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Yamareco

記録ID: 2384398
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
朝日・出羽三山

月山の展望台 村山葉山

2020年06月06日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:08
距離
13.9km
登り
975m
下り
966m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:41
休憩
0:17
合計
5:58
6:15
90
7:45
7:45
17
8:02
8:02
15
8:17
8:17
26
8:43
8:45
14
8:59
9:14
14
9:28
9:28
22
9:50
9:50
14
10:04
10:04
13
10:17
10:17
116
12:13
葉山市民荘
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2020年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
葉山市民荘の駐車場を利用できます。その代わり周辺にある別荘地?への駐車は固く禁じられていますのでトラブルを起こさないようにしたほうが良さげ。
コース状況/
危険箇所等
山頂付近の稜線に一部滑落注意箇所があります。残雪の着き方によっては危険度が上がる可能性もあるので見極めが必要かと。
その他周辺情報 下山後に「べに花温泉 ひなの湯」を利用しました。
大人280円と格安ですが設備もキレイでお湯もいいのでおすすめです。
http://www.hinanoyu.com/
葉山市民荘の駐車場を利用できます。
葉山市民荘の駐車場を利用できます。
トイレも24時間使用可能とのこと。
トイレも24時間使用可能とのこと。
市民荘横の未舗装車道を山側に進む。
しばらくすると登山口の標識あり。
市民荘横の未舗装車道を山側に進む。
しばらくすると登山口の標識あり。
登山口から先は徒歩道になります。
登山口から先は徒歩道になります。
何度か作業道と交差しますが、基本的に1本道です。
何度か作業道と交差しますが、基本的に1本道です。
見返り坂と名付けられた急坂。
このあたりからしばらく急登が続きます。
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見返り坂と名付けられた急坂。
このあたりからしばらく急登が続きます。
途中に立岩方面への分岐があります。この分岐は地形図に載っていませんので注意。立岩というものを経由して市民荘に至るとありますので下山コースに使ってもいいのかも。
途中に立岩方面への分岐があります。この分岐は地形図に載っていませんので注意。立岩というものを経由して市民荘に至るとありますので下山コースに使ってもいいのかも。
聖仏平と名付けられた平場に出ました。意味ありげな平場で、昔は社の一つでもあったと言われたらそんな感じもします。
聖仏平と名付けられた平場に出ました。意味ありげな平場で、昔は社の一つでもあったと言われたらそんな感じもします。
登山道上に残雪が現れてきました。
登山道上に残雪が現れてきました。
…ん? 雪の上になにか居る!
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…ん? 雪の上になにか居る!
アヒル隊長!(笑
だれかが作って置いていったようです。
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アヒル隊長!(笑
だれかが作って置いていったようです。
登山道がわかりづらくなっています。
地形も平坦なので道迷い注意。
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登山道がわかりづらくなっています。
地形も平坦なので道迷い注意。
またいた(笑
道案内してくれているかのようです。
3
またいた(笑
道案内してくれているかのようです。
大尊仏見晴台…などという大仰な名前のついた展望台。
しかし見えたのは虚無だった…。
どうせならこのガスをスクリーンにブロッケン現象でも見えたら良かったのに。
大尊仏見晴台…などという大仰な名前のついた展望台。
しかし見えたのは虚無だった…。
どうせならこのガスをスクリーンにブロッケン現象でも見えたら良かったのに。
ほとんど傾斜のない平坦で見晴らしの良い場所に出てきました。
ほとんど傾斜のない平坦で見晴らしの良い場所に出てきました。
野鳥観察にもうってつけ。
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野鳥観察にもうってつけ。
どうだん分岐を左に折れると「お花畑」が広がります。
…まだちょっと季節が早かったようですが…。
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どうだん分岐を左に折れると「お花畑」が広がります。
…まだちょっと季節が早かったようですが…。
山頂に向かう稜線には何箇所かアップダウンがあります。
山頂に向かう稜線には何箇所かアップダウンがあります。
地形図には現れない程度のアップダウンなので平坦な稜線をイメージしていたのですが、そうでもないようです。
地形図には現れない程度のアップダウンなので平坦な稜線をイメージしていたのですが、そうでもないようです。
小僧森と名付けられた小ピークにも、我らの道標、アヒル隊長がいました。ご苦労さまです!
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小僧森と名付けられた小ピークにも、我らの道標、アヒル隊長がいました。ご苦労さまです!
一旦雪渓の上に出て、また登山道に戻る…というような動きをする場所が何箇所かありました。漫然と歩いているとそのまま雪渓上を進んでしまい進退窮まるかも。
一旦雪渓の上に出て、また登山道に戻る…というような動きをする場所が何箇所かありました。漫然と歩いているとそのまま雪渓上を進んでしまい進退窮まるかも。
月山が大きく見えてきました!
まだ真っ白ですなー。さすがです。
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月山が大きく見えてきました!
まだ真っ白ですなー。さすがです。
大つぼ石と名付けられた岩。人ひとりが余裕で立てる大きさがあります。足元は断崖絶壁なので股ぐらがスースーします(笑
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大つぼ石と名付けられた岩。人ひとりが余裕で立てる大きさがあります。足元は断崖絶壁なので股ぐらがスースーします(笑
山頂手前に草付きのトラバースがあります。
