紅葉 霜の登山道 焼岳 (新中の湯〜焼岳〜焼岳小屋〜上高地) ルートミスと落石
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,139m
- 下り
- 1,244m
コースタイム
06:00 新中の湯 登山口出発
07:05 下堀沢出合
07:35 途中ルートを間違え南峰方面へ
07:55 落石に当たり危険と判断し間違えた地点まで戻る。
08:15 元のルートに復帰
08:30 南峰と北峰の鞍部
08:40 北峰山頂
09:10 北峰山頂出発
09:35 焼岳小屋
10:05 焼岳小屋出発
10:20 ハシゴ
11:30 田代橋
12:00 河童橋周辺でお土産物色
12:20 タクシーのりば
12:50 新中の湯 駐車場
GPSは開始46分で止まっていました・・・。
コースを手書き入力しましたが難しいですね。
登りコースタイム 2時間40分(ルートミス30分含む)
山頂から焼岳小屋まで 25分
焼岳小屋から田代橋まで 1時間25分
ここから河童橋までゆっくり撮影を楽しみました。
天候 | 快晴 夜中1時過ぎに駐車場に着いたときの外気温度は2度でした。 6時の登り始めは寒かったですが、 太陽が出始めてからは防寒着は必要ありませんでした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
安房峠道はETCでの支払いは、 カード車載機から抜き取って直接清算をするので、 カードを挿入したまま通過することはできません。 安房峠トンネルを抜けたらすぐに左折。 第10号カーブを超えると、 新中の湯登山口の前に駐車場があります(10台くらい?) 道が広く路駐している車もあるので、 2、30台くらいは止められるかもしれませんが、 5時過ぎくらいからは満車に近かったと思うので、 早めに駐車場に着いて確保したいところですね。 帰りはタクシー乗り場から、 新中の湯駐車場まで3800円でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
この時期は朝は気温が低いので、 木道など整備されていますが、 濡れていて滑りやすいです。 下堀沢出合までいくと一気に展望が開けてくるので、 ここからが本格的に楽しめる登山スタート。 よく整備されていて、 迷うところは無いと言いたい所なのですが、 下堀沢出合を登っている途中から、 岩場をずっと辿ってしまい、 いつの間にか南峰方面を登ってしまいました。 私以外にも何人か間違えて登り始めていたので、 岩場ばかりを目にするのではなく、 標識や活火山の煙を目標にするように登っていきましょう。 活火山の煙の左側へ出るように登っていけます。 当たり前ですが大部分の人たちは、 ルートを間違えずしっかりとした道筋を登っています。 少しでもルートや登山道に疑問を感じたら、 きちんと周りの状況を確認をして、 私の二の舞にならないようにしてください。 |
写真
感想
先週の焼岳の記録を拝見していると、
紅葉がいい感じになっているなと感じていて、
今週晴れるとなれば、
どうしても焼岳に行ってみたくなりました。
当初は息子と登る予定でしたが、
当日の朝は寒いのではないかということと、
本人があまり乗り気じゃないことを重ね、
一人で焼岳に登ることにしました。
夜中の1時過ぎに駐車場に到着。
外の気温は2度、
車はまだあまり止まっていませんでした。
すぐに寝ようかと思いましたが、
空を見上げると星がすごく綺麗に見えたので、
カメラで撮影していたら、
すぐに1時間近く時間がたってしまいました。
朝の5時30過ぎから薄っすらと夜が明けてきて、
この時間帯がすごく寒く感じ、
温かいココアを飲んで落ち着きました。
6時には明るくなり登山スタートです。
下堀沢出合辺りでは、
地面が霜で白くなっていて、
紅葉とのコントラストが非常に綺麗に見えました。
焼岳が見えるようになってからは、
紅葉も重なりカメラに夢中になってしまいました。
そのせいにするわけではありませんが、
いつのまにか南峰の方角(左方向)へ向かって、
岩を登り続けていました。
