記録ID: 2319764
全員に公開
講習/トレーニング
関東
相州さんぽ (8) 綾瀬の城山公園・海老名の秋葉山古墳
2020年04月29日(水) [日帰り]


体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 06:48
- 距離
- 20.9km
- 登り
- 164m
- 下り
- 164m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 2:18
- 合計
- 6:48
距離 20.9km
登り 168m
下り 165m
4:56
16分
御嶽山 (大和市)
5:12
5:13
16分
大和ゆとりの森・中原街道脇
5:29
5:30
3分
鶴ヶ岡バス停
5:33
5:45
7分
陽だまり公園
5:52
5:54
11分
綾瀬厚生病院南・大邸交差点付近
6:05
6:06
3分
城山公園・東入口
6:09
6:34
6分
城山公園・物見塚周辺
6:40
6:45
12分
城山公園・西入口
6:57
6:58
13分
目久尻川の虚空蔵橋
7:11
7:12
7分
国分寺台第三バス停
7:42
8:03
6分
相鉄の相模国分信号所踏切 (撮り鉄)
8:09
8:12
1分
清水寺公園
8:13
8:16
5分
龍峰寺
8:21
8:23
16分
国道246号線バイパスの歩道橋
8:54
8:57
22分
上今泉秋葉山緑地北端 (配水池北) のピーク
9:19
9:22
11分
かしわ台駅
9:33
9:35
22分
綾瀬市最高地点・大上3丁目の配水池
9:57
10:05
1分
相模大塚駅南・航空隊線廃線跡 (1)
10:06
10:09
1分
相模大塚駅南・航空隊線廃線跡 (2)
10:10
10:18
2分
相模大塚駅西の踏切 (撮り鉄)
10:20
10:21
2分
相模大塚駅北口
10:23
10:25
9分
桜森神社
10:34
10:41
2分
台湾亭
10:43
10:50
3分
ふれあいの森北部
11:00
11:01
5分
ふれあいの森南入口
11:06
11:07
20分
中央四丁目交差点
11:43
1分
引地川の御嶽橋
11:44
御嶽山 (大和市)
歩行中の平均速度は約4.64km/h。
15km超えで歩くのは久しぶりとなってしまったため、終盤はかなりヘタレ気味でした。
在宅となってからもなるべく意識して歩くようにしていましたが、やはり持久力は、日々電車に乗り、ふつうにヤマレコ活動もする通常の生活と比べて落ちているのかも知れません。体重も僅かに増えてしまいましたし……。
15km超えで歩くのは久しぶりとなってしまったため、終盤はかなりヘタレ気味でした。
在宅となってからもなるべく意識して歩くようにしていましたが、やはり持久力は、日々電車に乗り、ふつうにヤマレコ活動もする通常の生活と比べて落ちているのかも知れません。体重も僅かに増えてしまいましたし……。
天候 | 快晴。但し若干PM2.5あり。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年04月の天気図 |
アクセス |
自宅から全て徒歩です。 電車・バス利用の場合: 綾瀬の城山……海老名駅から相鉄バス綾43系統・綾瀬市役所ゆきバス利用で城山公園下車(本数は毎時1本以下)。海老名駅から相鉄バス綾12系統・綾瀬市役所ゆきバス利用で綾瀬市役所下車。長後駅から神奈中バス長22系統綾瀬市役所ゆきバスで綾瀬市役所下車。 海老名の秋葉山……小田急線と相鉄線の海老名駅、または相鉄かしわ台駅から徒歩。海老名市コミュニティバスの上今泉ルートを利用すれば、秋葉山にダイレクトにアクセス出来ますが、本数は少なめ。海老名市公式HPをご参照ください。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険なところはありません。 綾瀬の陽だまり公園・城山公園、海老名の清水寺・秋葉山、大和ふれあいの森は未舗装の道があります。 |
写真
