女峰山、赤薙山
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,276m
- 下り
- 1,258m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
バスも運行しているようです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山ポストはキスゲ平にありますが、機能しているのかわかりません。 ・基本的には自分にとって冬山でした。 ・駐車場〜キスゲ平 薄く積もった雪と霜柱でめちゃくちゃ滑ります。 ・キスゲ平〜赤薙山 それ程危険個所はないように思います。 ・赤薙山〜奥社 結構厳しいアップダウンの連続です。 ・奥社〜一里ヶ曽根 比較的なだらかで、とても歩きやすかったです。 ・一里ヶ曽根〜女峰山 雪が多くアップダウンも激しいので要注意です。アイゼン ないと辛いかも。 |
写真
感想
今日は夏からずっと狙っていた女峰山です。ルートは霧降高原から。もう今日を逃すと自分の技量では次の夏までおあずけなので、気合を入れて行きました。
しかし、自分にとっては距離が長いし、初めてのルートだし、何といっても雪あるだろうし不安な点も多々あります。
いつもならコッヘルで昼食料理するのをおむすびとパンを準備、軽アイゼンとゲーター、上着、冬用グローブと帽子などなど装備しました。
本日は快晴、しかも出だしは日が昇る頃だったので高速道路から山々が綺麗に見えてテンションは最高潮です。でも、男体山の時のようにオーバーペースで後半ばてないように自制します。
駐車場には先行車一台、ウイークデイなのでガラスキです。まずはスキー場の脇をキスゲ平へ。霜でよく滑ります。本日のルート中、実はここが一番の難関になろうとは、、、、。
筑波山方面に太平洋のキラメキガ見えてやっぱりテンションは上がり気味です。実はこのとき富士山も見えていたのですが気が付きませんでした。
赤薙山は去年の年末に一度来ていたのですが、その時より登りはきつく感じました。少し調子が悪いのかなと不安になりましたが、その時は初めての雪山で夢中だったことを思い出しました。一年たって少しは自分も自己認識という点で進歩したのかもしれません。
奥社まではとにかく時間がかかりました。急登だし、休み休みです。やっと着いたと思った時人の気配が、、、。先行されていた方とお会いしました。「富士山、見えますよ。」と教えていただき、とてもうれしくなりました。実は私、山行をしていて富士山を見たのは初めてです。
この辺から雪の量が増えました。でも、奥社を降りて一登りすると穏やかな尾根歩きが待っていました。女峰山もまじかになっていて気分よくサクサク歩きました。
一里ヶ曽根は360度絶景でした。ヤッター!!
しかし、しかし、ココからの下りは厄介でガレていて雪が多い。アイゼン付けようかな。
水場で水分補給して、登ります。雪多し。でも、耐えました?
樹氷の女峰山、周りの山山、気分は最高です。
でも、足元はますます滑ります、ついに急登前にアイゼン装着、ロープも凍っています。ウキウキする心を抑えて、丁寧に登ります。
山頂は勿論快晴。最高の眺望です。狭いですが座れるように板も置いてあり、ぽかぽか陽気なので楽しめました。風景撮影後、一人記念撮影です。
ちょっと降りて祠のところで、おむすびとコーヒー。燃料補給でです。この時点で13時過ぎ、歩きだして6時間、分かっていたこととはいえ、時間が押しています。後ろ髪惹かれる思いで山頂を後にします。
ちょっと戻って三角点確認後、ソソクサト下山開始!!
