ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 2451100
全員に公開
沢登り
大台ケ原・大杉谷・高見山

大熊谷右岸支流

2020年07月23日(木) 〜 2020年07月24日(金)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
09:36
距離
18.4km
登り
3,361m
下り
3,356m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
1:25
休憩
0:00
合計
1:25
距離 3.4km 登り 583m 下り 367m
16:15
85
スタート地点
17:40
宿泊地
2日目
山行
7:38
休憩
0:33
合計
8:11
距離 15.0km 登り 2,784m 下り 3,007m
5:17
22
宿泊地
5:39
5:45
100
きじうち
7:25
7:37
88
休憩
9:05
9:14
52
休憩
10:06
10:08
191
13:19
13:23
5
行水
13:28
ゴール地点
天候 曇時々小雨
過去天気図(気象庁) 2020年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大熊谷右岸林道のアスファルト舗装の終点に駐車
その他周辺情報 温泉 奥伊勢フォレストピア 四連休で川遊びなどに来た家族連れが多かった。男湯の洗い場や湯舟は混んでなかった。
出合
2020年07月23日 16:17撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/23 16:17
出合
芝生?
2020年07月23日 16:27撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/23 16:27
芝生?
本流左岸の高い滝。水は少ない
2020年07月23日 16:33撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/23 16:33
本流左岸の高い滝。水は少ない
2020年07月23日 16:34撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/23 16:34
蛇さんビックリしてた
2020年07月23日 16:40撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/23 16:40
蛇さんビックリしてた
林道跡に終わりを告げ谷に入る
2020年07月23日 16:41撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/23 16:41
林道跡に終わりを告げ谷に入る
2020年07月23日 16:50撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/23 16:50
2020年07月23日 16:56撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/23 16:56
2020年07月23日 16:56撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/23 16:56
2020年07月23日 17:10撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/23 17:10
右岸2条6mF
2020年07月23日 17:16撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/23 17:16
右岸2条6mF
岩塔
2020年07月23日 17:19撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/23 17:19
岩塔
支流の二段10mF 岩塔より向かって左又
2020年07月23日 17:22撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/23 17:22
支流の二段10mF 岩塔より向かって左又
テンバとする
2020年07月23日 17:39撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/23 17:39
テンバとする
440m
2020年07月23日 17:40撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/23 17:40
440m
2020年07月23日 19:14撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/23 19:14
2020年07月23日 20:02撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/23 20:02
前夜の焚き火がまだオコっていて、朝は一瞬で火が点いた
2020年07月24日 04:14撮影 by  Power 3, UMIDIGI
1
7/24 4:14
前夜の焚き火がまだオコっていて、朝は一瞬で火が点いた
テンバ付近
2020年07月24日 05:17撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 5:17
テンバ付近
画面左下がテンバ
2020年07月24日 05:17撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 5:17
画面左下がテンバ
2020年07月24日 05:26撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 5:26
巨岩と右岸枝谷の滝2つ
2020年07月24日 05:27撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 5:27
巨岩と右岸枝谷の滝2つ
下から4m→3m
2020年07月24日 05:34撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 5:34
下から4m→3m
2J3m
2020年07月24日 05:53撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 5:53
2J3m
CS2段5mF
2020年07月24日 05:58撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 5:58
CS2段5mF
2020年07月24日 06:08撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 6:08
2J2段4mF
2020年07月24日 06:10撮影 by  Power 3, UMIDIGI
1
7/24 6:10
2J2段4mF
3m+3m
2020年07月24日 06:14撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 6:14
3m+3m
ゴーロ連瀑
2020年07月24日 06:17撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 6:17
ゴーロ連瀑
クラ10m
2020年07月24日 06:24撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 6:24
クラ10m
クラ40m
2020年07月24日 06:24撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 6:24
クラ40m
獣の骨
2020年07月24日 06:37撮影 by  Power 3, UMIDIGI
1
7/24 6:37
獣の骨
2020年07月24日 06:39撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 6:39
50mクラ
2020年07月24日 06:46撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 6:46
50mクラ
3mF
2020年07月24日 06:51撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 6:51
3mF
2020年07月24日 06:56撮影 by  Power 3, UMIDIGI
1
7/24 6:56
685m二又 水量1:1
2020年07月24日 07:00撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 7:00
685m二又 水量1:1
2020年07月24日 07:07撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 7:07
2020年07月24日 07:14撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 7:14
2020年07月24日 07:17撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 7:17
30mクラ
2020年07月24日 07:18撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 7:18
30mクラ
2020年07月24日 07:24撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 7:24
35m滝
2020年07月24日 07:38撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 7:38
35m滝
35m滝を右岸側から撮った
2020年07月24日 07:41撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 7:41
35m滝を右岸側から撮った
壁が続いてる
2020年07月24日 07:44撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 7:44
壁が続いてる
ここからとりついて、落ち口に抜けようとトライしたが、足をおいた岩が崩れ落ちてヤメにした。
2020年07月24日 07:46撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 7:46
ここからとりついて、落ち口に抜けようとトライしたが、足をおいた岩が崩れ落ちてヤメにした。
2020年07月24日 07:47撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 7:47
