西穂独標(過去レコです)。
- GPS
- 32:00
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 642m
- 下り
- 642m
天候 | 晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2005年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
左程の危険個所はありません。 |
写真
感想
山のヴェテランを自称するB君と世話人のK君が企画し、大学のクラス会を西穂ですると云う。総勢11名が集まった。穂高と名のつく山に登ったことのないのは、K君の奥さんとわたしの2人だけのようであるが、皆さん昔の体型とは程遠く、昔とった何とやらである。平成17年7月16日(土)、奥飛騨の中尾温泉、B君の知り合いである元奥飛山岳救助隊の隊長をされていたという内野さんの経営する「うちのペンション」に宿泊。庭先に設けられたバーベキューハウスで、夕方5時から飲み始めると一挙に学生時代に戻る。60歳台の者どもとは思えない会話が続き10時半まで、何と5時間以上も飲み続ける。翌朝、始発とは云え、8時半出発という山登りには少々遅めのロープウェイに乗り込む。千石尾根をいっきに登り、標高2156mの西穂高口に到着。山登りの達人で今回の世話人であるB君が先頭にたち、平地を歩くのもしんどそうなM君が見事な腹を突き出してそれに続く。K君もM君まではいかないが立派なお腹をもてあまし、奥さんの手前頑張って歩く。案内本によると西穂山荘まではなだらかで、山荘の手前に少し急な場所があるというだけの事なので列を組んでゆっくり気軽に歩く。30分ほどで休憩をとるが、皆元気一杯で話しもはずむ。なだらかな道は少しずつ勾配を増し、F君が「この道のどこがなだらかなのかと」ブツブツ言い出し、30分もしないうちに再び休憩。M君が休憩もせず頑張って先に進むので、S君とわたしがそれに続き、M君を追い越しどんどん先に行ってしまう。わたしは西穂山荘まで1時間少々で到着し、トイレに入ったり、そこら辺りをぶらぶらしているが皆さんなかなかやって来ない。K夫妻、ついでT夫妻が現れ、Mも到着したが、F君は途中でダウンしB君がついているという。そのF君も到着したが、B君がもう少し登るとお花畑があるのでそこまで行こうと、再び登り始める。B君は大岩の重なった道をヒョイヒョイと身軽にのぼり、遅れまいとS君とわたしが続く。丸山で皆が来るのを待つ。T夫妻が来ただけであとの人達はどうした事やら。こんもりした丘に一筋の登山道が続き、丘の左手に急峻な山が連なっている。その一番右手が独標で、いくつかの峰がそびえ西穂山頂に稜線が連なっている。とても西穂までは行けそうもないと感じる。丸山からは、ごろごろと石が転がっている歩きにくい道を登る。この辺りからB君とS君が先に行って、わたしが少し遅れ、T夫妻が大分遅れる。ごろごろ道を登りきり、尾根道を登った所で休憩をとる。目の前の独標がさーっと雲におおわれ見えなくなり、ゆっくりと再び姿を現す。独標への最後の登りは岩を這い上がらねばならないが、下ってくる人も多く、混雑している。先の人について行くが、止まり止りなので疲れることもなく、あっけなく頂上に着く。「西穂独標」と記された柱が立てられている頂上は人であふれている。片隅に坐りペンションの用意してくれおむすびを食べるが、まずくて3個のうち2個食べるのがようようである。食べ終わってB君が作ってくれたコーヒーを飲んでいると、T夫妻が疲れきった顔をして到着。しばらく休憩後、12時をまわっているので、西穂はあきらめそのまま戻ることにする。穂高に登ったことのないわたしにとって、「西穂独標」と記されているので一応は穂高に登ったことになるが、やはり心残りである。心配された雨も降らず、それどころか日差しが強くなってくる。尾根道を下っていると、K夫妻とM君があえぎながらやってくるのが見える。彼らには絶対無理だと思っていたのでびっくりするとともに、彼らの根性に敬意を払う。大きなお腹をゆらしながら登って行くM君達を、大丈夫かなと多少不安を感じながら見送る。明神から前穂につづく景色や、S君が説明してくれる色とりどりの高山植物を眺めつつゆっくりと下る。小屋に戻るとF夫妻が待っていたが、M2君の姿がない。生ビールを一杯あけ一息ついてから、果たしてM2君はどこに行ったのだろうかとみんなで考える。そこら辺りを捜索するも姿は見えず。そうこうしてるとK夫妻とM君が戻り、「M2君は一緒でなかったか」と聞くも「知らない」との返事である。崖から落ちるような所もないので、先に一人で帰ったのだろうと結論し、一人欠けた10人で下りにかかる。下りはF君も順調だ。ロープウェイの駅は長蛇の列であったが、2階建てのゴンドラの能力はすごく、順調に駐車場に到着。わたしとM君はペンションの露天風呂で汗を流し帰宅。他の8人はもう一泊。愉快な山行であった。
後日、M2君は一人で先に帰り、無事何とも無かったと知らされた。
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