日本のマチュピチュ 竹田城 天空の城へ(立雲峡〜朝来山〜竹田城跡)


- GPS
- 07:53
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 1,023m
- 下り
- 1,022m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
(撮影ポイント) 雲海に浮かぶ竹田城を撮るなら、立雲峡から。 藤和峠からも面白い写真が撮れるそうです。朝は逆光になりますが。 (注意事項) 竹田城跡は火気使用禁止です。 バーナーなどは不可とのこと。 テント類の設営も禁止だそうです。 石垣には柵などが設けられていません。 撮影に夢中になって、落っこちないように。 (温泉) 温泉に立ち寄るなら、隣駅の和田山にある「奥香の湯」が便利です。 http://www.oukanoyu.jp/ 駅から徒歩15分くらい。 入浴料600円です。 (宿泊) 竹田駅の隣、和田山駅周辺にはビジネスホテルがたくさんあります。 今回泊まったのは「道の宿 すてーしょん但馬」。 http://st-tajima.biz/ 素泊まり4800円でした。 和田山から5:24の始発に乗れば、余裕を持って雲海が撮影できます。 |
写真
感想
連休で、福井の実家に帰っていたのですが。
25日は竹田城の雲海出現条件が揃いそう。
ということで、急遽行ってきました。
東京からだととてつもなく遠いのですが、福井からだと何とか行ける距離です。
24日夜、竹田の隣駅、和田山のホテルに宿泊。
和田山は特急停車駅で、ビジネスホテルもたくさんあります。
25日、5:24の始発電車で竹田駅に向かいます。
電車は空いてました。
乗客5人ほど。
この分ならそんなに混雑してないかも、と淡い期待が。
竹田駅でヘッドランプ装着。
夜明け前、まずは立雲峡へ向けて歩きます。
ものすごい霧。
ライトが乱反射して、よく見えないくらい。
立雲峡の近くには、仮設駐車場が出きてました。
次から次と、車がやってきます。
で、歩いて立雲峡へと向かうわけですね。
駐車場から、人の列ができてます。
しかし、何の装備も持たずに来る人が多いんですね。
霧が濃く、真っ暗な林道を、ライトなしで登っていく人たち。
登山装備で歩いてるほうが、場違いな印象でした。
林道から登山道へ。
渋滞してます。ゆっくりと。
高度が上がるにつれ、霧が晴れていきます。
第三展望台、第ニ展望台を過ぎて、第一展望台へ。
ここまで登ってくると、さすがに慣れた人が多い様子。
皆さん、巨大な三脚と高そうな機材を構えてます。
カメラの砲列の間に入らせてもらって、機材設置。
望遠ズームなんて持ってないので、M42マウントのオールドレンズを使います。
135mmの単焦点ですが、APS-Cなので1.5倍換算。
202.5mmの焦点距離、竹田城を狙うにはベストです。
雲海は、生物のように姿を変えていきます。
竹田城の前面だけ切れてくれればいいのですが。
なかなかベストな状態にならない。
で、ここぞというタイミングでは、周囲からいっせいにシャッター音が響きます。
「あれ、なんだ?」
誰かの声で注視してみます。
竹田城の上を、モーターパラグライダーが旋回してました。
テレビの撮影でしょうか。
「邪魔だなぁ」との声があちこちから。
どうしても写り込んでしまいますからね。
天守台には、もう人がびっしり。
石垣の上には、とかく大勢の人がいるようです。
拡大してみると、ハッキリと人の姿が写ってました。
まあ、しょうがないですね。
3時間ほど粘りました。
刻々と変化する雲海は、飽きることなく。
全体的に霧が薄くなってきたところで、撤収。
美しい自然現象のショーを堪能できました。
そして朝来山へ。
せっかくなので山頂へ登ります。
あんなにたくさん人がいたのに、上まで登る人は皆無。
静かな山登りが楽しめました。
下山して、今度は竹田城跡に向かいます。
駅裏からの登山道。
意外と急でした。
登山者ではなく、観光客ばかり。
家族連れも多いので、渋滞しがちですね。
上までたどり着くと、絶景がまっていました。
この遺構はすごいです。
ここでもかなりの枚数、写真を撮りました。
さらに魚眼レンズも用意。
全景を撮るには便利なんです。
城跡をじっくり堪能してから下山。
和田山駅まで移動して、温泉へ。
和田山からは特急と新幹線を乗り継いで帰ります。
4時間半かかります。
3連休の最終日。
電車の込み具合には参りました。
まあ、とにかく雲海に浮かぶ竹田城はすばらしかった。
一度見ておいて損はありません。
雪の季節、桜の季節も美しいでしょうね。
また、訪れたい! と強く思いました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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お疲れ様でした
私も2年前の春・自宅を夜中に出発して暗いうちから
