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Yamareco

記録ID: 2354753
全員に公開
ハイキング
大山・蒜山

花を楽しむ山めぐりPart1,烏ヶ山へ(ちょっとだけ越境...)

2020年05月23日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:33
距離
7.7km
登り
824m
下り
823m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:13
休憩
1:18
合計
5:31
7:51
7:55
12
8:07
8:34
9
8:43
8:50
40
9:30
9:36
27
10:03
10:03
24
10:27
10:45
39
11:24
11:39
15
12:00
ゴール地点
カーラ谷からのコースも,新小屋峠からのコースも,年々整備が進んで歩きやすくなっている。
天候 晴れ☀,時々曇り
過去天気図(気象庁) 2020年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
岡山市より,岡山道,中国道,米子道経由,蒜山I.C.を下りて禁断の越境。鏡ヶ成へ。
コース状況/
危険箇所等
カーラ谷からの登りの一部に軽い笹藪こぎ,新小屋別れ手前の崩落地に段差,ロープあり。用心して登れば手がかり多く大丈夫。新小屋別れから山頂へのルートはそれなり。下り新小屋峠への道は,年々よくなっている。登山道からの笹藪はきれいに刈られてとても歩きやすくなった。江府町のやる気が感じられる!
その他周辺情報 木谷沢渓谷の散策,サントリーの天然水工場,大山まで行けば豪円湯院など,観光スポットはいくらでもあり。
割引のない高速を蒜山までやってきた。天気予報は晴れマークの蒜山地方。蒜山P.A.手前から,烏と大山には遮るものなし!ちょっとだけ越境して,鏡ヶ鳴キャンプ場の駐車場へ。朝が早いのと人出の少なさで貸し切りの駐車場だった。
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割引のない高速を蒜山までやってきた。天気予報は晴れマークの蒜山地方。蒜山P.A.手前から,烏と大山には遮るものなし!ちょっとだけ越境して,鏡ヶ鳴キャンプ場の駐車場へ。朝が早いのと人出の少なさで貸し切りの駐車場だった。
カーラ谷コースに取り付く。天気晴朗,風もなし。
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カーラ谷コースに取り付く。天気晴朗,風もなし。
森に入った途端に。チゴユリの緑の絨毯が道の両脇に広がる。行っても行っても続く。
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森に入った途端に。チゴユリの緑の絨毯が道の両脇に広がる。行っても行っても続く。
今季初の,銀ちゃん。出たて。
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今季初の,銀ちゃん。出たて。
ユキザサもたんまり開いている。
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ユキザサもたんまり開いている。
エンレイソウも続く。
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エンレイソウも続く。
ツクバネソウも咲いている。道の両側に,チゴユリ,ユキザサ,エンレイソウ,ツクバネソウとコロニーが繰り返し現れる。多すぎて珍しくなくなるとは何とも贅沢。
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ツクバネソウも咲いている。道の両側に,チゴユリ,ユキザサ,エンレイソウ,ツクバネソウとコロニーが繰り返し現れる。多すぎて珍しくなくなるとは何とも贅沢。
沢ではないところに,サワハコベもときどき現れる。ふつうのハコベよりちょっと大きい。花弁の切れ込みが目印。
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沢ではないところに,サワハコベもときどき現れる。ふつうのハコベよりちょっと大きい。花弁の切れ込みが目印。
今季初のイワカガミが笹の下から出てきた。姿は見えないが,ピーッピーッピーッとキビタキ?の鳴き声が聞こえてくる。
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今季初のイワカガミが笹の下から出てきた。姿は見えないが,ピーッピーッピーッとキビタキ?の鳴き声が聞こえてくる。
新緑が鮮やか。青空にブナの緑が眩しい。オオカメノキの白い花が足下に落ちている。枝にまだちょっとだけ残っている。上の方は少し雲がかかってきた。
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新緑が鮮やか。青空にブナの緑が眩しい。オオカメノキの白い花が足下に落ちている。枝にまだちょっとだけ残っている。上の方は少し雲がかかってきた。
