記録ID: 2324017
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沢登り
丹沢
大山三峰山周辺の沢4／8・大小屋沢〜上唐沢〜水ノ尻沢（大山三峰山沢ルート周遊山行）
1993年08月17日(火) [日帰り]
usubashiro
- GPS
- 09:40
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 1,141m
- 下り
- 1,128m
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日帰り
- 山行
- 8:35
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 9:40
11:15
11:15
50分
大小屋沢ゴルジュ内3m滝上
12:50
12:50
65分
杉ノ沢・上唐沢合流点
13:55
14:00
35分
小唐沢橋
14:55
15:10
140分
物見峠分岐
17:30
17:45
5分
水ノ尻沢出合
17:50
ゴール地点
| 天候 | 曇り一時小雨 |
|---|---|
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
|
写真
大山三峰山東面では4本の沢が、谷太郎川に流入しています。鳥屋待沢を除いて、ほとんど目を向けられることもなさそうです。Tさんに誘われた鳥屋待沢左俣をきっかけに、ここに通い始めました。鳥屋待沢右俣と、不動滝・スラブ状大滝を持つ不動沢を既に溯行しているので、今回は、残り二本の沢と反対側の上唐沢を合わせてつないでみました。三峰山を中心とした沢の周遊ルートとも言えます。
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大山三峰山東面では4本の沢が、谷太郎川に流入しています。鳥屋待沢を除いて、ほとんど目を向けられることもなさそうです。
Tさんに誘われた鳥屋待沢左俣をきっかけに、ここに通い始めました。鳥屋待沢右俣と、不動滝・スラブ状大滝を持つ不動沢を既に溯行しているので、今回は、残り二本の沢と反対側の上唐沢を合わせてつないでみました。三峰山を中心とした沢の周遊ルートとも言えます。
Tさんに誘われた鳥屋待沢左俣をきっかけに、ここに通い始めました。鳥屋待沢右俣と、不動滝・スラブ状大滝を持つ不動沢を既に溯行しているので、今回は、残り二本の沢と反対側の上唐沢を合わせてつないでみました。三峰山を中心とした沢の周遊ルートとも言えます。
本厚木駅、上煤ヶ谷行き7時45分発のバスで煤ヶ谷下車。平日は8時20分のバスがないので注意が必要で、これを逃せば昼近くまでバスがありません。
煤ヶ谷から谷太郎川林道を辿り、終点の所で大小屋沢が出合います。仕事道をしばらく進みいくつかの堰堤を越え、最初の3m滝の下で入渓。植林帯のうちは沢床を覆う樹木がうるさいが、二箇所の伏流を過ぎるとすっきりしてきます。
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煤ヶ谷から谷太郎川林道を辿り、終点の所で大小屋沢が出合います。仕事道をしばらく進みいくつかの堰堤を越え、最初の3m滝の下で入渓。植林帯のうちは沢床を覆う樹木がうるさいが、二箇所の伏流を過ぎるとすっきりしてきます。
やがてきれいな10×20mのナメ滝が現れました。登ってしまうのがもったいない気がします。
沢が右に曲がった後に尾根に上がり、大山三峰山の南・七沢山に出ます。そこで反対側の沢・杉ノ沢を下ります。東面と比べると傾斜が緩いですね。
上唐沢を下降すると、大きな滝はありませんが、すっきりしたナメ床やけっこう大きな釜が続きます。
堰堤の上で沢から離れ、小唐沢橋に出ます。上唐沢は、この下で物見沢を合わせ唐沢川となります。さらにすぐ下流で中津川に合流することになります。
林道を歩き始めて、小唐沢橋を振り返ると、上唐沢の谷、ミズヒノ頭を見上げることができます。
こんな工事もしている林道をたどって、トンネルの手前で左手の山道に入り、物見峠に出ます。さらに登って、物見峠分岐から笹ヤブをかき分け水ノ尻沢に入りました。
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こんな工事もしている林道をたどって、トンネルの手前で左手の山道に入り、物見峠に出ます。さらに登って、物見峠分岐から笹ヤブをかき分け水ノ尻沢に入りました。
傾斜の強いルンゼ状を懸垂下降や細引きの利用で下るとナメになりました。その下は、5〜20�奪�ラスの滝を連続させています。懸垂下降とクライムダウンを繰り返します。やがて、植林帯となり、鹿柵が見えると傾斜が緩くなって一安心です。堰堤が出てきたところで仕事道に上がって、出合に到着。靴を履き換えました。