この時点で、別ルートから登攀された方に会いました。因みに、山頂に来た時本日別ルートから既に登頂して下山された方がおそらく一名いらっしゃったと思います。
帰りは一里ヶ曽根までアイゼン付けっ放しです。はやる気持ちを抑えて丁寧に下ります。この時点で14時30分、奥社方面にガスが湧いてきてます。少しあせります。どう考えても自分の足では駐車場着は日没後です。以前、古賀志山で夜になってしまし転倒しながら下山したことが思い出されます。しかし、今回は予想していたこと。自分を落ち着けて、極力丁寧に歩くことを心がけます。ここから奥社までは歩きやすいのですが、敢えてスピードアップせず、ゆっくりと、、、。まだまだ長い道のりが残っているので、とにかく体力は温存です。
あっ、“モアイ像”撮影は「ヤッター」という感じです。あ〜いけない。レコでも気が焦ってます。
奥社付近でも思ったよりガスはありませんでした。その代わり、赤薙山までが長いこと長いこと。でも、今回はペース配分は成功のようで、疲れはあまりありません。
赤薙山着、16時、あと2時間だ!!最後のエネルギー補給、パンとコーヒーです。以前ここからの下山はあせりすぎて足首捻挫状態になってしまったので、特に着実に。まだ日の光もありますが、ヘッドライト装着。そして靴ひもを締めなおします。
次第に夕闇が迫ってきます。でもとても綺麗で、時間がないというのに写真撮影、イカンイカン。キスゲ平で富士山と三日月、綺麗でした。
最後の一時間、スキー場脇の登山道を下ります。ココがやはり曲者でした。あたりは真っ暗、ヘッドライトの限られた視野では状況判断が甘くなります。とにかく落ち着いて小さい歩幅で、つまずかないように、、、。
しかし、朝、登っているときの不安は的中し、滑りまくりました。掘れたローム層の登山道に少し解けた霜柱は最高の滑り台となりました。申し訳ないなと思いながら深く掘れた踏み跡はなるべく避けて笹内の浅い踏み跡を追いましたが、どうしても掘れた踏み跡を歩かなければならないこともありました。何がまずいって、遠近感がつかめません。思ったより勢いよく滑り安いところに足をおいてしまい、何度も滑りました。幸い、お尻をついてのスッテンコロリンはありませんでしたが、このことへの注意が極端に体力を奪いました。ヘッドライトの光の中に自分の汗が湯気となって浮かび上がります。ここまで調子のよかった足も、疲労で足首は疲れるし、親指が痛くなるし。しかし、ルートだけは見逃しませんし、不安もなかったので心には余裕あり。
そんなわけで、駐車場に着いたのは17時30分すぎ。もう夜です。タバコを一服。家に無事の下山を連絡。三日月を見上げて少しホッとしました。あとからジワリと満足感に包まれました。
本日の山行はずっと狙っていた女峰山、しかも霧降から!!大満足です!!往復10間あまりの歩きも夕闇の下山も思ったより落ち着いて対処できました。ちょっと癖になるかも?!
コメント
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こんばんは akagera02さん
私の10/20のレコを参考に行かれたようですね。。
そのときに比べ、道も凍結し、積雪もあって滑り、
足元の条件はよくなかったようですが、
お天気は見事な快晴で、最高のようだったようですね
歩いている最中は、歩くことに夢中であまり感じないのですが、
やり終えたあとは、達成感、満足感でいっぱいになる感じ、よく分かります。
何だかこちらまで、嬉しくなってきます
どうも、お疲れ様でした
お久しぶりです!akagerao2さん
雪のある中長時間の登山大変でしたが、その分充実していて達成感も大きかったみたいですネ(#^.^#)
天気も良く素晴らしい景観も楽しめたようで何よりでした、私もあちこちの山で思いがけず富士山が見えた事がありますが、すごく得した気分になりますヨネ!
私は9月に志津の方から登りましたが、山頂では全く展望を得られず残念な思いをしました。来シーズンはakageraさんのルートでチャレンジしてみようと思います。
足が遅いので、日の長い時期を狙って....
これからも安全に登山を楽しんで下さい。レコも楽しみにしています。(^。^)y-.。o○
BOKUTYANNさん、こんばんは。
はじめての女峰山、最高でした。
今度来るときは、帝釈山への稜線歩きをしたいと思います。
これからも、宜しくお願いします。
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