バスのために走る!−丸川峠・鶏冠山・黒川金山跡・丹波紅葉ハイク
- GPS
- 07:37
- 距離
- 22.9km
- 登り
- 1,351m
- 下り
- 1,676m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全般的によく整備されて不安なく歩けるよいコース。 登山口ー丸川峠:標高差は700m以上あるが、急登は少なく、その気になればかなりタイムを稼げる。今回は写真を撮りながら歩いたがCTより30分以上早かった。歩く人も少なく、気持ち良く歩けるコースだ。 丸川峠ー鶏冠山:六本木峠まではほとんど水平道でペースを上げることができそうだが、石とコケの多い道で意外と早く歩けないのと、味わって歩きたい道でもある。今回は昨夜の雨と風で紅葉の葉がかなり落ちていて、その撮影で時間をとられた。鶏冠山は岩山だが、慎重に登れば危険はない。 鶏冠山ー黒川金山跡ー三条橋:信玄の金山跡の道なので、道の脇に石が積んである。地元の人たちの整備の努力もあってか、道はかなり良く整備されていて、地図では赤点線だが、実線でも問題なさそうなよい道だった。二万五千の地図の点線の道とは少しずれたところに道があったので、おそらく修復の努力に末に新しいルートができていると思われる。このコースの最大に問題は車での周回でなく、バスを利用する場合のバスの本数の少なさだろう。今回も丹波バス停の終バスが18時50分でその前が15時45分、これに間に合うように歩けるかが課題だった。 |
写真
感想
大菩薩方面の紅葉も終わりそうなので出かけてみた。今回は裂石、丸川峠から鶏冠山を経て黒川金山跡に出て、丹波に下る予定。問題はバスの時間だ。
早朝、塩山駅に到着する前、南アルプスの白い頂が見えてきた。昨日の雨はアルプスでは雪になったようだ。いきなりの雪のアルプスに早くも得した気分。
塩山からのバスにはハイカーが他に一人。丸川峠入口付近まで見かけたが多分大菩薩方面に向かったのだろう。峠まで最初は起伏のなだらかなジープ道、途中から山道に入る。急坂は少なく、快調に飛ばす。峠に近くなると傾斜がややきつくなる。裂石と峠の標高差は800m近くあるが、そうした厳しさは余り感じない。分岐から90分くらいで丸川峠に出る。峠の手前で100円サンドウィッチを少し頬張る。
富士山が白い姿を見せ、紅葉もなかなかだが、昨日の雨と風で葉が落ちてしまった木が多いようだ。丸川荘でコーヒー休憩。自慢のコーヒー(ナリーニョ・ストレート)をいただく。月曜日あたりが紅葉のピークだったと小屋番氏。鶏冠山から金山跡に出て丹波まで歩くというと、終バスになりそうだなという。このコースは小屋番氏お勧めのコースだが、歩く人が少なく残念という。バスの本数が少なく、マイカーでの周回にも向かないからだろう。苔むした紅葉の道は静かな山歩きには最適だ。
丸川峠から六本木峠までほぼ水平道だが、濡れた落ち葉と石などで滑りやすく、なかなかスピードが出しにくい。苔むした岩が多く、味わい深い道だ。大菩薩嶺を見ながら、六本木峠に向かって進む。途中、寺尾峠は気がつかなかった。この区間はもっと時間が稼げるかと思ったが、なかなかそうでもなかった。六本木峠まで90分近くかかってしまった。そこから10分位で林道を横切り、さらに15分くらいで黒川金山跡への分岐、そこから1分で落合・鶏冠山分岐に出た。黒川山には12時20分くらいに出たので1時間近く予定より早かったが、展望台で撮影したりして、鶏冠山到着は30分しか早くなかった。黒川山の山頂下分岐では柳沢峠から来たという3人のハイカーが食事休憩中。展望台がよかったと勧められた。
展望台では奥秩父や大菩薩の稜線のほか、雪をかぶる南アルプスが雲の合間に見えた。もう少し早く到着していればガスも少なく、もっと良く見えただろう。分岐に戻る途中、左にピークがあったので登って見ると黒川山の三等三角点だった。
鶏冠神社の道標に従い、少し下ると鞍部に落合、黒川金山跡、鶏冠山の分岐があった。鶏冠山や岩山だが、さほど危険な場所はない。荷物を置き、鞍部から8分くらいで山頂神社に出て、ひとしきり撮影し、分岐に戻る。100円コンビニの照焼おにぎりを半分食べて12時50分頃、金山跡に向かう。
なんとか丹波の早いバスに間に合わそうと黒川金山跡に向かって急ぐ。道は石積みが残るなかなかよい道だ。もっと荒れているかと思ったが良く整備されている。
金山巡回道と合流し、金山跡には二時前に到着、3時前に三条橋に出られれば、走ってギリギリの時間ーー周辺を撮影し、金山跡の道標の少し下を早足で下ると、沢の方から、双眼鏡やカメラなど金山探し?に来たような高齢ハイカーとであった。もう少しで金山跡だと告げたが、もう疲れてこれ以上進めないので戻るという。
下山路は二万五千の地図で出ている線と異なる。おそらく崩壊などを繰り返し、整備しているうちにコースが変わったと思われる。面白いことにGPSにダウンロードしたの地図とは一致しているので、GPSの地図は当然ながらより新しいものだ。
金山跡から滑りやすく、でこぼこでアップダウンのあるやや歩きにくい落ち葉の道を半分走って下山し、三条橋に3時少し前に到着。泉水谷ゲートを見て、紅葉の時期、丸川峠までいつかMTBなどで走ってみたいところと思う。
色づき始めた丹波川上流の渓谷美を撮影しながら青梅街道を走る。15時45分のバスを逃すと19時前の終バスまで3時間以上待たねばならない。道の駅まで5kmの大きな看板、しかし行けども行けども丹波山村が見えてこない。結構遠い。CTは90分、走って走ってなんとか丹波山村に差し掛かり、さらに走ってバスが見えてきた。セーフ、二分前に到着し、無事車中の人となった。
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