高尾山・樹木観察とガイドウォーク


- GPS
- 07:56
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 970m
- 下り
- 951m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
すべてハイキングコースでよく整備されている。雨上がりなのでいろはの森への下山路は若干滑りやすかったので、雨の場合は注意して下山のこと。 |
写真
感想
紅葉の葉っぱへの関心から樹木をもっと知ろうと、近所の公園や、神代植物園などを散策して樹木図鑑を見たり、木につけてある名札を見たり撮影したりし始めた。
一人で図鑑などと見比べてもなかなか難しいので、高尾山のビジターセンターなどを訪ねて、勉強しようと思い、何年ぶりかで高尾山に出かけた。
少し寝坊して5時に出発する予定が6時になった。京王線の高尾山口に7時過ぎ到着。久々の高尾山で、登山口はどこだったかと駅前の地図を見る。ケーブル駅の下だったと思い出し、表参道を登りはじめる。朝は高尾山頂に仕事で向かう車、降りてくる車が多く、結構神経を使う。
植物観察をしながらゆっくり歩き、20分くらいで金比羅台分岐、そこから40分くらいで薬王院入口、3号路、4号路の分岐に出る。入口に関東森林管理局の「ここから高尾山頂まで1.5kmの間に70の樹種、200枚の樹名板をかけてあるという看板が掲げてあった。これは勉強になりそうだと歩き始めるーーが、なかなかその樹名版はなかなか見当たらない。最初に「アカガシ」の樹名板が出てきて、すぐ蛇滝、二号路分岐、新たにできた駒木野庭園の看板も。動植物の営みに関する解説版が次々に出てきて、10分ほど進むと吊橋「みやま橋」に出た。
さらに10分強、解説板や樹名板を見ながら歩くと、「いろはの森」の分岐。そこからゆっくり20分あまり歩くと、5号路と山頂の分岐に出る。そこからわずかな登りで山頂に出た。9時過ぎ、ビジターセンターを覗くと、閉まっている。見ると月曜休館と出ている。あちゃ、休刊日かと思って、隣に開いている事務所の人に聞いてみると、休館は第三月曜だけで今日は開いているという。ラッキー、今日は第5月曜だ。ガイドツアーは10時に事務所が開くので、そこで申し込み受付開始になるという。山頂に出て、富士山や丹沢、三ッ峠から本社ヶ丸、滝子山から南アルプスまですごい展望を撮影、10時まで後30分だが、5号路を歩いてみる。先ほどの分岐には戻らずに一丁平に向かって進み、そこから階段を下り五号路に出た。山頂の下を一周するコースだ。清滝方面への道を分けるとサワガニが出てきた。このあたりは水が豊富なようだ。稲荷山コース、六号路コースを分け、道端のアザミ、アキノキリンソウ、リンドウなどの花を撮影しながら進むと、先ほど出てきた4号路との分岐を過ぎて、江川杉(平安時代から38代続いた代官の江川家が幕末に始めた過ぎの植林で高尾で一番古い植林杉)の展示林を経て、元の一丁平分岐に戻った。急いで階段を上ってビジターセンターに戻り、ガイドウォークの申し込み。まだ余裕があるようだった。
13時まで3時間あり、11時のスライドショーまでは一時間弱、センターの窓口の女性(ガイドの新津紅さん)から4号路の樹名板やいろはの森について話を聞き、資料をいただいて、いろはの森を歩いてみることにした。
一号路からいろはの森方面に入り、確かに樹名板のほかに万葉集の歌の木札が立っている。林野庁の関東森林局にしては、なかなか味な試み。4号路の分岐まで歩いたが、スライドショーの時間が迫ってきたので一旦戻る。
