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ヤマレコ

記録ID: 246991 全員に公開 沢登り丹沢

中津川水系 ハタチガ(二十女)沢

日程 2012年11月25日(日) [日帰り]
メンバー
 kamog(CL)
天候晴れ
アクセス
利用交通機関
車・バイク

コースタイム [注]

ハタチガ沢橋9:58−
(左岸側薄い踏み跡から入渓)
11:36標高430mオオユラノ沢二俣−
右俣のハタチガ沢へ
14:40鍋嵐北側直下−
(滝ノ沢右岸尾根へ)
14:54標高815mジャンクションピーク15:09−
16:11宮ケ瀬湖岸林道−
16:24県道70号駐車スペース
コース状況/
危険箇所等
■丹沢の沢登り記録全般
 http://mt-farm.info/tanzawakiroku.html

■ハタチガ沢(二十女沢)

 遡行グレード:1級上

 オオユラノ沢二俣までは小滝の平凡な沢で、二俣から分かれると
 大きな滝はないがやや悪い高巻きを要する。
 支流のオオユラノ沢上流部に柱状節理の棚があるというが
 その片鱗を中流部のゴルジュや岩層に見ることができる。

 .▲セスは若干問題がある。
  公共交通機関利用ならば本厚木駅から宮ケ瀬行バスで三叉路から
  ヤビツ峠方向へ県道70号を30〜40分歩き、右手に「宮ケ瀬平成の森」が
  見えたら、その対岸に架かる橋を渡る。
  車なら県道70号の宮ケ瀬霊園を越えて少し行けば湖側に2ヶ所ほど
  数台停められる駐車スペースがある。
  そこから宮ケ瀬平成の森入口まで1〜2km程度。
  その先にも作業車転回スペースがあるが、土木事務所の駐車禁止案内が
  あるので駐車しない方がよいと思う。
  ★【後日判明した重要注意】15号橋や他、宮ケ瀬湖畔に立入禁止看板が
  架かる箇所を越えた時点で警察パトロール隊に検挙されてしまうようです。
  従って湖畔からのアプローチはできませんので注意してください。
  西側の滝ノ沢も同様です。
  湖畔に立ち寄らず入渓を考えるなら、土山峠から鍋嵐方面に登って
  手前の熊の爪と呼ばれる小ピークから宮ケ瀬尾根を読図下降して
  ハタチガ沢中盤に下りることがあげられますが、距離も長いので
  要体力、すばやい行動、読図力が必要となります。

 宮ケ瀬湖の橋を渡るには頑丈なゲートを越えなければならないが、
  ヤビツ峠側に30m進めば、柵の切れたところから回りこめる。
  宮ケ瀬湖の景観を楽しみながら橋を渡り、左へ湖岸林道を進む。
  数分歩いて切り通しの先の立派な橋がハタチガ沢だ。
  橋の手前脇から入ると少し下に古い残置ロープがあるので
  それに沿って十数m下ってから水平に付けられている薄い踏み跡を
  追えば沢に降りられる。

 ★そう書いておきながら何ですが、宮ケ瀬湖畔のゲートがある林道含め
  湖畔に立ち入ると厳重注意ではなく即、検挙されてしまうことが
  この後、確認されましたので、今後行かれる方は宮ケ瀬湖畔からの
  アプローチは絶対にしないでください。
  従ってアプローチは土山峠から鍋嵐方面に登り、宮ケ瀬尾根途中から
  ハタチガ沢中流部に下降するか、さらに一本西のハタチガ沢・オオユラノ沢
  の界尾根を下って二俣に下りるくらいしかないでしょう。

 左側に植生保護柵を見送り、トタン残骸を過ぎると一気に開放的な
  台地が左側に広がっている。
  しばらく進むと標高345m二俣状。
  右の支流には12mほどのスラブ滝が見事だ。
  砕け散った堰堤の残骸を越すと標高355m二俣状で、左支沢には小滝が
  見られる。
  本流の右沢は左側が柱状節理を思わせる片側ゴルジュ状で、丹沢では
  めずらしい岩層だ。

 ど弦410m、水量比3:2で右からアカチガ沢が合わさる。
  この二俣の岩床は小振りながらめずらしい岩層。
  アカチガ沢は2段4m、3m滝の奥にきれいな2段10m滝が架かる。
  左側の本流は左が被った岩壁、右がスラブのゴルジュが続いている。
  足元を濡らせばそれ程難しくなく突破できるが、冬間近のこの時期は
  被った岩をつないでヘツったり、何とか足首濡らさず突破できた。

