岩木山 百沢→嶽
- GPS
- 07:18
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,449m
- 下り
- 1,167m
コースタイム
- 山行
- 5:08
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 7:18
天候 | 曇りのち雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【百沢登山道】 錫杖清水よりやや下部から雪渓 【嶽登山道】 8号目より下部がいたるところ滑りやすい |
写真
感想
先週に引き続き、今週も岩木山へ。先週とは違い、今週は単独行である。今回の山行の主目的は、弘前大学山岳部の体験登山のチームに合流し、現役との再会と新入生と親睦を深めることだった。彼らは嶽の8合目から登ってくることを後輩shoheMから聞いていたので、山頂で合流できるように百沢ルートを登り、帰りは8合目まで体験登山チームと下ることにした。
自宅を朝の5時前に出発する。現役のころはクロスバイクを所有していたため、自転車で岩木山神社までのアプローチをこなすのは難しいことではなかったが、今回はママチャリしかない。電動アシスト付きだが、20年以上前に購入した自宅の倉庫の中からの掘り出し物であるため電池が弱っており、20分ももたない。つまり、自宅から片道分も電動アシスト機能を使用できないのだ。長い登り坂以外では電動アシスト機能を使用しないで電池節約に努めたが、五代からの登りの途中で電池が切れた。早くロードバイクかクロスバイクが欲しい。苦しみながらもなんとか岩木山神社に到達する。天気は曇りで時折日が差す。真夏の岩木山でカンカン照りはきついので、ちょうどよい天気だったと思う。しかし、未明に大雨が降り、登っている時に風が全くなかった。つまりムシムシの状態である。蒸し暑さに耐え、岩木山山頂に3時間半ほどで到達する。ここで体験登山チームの後輩たちを待っていた。しかし後輩たちはなかなか来ない。そうこうしている間に遠くから雷鳴が聞こえた。雷が近づいてくるのを察した私は、このまま津軽の最高峰にいることに危険を感じ、急いで下山を開始した。天気図では寒気と暖気が混ざり、等圧線の幅が広く、雷の発生条件がそろっていたため、雷はある程度予測していた。だが、未明に落雷のピークは過ぎていたとたかをくくっていた。雷鳴は山頂にいた頃はまだ遠くだったが、いつ岩木山近辺に来るかわからない。とにかく急いで樹林帯に入ろうと思った。下山途中、鳳鳴ヒュッテで後輩たちと出会った。彼らも雷の接近により、鳳鳴ヒュッテで下山を決断したようだ。体験登山チームと8合目まで下山する。8合目で彼らと分かれた。普段の山岳部ならスカイラインは絶対に使用しないが、今回は学務から、新型コロナウイルス感染防止のため3時間以上の山行をしないように言われており、苦肉の策として8合目から山頂を往復さぜるをえなかったようである。どのような根拠で3時間以上の山行をしてはならないのか疑問は尽きないが、部としては遵守するほかないだろう。8合目で分かれた私は嶽登山道を下山した。リフト始点を通過して間もなく激しい雷雨に見舞われた。判断を誤り、下山が遅くなっていたことを想像すると恐ろしい。私の判断も山岳部の判断も正しかった。また、今回は傘をさしての山行を試みた。盛夏の標高の低い環境下での雨具の着用は蒸れて不快極まりない。樹林帯で傾斜も緩い整備された登山道であれば傘をさしての山行は問題なかった。雨具よりよっぽど快適である。ただし、森林限界より上部では落雷の危険や、突風で煽られる危険があるので、傘の使用は危険である。淡々と登山道を下り、嶽温泉に下山した。
今回は後輩たちに会えてとても嬉しかったし、新しい試みや、危機管理の面でも良い山行となった。山に来ると日々の憂鬱はなくなる。社会全体でも私個人においても苦しい状況が続いているが、前を向いていきたい。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する