ヌルヌルボロボロ
2020年07月24日 07:54撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 7:54
ヌルヌルボロボロ
2020年07月24日 07:54撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 7:54
ココも登れそうやけど、やめた
2020年07月24日 08:01撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 8:01
ココも登れそうやけど、やめた
ココから取り付く
2020年07月24日 08:06撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 8:06
ココから取り付く
トラバースしてきたとこ
2020年07月24日 08:07撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 8:07
トラバースしてきたとこ
この先どないなっとんやろ?
2020年07月24日 08:07撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 8:07
この先どないなっとんやろ?
2020年07月24日 08:14撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 8:14
2020年07月24日 08:15撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 8:15
大滝落口
2020年07月24日 08:23撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 8:23
大滝落口
二段7m
2020年07月24日 08:26撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 8:26
二段7m
斜H4 と その奥の滝
2020年07月24日 08:31撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 8:31
斜H4 と その奥の滝
2020年07月24日 08:37撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 8:37
2020年07月24日 08:41撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 8:41
右岸巻きの落口ダイレクトとらい
2020年07月24日 08:46撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 8:46
右岸巻きの落口ダイレクトとらい
落口 高度計865m。短く巻けた。
2020年07月24日 08:50撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 8:50
落口 高度計865m。短く巻けた。
いやしけー
2020年07月24日 08:54撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 8:54
いやしけー
小滝連瀑
2020年07月24日 08:59撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 8:59
小滝連瀑
2020年07月24日 09:27撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 9:27
2020年07月24日 09:42撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 9:42
2020年07月24日 09:50撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 9:50
獣道をゆく
2020年07月24日 09:52撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 9:52
獣道をゆく
稜線コル着
2020年07月24日 09:55撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 9:55
稜線コル着
2020年07月24日 09:56撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 9:56
2020年07月24日 09:56撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 9:56
2020年07月24日 10:06撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 10:06
2020年07月24日 10:07撮影 by  Power 3, UMIDIGI
1
7/24 10:07
結構急
2020年07月24日 10:21撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 10:21
結構急
ナナタイノ滝の巻き道並みの登山道
2020年07月24日 10:22撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 10:22
ナナタイノ滝の巻き道並みの登山道
あの岸壁を巻く巻道やったか。
2020年07月24日 10:26撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 10:26
あの岸壁を巻く巻道やったか。
石楠花
2020年07月24日 10:36撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 10:36
石楠花
2020年07月24日 10:39撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 10:39
2020年07月24日 10:39撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 10:39
幽玄
2020年07月24日 10:46撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 10:46
幽玄
誰の赤テープ?
2020年07月24日 11:03撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 11:03
誰の赤テープ?
歩きやすい
2020年07月24日 11:08撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 11:08
歩きやすい
赤テープ
2020年07月24日 11:11撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 11:11
赤テープ
尾根の北側斜面
2020年07月24日 11:13撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 11:13
尾根の北側斜面
2020年07月24日 11:23撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 11:23
赤い杭には「環境林」と書いてある
2020年07月24日 11:28撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 11:28
赤い杭には「環境林」と書いてある
巨大倒木
2020年07月24日 11:41撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 11:41
巨大倒木
2020年07月24日 11:47撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 11:47
ピンクテープ。このテープ以後、道というか踏み跡からはハズレてしまったっぽい。逆に言うと、このピンクテープまでは明らかに道やった。
2020年07月24日 11:48撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 11:48
ピンクテープ。このテープ以後、道というか踏み跡からはハズレてしまったっぽい。逆に言うと、このピンクテープまでは明らかに道やった。
あるきにくかった区間。
2020年07月24日 11:57撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 11:57
あるきにくかった区間。
尾根の南の景色
2020年07月24日 12:00撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 12:00
尾根の南の景色
北側斜面
2020年07月24日 12:03撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 12:03
北側斜面
この先どないなってるか??
2020年07月24日 12:20撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 12:20
この先どないなってるか??
2020年07月24日 12:34撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 12:34
これから降りていくところを撮った
2020年07月24日 12:40撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 12:40
これから降りていくところを撮った
虻、蚋の歓迎が熱烈過ぎる
2020年07月24日 12:40撮影 by  Power 3, UMIDIGI
2
7/24 12:40
虻、蚋の歓迎が熱烈過ぎる
2020年07月24日 12:50撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 12:50
林道??
2020年07月24日 13:05撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 13:05
林道??
やっとこさ林道
2020年07月24日 13:18撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 13:18
やっとこさ林道
2020年07月24日 13:26撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 13:26
2020年07月24日 13:28撮影 by  Power 3, UMIDIGI
7/24 13:28
撮影機器:

