笹尾根 <槇寄山〜丸山〜浅間峠>


- GPS
- 07:36
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 891m
- 下り
- 1,160m
コースタイム
- 山行
- 5:58
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 7:33
天候 | 曇り時々晴れのちにわか雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2020年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:上川乗から武蔵五日市駅まで西東京バス 武蔵五日市駅行に乗った。ハイカーでほぼ満席。増発が出ていた。 https://transfer.navitime.biz/bus-navi/pc/diagram/BusDiagram?orvCode=00042159&course=0000422902&stopNo=32 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はない。 |
その他周辺情報 | 逆コースで下山後に数馬にある温泉に入るパターンがある。 ○「檜原温泉センター数馬の湯」 http://kazumanoyu.net/ ○「蛇の湯温泉 たから荘」 https://www.travel.co.jp/guide/article/1641/ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
ガスコンロ
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感想
2020年07月12日(日) 【笹尾根(槇寄山〜丸山〜浅間峠)】
梅雨空が続くなか、山の天気予報を見ていたら、奥多摩あたりの日曜日の予報は相も変わらず曇りの予報。でも午前中に2〜3時間ほどの晴れ間があるようなので、本降りの雨にはならないだろうと考えて、霧に煙る稜線歩きを楽しみに笹尾根の縦走に出かけてきました。
武蔵五日市駅から数馬に向かう始発のバスにはハイカーは9人ぐらい乗っていた。戸倉三山に向かうと思われる5,6人が元郷のバス停で降車。仲の平のバス停では私のほかにソロの女性が1名降車した。
蒸し暑い曇り空の下、下部の植林帯を抜けると緑鮮やかな広葉樹が広がる緩やかな尾根の登りとなった。野鳥の鳴き声も始めのうちは聞こえていたが、それ以上にセミと蛙の大合唱が凄かった。一応熊鈴をつけていたが意味がないほどだった。
広葉樹の森の中にある西原峠から槇寄山の山頂まではほんの少しの登り。山頂を踏むのはこれで3度目。高曇りだがなんと富士山が見えているではないか。展望などまったく期待していなかったのでこれには驚いた。三ッ峠や滝子山も見えた。
ここでパンを齧りながら20分ほど休憩したのち浅間峠に向けて笹尾根の縦走を開始した。いつの間にか陽も差し始めるようになっていた。
最初の峠である田和峠までのコブは北側に巻いて行くのでほとんど行程差がない平坦な道だった。田和峠は南西側が少しだけ開けていて富士山が見えた。三ッ峠や滝子山もてっぺんだけ見えていた。
数馬峠までは気持ちの良い広葉樹の森が多かった。数馬峠も南側が少しだけ開けていて、手前の権現山の稜線の向こうに富士山が顔を出していた。丹沢の蛭ヶ岳〜檜洞丸あたりも雲がかかっていたが見ることができた。
セミの鳴き声はひぐらしが多くなったような気がした。セミの大合唱は聞こえるところとまったく聞こえないところがあって、なんの違いであろうかと不思議に思った。
小さなアップダウンを繰り返しながらも下り基調の尾根を進んでいくと樹林に囲まれて展望のない笛吹峠(うずしきとうげ)に出た。ここからこのコース唯一の少し長い登り坂となり、その先に背の高い樹林に囲まれた静かな丸山の山頂があった。展望はまったくない狭い山頂だが雰囲気のいい山頂だ。
次の小棡峠(こゆずりとうげ)も笛吹峠と似たような感じの峠だった。
アップダウンを繰り返しながらさらに尾根を進むと土俵岳に出た。北側の樹木の背が少し低くてまばらなので、立てば御岳山から大岳山あたりまで見ることができた。
尾根道にある山頂なのでなんとなく落ち着かないが、ここでお昼休憩にした。同じくこの山頂でお昼を摂っていた年輩の男性から行先を聞かれたので、浅間峠から下るつもりだと答えたが、この方は相模湖まで歩いてみると言う。日は長いので日没までには相模湖につけそうだが、私は浅間峠まで行ってから改めて考えることにした。
日原峠も樹林の中の峠だったが少し広い感じだった。いつの間にか陽はささなくなり曇り空に戻ったようだった。
またアップダウンを繰り返しながら徐々に高度を下げていくとひょっこりと浅間峠に着いた。深い森に囲まれた休憩舎もある広い峠だが、曇り空で暗くなってしまい、ゆっくりする休憩する気も起らかなったが、相模湖まで行くとかなり時間がかかりそうなので今日の縦走は浅間峠までとした。
ふとバスの時間を確認してみるとすぐに下山を始めれば、上川乗バス停15:08発のバスに間に合いそうなので、急いで下山を始めた。
ところが歩き初めてすぐに雨が降り出した。縦走を続けなくて正解だった。降り始めは背の高い樹林に遮られてほとんど濡れなかったが、いったん止んだあと再び降り始めた雨はすぐに本降りになり服やザックを濡らし始めた。
バスの時間も気になっていたので雨具をつけるタイミングを失ってしまい、本降りの雨の中を一目散に下山するしかなかった。
上川乗のバス停についたのはバスの時間の15分前だった。上着の替えは持っていたので、トイレの軒先を借りて上着だけを着替えた。パンツまでびしょ濡れだったがそのまま車中の人となった。
まだ夏になっていないけど、雨に降られながらバスを待っていると「さよなら夏の日 いつまでも忘れないよ 雨に濡れながら 僕らは大人になっていくよ♪」のメロディーが頭の中に浮かんでいた。
霧に煙る広葉樹の森の稜線歩きは楽しめなかったけど、最後はにわか雨にびしょ濡れになって、なんだか青春の一コマみたいな山旅になった。
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