2012尾瀬-12・至仏山は冬の様相
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 701m
- 下り
- 701m
コースタイム
10:03笠ヶ岳分岐-11:00小至仏山-12:18至仏山12:33-13:17小至仏山-(ルート誤り約40分のロスタイム)-14:38笠ヶ岳分岐-15:53鳩待峠帰着
天候 | 小雪、風強し、全般的に視界はよくありませんでした |
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過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※11月14日(水)14:00にゲートが閉鎖され、戸倉から鳩待峠(4月26日解除)・戸倉から大清水(4月19日解除)へは関係者以外の車は入れません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◎鳩待峠入山口から5〜25cmぐらいの積雪がありました。岩と岩の間の吹き溜まりでは太腿ぐらい入ってしまい、足を抜くのに大変でした。 ◎所々に木道や木の階段が露出していますが、木道や木の階段が無くなってからは夏道のルートが頭に入っいないと厄介です。鳩待峠から2kmを過ぎるとトレースがありませんでした。1kmを過ぎた地点でお会いした方が、ここまで来て戻ったようです。この時期の至仏山は今年のように雪が多い場合、夏山経験が十分無いと入山しない方がいいと思います。 ◎至仏山頂は強風で、気温も0〜-0.5℃ぐらいで寒かったです。 ◎木道の間、木の階段の間は踏み抜きの恐れがあり危険です。一歩づつ確認して歩きました。 |
写真
感想
例年、この時期(鳩待峠までの道路閉鎖前)に至仏山を登って、私の尾瀬の一年が終わります。天候の良い日を選んで登りたかったのですが、14日の道路閉鎖まで天気予報では晴天が望めないようなので本日の至仏山行きとなりました。津奈木〜鳩待峠までは小雪が舞い、うっすらと積雪がありました。
鳩待峠では車が3台ほど駐車してあり、5人ほどの方が尾瀬ヶ原へ向かって行きました。
鳩待峠から1km地点を過ぎたあたりで二人の方が下山してきました。話をお聞きすると、「途中から雪が深くなり、トレースも無く装備も不十分なので戻ることにしました」とのことでした。
鳩待峠から2km地点ぐらいでトレースが無く積雪も20〜25cmぐらいになったので、木の階段の間や木道の間での踏み抜きに気をつけ慎重に歩きました。
小至仏山手前で木道や木の階段(ほとんど雪に埋もれています)が無くなり岩稜地帯を歩くようになると、夏道が十分頭に入っていてもルートを誤りやすいです。何度か夏道でのルートを逸れてはその都度戻り、苦労しました。岩と岩の間にも多くの雪が溜り、場所によっては太腿まで入ってしまい足を抜くのに苦労しました。
岩(蛇紋岩)も雪で滑りやすく、打ち身・擦り傷もやってしまいました。
夏山では鳩待峠から2時間程度でこられるものが、今回は4時間半ほどかかってやっと至仏山に到着です。雪の量も多く、トレースが無くルート誤りもあって、気がついたら12時を過ぎてしまいました。強風で小雪が降っているので山頂は寒く(0℃〜-0.5℃ぐらい)展望も望めませんでした。
帰りは小至仏山を通過して木の階段を下るあたりで左に行き過ぎてしまいました。(小至仏山から南へ下るのを小至仏山の東側に回ってしまった)かなり下ってしまい途中でルートを誤ったと感じ、雪が載った急斜面を右へトラバースしました。しかしなかなかルートへ戻れず、横へ進むのを止めて高い所を目指してルートへ復帰しました。ルートを誤ったと感じたら、直ちに自分の足跡を頼りに元の場所まで戻るべきでした。
木の階段がわずかに見えだした場所からは順調に下り、途中では朝方見た熊の足跡が頭に浮かんだので注意しながら鳩待峠に下山しました。今日の至仏山は冬山の様相でした。
今年は4月15日に残雪の燧ケ岳に登ったのがシーズン最初の尾瀬入りでした。そして今回の至仏山で尾瀬の一年が終わります。それぞれの季節で、それぞれの思いが浮かびます。
ozesai様、流石ですね。
この時期尾瀬はもう真っ白ですか。
ベテランならではの山行ですね。
雪や霧の場合、トレースも迷子が怖いのですが、
この雪でも熊さんが、うろうろ、怖いですね。
