ゆったりと夫婦で大山〜登りは男坂を、下りは女坂を〜


- GPS
- --:--
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 949m
- 下り
- 949m
コースタイム
0908ヤビツ峠分岐→0918大山山頂・阿夫利神社上社(休憩・朝食)1006→1020三峰山分岐→1110見晴台→
1131二重滝→1139阿夫利神社下社1157→1212追分→1222大山ケーブルBS
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
※小田急「丹沢・大山フリーパスB」を利用 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■道の状況 ・よく整備された散策路です。 |
写真
感想
出張のため、今年最大級の国内イベントになるはずだった北アルプス行きのキャンセルに追い込まれた三連休。
2日目に帰京すると、尻上がりに天気は回復するとの予報。そこで、毎朝眺める大山の峰を目指すことにした。
連休の最終日は爽やかな秋晴れ。春以降の激変環境で10kgも増えた体の再生可能性を見つめ直す契機になった。
大山のケーブルカーは午前9時からの運行。午前7時すぎに着いた私たちには逡巡の余地もなく、追分へ向かう。
男坂か女坂か、そこは少し考えたが男坂へ。下りの苦手意識が強い同行者のことを考えると、概ね妥当な線だ。
ところが、登りには強い妻がこの日に限っては調子が上がらない。下りはケーブルカーも、と考えながら歩く。
阿夫利神社の下社の手前。寄進者の名が刻まれた柵の下方を覗き込むと、雄と雌のシカがまどろんでいる様子。
朝の8時前。起床が遅いのか、“一仕事”終えた後の休憩なのか。穏やかな秋の日差しを受けて気持ちよさそうだ。
下社の境内から振り返ると、正面に江ノ島が見える。銀色に光る海と島影、さらには房総半島までの絶景だ。
境内の左奥から急な石段を登る。見晴台経由で反時計回りに歩くことも考えたが、男坂を登ったのと同じ理由で。
モミジの葉が瑞々しい。紅葉は先と思っていると、「風の音にぞおどろかれぬる、の上の句は何だっけ」と妻。
胸中を言い当てられて驚いた。そよぐ風が気になっていた。「秋來ぬと目にはさやかに見えねども」と言われる。
樹齢500年を超す夫婦杉はたしかにご同慶の至りだが、人間の世界にたとえると何歳ぐらいなのだろうと思った。
時おり上空を覆った雲も姿を消し、晴れ渡った秋空が実に爽やかな上りが続く。しかし、ペースは抑えめに。
富士見台では富士山を確認できなかった。「おかしいなあ」と訝しがる人が他にもいたが、粘っても仕方ない。
ヤビツ峠からイタツミ尾根を登ってくる道を合わせて、最後の急登を進み、後ろを振り返ろうと立ち止まった。
ふと西側に目を向けると、そこに富士山の姿があった。いつになく息が上がった妻が呼吸を整えて、「まあ」。
やはり富士山には感銘力がある。元気をもらったように、目と鼻の先の頂上を目指す。そして、眺望に感動した。
茶屋の前からは南側の視界が広がる。眼下には江ノ島、相模川。陽光輝く相模湾の右側には真鶴半島がかすむ。
上社の横を抜けて、風を遮る木を捜してベンチに腰を下ろす。すぐにジャケットを羽織るが風が相当冷たい。
サラダ用の細いパスタで蟹クリームスパゲティを作る。なかなかの美味だが、体が冷えたので早めに席を立った。
(以下、追って書き足します)
実は山梨県の三ツ峠山に登っていました。少し離れていますが、ともに富士山を愛でるスポットだったんですね。うっすらと雪化粧した富士山がきれいでした 。下山途中、眼下に輝く河口湖や西湖をススキの穂の向こうにながめながら、冷たくなり始めた風が心地よかったです。また今度、どこかにご一緒しましょう。
せっかくコメントをいただきながら、気づくのが遅れて申し訳ありません。 m(_ _)m
そうでしたか、三ツ峠に行かれていたのですか。河口湖の向こう正面が
昨冬に登ったときは、大きな氷柱も垂れ下がっていて、陽光を反射してきれいでした。
常念乗越〜大天井岳〜燕岳をご一緒させていただいてから、もう1年以上になりますね。
日々のご活躍に感嘆しています。またまた、お忙しくなるご時勢です。ご自愛ください。
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