【2013年】白馬三山
- GPS
- 56:00
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 2,159m
- 下り
- 2,380m
コースタイム
- 山行
- 8:55
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:55
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
■復路/猿倉(タクシー相乗)⇒白馬(大糸線)⇒糸魚川(JR)⇒直江津(バス)⇒新潟 |
写真
感想
***仕事の関係で新潟に在住していた時の山行記録です***
Day1:蓮華温泉→白馬大池(テント泊)
蓮華温泉から白馬大池までは特に険しい箇所もなく単調な道を黙々と登る。途中、天狗の庭からの景観の良さが唯一のアクセントか。
登りから解放されると、白馬大池への最後のアプローチ。既に綿毛と化しているが、まずはチングルマの大群落がお出迎えだ。更にその先出迎えてくれたのが白馬大池のテント群。3連休初日ゆえに予想された事態ではあるが、この混雑ぶりには少々ビビった。池にほど近い場所に空きスペースを見つけてテントを設営。傾斜地であったがテント密集地帯から少し距離があった分、かえって快適な夜を過ごせたと思う。
Day2:白馬大池→白馬鑓温泉(テント泊)
2日目は移動距離も高低差もそれなりにハード。でも、到着地に温泉が待っていると思えば頑張れるか。ヘッドライトの明かりを頼りにテントを撤収し朝5時登山開始。明るくなるにつれヘッドライトの効果が薄れるのは当たり前だが、同時に太陽の偉大さを感じるのは紛れもない事実だ。
小蓮華山へと続く稜線から振り返ると朝日に照らされた白馬大池。その向こうのシルエットは妙高連峰か。左手には後立山連峰の山々もおぼろげに確認できる。
小蓮華山から三国境を越えると眼前にどーんと白馬岳の勇士が聳え立つ。山頂に登り詰めると周囲はぐるりと絶景だが、やはり目につくのが渓を隔てた先にトンがる剱岳だ。この夏、あの頂上から白馬を眺め今こうして白馬岳から剱岳を眺める面白さ。そしてまた剱に登りたくなってしまうというエンドレスな欲求。
白馬三山の盟主、白馬岳の後に控えし杓子岳、鑓ヶ岳を越えるアップダウンは少々足に堪えたが、巻道を使わずきっちり山頂を頂いた。振り返ると白馬岳東壁面にガスが立ち込めてきた。この後に一帯はすっかりガスに覆われてしまった。
鑓温泉への分岐からは快調に下りをこなし、思ったより早く温泉小屋が視界に飛び込んできた。途中の鎖場では足元が滑りやすく肝を冷やしたが、ともあれ目的地に到着である。
鑓温泉のテント場は思った通りすし詰め状態で、設営スペースを見つけるのにかなり難儀したが、土手の草むらにちょっとした窪みを発見したので、何とかそこに張ることができた。テント自体はかなり前傾しているが、中に寝転んでみると案外快適。こんな場所にテントを張るのは決して褒められたものではないが、他にスペースがないのだから仕方ない。幸いにも上から物が転がってくることも、自分が転げ落ちることもなく朝を迎えることができた。一人用のテントなら僅かなスペースでも何とかなる、という好例としておこう。
さて温泉は?といえば源泉かけ流しはもちろん、泉質もいかにも山のいで湯的な硫黄臭プンプンで自分好み。明日の行動を考えると長湯は禁物だが2回も湯船に浸かってしまった。露天風呂から見る眺めもサイコーで大満足なのである。
Day3:白馬鑓温泉→猿倉
鑓温泉を6時前に発って猿倉までは降るのみ、と考えていたが思わぬ登り返しもあったりして、最後まで甘くはないぞ、と山に試されている様に感じる。
振り返って鑓温泉が朝日に照らされている様子が見えた。改めて凄いところに温泉があるんだなぁ、とまじまじ感じてしまった。ほぼ縦走路も終わりに差し掛かった時、一瞬、雲の切れ間から白馬岳と思しき山頂が姿を見せた。光の加減だろうか?まるで雪を纏っているかの如き白い頂が、何とも印象的に心に刻まれた。
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