04. ゆとりの森からしばし中原街道をテクテク歩き、鶴ヶ岡バス停の脇にある路地を入って (すぐに普通の道になります)、綾瀬市深谷中の「陽だまり公園」にやって来ました。春の花が植えられ、散歩する人を楽しませてくれるところです。
10. 畑ゾーンを貫く真っ直ぐな道を歩いて、手前左の城山公園に向かいます。
源頼朝の御家人だった渋谷重国が、高座郡の丘陵地と今の東京渋谷に所領を得て、ここに城を構えていました(ですので、東京の渋谷と、大和市の高座渋谷は、歴史的に密接な関係があります)。
なるほど、だだっ広い相模原台地の一角にポコッと盛り上がった地形で、山城とするにはもってこいです。奥に見えるのは相州アルプス。
源頼朝の御家人だった渋谷重国が、高座郡の丘陵地と今の東京渋谷に所領を得て、ここに城を構えていました(ですので、東京の渋谷と、大和市の高座渋谷は、歴史的に密接な関係があります)。
なるほど、だだっ広い相模原台地の一角にポコッと盛り上がった地形で、山城とするにはもってこいです。奥に見えるのは相州アルプス。
11. 空気が霞んで、せっかく快晴でも富士山見えねぇ……と思っていたら、あれ?あれれ……超〜うっすらと見えていました。何とかレタッチして、より鮮明に (?) 見えるようにしました (^^;
12. ソメイヨシノのシーズンには花見客で埋まるという城山公園の広場に着くと、今は新緑の盛り。その一角にある物見塚には、かの東郷平八郎の祖先発祥の地であることを記念した大きな石碑が立っています(木の陰で超〜まだら模様になってしまったため画像省略 ^^;)。
渋谷重国の長男・光重が、軍功により薩摩の地を与えられて分家をつくり、さらに枝分かれして東郷氏を名乗り、東郷平八郎が近代になり活躍。碑文はもちろん東郷平八郎筆です。
渋谷重国の長男・光重が、軍功により薩摩の地を与えられて分家をつくり、さらに枝分かれして東郷氏を名乗り、東郷平八郎が近代になり活躍。碑文はもちろん東郷平八郎筆です。
28. 大山街道&厚木街道の新道切り通しにかかる陸橋から、海老名駅周辺を望む。
30〜40年前は一面の田んぼが広がる単なる乗り換え駅だった海老名は、そんな土地柄ゆえ平成以後の開発が著しく、今や急激にタワマンが建ちつつあり、大山の眺めが妨げられてトホホ。
30〜40年前は一面の田んぼが広がる単なる乗り換え駅だった海老名は、そんな土地柄ゆえ平成以後の開発が著しく、今や急激にタワマンが建ちつつあり、大山の眺めが妨げられてトホホ。
31. 相鉄線の脇から激坂を登ると清水寺公園に着きます。木の茂みが丹沢の眺めを妨げていて残念でしたが、辛うじて相州アルプスは望遠レンズでズームアップして楽しめました。
600〜700m台の稜線まで芽吹き〜新緑が上がって来ています。
海老名の北から望遠レンズで眺めると、荻野や鳶尾団地のあたりがこんなにも近いというのは新鮮な発見です。
600〜700m台の稜線まで芽吹き〜新緑が上がって来ています。
海老名の北から望遠レンズで眺めると、荻野や鳶尾団地のあたりがこんなにも近いというのは新鮮な発見です。
35. 上星小学校の西からの眺め。う〜む、ここらへんに家を買えば、毎日この眺めを楽しみ放題か……。老後はこういう、都市でありながら山岳展望の良いところに住むのが良いかも。(坂の上り下りが大変ですが、それもトレーニングということで)
39. 秋葉山 (84m) に到着!
茂みの中に埋もれた石碑……こういうのはだいたい忠魂碑の類か?と思いつつ近寄ってみたところ、憲政碑とな?!
そこで帰宅後ググったところ、戦前の立憲政友会所属衆議院議員・胎中楠右衛門が、当時の政党政治の衰退を嘆き、明治以来の自由民権運動・立憲制実現に貢献した人々を記念する石碑の建立に奔走、とりわけ自分も縁があり、自由民権運動が盛り上がった相模・三多摩を広く望むこの地を選び、当時の衆議院議長・秋田清筆で1933年に建てられたとのこと。
戦後日本の政治がこの疫病禍もあってトホホな状況に陥っている中、こんな石碑と出会ったのは意義深いひとときでした……。
茂みの中に埋もれた石碑……こういうのはだいたい忠魂碑の類か?と思いつつ近寄ってみたところ、憲政碑とな?!
