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Yamareco

記録ID: 2363496
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積雪期ピークハント/縦走
尾瀬・奥利根

群馬県境を辿る 白毛門山〜巻機山【過去レコ】

1977年05月01日(日) 〜 1977年05月02日(月)
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GPS
--:--
距離
26.1km
登り
2,554m
下り
2,606m

コースタイム

1日目
山行
7:35
休憩
1:25
合計
9:00
7:00
15
土合駅
7:15
7:20
130
東黒沢
9:30
9:45
45
松の木沢の頭
10:30
10:45
50
白毛門山
11:35
11:50
60
笠ヶ岳
12:50
12:55
25
朝日岳
13:20
13:25
65
ジャンクションピーク
14:30
14:55
65
大烏帽子山
16:00
檜倉山
2日目
山行
7:30
休憩
0:45
合計
8:15
6:15
105
檜倉山
8:00
8:10
60
柄沢山
9:10
9:25
95
米子頭山
11:00
11:20
190
巻機山
14:30
清水
天候 5/1 晴れ、5/2 晴れ時々曇り一時雨
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー
下山口の清水集落からJR六日町駅までタクシー利用
コース状況/
危険箇所等
1977(昭和52)年当時はまだ人影の少ないルートでした。現在は比較的歩かれているようですが、朝日岳〜巻機山は逃げ道がないので踏み入る際は天候の見極めが必要です。霧などの発生で見通しが悪い状況では平坦な巻機山の稜線でルートを失いやすいので要注意。
その他周辺情報 5/1 檜倉山頂上でツエルト泊
土合駅待合室ホテルを出発し、ロープウェイへの道を右に外れて東黒沢を渉る。桜の花散る登山道から陽炎のもえる武能岳のスカイラインが見える
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土合駅待合室ホテルを出発し、ロープウェイへの道を右に外れて東黒沢を渉る。桜の花散る登山道から陽炎のもえる武能岳のスカイラインが見える
登山道入口に先週行方不明になった登山者の捜索依頼が出ていた。全く同じコースだったらしいので少し不安になるが今日の白毛門山は暖かくて優しそうだ
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登山道入口に先週行方不明になった登山者の捜索依頼が出ていた。全く同じコースだったらしいので少し不安になるが今日の白毛門山は暖かくて優しそうだ
湯檜曽川を隔てて谷川岳一ノ倉沢の障壁。清水峠への旧道がよく見える
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湯檜曽川を隔てて谷川岳一ノ倉沢の障壁。清水峠への旧道がよく見える
白毛門山の登りから背後に上州武尊山とその左奥に日光白根山
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白毛門山の登りから背後に上州武尊山とその左奥に日光白根山
松木沢ノ頭から白い雪の上に先行者の赤いジャケットが見えた。その名の由来といわれる二つの石柱門。早くも汗だくになり上着を脱いだ
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松木沢ノ頭から白い雪の上に先行者の赤いジャケットが見えた。その名の由来といわれる二つの石柱門。早くも汗だくになり上着を脱いだ
苦しい登行から松木沢ノ頭越しに湯檜曽川。湯檜曽の流れは水量を増し岸辺の木々は紫に煙っていた
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苦しい登行から松木沢ノ頭越しに湯檜曽川。湯檜曽の流れは水量を増し岸辺の木々は紫に煙っていた
北東面に上州武尊山。白毛門山の頂上はもうすぐそこにあった。足元の遠い林からは小鳥のさえずりが聞こえていた
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北東面に上州武尊山。白毛門山の頂上はもうすぐそこにあった。足元の遠い林からは小鳥のさえずりが聞こえていた
春の訪れた谷川岳東面の岩壁群
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春の訪れた谷川岳東面の岩壁群
白毛門山の頂上。大きな笠ヶ岳が行く手を遮っている。春の風が尾根を通り過ぎて行った
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白毛門山の頂上。大きな笠ヶ岳が行く手を遮っている。春の風が尾根を通り過ぎて行った
茂倉岳と武能岳の間に苗場山や鳥甲山が見えた。残雪豊かな芝倉沢には雪崩の爪痕が生々しい
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茂倉岳と武能岳の間に苗場山や鳥甲山が見えた。残雪豊かな芝倉沢には雪崩の爪痕が生々しい
清水峠へ下る尾根の上に柄沢山と巻機山。北へ移動するにしたがって残雪量が増えてくる
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清水峠へ下る尾根の上に柄沢山と巻機山。北へ移動するにしたがって残雪量が増えてくる
谷川岳一ノ倉沢を間近に見る笠ヶ岳頂上。ここからは一段と雪が増える。スパッツを着けて足ごしらえする
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谷川岳一ノ倉沢を間近に見る笠ヶ岳頂上。ここからは一段と雪が増える。スパッツを着けて足ごしらえする
笠ヶ岳への登りから尾瀬方面の山々。右から至仏山、燧ヶ岳、会津駒ヶ岳
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笠ヶ岳への登りから尾瀬方面の山々。右から至仏山、燧ヶ岳、会津駒ヶ岳
笠ヶ岳から東に転進して隣りの1934mピークを越える。朝日岳に続く小ピークの尾根上に利根川源流の山々や越後三山が見えた
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笠ヶ岳から東に転進して隣りの1934mピークを越える。朝日岳に続く小ピークの尾根上に利根川源流の山々や越後三山が見えた
朝日岳の頂上付近はなだらかで雪の上を自由に歩くことができる。七ッ小屋山の右に特徴ある大源太山。ジャンクションピークへの下りでスキー縦走パーティとすれ違った
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朝日岳の頂上付近はなだらかで雪の上を自由に歩くことができる。七ッ小屋山の右に特徴ある大源太山。ジャンクションピークへの下りでスキー縦走パーティとすれ違った
檜倉山の登りから背後に越えてきた大烏帽子山があった。檜倉山の頂上に張ったツエルトに夕食のジンギスカンの匂いが滲みついてしまった。豪華な夕焼けが終わり長い夜が始まる
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檜倉山の登りから背後に越えてきた大烏帽子山があった。檜倉山の頂上に張ったツエルトに夕食のジンギスカンの匂いが滲みついてしまった。豪華な夕焼けが終わり長い夜が始まる
ツエルトから外を覗くと雨だった。檜倉山から長い雪道を檜倉乗越まで下ると利根川側に大きな雪庇の崩壊跡があった
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ツエルトから外を覗くと雨だった。檜倉山から長い雪道を檜倉乗越まで下ると利根川側に大きな雪庇の崩壊跡があった
霧の合間に見えた柄沢山。巻機山はもう遠くないはずだがその姿は霧に隠れて見えない
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霧の合間に見えた柄沢山。巻機山はもう遠くないはずだがその姿は霧に隠れて見えない
米子頭山頂上。背の低いシャクナゲと笹が邪魔して無雪期は歩きにくそうだ。霧の中で若い女性の三人組に出会ってびっくりさせられた
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米子頭山頂上。背の低いシャクナゲと笹が邪魔して無雪期は歩きにくそうだ。霧の中で若い女性の三人組に出会ってびっくりさせられた
米子頭山からトレースの不明瞭な倒木帯を下り雪の斜面をがむしゃらに登って巻機山の一角に飛び出した。ようやく雪地獄から抜け出したような気分だった
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米子頭山からトレースの不明瞭な倒木帯を下り雪の斜面をがむしゃらに登って巻機山の一角に飛び出した。ようやく雪地獄から抜け出したような気分だった
巻機山に到着。特徴ある大源太山の上に谷川連峰の万太郎山が見える
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巻機山に到着。特徴ある大源太山の上に谷川連峰の万太郎山が見える
冷たい風の中でビスケットを食べた。歩いてきた稜線を白い雲が包み込んでいる。遠く朝日岳がその雄大な姿を見せていた
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冷たい風の中でビスケットを食べた。歩いてきた稜線を白い雲が包み込んでいる。遠く朝日岳がその雄大な姿を見せていた
巻機避難小屋へ下る途中からの割引岳。雪の下りほど楽なものはない。飛ばしすぎて道を割引沢側に外し井戸尾根に戻るのに一苦労した。この辺りには春スキーを楽しむ登山者の姿があった
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巻機避難小屋へ下る途中からの割引岳。雪の下りほど楽なものはない。飛ばしすぎて道を割引沢側に外し井戸尾根に戻るのに一苦労した。この辺りには春スキーを楽しむ登山者の姿があった
雨の中を清水の泉屋へ辿り着いた。学生時代に800円で泊まったと話したら大変懐かしがってくれた。あのとき部屋に遊びに来た少女が今は女学校へ通っているという。タクシー待ちの間に出してくれたワラビのゴマ和えは絶品だった
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雨の中を清水の泉屋へ辿り着いた。学生時代に800円で泊まったと話したら大変懐かしがってくれた。あのとき部屋に遊びに来た少女が今は女学校へ通っているという。タクシー待ちの間に出してくれたワラビのゴマ和えは絶品だった

