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Yamareco

記録ID: 2454621
全員に公開
沢登り
十和田湖・八甲田

南八甲田 黄瀬川

2020年07月17日(金) 〜 2020年07月19日(日)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
42:59
距離
27.9km
登り
1,429m
下り
794m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:16
休憩
0:01
合計
4:17
14:02
14:02
62
15:04
15:05
40
15:45
15:45
30
16:15
16:15
57
松見ノ滝
17:12
宿泊地
2日目
山行
11:32
休憩
0:00
合計
11:32
7:36
152
宿泊地
10:08
10:08
327
長根沢
15:35
15:35
64
黄瀬沼への枝沢
16:39
16:39
149
3日目
山行
2:43
休憩
0:02
合計
2:45
5:01
42
5:43
5:43
2
5:45
5:46
39
6:25
6:26
9
6:35
6:35
71
天候 7/17 曇り時々晴れ
7/18 曇り時々霧
7/19 雷雨後晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
猿倉温泉に駐車して、バスで入渓地点へ。
猿倉温泉11:48→紫明渓12:36
コース状況/
危険箇所等
黄瀬沼から地獄峠は強烈なヤブ漕ぎで2時間を要した。
道自体は目印がたくさん着けられているが、ほとんど廃道のような状態。
地獄峠から猿倉温泉への「旧道」は綺麗に刈り払いされているが、水たまりが多く沢靴か長靴でないと厳しい状態。
アブはまだ出ていなかったが、ブヨが多い。
その他周辺情報 猿倉温泉
約三時間の林道歩きを経て松見ノ滝。入渓地点の分岐から標高差100m以上あったが、一見の価値あり。
2020年07月17日 16:11撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
7/17 16:11
約三時間の林道歩きを経て松見ノ滝。入渓地点の分岐から標高差100m以上あったが、一見の価値あり。
2日目。最初は単調な河原だが、少し進むとゴルジュ状になる。
この最初の小滝は右から大きくへつって登り、滝上で左に渡渉したが増水していたため緊張した。
2020年07月18日 08:07撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
7/18 8:07
2日目。最初は単調な河原だが、少し進むとゴルジュ状になる。
この最初の小滝は右から大きくへつって登り、滝上で左に渡渉したが増水していたため緊張した。
幅広6m滝。右からヘつって取り付いた。へつりが難しくドボンして胸まで浸かってしまった。滝自体は難しくない。
2020年07月18日 08:21撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
7/18 8:21
幅広6m滝。右からヘつって取り付いた。へつりが難しくドボンして胸まで浸かってしまった。滝自体は難しくない。
4m滝。これも右からへつり。
2020年07月18日 09:05撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/18 9:05
4m滝。これも右からへつり。
ホールドが細かい幅広小滝6m。左を登る。ボルダリングの課題のようで楽しかった。
2020年07月18日 09:56撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
7/18 9:56
ホールドが細かい幅広小滝6m。左を登る。ボルダリングの課題のようで楽しかった。
ゴルジュ入口の淵。左をへつって突破。ヌメリがあって今回の核心的な部分だった。
2020年07月18日 10:58撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
7/18 10:58
ゴルジュ入口の淵。左をへつって突破。ヌメリがあって今回の核心的な部分だった。
立派な柱状節理。
2020年07月18日 11:18撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
7/18 11:18
立派な柱状節理。
柱状節理以降は難しい箇所は無かったが、小さなゴルジュや小滝が続き先はまだまだ長い。
2020年07月18日 11:59撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
7/18 11:59
柱状節理以降は難しい箇所は無かったが、小さなゴルジュや小滝が続き先はまだまだ長い。
スノーブリッジは一か所だけ残っていた。上に乗って懸垂で降りた。
2020年07月18日 12:25撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
7/18 12:25
スノーブリッジは一か所だけ残っていた。上に乗って懸垂で降りた。
黄瀬松島と呼ばれる岩。この周辺だけ巨岩帯で渓相が独特。
2020年07月18日 13:03撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
7/18 13:03
黄瀬松島と呼ばれる岩。この周辺だけ巨岩帯で渓相が独特。
黄瀬沼への枝沢に入るとボサって来る。沢床もヌメリが酷く苦労した。
2020年07月18日 15:48撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
7/18 15:48
黄瀬沼への枝沢に入るとボサって来る。沢床もヌメリが酷く苦労した。
霧の黄瀬沼。ここから地獄峠までは「登山道」の地獄のヤブ漕ぎとなった。
2020年07月18日 16:38撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
7/18 16:38
霧の黄瀬沼。ここから地獄峠までは「登山道」の地獄のヤブ漕ぎとなった。
激しい雷雨のため、雷を避けて地獄峠付近の登山道で座りビバーク。地獄の一夜だったが、夜はブヨが飛んでいないのが幸い。
2020年07月19日 04:32撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
7/19 4:32
激しい雷雨のため、雷を避けて地獄峠付近の登山道で座りビバーク。地獄の一夜だったが、夜はブヨが飛んでいないのが幸い。

装備

個人装備
沢靴ラバー 20mロープ

感想

黄瀬川 3級
7/17 東北道を十和田ICで降りて奥入瀬渓流方面に向かうが、周辺の川はどれも茶色く濁って激しく増水している。7/12までに降っていた大雨の影響だろう。初日は車を下山地点に回して、入渓してすぐの場所で幕営とする。少しでも水が引くのを待つ作戦。
7/18 平水時の写真と見比べると明らかに増水はしているものの遡行可能と判断。多少難しくなったと思うが、結果的には水量の問題はなかった。しかしスノーブリッジの通過、そして想定外に長いヤブ漕ぎと時間だけが過ぎてゆく。霧に浮かぶワタスゲが幻想的な黄瀬沼、ここで一時の休息が取れたが、ここから地獄峠までが本当の核心部だった。地図で1時間20分とされているが、頑張っても2時間を要した。ブヨに刺されまくりながら、なんとか日没間際にヤブの迷宮を脱出した形だが、もしヤブの中で日が暮れたらと考えると恐ろしい。
夜、南西方向遠くで雷鳴と稲妻が走るのが見えていたが、明らかにこちらに接近している。日付が変わってこれはヤバイと暗闇の中テントを撤収して、登山道の中のヤブに移動。深夜の雷雨をやり過ごす。気温も急激に低下して寒気が入ったことも分かった。
7/19 日の出とともに雨は止んだ。日差しもあるが入道雲も湧いていて大気の状態は不安定。雨で浸水したのか、普段からそうなのか分からない沢状態の登山道を下山。沢下降しているようだった。

さまざまな経験を積むことができた黄瀬川だったが、やはり沢はギラギラの太陽の下で遡行するのが気持ち良いと感じた。そして次回遡行するなら少しでもヤブ漕ぎを避けて最後まで本流を辿ってみたい。

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