熊は、戸隠で一度、バッタリでしたが、事なきを得ました。あのときの太い、低いライオンの吠え声のような、熊の叫びをまだ覚えています。それ以来、熊さんにはご無沙汰です。ozesaiさんは春の一番目にも熊の食事を目撃していますね。ご無事をお祈りします。
ライオンのような熊の声とは...怖いですよね~
私はまだ聞いたことがありませんが、無事で何よりでした。熊には会わないのが何よりです
尾瀬も日中に気温が上がると、鳩待峠(標高1600m付近)近くでは雪が融けていました。これもだんだん根雪になり、本格的な冬の到来も間近に感じました。
鳩待峠への道路も14日には閉鎖になり、尾瀬は静かになりますね。
今シーズン最後の尾瀬レコありがとうございます
土曜日の関東平野は概ね晴天でしたが尾瀬は冬模様でしたか
弱い冬型でしたが、尾瀬も季節風の影響を受けますね。
写真を見ると、冬山そのものですね。
道を熟知した方だからこそ歩ける山になっていて、
ホワイトアウトの一歩手前ですね。
改めまして2012年、尾瀬のレコありがとうございました
今年1年、尾瀬の季節変化を楽しく拝見させていただきました。
熊との出会いから始まり、熊の足跡で締めくくりでしたね。
やはり、尾瀬の自然は動植物すべてで、素晴らしいと思いました。
また、来年雪解けの季節で尾瀬レコ再開をよろしくお願いします。
ozesaiさんの過去のレコを改めて拝見させていただきました。
こうやって1年の中で何度と登って過ごしてこそ魅力が分かるのですね
初めて今年・・尾瀬に入りました。
きっといつの季節も良いと感じました。
大切にしていきたいですね
ぜひぜひ 来年もレコ &画像を楽しみにしています。
ちなみに・・妙義レコも多く驚きました
すごっ!!
山の色んな楽しみ方知っていますね
今年最後の尾瀬でしたが、往復で8時間ほどかかってしまいました。夏なら4時間ぐらいあれば往復できるのですが、帰りにルートを誤りました。
小至仏山からの下りで右に行くべき所を左に向かってしまい、傾斜のきつい尾根をトラバースして夏道に戻ろうとしましたが、滑落の恐れが出てきたので岩稜部に戻ることを選択して事無きを得ました。尾瀬もだいぶ歩いていますが、初めてコンパスで確認した次第です。
夏道が頭に入ってないととんでも無いことになりそうです。途中で単独の方に会いましたが聞いて驚きました。至仏山は初めてとのことでした。足元を見るとローカットの靴でまたびっくりしました。100名山を目指してきたのでしょうか?直前の情報確認はどうだったのでしようか?
12月〜3月は尾瀬もお休みです。また4月からの尾瀬行きを楽しみにしたいと思っています。
来年は尾瀬の山小屋にでも泊まって、s4redsさんの山行談でもじっくりお聞きしたいものです。
どうも私は同じ山域を歩くのが好きのようです
4月下旬〜11月上旬は尾瀬通いで、11月〜4月上旬は主に妙義を歩いています。(今年は谷川へも出向きました)
尾瀬では鹿の調査など自然保護の手伝いなどをやっているので歩く機会も多くなっています。
高山の花が好きで、至仏山は蛇紋岩地特有の花が見られるので登る機会も多いです。近くの笠ヶ岳も蛇紋岩の山なので、至仏山と同じ花を見ることができます。こちらは訪れる人も少なく、静かな山歩きを楽しめるものと思います。
mana090108さんは今年初めて尾瀬に入られたとか。
7月に見られる、オゼソウ・ジョウシュウアズマギク・タカネナデシコ・クモイイカリソウ・タカネバラなど...是非至仏山の花をお楽しみください。
ozesaiさん、こんばんは。
今年最後の尾瀬歩き、お疲れ様でした。
まさに雪山の様相ですね。
積雪も20〜25cm程、岩と岩の間の踏抜き等、至仏山を熟知しているozesaiさんでも、
やはり注意は必要なのですね。
(登る場合は、夏山の経験が無いと、厳しいのですね〜)
それぞれの季節で、それぞれの思いが残るのは、ozesaiさんならではと思います!
そういえば、4月の燧ケ岳も雪山登山でスタートでしたね!
春の残雪時の山は暖かく気持ちの良いものですが、これから冬に向かう雪山はちょっと違うようです。
春は暖かい季節へ向かい、この時期は厳しい季節へ向かうという感覚的なものもあるようですね。
これからの山は樹木も落葉し、見通しが良くなります。雪があまり積もらない低山歩きも味があります。
天気の良い日を選んでの妙義通いになりそうです
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