そこで帰宅後ググったところ、戦前の立憲政友会所属衆議院議員・胎中楠右衛門が、当時の政党政治の衰退を嘆き、明治以来の自由民権運動・立憲制実現に貢献した人々を記念する石碑の建立に奔走、とりわけ自分も縁があり、自由民権運動が盛り上がった相模・三多摩を広く望むこの地を選び、当時の衆議院議長・秋田清筆で1933年に建てられたとのこと。
戦後日本の政治がこの疫病禍もあってトホホな状況に陥っている中、こんな石碑と出会ったのは意義深いひとときでした……。
40. 上今泉配水池の脇を通り、上今泉・秋葉山緑地最北端の小ピークに来ました。
ここから北、座間市に入って谷戸山公園・星谷寺・富士山に至るあたりは、またいずれ歩いてみることにしましょう。
ここから北、座間市に入って谷戸山公園・星谷寺・富士山に至るあたりは、またいずれ歩いてみることにしましょう。
42. 目久尻川を渡ったのち激坂 (?) を登り、相鉄車両基地にやって来ました。正門脇に、いまの相鉄本線が神中鉄道として開業した当時のSLと客車が保存されています。
SLは1960年代まで小名浜臨港鉄道 (現・福島臨海鉄道) で、客車は1980年代まで兵庫県の別府鉄道 (廃線済) で活躍していました。
今や10両編成の電車が行き交う大手私鉄になった相鉄ですが、戦前は相模川の砂利をちまちまと運ぶついでに客も乗せるというド田舎鉄道でした。
SLは1960年代まで小名浜臨港鉄道 (現・福島臨海鉄道) で、客車は1980年代まで兵庫県の別府鉄道 (廃線済) で活躍していました。
今や10両編成の電車が行き交う大手私鉄になった相鉄ですが、戦前は相模川の砂利をちまちまと運ぶついでに客も乗せるというド田舎鉄道でした。
43. かしわ台の車庫で昼寝する相鉄の電車。
小坊の頃からチャリを飛ばして数え切れないほどここまで遊びに来たものですが (→根暗な鉄ヲタ少年 ^^;)、完全に歩いて来たのは今回が初めてです。
小坊の頃からチャリを飛ばして数え切れないほどここまで遊びに来たものですが (→根暗な鉄ヲタ少年 ^^;)、完全に歩いて来たのは今回が初めてです。
45. ひとしきり起伏のある住宅街を歩き、綾瀬市の最高地点 (大上3丁目の配水池) に来ました。配水池の最高地点は82〜83m? ヤマレコMapの計測でも一応80mと出ました。(もちろん、配水池内には入れません)
46. 配水池の北東端から真っすぐ東に延びる、綾瀬市と海老名市の市境の道を進みます。相鉄の車内からは分かりませんが、なるほど、線路の南側は意外と起伏のある地形だったのですね……。
47. 綾瀬市最高地点からひたすた東に向かうと東名高速に当たり、相模大塚駅界隈に着きます。駅の南には、米軍厚木基地にジェット燃料を運んでいた石油列車の引込線があり、1990年代で運行が終了し、数年前に正式な廃線が決まった後も、線路がそのまま残っています。
48. 廃線跡探訪を終えて相鉄の踏切を渡ったところ、ちょうど特急横浜行きの新7000系 (間もなく引退……) が来ました☆
悲しいほど客は乗っていないですが……(休日午前の特急横浜行きなら、海老名を出た時点でほとんどの席が埋まるはずですが、見たところ1両に0〜2人しか乗っていないという……T_T;;)。
悲しいほど客は乗っていないですが……(休日午前の特急横浜行きなら、海老名を出た時点でほとんどの席が埋まるはずですが、見たところ1両に0〜2人しか乗っていないという……T_T;;)。
50. 道路交通情報でおなじみ、東名高速の大和トンネル。
トンネルというか……厚木基地を離発着する軍用機から道路をガードするために蓋をしてあるだけです。
とても祝日とは思えないほど車の量は減っています。
トンネルというか……厚木基地を離発着する軍用機から道路をガードするために蓋をしてあるだけです。
とても祝日とは思えないほど車の量は減っています。
51. 大和ふれあいの森の一角に立つ「台湾亭」。
戦時中の高座海軍工廠にて、技術者を夢見て働いた台湾少年工が、戦後台湾の経済発展に貢献。その同窓組織「台湾高座会」が台湾と日本の末永い友好を願い、寄宿舎があった大和市に寄贈したものです。
戦時中の高座海軍工廠にて、技術者を夢見て働いた台湾少年工が、戦後台湾の経済発展に貢献。その同窓組織「台湾高座会」が台湾と日本の末永い友好を願い、寄宿舎があった大和市に寄贈したものです。
58. 大和駅には寄らず、ほんの少々近道を進みます。
中央4丁目交差点のすぐそばにある岡本整形外科は、地元で名医として知られ、私も9年前に膝骨折をやらかした際に7ヶ月お世話になり、ヘタレハイカーの道に戻ってきました。
中央4丁目交差点のすぐそばにある岡本整形外科は、地元で名医として知られ、私も9年前に膝骨折をやらかした際に7ヶ月お世話になり、ヘタレハイカーの道に戻ってきました。
感想
神奈川県大和市にある自宅からそう遠くないところにある緑・花・展望スポットを訪ね歩く「長い散歩」、これまでは米軍厚木基地の東側に力を注いできましたが、今回は西側に目を向けて、自宅から半径約5kmくらいのところを周回してきました。大山・丹沢を久しぶりにもっと近くから眺めて憂さを若干晴らしたのみならず、綾瀬城山公園と東郷平八郎の関係、そして海老名の秋葉山に立つ憲政碑の故事など、近代史への興味という点でも参考になる散歩でした。
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