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山頂手前に草付きのトラバースがあります。
間違って落ちたら、結構洒落にならんかも。要注意です。
間違って落ちたら、結構洒落にならんかも。要注意です。
唐突に左手へ分岐が現れます。
唐突に左手へ分岐が現れます。
その分岐から脇道に入ると葉山山頂です。
際立ったピークでは無いので、あまり山頂という感じがしませんな。
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その分岐から脇道に入ると葉山山頂です。
際立ったピークでは無いので、あまり山頂という感じがしませんな。
山頂は踏みましたが、もう少し先に「奥の宮」というのがあるらしいので、そこまで行ってみましょうか。
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山頂は踏みましたが、もう少し先に「奥の宮」というのがあるらしいので、そこまで行ってみましょうか。
奥の宮周辺には小規模な湿原がありました。大半はまだ雪の下のようですが。
奥の宮周辺には小規模な湿原がありました。大半はまだ雪の下のようですが。
ここまでで最も規模の大きな雪渓を越えると…
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ここまでで最も規模の大きな雪渓を越えると…
登山道に鳥居が立っていました。
なかなか立派な鳥居です。
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登山道に鳥居が立っていました。
なかなか立派な鳥居です。
鳥居をくぐるとすぐに奥の宮に到着となります。
このお社も立派なものですね。
近年建て替えられたのか新しい感じがします。
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鳥居をくぐるとすぐに奥の宮に到着となります。
このお社も立派なものですね。
近年建て替えられたのか新しい感じがします。
奥の宮の前からは月山がどどーん。
さすが月山の遥拝所として登られた山だけあります。
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奥の宮の前からは月山がどどーん。
さすが月山の遥拝所として登られた山だけあります。
北へ続く縦走路。なかなか楽しそうではあります。
でも往復7時間以上なんだよな〜。
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北へ続く縦走路。なかなか楽しそうではあります。
でも往復7時間以上なんだよな〜。
雲の上に鳥海山も姿を見せていました。
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雲の上に鳥海山も姿を見せていました。
ちょっと霞んでいますが、朝日連峰も長大な連なりを見せてくれています。
ちょっと霞んでいますが、朝日連峰も長大な連なりを見せてくれています。
さて、満足したので帰りますかね〜。
というか、実は山頂付近では大量のブユに集られて退散してきたというのが真実…。
さて、満足したので帰りますかね〜。
というか、実は山頂付近では大量のブユに集られて退散してきたというのが真実…。
どうだん通り分岐まで戻ってきました。
下りはここを直進。別の道に行きます。
どうだん通り分岐まで戻ってきました。
下りはここを直進。別の道に行きます。
湿原が見えてきました。
湿原が見えてきました。
まるで区画されたみたいな池塘。
その名もお田沼。ヲタ沼じゃないですよ。
まるで区画されたみたいな池塘。
その名もお田沼。ヲタ沼じゃないですよ。
分岐以来、水平移動を保っていた道は、お田沼を過ぎると一気に高度を吐き出しはじめました。
あまり通る人が居ないのか道床は枯れ葉で埋め尽くされ滑りやすく気を使います。
分岐以来、水平移動を保っていた道は、お田沼を過ぎると一気に高度を吐き出しはじめました。
あまり通る人が居ないのか道床は枯れ葉で埋め尽くされ滑りやすく気を使います。
百万ドルのドウダン…ということですが、なぜ百万ドルなのかは不明(笑
百万ドルのドウダン…ということですが、なぜ百万ドルなのかは不明(笑
百万ドルのドウダンの前後に、下り道で唯一の岩場がありますが僅かな区間。
百万ドルのドウダンの前後に、下り道で唯一の岩場がありますが僅かな区間。
ブナ林には木漏れ日が良く合いますね。
癒やされる〜。
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ブナ林には木漏れ日が良く合いますね。
癒やされる〜。
うば様という石仏がありました。
姥神様は三途の川の脱衣婆が民間信仰や修験道などと融合したものでこの世とあの世の堺とされる場所に置かれたもの…のようです。この道が登拝路として歩かれた証のようなものでしょうか。
うば様という石仏がありました。
姥神様は三途の川の脱衣婆が民間信仰や修験道などと融合したものでこの世とあの世の堺とされる場所に置かれたもの…のようです。この道が登拝路として歩かれた証のようなものでしょうか。
八丁坂と呼ばれる急坂が最後の難関。ここも落ち葉で滑りやすく緊張を強いられました。
八丁坂と呼ばれる急坂が最後の難関。ここも落ち葉で滑りやすく緊張を強いられました。
伐採地に出れば登山口はもう少し。
伐採地に出れば登山口はもう少し。
なんだか雰囲気のある場所だなぁと思ったら…
なんだか雰囲気のある場所だなぁと思ったら…
大円院という昔栄えた寺院の跡に出ました。
1000年の昔より明治の時代まで大変に栄えた寺院だったようですが廃仏毀釈のあと急速に廃れ、最後には占領軍としてやってきた米軍に接収されて終わったという悲しい話。
大円院という昔栄えた寺院の跡に出ました。
1000年の昔より明治の時代まで大変に栄えた寺院だったようですが廃仏毀釈のあと急速に廃れ、最後には占領軍としてやってきた米軍に接収されて終わったという悲しい話。
この寺院跡から続く石段を降りると登山口に到着。
この寺院跡から続く石段を降りると登山口に到着。
ここから2kmほど舗装路歩きで葉山市民荘に戻ります。
ここから2kmほど舗装路歩きで葉山市民荘に戻ります。
涼しい風が吹いていたので舗装路歩きもそんなに苦になりませんでした。
涼しい風が吹いていたので舗装路歩きもそんなに苦になりませんでした。
スタート地点に戻ってきました。
おっとだいぶ車の数が増えてますね、びっくり。
スタート地点に戻ってきました。
おっとだいぶ車の数が増えてますね、びっくり。
オオバキスミレ
ノウゴウイチゴ??
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ノウゴウイチゴ??
ツマトリソウ
ゴゼンタチバナ
シラネアオイ
アカモノ
イワウチワ。
日本海側だからトクワカソウ?
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イワウチワ。
日本海側だからトクワカソウ?