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ニッカーホース ストッキング グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 毛帽子 着替え バックパック アイゼン ピッケル 行動食 調理用食材 飲料 水筒 ガソリンストーブ コッヘル ライター 地図 コンパス ヘッドランプ 筆記用具 時計 サングラス タオル ツェルト ナイフ カメラ ポール テントマット シェラフ

感想

アルプスの3000m級を一通り歩き終わって次の目標を探していた私に、群馬県境の山々への興味を抱かせるきっかけとなる山旅だった。特に濃密なやぶと飲料水確保の問題から残雪期を選ぶことの多かった利根川源流域の山々は、他の登山者に出会うことも少なく山行の戦略を立てる面白さもあって、一時期私の登山のモチベーションとなっていた。
「夏でも雪田が残り、頂上付近は高山植物の宝庫」などのガイドブック知識に誘われ、1966(昭和41)年夏、初めて単独行したのが巻機山だった。六日町駅からのバスを終点「上長崎」で下車し、登川に沿った夕暮れの道を清水集落の「泉屋」に着いて前泊した。翌朝、割引山の見える宿の前でおかみさんからルートの注意を聞き、ヌクビ沢を目指した。頂上近くを歩いていて宿泊代を払ってこなかったことに気づき、下山後に再度立ち寄って支払いを済ませたことも印象深い。何とものんびした時代だった。

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