人気薄の御正体山(ミショウタイヤマ)から石割山


- GPS
- 07:46
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,244m
- 下り
- 1,267m
コースタイム
天候 | 快晴のち雲の多い晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:富士急バス山中湖平野BSー富士急富士山駅ー富士急大月駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道坂("ドウザカ"と読みます)隧道入口登山口−御正体山 トンネル手前の登山口(今倉山登山口という道標はありますが、御正体山の記載はありません)から10分ほど登ると尾根道に出ます。ここで北へ向かうと今倉山で南に向かうと御正体山への分岐です。 落ち葉が多いですが、明瞭な歩きやすい尾根道の林間のルートが続きます。笹の生い茂った箇所もありますが、ルートははっきりしています。 20分ほど登ると少し開けたガンギ沢ノ頭です。道志の山々が見えます。ここからはアップダウンを繰り返しながら標高を上げていきます。30分ほどでお皿を伏せたようなピークらしくない岩下ノ丸に出ます。 再びアップダウンを繰り返し1時間ほど進むと、御正体山までの道程を示す7合目の石標があります。ここからやや急登になります。8合目、9合目の石標を過ぎ山頂手前の九十九折りを登ると、この時期は樹木は落葉していますので、明るい広々とした山頂に到着します。 山行には1組のテーブルとベンチがあり、休憩、昼食に便利ですが、フラットで広いのでどこでも休憩できます。 御正体山−石割山 御正体山から石割山方面へ下るとなぜかポツンと、小さな神輿のような銅屋根の社があります。やがて急な下り坂が続き25分ほどで前ノ岳に出ます。木製ベンチがあります。振り返ると御正体山の立派な山容が葉の落ちた樹木を間を通して見えます。尾根が広がったところでは一面を落ち葉が覆っていますので、ルートが分かりずらいですが、木々に結んであるピンクのテープがルートを示します。 前ノ岳から25分程で中ノ岳に到着。木製のベンチが2基あります。更に40分程で奥ノ岳です。奥ノ岳からは葉の落ちた樹木の先にようやく山中湖が見えました。夏場は葉が生い茂り眺望は望めないのでしょうが、葉の落ちたこの時期は木々の間を通して眺望を楽しめます。 奥ノ岳から山伏峠の分岐に向かって下っていくと尾根がボンヤリしたところでルートが全く掴めず、ピンクのテープを辿って行きましたが、ルートを完全に外してしまいました。辿ったピンクのテープはどうも伐採作業で使う目印のようで、多くの樹木あちこちに結んであるものですから完全に混乱して尾根からだんだんと外れて行ってしまいました。なんとか尾根に上がるとルートに戻れました。ルートは必ず尾根沿いですので尾根から外れないように注意しましょう。 |
写真
感想
御正体山は会社の飲み会で山歩きの話になった際に、山梨出身の大先輩から登ったことがあるかと尋ねられ、いつかは登ってみようと思っていたのですが、公共交通機関でのアクセスを原則としている私が山行計画を立ててみると行動時間の選択肢が非常に少ないルートであることからなかなか踏ん切りがつかないままでした。
たまたま見たゴルフのTVのニュースで雄大な冠雪した富士山を見て、土曜日が好天の予報だったので、富士山の写真撮影も期待して、思い切って出掛けてみました。
折角ですので、富士山眺望で有名な石割山まで縦走することにしました。大月から富士急電車に乗り、こじんまりとした都留市駅で降りましたが、便数の少ない道坂隧道入口行きのバスの8:10と遅い始発まで待ち時間が長いので、帰りが遅くなるのを避けようと駅でお客さん待ちをしていたタクシーの運転手さんに登山口までの料金を訪ねたら、4200円くらいと言われ610円のバス代に比べるとずいぶんと高いので、結局バスを利用しました。運転手さんは苦笑いしてましたが....。
バスには登山姿の方々が10名ほど乗られ、終点の道坂隧道入口で降りましたが、そのうち御正体山さんへ向かわれた方は4名で、残りの方達は今倉山へ向かわれたようです。
ということで、丹沢山塊の最高峰の山で絶好の好天にもかかわらず、時間に自由度のないこのルートは人気薄のようです。その分マイペースでノンビリと歩くことができました。
結局その日は、御正体山まででは先行された方1名、追い抜いていかれた方3名、追い抜かせていただいた4名のグループ、御正体山から石割山までは、目の前を横切って行った雉子の雌鶏1羽、石割山山頂で石割神社から登って来られたと思われる観光の方3名のみでした。
短い時間でしたがルートを見失い迷ってしまった時には少し慌てましたが、冷静に考えると事前に調べたルートは尾根上だということに改めて気付き、落ち葉でルートを見失い、ピンクのテープを信じて尾根を外れたことを反省しました。
このルートは樹木の葉の生い茂る時期は眺望を望めないようですが、葉の落ちたこの時期、午前中は雲ひとつない快晴の中、快適な尾根歩きが出来ました。
そして、鉄塔箇所や石割山山頂で眺めた雄大な富士山に大いに満足しました。
ただ、この時期のこのルートは、山行時間と太陽光の関係から富士山を際立たせる写真を撮ることは難しいと感じました。
富士山の美しい写真を手に入れるには車で石割神社に朝早く着き、朝の日が低いうちに石割山へ登り撮影するのがよいようですね。
また、この時期御正体山から石割山へのルートを歩くと太陽が常にほぼ真正面に位置しますので、サングラスを用意しておいた方がよいようです。
今回はサングラスを忘れましたので、眩しい逆光でルートが見づらい上に目が疲れました。
予定では山中湖平野BS16:15発のバスに乗る計画でしたが、途中で迷い時間をロスしたこと、また自分自身の期待を裏切るほどの鈍足であったことから、そのバスに間に合いませんでした。
17:12発のバスの発車まで時間が出来たので、平野交差点のすぐ横にあるレストランJOY PATIOのソフトクリームを頂きました。
かつてゴールデンウィークにオートキャンプに来た際に、このソフトクリームを1時間待って食べたことを懐かしく思い出しましたが、この日の夕方は待ち時間なしでした。
結局、50分程待って、渋滞で出発が25分程遅れたバスに乗り富士山駅に向かい、ぎりぎりで富士急特急フジサンに乗り込み、遅くなったので大月で特急かいじに乗って帰りました。
折角山梨に来ましたので、娘の好きな名物信玄餅のお土産を車内販売で買いました。
長い一日でした。
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