感想

6月1日より県を跨いだ移動の自粛要請が一部緩和されたのでプチ遠征として山形県にお邪魔しました。
まず登ったのは村山葉山。
この山は以前に一度登山口まで来ているのですが、晴れ予報だったのに雨に祟られて入山することなく敗退したいわくつきの山です。リベンジに来ました。
今回も文句なく晴れの予報だったのですが、山に近づいたら黒い雲が湧いてきて焦りました。どんだけ嫌われているんだという話です。幸いにも今回は雨は降らず挑戦させてもらえることになりましたけれどね。
登山口から稜線にあるどうだん通り分岐までは樹林帯の中の急な登降。分岐から山頂、奥の宮まではほぼ水平移動の稜線歩きという2つのステージにキレイに分かれるコースでした。
全体的に気持ちよく歩ける山でしたが、特に稜線は標高1400m前後の水平移動となりこの季節は残雪の具合によってコースも咲く花も変化に飛んでおり楽しい区間でした。ガイドブックには花は少ない山だとあったんですが、なかなかどうして思った以上に花が豊富で我々の目を楽しませてくれました。
特に登山道脇のアカモノの群落は果てしなく続いていて、一斉に花が咲いたタイミングで見ることができたら素晴らしそうです。今回は残念ながら気の早い2輪が開花しているだけだったのが惜しまれるところ。
またこの山は月山の展望台としても一級で、山頂付近から奥の宮にかけて未だ真っ白な雪を戴いた月山が指呼の間に眺められます。昔から月山の遥拝所として麓の集落から登山者が絶えなかったというのが頷ける景色です。
雲が多く遠望は利かなかったものの、鳥海山や朝日連峰なども見ることができ景色にも大満足。やっぱり山っていいなぁ。

余談ですが、登りの途中で後ろから来た登山者に道を譲ったところ
「どうも〜、佐々木でーす」
と自己紹介?され、突然のことに
「あ、え? ど、どうも…」
としどろもどろになってしまいました。
単独の方だったし、これは新手の遭難対策なのかな?とその時は思ったのですが、あとからよく考えたら
「お先でーす」
と言われたのではなかったか…と後から思い直して一人恥ずかしくなった…という、まぁどうでもいい話なんですが(笑

この話を妻に教えたところ、思いっきり笑われました(^^;
そうですよねぇ、自己紹介しながら登山するってありえないですよねぇ。

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コメント

笑っちゃうね〜
自己紹介しながらすれ違うって面白いね!
遭難したら情報がたくさん寄せられそう
景色がいいところね!
山頂から遠くに雪山が見えるって言う山が好き!
2020/6/9 20:48
Re: 笑っちゃうね〜
いやもう…よくよく考えたらいきなり自己紹介ってかなりおかしいんですが、その時はそう思っちゃったんですよね(笑
遭難してもすぐに発見されそうではありますが(笑
月山や鳥海山、朝日連峰がすぐ近くにあるのでなかなか素晴らしい景色でした♪
2020/6/9 22:30
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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