私の前にも何人か登っていたのと、
私の後ろからも人がついてくるのを見て、
始めは特におかしいとは思わなかったのですが、
途中からどの岩をつかんでも浮いていて掴みづらく、
登る角度もだんだん急になってきました。
この時点で周りの人たちと話し合い、
このルートは間違っていると気付きました。
しかしある程度登ってきてしまったため、
とりあえずさらに登ってみましたが、
その浮いている岩すらもなくなってきて、
ついには足をかける場所もなくなってきました。
こういうまずい時に限って、
山を眺めると乗鞍岳が綺麗に見えました。
さらに進もうか迷っていると、
程なくして上に人はいませんでしたが、
落石(両手で掴める位の大きさ)が私の正面に転がってきました。
この時はつま先で立っている状態で、
岩を避けることは出来ず、
無理やり手で岩をはらいました(軽く出血)。
先に登っていた人たちは、
南峰を右に巻くようにトラバースしていき、
結果的にショートカット出来たようなのですが、
私はこの落石を受けて、
おとなしく間違った場所へ下る決断をしました。
危険だからということも理由の一つですが、
もしも何かあったときを考えると、
家族のことが頭に浮かび上がったので、
勇気ある撤退には遅い決断でしたが、
30分かけてルートを立て直しました。
私が言える立場ではありませんが、
私が間違ったルートを下山しているときも、
何人か間違って登ってきていました。
ロープを張るなどして、
もう少し立ち入り禁止を強調してはどうなのかな?
でもほとんどの人が正しいルートを選んでいるので、
やはり私の認識が甘いのか?
とにかく無事にルートを立て直すことができましたが、
間違った道を戻ってルートを立て直した後の登山再開は、
思った以上に体力や気力を使いました。
日帰りの登山でもルートを甘く見てはいけないと、
とても実感する日になりました。
でも悪いことばかりではありません。
山頂ではルートを間違った人たちと、
いろいろと会話をする機会があり、
結局上高地まで一緒に楽しく下山して来ました。
下山するスピードが同じくらいだったことも、
一緒に下山できた要因の一つですが、
やはりルートミスからの出会いをきっかけに、
山について語ったり、
間違えたルートについて反省会をしたことで、
この日の山の楽しさを共有できたような気がします。
上高地からタクシーで帰る際、
一人で帰ると思っていましたが、
山頂から一緒に下山した方と、
間違ったルートを早々に立て直した夫婦の方と、
合わせて4人で帰ることができました。
皆さんは私よりも先輩で、
何より山が大好きなんだという方々でした。
出会いは褒められたものではありませんが、
今日初めて出会った人たちと、
こんなに楽しく話しながら下山できたことは、
本当に焼岳に来てよかったなと思えました。
紅葉もすごく綺麗だったので、
来週はずっと焼岳の思い出だけで、
お酒をおいしく飲めそうです。
焼岳から上高地へ行くまでに、
子供連れで登山をしている人には、
一人も出会いませんでした。
やはり寒くなってくるこの時期は、
息子を連れてこなくてよかったのかなと思いました。
でも次は一緒に登ってみたいですね。
とりあえず来年以降か。
今日出会った人達に一言。
またどこかでお会いできたら、
また一緒に山を楽しみましょう。
私も間違い、結局、そのまま南峰に上がりましたが、落石を起こしたり、ヤバかったです。南峰から鞍部に下るところも危険でした、面白かったですけど。私の場合、鞍部に着くまで、間違っていたことに気付きませんでした。ほんとに皆、こんなとこ登るのかは、疑問でしたが。
goroさん、こんにちは。
goroさんの山行記録ロバの耳、
焼岳登山へ行く前に拝見していました。
下準備した(つもり?)にも関わらずルートを間違えてしまい、やはりどこか人事だったのでしょうか。
あれだけの急斜面を最後まで登ったのはすごいですね。
周りの方は南峰の右側草の上を歩くような感じでトラバースして回避していましたが。
お互い気をつけて楽しい登山していきましょう。
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