燕岳 今年初めての北アルプス


- GPS
- 06:34
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 1,510m
- 下り
- 1,486m
コースタイム
- 山行
- 5:12
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 6:34
4:48 中房温泉登山者用第3駐車場到着 13℃
5:07 中房温泉登山者用第3駐車場出発
5:22 中房温泉登山口出発
5:48 第1ベンチ到着
6:06 第2ベンチ到着
6:27 第3ベンチ到着
6:51 富士見ベンチ到着
7:12 合戦小屋到着
7:27 合戦山ベンチ到着
8:03 燕山荘到着
8:30 燕岳山頂到着
9:51 燕山荘到着
9:52 燕山荘出発
10:14 合戦山ベンチ到着
10:26 合戦山ベンチ出発
10:32 合戦小屋到着
10:42 富士見ベンチ到着
10:53 第3ベンチ到着
11:05 第2ベンチ到着
11:16 第1ベンチ到着
11:33 中房温泉登山口到着
登り歩行時間
中房温泉登山口〜燕山荘 2時間41分
下り歩行時間
燕山荘〜中房温泉登山口 1時間29分
平面距離 11.3km
沿面距離 11.9km
記録時間 06:34:28
最低高度 1,374m
最高高度 2,761m
累計高度(+) 1,527m
累計高度(-) 1,479m
平均速度 1.8km/h
最高速度 10km/h
天候 | 晴れのちガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
年初に笠ヶ岳に連れて行ってほしいと笠ヶ岳のことを良く知らずに飛騨の山友さんにお願いをした。
しかし笠ヶ岳は体力的にとても難易の高い山であることを後から知った。小屋泊なら自分にも行けそうだと思っていたのだが、新型コロナウィルスの影響で笠ヶ岳山荘は今期営業しないことになってしまった。
今年はあきらめるか、体力を強化して日帰りで臨むか。
長野県中部地域の群発地震に加えてこのところの長雨で、北アルプス山行での実践体力強化がまったく出来ていない。モチベーションも上がらない。
飛騨の山友さんから笠ヶ岳を目標に定めて体力強化してみたらどうかと、いろいろとアドバイスをいただいた。
そこで、週末はたとえ雨天でも体力チェックとトレーニングを目的に北アルプスのどこかに登ることを決めた。
爺ヶ岳なら多くの花を楽しめそうだ、槍穂高を見に蝶ヶ岳か、トレーニングならよりきつい三股から常念岳か、といろいろと思案。
県からはコロナ禍で万全の救助体制をしくことが難しいので、登山の難易度を十分に下げて入山することが望まれている。
カミさんも大雨の影響を心配して、いい顔をしない。
ならばと最大限に難易度を落として、混雑しているかもしれない燕岳に決めた。
ここなら渡渉もないし、稜線の山小屋の手前にも山小屋があり、コースタイムも最も短い。
年に1度は行きたいが駐車場が混雑するので、最近は4月下旬か5月上旬の残雪期にしか行っていない。
久しぶりに夏の燕岳もいいかな。
トレーニングに際しては2時間は足を止めずに歩き続けると持久力アップに良いとアドバイスを受けたので、少なくとも合戦小屋までは歩き続けることにする。
県道中房線の冬期通行止めとなるゲートの先まで行くと警備の人に止められ、登山目的であることを確認され、第2駐車場に駐めるよう指示を受けた。
有明荘まで行くとそこにも警備の人がおり、また登山かどうかの問いがあったので下で第2駐車場に駐めるよう指示があった旨を話すと、第2駐車場は既に満車なので第3駐車場に駐車するよう指示された。
第3駐車場の駐車率は4割程度だった。
登山口手前で登山届けを提出し、トイレ近くまで行くと非接触での検温を受け、36度4分だった。さらに救助体制の説明があり、立て看板に貼られた要請事項を読むよう指示を受けた。
