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記録ID: 2390857
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山滑走
飯豊山

飯豊・石転び雪渓…スノーブリッジ崩落!

2020年06月08日(月) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
15.3km
登り
1,486m
下り
1,474m

コースタイム

日帰り
山行
9:16
休憩
1:09
合計
10:25
6:40
25
スタート地点
7:05
7:10
200
10:30
10:55
140
13:15
13:29
16
13:45
14:05
155
16:40
16:45
20
17:05
ゴール地点
天候 晴れ   弱風  12℃
過去天気図(気象庁) 2020年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
飯豊山荘(休業中)先の駐車場。 トイレなし。
コース状況/
危険箇所等
 へつり道にはロープなどが設置されていて、非常に助かりました。 地元の山岳会の方々に感謝です。 

 雪渓に乗れたのは、石転びの出合から。 しかも出合い付近では、あちこちで沢が出ていて危険な状態でした。

 飯豊でも今年の積雪の特徴が出ていて、1400mから下部の雪は極端に少なく、1400mから上部では例年通りかそれ以上の積雪だったと感じました。
オールシートラなのでずっしり重い。。
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オールシートラなのでずっしり重い。。
6:40 スタート。
6:40 スタート。
温身平の巨大ブナ林は格別です。
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温身平の巨大ブナ林は格別です。
タニウツギを楽しみながらテクテク。
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タニウツギを楽しみながらテクテク。
温身平から見える梅花皮岳と石転び沢。
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温身平から見える梅花皮岳と石転び沢。
危険なへつり道の始まり。緊張します。
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危険なへつり道の始まり。緊張します。
登山者にあっさり追い越されますが、スキーを背負ってのへつり道ではスピードは出せません。
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登山者にあっさり追い越されますが、スキーを背負ってのへつり道ではスピードは出せません。
景色を楽しみながらゆっくりと。
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景色を楽しみながらゆっくりと。
濡れた岩で足を滑らせヒヤリ。
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濡れた岩で足を滑らせヒヤリ。
雪が多い時はこの辺から雪渓に乗れますが、今年は全然無理。
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雪が多い時はこの辺から雪渓に乗れますが、今年は全然無理。
渡渉もあるので厄介。


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渡渉もあるので厄介。


10:30  結局、石転びの出合まで5.5kmをスキーを担ぎました。いや〜、疲れた。
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10:30  結局、石転びの出合まで5.5kmをスキーを担ぎました。いや〜、疲れた。
スキーで進むとすぐに沢が出ている! 水量が少ない左側を行ってみます。踏み跡もあるのでスキーなら大丈夫と思ったのですが、
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スキーで進むとすぐに沢が出ている! 水量が少ない左側を行ってみます。踏み跡もあるのでスキーなら大丈夫と思ったのですが、
ド〜ン!!! と言う轟音とともにスノーブリッジが崩落。
スキーのまま一緒に落下したため運よく無事。
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ド〜ン!!! と言う轟音とともにスノーブリッジが崩落。
スキーのまま一緒に落下したため運よく無事。
前日渡った登山者は崩落したスノーブリッジを見て唖然。
前日渡った登山者は崩落したスノーブリッジを見て唖然。
でも、ここには迂回路があるので大丈夫。
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でも、ここには迂回路があるので大丈夫。
雪渓を再びスキーで進みます。デブリもありますが可愛いレベル。
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雪渓を再びスキーで進みます。デブリもありますが可愛いレベル。
あらら、ここも沢が出ている! 今までこんなことは無かった。
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あらら、ここも沢が出ている! 今までこんなことは無かった。
雪塊も可愛いレベル。
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雪塊も可愛いレベル。
ここだけ落石が多数ありましたが、他は落石もデブリもクラックも例年に比べたら少なかったです。
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ここだけ落石が多数ありましたが、他は落石もデブリもクラックも例年に比べたら少なかったです。
さあ、いよいよ最後の急斜面。
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さあ、いよいよ最後の急斜面。
アイゼン履いてシートラします。
アイゼン履いてシートラします。
先行者のステップをお借りしたのでラクラク。
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先行者のステップをお借りしたのでラクラク。
13:15  梅花皮小屋着  上部はまだ充分な残雪です。
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13:15  梅花皮小屋着  上部はまだ充分な残雪です。
目的の北股岳はパス。雪渓崩落の判断ミスをしたので、こういう時は自重します。
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目的の北股岳はパス。雪渓崩落の判断ミスをしたので、こういう時は自重します。
イザ滑走。標高差1000m!
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イザ滑走。標高差1000m!
ナイスな斜面。
どんどん滑走。
あっという間に石転びの出合着。 
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あっという間に石転びの出合着。 
振り返ります。標高差1000mを16分はスキーのなせる業。
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振り返ります。標高差1000mを16分はスキーのなせる業。
では、オールシートラで嫌なへつり道を下りますか〜。
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では、オールシートラで嫌なへつり道を下りますか〜。
ニッコウキスゲには癒されますが、
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ニッコウキスゲには癒されますが、
へつり道には緊張を強いられます。
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へつり道には緊張を強いられます。
落ちたらジ・エンドですからね〜。スキーを背負っているとここが核心です。
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落ちたらジ・エンドですからね〜。スキーを背負っているとここが核心です。
巨人の森まで来ればひと安心。
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巨人の森まで来ればひと安心。
久しぶりの10時間超えでした。
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久しぶりの10時間超えでした。

感想

昨年は、ほん石転び雪渓を滑走したので、今年は北股岳の山頂から、直接石転び雪渓に滑り込むルートに挑戦する予定でした。上部の雪は滑走に充分でしたが、下部の雪が少なくて、5.5kmもスキーとブーツを担いだため疲労が蓄積。普通の登山道ならばこのくらいは大丈夫なのですが、緊張を強いられるへつり道(破線ルート)のため、精神的にも疲労がたまり、スノーブリッジごと落下するという判断ミスを犯してしまいました。

 こういう時は、大抵また判断ミスをするので北股岳はパスしました。自分は、一度判断ミスした時は無理をしないようにしています。登山中も落石はあるわ、雪塊は落ちてくるわで、石転び雪渓は相変わらず危険だらけです。

 また、石転び出合付近は雪解けが進み、沢があちこちで出ています。 今後通過するとしたら安全策をとり、雪が薄い所は登山道などを高巻く方が無難だと思います。水量が多いので、本流に落ちたら命がありません。

 コースタイム10時間25分のうち、スキー滑走したのは16分。でも、これがこの時期の飯豊の山スキー。時間は短くても、中身の濃い16分の滑走は充実していました。そして、今年で最後かなと思いながらまた来てしまうのが、飯豊連峰の魅力です。

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