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ハイキング
東海
能郷白山(能郷谷)
2020年06月04日(木) [日帰り]


- GPS
- --:--
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,466m
- 下り
- 1,453m
天候 | 晴れ(薄曇り) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
頂上三角点のある笹ヤブ付近で、熊と遭遇したとの情報があった。4合目付近にも糞が多数落ちており、結構出没しているようだ。根曲がりのタケノコが目当てのようで、人間にも美味しいものは熊も好物のようだ。晩酌の肴にと10本ぐらい拝借した。 |
その他周辺情報 | うすずみ温泉は休館中 |
写真
ここを歩くたびにいつも考えるのだが。だれがいつごろ何のために、これを貼り付けたのだろうか。一寸釘だから名刺の大きさでしかない。かつて徳山富士でもこれと同じものを見たことがある。
フランス文学の桑原武夫は戦前、旧制大阪高校(現阪大)の教授時代、この大郷(オオゴウ)谷をよじ登ったことがあった。(桑原武夫全集第7巻「能郷白山と温見」)。
今日この谷を歩いて能郷白山を目指そうと考えるヤブ自慢は、ひとりとしていない。苦労、危険の割に見返りが全くないからだ。いちおう<やぶ屋>を自任する親爺の見立てによると、ここまで登って来るには、ヤブの中でのビバークが必要だ。去年歩いた狂小屋から若丸より苦戦すること必至だらう。
尾根藪より枯れた沢の<やぶ姿>は数倍しつこくていやらしい。奥美濃に残された数少ない”未通の藪”のひとつに違いない。10歳若ければ早速来週の予定に入れているのだが。。。
今日この谷を歩いて能郷白山を目指そうと考えるヤブ自慢は、ひとりとしていない。苦労、危険の割に見返りが全くないからだ。いちおう<やぶ屋>を自任する親爺の見立てによると、ここまで登って来るには、ヤブの中でのビバークが必要だ。去年歩いた狂小屋から若丸より苦戦すること必至だらう。
尾根藪より枯れた沢の<やぶ姿>は数倍しつこくていやらしい。奥美濃に残された数少ない”未通の藪”のひとつに違いない。10歳若ければ早速来週の予定に入れているのだが。。。
ちょっと見えずらいが、あのヤブ左門。左に根尾富士屏風と右に明神、ドウの天井。さらに奥には美濃平家。
心地よい風が奥美濃の峰々を吹き抜ける。
来し方を八重の白雲へだてつついとど山路のはるかなるかな <和泉式部>
心地よい風が奥美濃の峰々を吹き抜ける。
来し方を八重の白雲へだてつついとど山路のはるかなるかな <和泉式部>
だれも居なくなった頂上で「太陽がいっぱい」と村下孝蔵「初恋」。
♪夕映えはあんず色 帰り道ひとり 口笛ふいて・・・♪ 好きだよと言えずに初恋は・・・・♪
おやじも気持ちだけはまだまだ若い。
♪夕映えはあんず色 帰り道ひとり 口笛ふいて・・・♪ 好きだよと言えずに初恋は・・・・♪
おやじも気持ちだけはまだまだ若い。
撮影機器:
感想
コロナの期間中、食っちゃ寝の毎日で相当焼きがなまってしまったようだ。2合目の尾根へ上がるまでに体力の半分以上を消耗してしまって、岩の上に30分以上座り込んでしまった。いくら麓で30度の気温だからと言っても、これ以上暑い真夏に歩いたことは何度もあった。
前山から藤谷山へと続く尾根をぼんやり眺めながら「歳なのかも知れない」と、ふと考えた。気合ひとつでがむしゃらに登ってきたいままでとは、ちょっとちがうやうな気がするのだ。
能郷白山は今まで体力のバロメーターでもあって、年初の登り始めはここだと決めていた時代もあった。数メートルの雪をラッセルして、とりあえず前山まで登れたら「OK」だと勝手に考えていた。もちろんいまではそんな無茶が通用しないのは分かり切っている。
それがどうだ。こんなところでのびて動けなくなってしまうなんて。。
先日の健康診断では「おたくぐらいの歳になると、ひとつふたつおかしな数値があってもよさそうなものだが。。まったく無い。それがかえって気になる」と医師から言われたばかりだ。
やはり「歳」のせいにしておこう。悔しいが、ここはスローダウンしかないだらう。
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