コロナ対策で特別な体制になっているようだ。
第1ベンチまでは急登で滑りやすいのでゆっくりとしたペースで歩いたが、6組ほどの方に道をゆずっていただいた。逆に道をゆずったのはローカットのシューズを履き、特別軽装のトレランの方達5名ほどだけだった。
1本大きな木の根こそぎ倒木はあったが、地面がやや濡れ気味なくらいで大雨による影響はほとんど感じられなかった。
歩き初めて5分で長袖シャツを脱いで半袖Tシャツのみとしたが、汗が流れ落ちザックの肩ベルトに付けたタオルで頻繁に額と首の汗をぬぐう状態だった。
第1ベンチにはいつものように大勢の方達が休憩して賑わっていた。
これ以降はほぼ人に会わず合戦小屋に到着した。
合戦小屋ではまだ朝7時過ぎだというのに名物の下原スイカを手にしている方がいた。うらやましい。
スイカをほうばりたい気持ちを抑えて、そのまま燕山荘を目指す。
合戦尾根に出ると日差しが強くなり燕山荘も見えるが、まだまだ遠く、励みになるというよりガッカリ感が勝る。
ルートは燕山荘の東下を通らない冬期ルートのままになっていた。階段で足を止めたくなってしまうところを我慢して小屋裏まで登り切った。
ここまで来ると青空に槍ヶ岳がそびえている。槍の穂先をコンデジでドアップで撮影しようとするが、何度撮ってもブレてフレームから外れてしまう。
燕山荘前は賑わっているので、スマホで道標と小屋を撮影してそのまま燕岳に向かうことにした。
燕岳へのルートの谷側にはコマクサが群生していてきれいだった。シャクナゲはつぼみが複数見られた。
ただ、東側からガスが湧き上がり、あっという間に雲海だった麓は見えなくなってしまった。
燕岳山頂到着時は、たまたま無人だった。ほどなくして数名現れたが静かな山頂を楽しむことが出来た。
以前に来た時は北燕岳に向かう人は少なかったが、今日は燕岳山頂から北燕岳に向かって下りて行く人が多いので、自分も少し下りてmavic miniを飛行させてみた。
空気が薄いためかホバリングの音が大きい気がする。時折風が吹くとブンブンと不規則に音が大きくなるので、人が来ないことを祈っていたが、1人の登山者が近くを通ったので「うるさくてすみません」とことわりをした。
この方とは合戦小屋のすぐ下で再び会い、ハイペース下山のペースメーカー役をしていただいてしまった。
燕山荘に戻る途中で水晶岳をはじめとする西に見える峰々の山頂が隠れ、槍ヶ岳にもガス掛かったり取れたりしてきたので、時間は早いが燕山荘をスルーして下山することにした。
下山時間が早い時は合戦小屋で早い昼食を摂ってから下山することもあるが、密接を避けるため手前の合戦山ベンチでおにぎりを食べて合戦小屋もスルーすることにした。
合戦小屋を過ぎてすぐにペースの速そうな方が背後に来たのですぐに道をゆずった。
すると「ドローンの方ですか?」と声を掛けていただき、すぐ後をついて行くことにした。
すぐにその方との距離は離れてしまうが、登りの方とのすれ違いで足を止めることもあり、視界から消えることはなく第2ベンチの先までその方について小走りで下山することが出来た。
一時自分が先行して下ったが、第1ベンチの先は急登で滑りやすく、足もヘロヘロになってきたので道をゆずり、コケないようゆっくり下山した。
今回はトレーニング目的だったが、夏の燕岳を満喫出来てしまい、とても運の良い山行だった。
次は自身の知る中で『最も急登な』と言っても天狗の庭までだが、七倉岳に行きたいと考えている。
笠ヶ岳を意識すると、より長距離の常念岳〜蝶ヶ岳の周回や、鹿島槍ヶ岳のピストンをこなせるようになる必要があると考えているが、どうなることやら。
一朝一夕に体力が向上するはずもないので、地道に実践回数を稼ぎたいところだ。
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