11時からのスライドは高尾の動物のフィールドサインについて。フン、土の穴、食べ残しの葉などのサインからどんな動物が関係しているかをクイズ形式で当てながらスライドが進行、モグラ、イノシシ、テン、ムササビと話が進み、大変面白かった。それぞれの動物の行動の特徴、食べ物の違い(草食、肉食、雑食)や食べ方の違い、最後はムササビの飛ぶ様子など、モモンガとの違いなども含め、大変勉強になった。スライドは20分で終了、ガイドウォークまで1時間半、どうするかーー3号路を歩くことにする。
しかしこの3号路はうねうねと中腹を進む長い道、地図をよく見ると登り1時間、下り50分とある。やばい、1時までに戻れなくなるかーーとやや急ぎ足。12時20分を過ぎたら戻るつもりで出発。しかし12時20分頃、表参道が見えてきて、12時半過ぎ、分岐に出る。ここから表参道を急いで歩き、薬王院の奥の院は通らずに一号路から山頂ビジターセンターに戻る。12時55分までに玄関前に着き、おにぎりを補給。すぐ参加者の点呼が始まった。ガイドは受付にいた新津紅さん。センターのニュースレター、「のぶすま」の漫画によく出てくる人だ。
今日のテーマは「高尾山には○○が日本一多い」で答えは5号路南側でーーというわけで五号路まで進む。その前に手前の道端の土手の草むらにいるジョロウグモの巣の前で停まる。巣に枯葉を絡ませ、クモの動きを見る。動かないので音叉を近づけるとその振動で餌を勘違いし、音叉を攻撃し始めた。硬い音叉に音を上げて逃げ出してしまう。クモは7種類もの異なる糸を出すという。通行のための糸、粘って獲物を取り込む糸、交尾の際にメスを縛る糸など、そのほかにもいろいろな種類があるらしい。
付近に霧を吹きかけると、そのほかにも別の小さなクモの巣があり、小さなクモが出てきた。参加者の小学生の二人組みが次々にクモを見つける。
五号路に入り、土手のところで停まって小さな穴に注目、霧をかけると穴の入口周辺にクモの巣が見えてきた。また土手の下の石垣の間にも同様のクモの巣、ハシリグモ、ヤチグモなどさまざまなクモが土手を上り下りする虫を捕食するようだ。穴の奥にはクモが餌の接近を待ち構えているようだ。また植物を揺さぶって逆さにした傘に落とすと小さなアリのような虫が見つかった。アリグモという。蟻酸を持ち、嫌われ者のアリに擬態し、捕食を逃れているようだ。ある穴に手を入れると小さなクモが出てきた。すごく逃げ足が速く、ハシリグモの系統か?
話をしているうちに植物の種が飛んできた。するとクモも飛ぶのだと紅さんが言う。糸を出しながら風の強い日にクモの赤ちゃんが空中を飛び、移動するのだという。飛んだ先で命を落とすものもあるが、生存範囲を広げてそこで暮らしたり越冬するという。
さらにサラグモを見つけた後、参加者の子供が何か動くものを見つけた。小学生が捕まえるとヤマアカガエルだった。拡大レンズのついたビンにいれて観察、ひとわたり観察して逃がしてやる。さまざまなクモを観察し、最後にその天敵である蛙が出てきて今回のガイドウォークは幕切れとなった。なかなか楽しいガイドウォークだった。ヤミツキになりそう。高尾では毎日やっており、他の奥多摩などのビジターセンターでこうしたプログラムがあるという。
五号路と三号路尾分岐の手前で解散し、一号路からいろはの森を経て、日影沢に下山した。一号路、三号路、四号路、五号路といろはの森の道を歩いて、結構な距離を歩いたようだ。樹木を学ぶ道のりは長く険しい??
帰路は日影沢バス停からさらに摺差バス停まで歩いた。人気の豆腐屋では以前、おからドーナッツを買ったことがあるが今回は何も買わなかった。別のハイカーが豆腐を買って歩いて駅方面に向かった。平日でも途中ハイカーが大勢乗ってきてほぼ満員だった。
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