カメラを構えて待っていました・が霧は少しだけ
立雲峡と城跡を散策して帰りました
お見事、かつ素晴らしい「天空の城」の 写真
「凄い
westmalle さん、こんにちは。
素晴らしい写真をありがとうございます。
よく旅行会社のパンフレットで見た
お馴染みの風景がこのように撮られているのか
と思いを馳せました。
魚眼レンズでの構図も最高です。
良いものを見させていただきました。
天空の城、撮影に行かれたことがあるのですね。
雲海が出るかどうかは、本当に運次第です。
天気予報とにらめっこしながら、よし! と決めて行ってみたのですが。
見事に的中しました。
まあ、竹田城の写真は、腕より運だと思います。
25日に行っていれば、だれでも同じような写真が撮れたと思いますよ。
楽しんでいただけたようで、なによりです。
雲海の写真、3時間ほど粘ったんです。
本当に運がよかったです。
この日は、「どう見てもプロだろう」と思わせるカメラマンも多くいました。
同日に撮った同じような写真が、どこかの観光パンフに使われるかも知れませんね。
プロフィール拝見しました。
tos-Mさんも、歴史好きなのですね。
雲海の竹田城撮影、ぜひ一度チャレンジしてみてください。
条件に恵まれてよい写真がものにできましたね。
「天空の城」「日本のマチュピチュ」ともてはやされ最近の竹田城址の人気はすごいものです。
一方通行になるし、長い距離を歩かされるし、近いうちには有料になるとか。昔を知るものには隔世の感があります。
westmalleさん、こんばんは。
今回は遠征ですね。
westさん、多才ですよね。山道具は自作だし、写真も
凝るし、羨ましいです。
雲海やジオラマ風、いいですね。
今
もらいます。
前のレコ、チラッと見かけ(多分会社で)て後でゆっくり
見ようと思っていたのですが、レコの多さにまぎれて
しまいました。
私も奥多摩側から秩父方面に抜けたいと思っているのですが
ルートの引き出しが少なくてなかなか実行できません。
また参考にさせてもらいますね。
でも、CT65%ならwestさんなら楽々モードじゃないですか。
ここ2年くらいでしょうか。
テレビで紹介されるようになって、一気に知名度が上がったようですね。
ホテルの方は、「竹田城人気でお客さんが増えました」と、うれしそうに話していましたが。
まあ、いいことばかりってわけにはいかないでしょうね。
ともかく、竹田城の美しさは、有名になるだけの価値があるのだと思います。
いつも写真は記録のためだけって感じですが。
今回は、本気で撮影してみました。
前回のレコ。
奥多摩から秩父へ抜ける場合、山と高原地図が2枚にわたるので、ちょっと分かりづらいんですよね。
あのルートは、岩場も少なくて歩きやすく、なかなかオススメです。
駅から駅へと歩けるので、なにかと便利。
millionさんなら、自宅から武甲山とか行っちゃいそうですが。
CT65%は、無理せず行けるギリギリのラインです。
これを超えると、内臓など体のどこかに異変が生じるので。
丹沢24時間も、このラインを守れば完走できるはずなんですけどね。
つい、やっちゃうんです。
westmalleさん、初めまして〜
ホントにプロみたいな素晴らしいお写真ですねえ〜
私、昨年は兵庫に単身赴任してましたので、同じ時期に行きましたが、一日ずれて雲海を見逃しました
羨ましいです
コメントありがとうございます。
雲海、一日ずれて見逃しましたか。
それはちょっと悔しい!
自然現象が相手ですから、なかなかうまくいかないものです。
そういえば前回のレコ。
時間帯は違いますが、同じ日に大持山〜ウノタワを歩いていたようですね。
そのうち、どこかでお会いするかもしれませんね。
日本にこんな素敵な場所があったんですね
まさに”天空の城”
ひさしぶりに写真をみて感動しました〜
自分の目でみたらもっと感動しそうです。
朝からすがすがしい思いをさせて頂きました〜!
そうなんです。
これを見たくて兵庫まで行ってきました。
雲海の間から城が出現したときは、本当に感動ものでした。
瞬間、「おーっ」という歓声があちこちから。
早い人は、朝3時からカメラ構えてずっと待ってたそうです。
そのくらい、人を引きつける景色なんですね。
一週間たちましたが、まだ余韻に浸ってます。
westmalleさん、
たまに趣向を変えてこういうことやってくれるのが面白いです。
福井からでも相当距離あるけど、いい体験ができましたね
p.s.あれ?以前に行ってたのか、と勘違い。
城巡りもけっこう好きなんです。
竹田城は、前から行ってみたいと思っていたのですが、なかなか機会がなくて。
山城なので、登山とあわせて楽しめて一石二鳥でした。
今回は、東ドイツ製の古いレンズを使ってみました。
最近のレンズと違って、妙に発色がいいんです。
で、こんな写真が撮れたというわけです。
たまにはこういうのもアリかなぁ、と。
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