装備

個人装備
長袖ラッシュ 化繊パンツ 長ズボン モンベル沢靴下 メッシュベスト 合羽上下 ヘルメット ハーネス ラバーソール沢靴 スパッツ 指先なし手袋 SUNTO 防虫網 40lザック 呼子 ナイフ 地形図 コップ ハーケン回収用バックアップ コンパス デジカメ 防水ノート 鉛筆 行動食 シーブリーズ+はっか油のスプレー たわし ハンマー ルベルソ ロープスリング3本 テープスリング6本 カラビナ10枚 安全環付カラビナ3個 カム3個 ボールナッツ4個 ロールンロック ジャンピング リングボルトx3 キリx2 救急キット ヘッドランプx2 スノーケル 競泳用ゴーグル 空気注入式ライジャケ 1〜2人用ツェルト シュラフカバー 銀マット 長袖下着 短いパッチ 毛糸靴下 草履 モバイルバッテリー ラージメスティン ライター 焚きつけ 折り込み鋸 軍手 コンロ ガス缶 プリムスシータ(ジェットボイル的な) コッヘル スップン フォーク しゃもじ ビタミン剤 お茶漬けの素 高野豆腐 ロースハム15枚 ナッツ 軽井沢麦酒350cc 洋酒小瓶40度50cc どら焼き 塩分チャージ 羊羹 クリームパン インスタントラーメン 8mm30m補助ロープ ペットボトル500cc容器x3 蚊取線香

感想

遡行図付きは↓で
https://note.com/kamadakeisuke/n/ne5be444622e2

・出発まで
 この4連休は俺入れて4人で、金曜土曜で谷中一泊の予定で、尾上郷川流域、四国、台高の3地域で それぞれ計画を立て、天気のよさげなところに行こうとゆっていた。が、水曜の朝にメンバーの一人から「やめときます」と連絡が入り、その後、残された3人で行先や日程の調整を試みるが 合わせることが出来ず、結局、一人で比較的 天気のよさげな木曜金曜で谷中一泊することにした。木曜金曜とみると、金曜昼頃までは三重県南部は降らない確率が高そうやったので この辺で金曜昼までに詰め上がれそうなところを探した。
 とはいっても、水曜の夜は缶チューハイを呑んで寝てしまい、持ち物の準備を始めたのが木曜朝。計画書を山岳会に出したのも木曜午前中で、それも入る候補の谷を二つ書いていて、現地近くまで行ってから その内の一つの谷に決めたことを連絡した。am11時頃に自宅出発、ガス缶、腕時計の電池、食料などを途中で買って現地近くの最後の公衆トイレに着いたのが15時過ぎ。谷奥の林道終点まで入ってから着替えたりすると虻や蚋の歓迎でヒドい目に遭うかも、と、このトイレの駐車場でザックに入れたりなどの準備をした。
 で、林道終点まで車を走らせると、案の定、着くなり黄色い小さい虻が車の周りをグルグル回りだした。