 ゥ乾襯献紊終われば標高430m二俣で水量比は1:5。
  左(正面)のオオユラノ沢はどことなく狭い暗い感じのする沢だ。
  直角に右に曲がる本流は2m、3段2.5mと小滝が続き、
  CS4m滝が行く手を塞いでいる。
  直登するなら右側であろうが、下部が外傾した苔スラブのうえ
  ホールドも外傾しているので難しいであろう。
  今回はソロなので高巻きを探る。
  左も落ち口の1m上部に出られそうだが、経験的に×と感じる。
  結局、右側の尾根上に出て、尾根が急になる手前から急な土ザレを
  間隔のある木や根と何とか使える倒木伝いに降りた。
  初心者には悪い箇所なので20数mの懸垂が必要だろう。

 次の3×5m、2段4×6m、2m滝は右側から容易に越せる。
  少しでナメ、3×5mを越せば8m滝。
  これは見た目通り右側から落ち口に高巻ける。

 Д肇ぞナメときれいなナメが現れ心を和ませると、2段6+1m滝。
  左のザレを落ち口3m上の木に向かい斜上して高巻く。
  やや足元が緩いがそれ程問題はない。
  すぐあとにはY字1.5×3m滝で左右越せる。

 標高560m二俣状を右へ行けば木の生えた3m岩、
  同じく570m二俣状には炭焼き窯の跡が見られる。
  2つの小滝を越すと3mほどの黒岩(苔)滝。
  左右行けそうだが、今回は右から卦蕁櫃播个襦
  その後ようやく水涸れを迎え、両岸がゴルジュっぽくなってくる。

 標高640mは二俣っぽくなく、支流の右沢は4m棚とその上はクマでも
  いるんじゃないかと思ってしまう洞窟状(たぶんえぐれた棚か)。
  すぐの650mは三俣状で、本流の右沢には5mほどのトンガリ岩。
  この岩は左右が涸棚となっている。右は急なチムニー状なので
  左の2段棚を卦蕁櫃捻曚后
  さらに675mで再び三俣状。
  左に上がれば鍋嵐の東側に出られそうだが、どこまで行けるか
  中央のゴルジュ沢に入ってみた。
  すぐに概ね3つの斜度はそれ程きつくない涸棚となる。
  4×6mは卦蕁檗⊆,2段5+3mは下段は卦蕁櫃世上段は卦蕁
  最後は6×10mのトイ状で卦蕁櫃箸い辰燭箸海蹇
  左側は奥壁のようになって、詰めも緩い急な土ザレでズルズル。
  息を切らしながら詰めれば、鍋嵐山頂の北側で稜線に上がれた。
  鍋嵐からハタチガ沢出合に向かう滝ノ沢右岸尾根である。

 今回、下山は過去下降経験のあるこの滝ノ沢右岸尾根にした。
  この尾根はしっかりした地形図とコンパスを使いこなせないと
  迷いやすい箇所があるので経験者向き。
  出だしの鍋嵐北側標高815mにあるジャンクションピークでそのまま
  真っ直ぐ西北西方向へ行ってはいけない。
  黄色テープで東北東方向の尾根に下るようコースサインはある。
  その他、720m、677m、580mの下部と読図を要する。
  また尾根末端は下に湖岸林道が見えても高い護岸堤に覆われている。
  末端まで行かず、左手下に林道が近づいたら植林帯を強引に降りるか、
  420m辺りで右手の植生保護柵を越えて支尾根についた森林作業径路を
  降りてハタチガ沢下流部に出て、入渓点に戻るかだと思う。


過去天気図(気象庁) 2012年11月の天気図 [pdf]

