうかな。ササ藪があるので危険ではなさそう。どうしようか迷いながら下ろうとしたところで、転倒、そのまま滑り落ちてしまった。足で制動をかけようとしたがダメだった。ササ藪で停止。見られたら恥ずかしかった。
切合避難小屋手前に水場あり。水量も多い。これで水の心配はなくなった。思い切り飲む。小屋の先から再び雪渓。今度は緩い登りで結構長い。軽アイゼンを装着していてよかった。みんなアイゼン無しで怖くないのだろうか。
本山小屋が見えてくる。草履塚から一旦鞍部に下る。帰りが大変そう。ここから本山小屋を目指した最後の登り。途中、下山中の二人連れの山ガールの方に励まされる。本山小屋にザックをデポして山頂を目指す。山頂には4名の方が。朝ほぼ一緒にスタートしたご夫婦、雪渓で出会った人。この方は百名山75座目とのこと。もう一人は途中で追い抜かれた“いわき”出身の人。証拠写真を撮りすぐ下山。6時間目標だったが、さすがに無理だった。7時間かかった。
下山は途中から“いわき”の人と一緒になる。福島弁が分かりづらかったが、人の良い方であった。下山は6時間、合計13時間の山行であった。途中花も一杯咲いていて、苦しかったが、満足できる登山だった。帰りに“いいでの湯”に立ち寄り午後9時半ころ帰宅した。これで難関をひとつクリアできた。71座目。
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