・1日目
16:15 車に鍵をかけ、歩き始める。暗くなるまでに ええテン場に着けるやろかとの不安が過ぎるが、最悪、林道で寝てもいっかと思い直す。本流の水量は今まで5回くらい来た中で一番少ないように見えた。30分ほど林道や踏み跡を歩いた後じゃぶじゃぶと沢中に入った。が、三滝谷出合までは途切れつつも踏み跡があるはず。ヒグラシの鳴き声に秋かなと思ったりもしつつ遡行。
17:18 三滝谷出合着。ここらは水の近くで寝ることも出来るし、増水してもスグ逃げられる。が、もう少し進みたいな という気がして遡行続行。
17:24 右岸から滝のかかる標高435m着。本流は4mほどの滝。水流の左岸際が登れそうやけど、これ、前に山口さんと来た時には登れず巻いたんやったかな。今回、水量が少ないからヌメってなけりゃいけそう。で、怖々トライし、たわしでゴシゴシして水流際を登った。この滝を上がったところに平らで流木が売る程あるところがあり、テン場とした。17:26 本日の遡行おわり。
以下の手順で お泊りを楽しんだ。
1.ビールを流水で冷やす。
2.お米を研いで水に漬ける。ラージメスティン。2合。
3.ツェルトを立てる。
4.流木を集める。
5.焚き火をつける。
6.米を炊く。
7.ビールを呑む。
8.おかずを作る。
9.ご飯を食べる。
10.洋酒を呑む。
11.薪追加。
(10と11のループ)

20時前に霧雨のような雨が降り出して、急いで荷物を片付けたが、5分か10分でやんだ。2日目の午前中に沢を詰め上がっておきたかったので午前3時半に目覚ましをセットして21:30過ぎに寝た。ツェルトの中からも焚き火が煌々と燃えているのが分かった。焚き火から離れてヘッドランプを点けると細かい虫やら藪蚊が凄かったので、ツェルト近くに3ヶ所 蚊取り線香を設置した。