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傾斜の強いルンゼ状を懸垂下降や細引きの利用で下るとナメになりました。その下は、5〜20�奪�ラスの滝を連続させています。懸垂下降とクライムダウンを繰り返します。やがて、植林帯となり、鹿柵が見えると傾斜が緩くなって一安心です。堰堤が出てきたところで仕事道に上がって、出合に到着。靴を履き換えました。
（水ノ尻沢）首都圏から近い清川村は、神奈川県唯一の村です。いつも思いますが、厚木を出たバスが、ほんの20分程でこんな山間に入るのだから不思議です。水ノ尻沢出合いで、夕方くつろいでいる地元の人とあれこれ話をしました。
「沢登りかい。」
「はい、この先の大小屋沢を登って、反対側の唐沢川を下って物見峠に登り返してこの沢を降りてきたんです。疲れました。」
「どこから来たんだい。」
「東京からです。」
「昔は、横浜あたりから随分来たものだが、この頃はほとんど見ないねえ。わらじ履いて来て、山の上の枝に使ったわらじがたくさん結んであった。」
「今は、フェルトを貼ったこの靴が多く使われているんです。」
「わらじもすぐ切れるからなあ。」
「この辺の人は、山の仕事をしている人が多いんですか？」
「いやぁ、清川村でも山を仕事としているのは、（自分を入れて）もう5人しかいない。みんな高齢化してしまってだめだ。」
「植林の手入れなどは、どうしているんですか？」
「地方から来る季節労働者に頼っているんだ。」
「そうですか。」
「沢にも入って、滝の近くで仏壇に供える葉（しきび）を採っているよ。滝の上に出ると尾根を大きく回ったりして大変だ。」
「この先に茶畑がありますよね。」
「いやぁ、うちでもやっているが、もうからないよ。」
「そこの清川リバーランドは、できたばかりですか？」
「あれは、去年だな。」
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（水ノ尻沢）
首都圏から近い清川村は、神奈川県唯一の村です。いつも思いますが、厚木を出たバスが、ほんの20分程でこんな山間に入るのだから不思議です。水ノ尻沢出合いで、夕方くつろいでいる地元の人とあれこれ話をしました。
「沢登りかい。」
「はい、この先の大小屋沢を登って、反対側の唐沢川を下って物見峠に登り返してこの沢を降りてきたんです。疲れました。」
「どこから来たんだい。」
「東京からです。」
「昔は、横浜あたりから随分来たものだが、この頃はほとんど見ないねえ。わらじ履いて来て、山の上の枝に使ったわらじがたくさん結んであった。」
「今は、フェルトを貼ったこの靴が多く使われているんです。」
「わらじもすぐ切れるからなあ。」
「この辺の人は、山の仕事をしている人が多いんですか？」
「いやぁ、清川村でも山を仕事としているのは、（自分を入れて）もう5人しかいない。みんな高齢化してしまってだめだ。」
「植林の手入れなどは、どうしているんですか？」
「地方から来る季節労働者に頼っているんだ。」
「そうですか。」
「沢にも入って、滝の近くで仏壇に供える葉（しきび）を採っているよ。滝の上に出ると尾根を大きく回ったりして大変だ。」
「この先に茶畑がありますよね。」
「いやぁ、うちでもやっているが、もうからないよ。」
「そこの清川リバーランドは、できたばかりですか？」
「あれは、去年だな。」
首都圏から近い清川村は、神奈川県唯一の村です。いつも思いますが、厚木を出たバスが、ほんの20分程でこんな山間に入るのだから不思議です。水ノ尻沢出合いで、夕方くつろいでいる地元の人とあれこれ話をしました。
「沢登りかい。」
「はい、この先の大小屋沢を登って、反対側の唐沢川を下って物見峠に登り返してこの沢を降りてきたんです。疲れました。」
「どこから来たんだい。」
「東京からです。」
「昔は、横浜あたりから随分来たものだが、この頃はほとんど見ないねえ。わらじ履いて来て、山の上の枝に使ったわらじがたくさん結んであった。」
「今は、フェルトを貼ったこの靴が多く使われているんです。」
「わらじもすぐ切れるからなあ。」
「この辺の人は、山の仕事をしている人が多いんですか？」
「いやぁ、清川村でも山を仕事としているのは、（自分を入れて）もう5人しかいない。みんな高齢化してしまってだめだ。」
「植林の手入れなどは、どうしているんですか？」
「地方から来る季節労働者に頼っているんだ。」
「そうですか。」
「沢にも入って、滝の近くで仏壇に供える葉（しきび）を採っているよ。滝の上に出ると尾根を大きく回ったりして大変だ。」
「この先に茶畑がありますよね。」
「いやぁ、うちでもやっているが、もうからないよ。」
「そこの清川リバーランドは、できたばかりですか？」
「あれは、去年だな。」
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