圧倒的にピンク個体が多い中,若干白めのイワカガミもあった。
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圧倒的にピンク個体が多い中,若干白めのイワカガミもあった。
登山道あるあるのブナゲート。こういうところが好き。
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登山道あるあるのブナゲート。こういうところが好き。
最初は平行移動の烏ヶ山の登山道。形の通り,山頂に近づくほど斜度が急になる。距離は長くないものの,上の方はゲキ登りゾーンが続く。真っ白のオオカメノキが道ばたで元気に開く。
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最初は平行移動の烏ヶ山の登山道。形の通り,山頂に近づくほど斜度が急になる。距離は長くないものの,上の方はゲキ登りゾーンが続く。真っ白のオオカメノキが道ばたで元気に開く。
新小屋別れの丸い翼の部分が見えて来た。
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新小屋別れの丸い翼の部分が見えて来た。
上の崩落地エリアへ。崩れた岩が西の谷側に向かってオーバーハング。岩の右側にコースがあるので大丈夫。
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上の崩落地エリアへ。崩れた岩が西の谷側に向かってオーバーハング。岩の右側にコースがあるので大丈夫。
崩落地を上から。ぞわぞわエリア。
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崩落地を上から。ぞわぞわエリア。
誰もいない,新小屋別れに到着。真っ青な空に烏の羽。
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誰もいない,新小屋別れに到着。真っ青な空に烏の羽。
鏡ヶ鳴方面。後ほど歩く,象山・擬宝珠山。その向こうは皆ヶ山,二俣山と上蒜山,下蒜山。
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鏡ヶ鳴方面。後ほど歩く,象山・擬宝珠山。その向こうは皆ヶ山,二俣山と上蒜山,下蒜山。
この辺りにはイワカガミはまだつぼみが多い。代わりにイワナシが登場。
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この辺りにはイワカガミはまだつぼみが多い。代わりにイワナシが登場。
南峰の上から山頂と大山。おなじみの景色。ピーカンだった空に,東側から雲が湧いてきた。
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南峰の上から山頂と大山。おなじみの景色。ピーカンだった空に,東側から雲が湧いてきた。
禁断の越境をして,1年ぶりに来ました。烏ヶ山1448mは,今季最高地点。新緑の山頂。
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禁断の越境をして,1年ぶりに来ました。烏ヶ山1448mは,今季最高地点。新緑の山頂。
一番北側の平たい岩で,おにぎりをいただく。沢筋にいくらか雪渓が見える。夏の山に移行中。北側の斜面を転がり落ちる石の音が聞こえる。
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一番北側の平たい岩で,おにぎりをいただく。沢筋にいくらか雪渓が見える。夏の山に移行中。北側の斜面を転がり落ちる石の音が聞こえる。
ちょっと曇った空の下に,三鈷峰がチラ見。雪の残った深い谷の上にユートピアからの山々が連なる。
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ちょっと曇った空の下に,三鈷峰がチラ見。雪の残った深い谷の上にユートピアからの山々が連なる。
西の方には入道雲が連なって成長している。島根広島方面の山にも行ってみたい。
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西の方には入道雲が連なって成長している。島根広島方面の山にも行ってみたい。
大山の向こう側,鳥取側にはずっと雲海が広がっている。
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大山の向こう側,鳥取側にはずっと雲海が広がっている。
矢筈ヶ山から甲ヶ山方面。キレキレ小矢筈の頭だけが覗いていて,甲はここからは山の陰で見えず。
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矢筈ヶ山から甲ヶ山方面。キレキレ小矢筈の頭だけが覗いていて,甲はここからは山の陰で見えず。
しばらく山頂で周りの山々の同定をして楽しむ。東山,氷ノ山,那岐山,泉ヶ山,富栄山,櫃ヶ山,花見山など,少し離れた山々もよく分かった。
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しばらく山頂で周りの山々の同定をして楽しむ。東山,氷ノ山,那岐山,泉ヶ山,富栄山,櫃ヶ山,花見山など,少し離れた山々もよく分かった。