・2日目
3:31 起床。とはいっても少し前から目が醒めていた。左足首を吸血した蛭を枕元に発見し、ライターで炙った。焚き火は まだ火がオコっていたので、スグに火がついた。昨日の残り飯をお茶漬けにして食べ、片付け終わって5時過ぎ。低い雲が垂れ込めているせいか、まだ周りが暗かったので明るくなるのを少し待った。
5:20 遡行開始。谷を木が覆っているところはまだまだ暗い。ヘッドランプ点けようかどうしようか迷ったが、点けずに行ってみた。遡行してスグに右岸側に平らな高台があり、林業跡かなんか分からんけど、次もし来るなら ここで寝たほうがいいと思った。昨夜寝たところは落石の心配が若干あったから。
5:29 標高480m二又。予定通り左又に入る。ゴーロ帯で連瀑などが続く。大体 直登できたが、CS2段5mは水流際の落ち口右岸側を抜けるのも、左岸側の取り付きも嫌らしくて、右岸を大きく巻いた。とはいっても5分弱で巻ける。
6:30 やたらと獣臭がする。熊でも出たら嫌やなと思ったが、この少しあとで獣の頭骸骨の一部を見つけたので もしかしたら死体の臭いやったのかも。開けた明るいガレになり、右岸側に高いクラが聳え立つ。水が切れるが またスグ流れが復活。巨岩を見送り、30mほどのクラの下を歩くと谷が左に曲がってって そこに35m滝(高度計の標高差)。一見こじんまりしてるが、周りを見渡すと、存在感のある滝やった。低い雲で暗かったせいで そう感じたのかもしれない。
7:40 35m滝下で高度計775m。左岸側はクラが続いてて登れないので、右岸側の壁の切れ目はどこかいな、と壁の基部を左へ左へと辿っていくがなかなか切れ目が見つからない。3ヶ所ほど登れるかなというクラックのような場所があった。で、1ヶ所トライしたが、足を置いたところが、崩れてしまい、岩がボロボロぬめぬめやんってことで切れ目を辿ることにした。
7:59 高度計850m、滝下から75mも標高をあげたことになるが、まだ壁は続いている。ここに、壁の途中にバンドがあり、先が見えないが多分いけるやろってことでトライしてみる。ロープを出すほどではなかった。狙い通りに壁を抜け、林の中を 巻き始めた滝の落ち口方向へと向かう。
8:15  巻き始めてから35分で谷床に降りた。でも巻き始めた滝の落ち口との間に一つか二つ滝があるので、巻降りて落ち口を目指す。
8:23 落ち口で高度計810m。810-775=35m で35m滝とする。ガスってて眺望はない。
8:26 35m滝の1つ上流の2段7m滝。下段は簡単に登れそうだが、フリクションが微妙に悪く、下段は苦労して水芯を直登した。上段は水流左岸側が登れたと思う。
8:37 16m滝。左岸側は壁が続いている。右岸側は壁の横がスグ ルンゼの滝。で右岸側から巻き始めるが、壁はだいぶ続いている。ルンゼの滝の落ち口をトラバれば、そのむこうの滝の落ち口に抜けれそうに見える。少しの間、逡巡したが、行ってみた。出だしのところ、とりつきあまりよくなく、斜めに登らないといけないので、ここを引き返すとしたら、ロープださないと無理。で、ルンゼ滝落ち口を怖々と越えて その先を見ると、簡単に落ち口に出れそう。よかった。楽できた。
8:51 16m滝の落ち口。ここから先は癒し渓で さほど苦労することはなかった。白倉山北西のコルを目指すには、出てくる二又は基本、左又をとればいいはずやったが、最後の最後で迷った、おそらく標高1060mくらいの二又は左又をとったが、コルを目指すなら右又やった。あと数十mで稜線というところで獣道を辿ることにし、左に向けてトラバースしてコルに出た。
9:55 コル着。
10:06 白倉山。白倉山を過ぎて少しいくと、登山道としては凄い傾斜の岩面を降りるところがあった。ロープは3本くらい設置されていたが、高度感があり少し怖かった。登山道は分かり易かった。
10:53 雨が降っていたら、登山道を辿ってカラスキ谷に下山し、車道を歩いて車を取りに行こうと考えてたが、殆ど降ってなかったので、登山道を外れて尾根上の標高1064m地点を目指す。最初 急な斜面を木を持ちながら降りたが、じきに傾斜が緩み、赤テープが頻繁につけられていた。しばらくいくと、「環境林」と書かれた赤い杭が これまた結構頻繁に打ち込まれていた。この辺りまでは、倒木は多かったが、登山道に匹敵するくらい歩き易い道やった。
11:48 ピンクテープがあった。この後、ピンクテープを見つけることはなかった。今まで続いた道が この後どこにどうつながってるのか、機会あれば再訪してもいいかも。
12:03 標高707m地点の少し西側のコル。尾根道も分からなくなってきてたし歩き難かったので、これ以上 尾根を辿るのはやめて大熊谷本流へ向けて降りることにした。これが駐車地までの最短ルートのはず。この斜面の下り、出だしは歩き易くて良かったが、しばらく行くと岩盤が出てきて、右にも左にもよけれず、岩盤上の灌木を伝ったりして降りた。ロープを出さなかったが、結構時間がかかり、この間の虻や蚋の襲撃が凄かった。地形図的には少しスキーヤーズライトに振ったほうが斜面がナルいことが分かっていたので そっちを見るとザレになっている。ザレとの際が崩れてて手持ちの30mロープの懸垂で間に合うか微妙やったし回収が大変そうやったので、岩盤ふくめ、がんばってクライムダウンし、楽にザレに降りれるところをみつけ、ようやくザレに降り立った。ふと一息ついてから、防虫網を被った。これまで蚋が耳穴に一定時間おき、おそらく1分か2分おきに襲撃していたのが、これで止み、随分とストレスが減った。もっと早くからネットを被っていてもよかったかもしれんが、視界が悪いので、やっぱトレードオフやな。水を多めに持ち、昼飯はインスタントラーメンを食べようと思っていたが、虫の熱烈歓迎のために食えずじまい。このザレはやがてガレになり、林道までで3ヶ所くらい巻いたところもあるが、大巻きする必要はないし、落石や浮石にさえ注意すれば、あと、虫のことを気にしなければ、便利なルート。ロープは出さなかった。
13:18 ザレの下降終了し、林道着。標高差430m下るのに1時間15分かかったことになる。車に着く前に途中で行水。
13:28 駐車地着。

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コメント

eagle
きじうちの時間まで記録しなくてもw
2020/7/26 8:47
Re: eagle
ツッコミ待ってましたw あざましたーー!
2020/7/26 9:40
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