写真

県道70号/宮ケ瀬平成の森対岸のゲートは30m先から周り込める
2012年11月25日 09:47撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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県道70号/宮ケ瀬平成の森対岸のゲートは30m先から周り込める
宮ケ瀬湖に架かる橋を渡って湖岸林道へ
2012年11月25日 09:50撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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宮ケ瀬湖に架かる橋を渡って湖岸林道へ
ハタチガ沢に架かる橋
2012年11月25日 09:57撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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ハタチガ沢に架かる橋
手前から沢へ降りる
2012年11月25日 10:03撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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手前から沢へ降りる
水平に付けられた薄い踏み跡を追って入渓
2012年11月25日 10:03撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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水平に付けられた薄い踏み跡を追って入渓
トロにきらめく陽光
2012年11月25日 10:12撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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トロにきらめく陽光
1
少しで開けた台地
2012年11月25日 10:23撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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少しで開けた台地
標高345mの右沢に架かる12m滝
2012年11月25日 10:40撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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標高345mの右沢に架かる12m滝
1
無残に崩壊した堰堤の残骸
2012年11月25日 10:45撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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無残に崩壊した堰堤の残骸
左側が柱状節理のような片側ゴルジュ
2012年11月25日 10:53撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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左側が柱状節理のような片側ゴルジュ
右、アガチガ沢。左本流の二俣はきれいな岩床だ
2012年11月25日 11:17撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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右、アガチガ沢。左本流の二俣はきれいな岩床だ
1
アガチガ沢奥に見える2段10m滝
2012年11月25日 11:19撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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アガチガ沢奥に見える2段10m滝
標高430m二俣
正面はオオユラノ沢、本流は右から直角に入る
2012年11月25日 11:34撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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標高430m二俣
正面はオオユラノ沢、本流は右から直角に入る
本流に入って少しで核心の4mCS滝
今日はソロなので直登やめ、右側の尾根から少し大きく巻いたが、降りる土ザレ斜面は悪い
2012年11月25日 11:47撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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本流に入って少しで核心の4mCS滝
今日はソロなので直登やめ、右側の尾根から少し大きく巻いたが、降りる土ザレ斜面は悪い
2
降りてきた土ザレの急な斜面
中央左よりの倒木沿いに下りた
2012年11月25日 12:11撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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降りてきた土ザレの急な斜面
中央左よりの倒木沿いに下りた
2段4×6m+2m
2012年11月25日 12:14撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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2段4×6m+2m
1
8m滝
右から巻いた
2012年11月25日 12:41撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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8m滝
右から巻いた
ナメ♪見所だ
2012年11月25日 12:58撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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ナメ♪見所だ
3m黒岩の滝
2012年11月25日 13:39撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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3m黒岩の滝
1
標高650m三俣を越すと5mトンガリ岩が出てくる
左の2段5m棚を越える
2012年11月25日 14:00撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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標高650m三俣を越すと5mトンガリ岩が出てくる
左の2段5m棚を越える
詰めの土ザレ斜面
2012年11月25日 14:25撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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詰めの土ザレ斜面
鍋嵐北側で稜線に出る
2012年11月25日 14:39撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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鍋嵐北側で稜線に出る
ジャンクションピークで迷わないよう
右へ行く
2012年11月25日 15:06撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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ジャンクションピークで迷わないよう
右へ行く
夕陽に映える宮ケ瀬湖方面
2012年11月25日 15:09撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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夕陽に映える宮ケ瀬湖方面
ちょっと足長おじさん気分
2012年11月25日 15:18撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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ちょっと足長おじさん気分
1
滝ノ沢右岸尾根末端まで行かず左側の植林帯を下りさせてもらった
2012年11月25日 16:05撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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滝ノ沢右岸尾根末端まで行かず左側の植林帯を下りさせてもらった
ここで湖岸林道へ降りる
2012年11月25日 16:09撮影 by PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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ここで湖岸林道へ降りる

感想/記録
by kamog

今年は丹沢全体的にヤマビルが少なかったし、いても小さかった。
とはいえ、ここは彼らの原生域。
遡行適季は11月がよい。
晴れた日なら薄手のフリースで充分OK。
ただ日照時間が短いのが難点。

谷向こうに鳴き続ける猟犬、
時折響き渡るハンターの銃声。
もう狩猟期間になったんだな。
家に帰って観たニュースでは山梨県の山で
女性登山者が誤射で足を撃たれたとか。
ウエアはオレンジや黄色など派手色じゃないとだめだ。
(遭難時にも発見されやすいしね)

あとはクマさん。
他の登山者が皆無の中、
大声での独り言、歌はマイナー山行では必須(笑)。
訪問者数:2787人
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この記録へのコメント

登録日: 2012/3/9
投稿数: 1
2018/2/2 16:22
 丹沢、鍋嵐
15号橋のフェンスの端から林道に入ろうと思うのですが、家宅侵入でもないのに、即検挙とは何の疑い(罪)でしょうか?どちらで確認されたのか教えてください
登録日: 2005/11/15
投稿数: 536
2018/2/2 17:05
 Re: 丹沢、鍋嵐
確認したのは厚木警察署の友人ですよ。詳細は不明ですが。
登録日: 2005/11/15
投稿数: 536
2018/2/2 17:10
 Re[2]: 丹沢、鍋嵐

https://www.police.pref.kanagawa.jp/ps/74ps/74mes/74mes164.htm

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