誰一人いない山頂を満喫してから下る。もう一回イワナシ。
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誰一人いない山頂を満喫してから下る。もう一回イワナシ。
崩壊地の上にダイセンクワガタの葉っぱ。順調に成育中。花まであと少し。(^^)
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崩壊地の上にダイセンクワガタの葉っぱ。順調に成育中。花まであと少し。(^^)
新小屋別れで二人の方と出会う。「サンカヨウありましたか?」「すぐ下にありますよ。」ロープのついたゲキ下りを下りてすぐのところに...。
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新小屋別れで二人の方と出会う。「サンカヨウありましたか?」「すぐ下にありますよ。」ロープのついたゲキ下りを下りてすぐのところに...。
今年もちゃんと咲いてました。
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今年もちゃんと咲いてました。
登山道ではここだけ見える,サンカヨウのコロニー。
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登山道ではここだけ見える,サンカヨウのコロニー。
つぼみもある。
真っ白いのと,真ん中がちょっとだけ透けたヤツ。すけすけは見られず。
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真っ白いのと,真ん中がちょっとだけ透けたヤツ。すけすけは見られず。
新小屋峠への下り道。烏の東側を眺めながら下りて行く。
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新小屋峠への下り道。烏の東側を眺めながら下りて行く。
真っ白なモクレン系の花。コブシやタムシバではなさそう。ハクモクレンは栽培種だが...。はて?
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真っ白なモクレン系の花。コブシやタムシバではなさそう。ハクモクレンは栽培種だが...。はて?
とうの立ったショウジョウバカマばかりの中にあって,ここの株だけ花が残っていた。
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とうの立ったショウジョウバカマばかりの中にあって,ここの株だけ花が残っていた。
新緑と雪渓の上に両翼を広げた烏。ここからだと怪獣っぽいぞ。
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新緑と雪渓の上に両翼を広げた烏。ここからだと怪獣っぽいぞ。
道べりにはずっとイワカガミ。新小屋別れから下は花盛り。
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道べりにはずっとイワカガミ。新小屋別れから下は花盛り。
1230ピークから下はゆるやかな道が続く。ミヤマカタバミがお目覚め。
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1230ピークから下はゆるやかな道が続く。ミヤマカタバミがお目覚め。
笹が刈られてヤブこぎ皆無。ブナの森をゆったりさんぽ。以前よりも相当歩きやすくなった。江府町のやる気が感じられ,ありがたい。
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笹が刈られてヤブこぎ皆無。ブナの森をゆったりさんぽ。以前よりも相当歩きやすくなった。江府町のやる気が感じられ,ありがたい。
新小屋峠の登山道入り口に帰着。道ばた駐車スペースに車2台。
新小屋峠の登山道入り口に帰着。道ばた駐車スペースに車2台。
道を渡って象山へ。いい具合に咲いたユキザサのコロニー。ここも,ユキザサ,チゴユリ,エンレイソウ,ツクバネソウのオンパレード。
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道を渡って象山へ。いい具合に咲いたユキザサのコロニー。ここも,ユキザサ,チゴユリ,エンレイソウ,ツクバネソウのオンパレード。
鏡ヶ成の2番目は,象山,擬宝珠山周遊。まずは象山の階段をゆるっとさんぽ。
鏡ヶ成の2番目は,象山,擬宝珠山周遊。まずは象山の階段をゆるっとさんぽ。
烏は曇ってきたが,こっちは青い空。新緑の階段。
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烏は曇ってきたが,こっちは青い空。新緑の階段。
ここは,ダイセンキスミレが階段の足下にたくさん生えている。黄色いスミレは新鮮。
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ここは,ダイセンキスミレが階段の足下にたくさん生えている。黄色いスミレは新鮮。
階段のハイキングコース。振り返ると烏と大山が見えるようになる。
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階段のハイキングコース。振り返ると烏と大山が見えるようになる。
道の両側にイワカガミも咲いている。
2
道の両側にイワカガミも咲いている。
ところどころにヒメハギの小さな花もひっそりと主張している。
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ところどころにヒメハギの小さな花もひっそりと主張している。
象山とうちゃこ〜。山頂でランチタイムにする。日なたは暑い...。
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象山とうちゃこ〜。山頂でランチタイムにする。日なたは暑い...。
ウマノアシガタが,たくさん咲いている。当たり前すぎて珍しくないけど,黄色が鮮やかでツヤツヤとした美しい花。
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ウマノアシガタが,たくさん咲いている。当たり前すぎて珍しくないけど,黄色が鮮やかでツヤツヤとした美しい花。
象山にはアカモノもたくさん咲いている。一年ぶりにご対面。
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象山にはアカモノもたくさん咲いている。一年ぶりにご対面。
象山を下って,本日三座めの擬宝珠山へ上り返す。ゆるやかなハイキングコースが続く。
象山を下って,本日三座めの擬宝珠山へ上り返す。ゆるやかなハイキングコースが続く。
ここにはタチツボスミレがいっぱい。時期的にはもう花はおしまい。春先からずっと色の少ない山を楽しませてくれた。
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ここにはタチツボスミレがいっぱい。時期的にはもう花はおしまい。春先からずっと色の少ない山を楽しませてくれた。
烏ヶ山や大山をバックに,スノーシューハイクが人気の場所。今年は雪が少なくて,スキー場も大変だったようだ。そしてコロナ...。
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烏ヶ山や大山をバックに,スノーシューハイクが人気の場所。今年は雪が少なくて,スキー場も大変だったようだ。そしてコロナ...。
とっくに終わっているけど,擬宝珠山頂への稜線はカタクリロード。すぐ南には皆ヶ山。あっちの山頂からは,少しヤブをかき分けないと眺めはない。尾根は繋がっているが,歩くのには相当根性が必要と思われる。
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とっくに終わっているけど,擬宝珠山頂への稜線はカタクリロード。すぐ南には皆ヶ山。あっちの山頂からは,少しヤブをかき分けないと眺めはない。尾根は繋がっているが,歩くのには相当根性が必要と思われる。
擬宝珠山とうちゃこ〜。毛無山山系,櫃ヶ山星山山系,長い尾根の楽しそうなパノラマが広がった。擬宝シュー山でおやつ。
3
擬宝珠山とうちゃこ〜。毛無山山系,櫃ヶ山星山山系,長い尾根の楽しそうなパノラマが広がった。擬宝シュー山でおやつ。
三平山,朝鍋鷲ヶ山,金ヶ谷山,白馬山,毛無山。今年は毛無のカタクリは見られず。ここからは,花見山,雄山,剣山など新見の山も見える。
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三平山,朝鍋鷲ヶ山,金ヶ谷山,白馬山,毛無山。今年は毛無のカタクリは見られず。ここからは,花見山,雄山,剣山など新見の山も見える。
擬宝珠山から戻る。下り道,トンガリ烏をアップで。
3
擬宝珠山から戻る。下り道,トンガリ烏をアップで。
芝生の広場を入口の駐車場に歩いている。足下にホウチャクソウ。ここはまだ咲いてる。
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芝生の広場を入口の駐車場に歩いている。足下にホウチャクソウ。ここはまだ咲いてる。
下まで下りて来た。ムラサキケマンが咲いている。
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下まで下りて来た。ムラサキケマンが咲いている。
サギゴケの絨毯を歩きながら,鏡ヶ成の山めぐりを終了。
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サギゴケの絨毯を歩きながら,鏡ヶ成の山めぐりを終了。

装備

個人装備
そろそろ虫が増えてくる...。暑くなったら対策を。

感想

終息宣言をいいことに,ちょっとだけ越境。出発時のすばらしい青空に期待が高まる。登山口から,チゴユリ,エンレイソウ,ツクバネソウ,ユキザサと緑の絨毯が続くさまに,大山山系の懐の深さを感じながら歩みを進める。イワカガミ,イワナシ,サンカヨウとお約束の花々を眺め,ヒガラ,ツツドリ,キビタキなどの鳥のさえずりを絶えず聞きながら,山深さを堪能した。

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