ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 248643
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

快晴の甲斐駒一番乗りで2年前の眺望リベンジ

2012年11月24日(土) 〜 2012年11月25日(日)
 - 拍手
GPS
13:31
距離
16.1km
登り
2,380m
下り
2,447m

コースタイム

11/24 歩行タイム 5時間14分(標準コースタイム7時間)
駐車場9:00−10:33笹の平分岐10:50−12:35刀利天狗12:46−13:33五合目ー14:37七丈小屋(寝具付素泊4,500円)

11/25 歩行タイム 5時間58分(標準コースタイム8時間10分)
七丈小屋5:20−7:12甲斐駒山頂7:45−8:40七丈小屋9:57−10:33五合目ー11:07刀利天狗11:12−12:10笹の平分岐12:15−13:14駐車場
天候 24日 風が少々あったけど晴れ
25日 文句なしの微風快晴
過去天気図(気象庁) 2012年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
竹宇駒ヶ岳神社手前の無料駐車場を利用(尾白川渓谷散策などの観光客も利用する舗装された駐車場です 売店・トイレ有)
コース状況/
危険箇所等
黒戸尾根は標高差2200mの長大な尾根ですが、昔から修験者や参拝者が甲斐駒ヶ岳に登るメインルートとして切り拓かれた道ですので、祠や道標などが多く、迷う心配の少ないコースです。

●駐車場〜笹の平分岐
枯葉の積もる樹林帯のフカフカ道です。眺望はありません。

●笹の平分岐〜刀利天狗
前半は樹林下の笹原歩きです。後半は細い尾根で、名物の刃渡りやクサリ場が出てきます。刃渡りは見た目にインパクトありますがしっかりしたクサリが設置してあるため安全に通過できます。眺望も良いです。

●刀利天狗〜五合目
黒戸山の北斜面の巻き道となるため、この時期凍結箇所が多数あります。特に五合目への下り斜面(帰りは登り)は凍結しまくってます。アイゼン装着をおすすめします。

●五合目〜七丈小屋
長い階段やクサリ場の多い、一番キツイ箇所です。 凍結箇所も多く、アイゼン装着は必須だと思います(特に帰りは)。

●七丈小屋
管理人のいる通年営業小屋ですが、冬季は自炊素泊スタイルになります(1泊寝具持参3,500円、寝具付4,500円)。
ストーブがずっと点いているのでとても暖かい快適な小屋です。お湯は自由に使えますし、カップ麺や缶詰、ビールなども売っています。
テント場はちょっと離れていて、小屋から山頂方面に5分ほど登ったところにあります。テント設営の予備ペグや地ならし道具が置いてありました。

●七丈小屋〜八合目
スタートから雪道です。眺望の良い尾根を九十九折にひたすら登ります。下りは景色を楽しみながら気持ち良く歩けます。

●八合目〜山頂
前半は岩場でクサリ場もありますが、岩に足場が凹んでいて見た目よりも登りやすいです。後半は山頂を右上に見ながらの最後のひと登りです。

予約できる山小屋
七丈小屋
登山口へ向かう途中の車道から
2012年11月24日 08:31撮影 by  CX2 , RICOH
11/24 8:31
登山口へ向かう途中の車道から
登山口 尾白川渓谷入口の無料駐車場
2012年11月24日 09:00撮影 by  CX2 , RICOH
11/24 9:00
登山口 尾白川渓谷入口の無料駐車場
竹宇駒ヶ岳神社
2012年11月24日 09:05撮影 by  CX2 , RICOH
11/24 9:05
竹宇駒ヶ岳神社
(笹の平分岐)横手からの道とここで合流します
2012年11月24日 10:38撮影 by  CX2 , RICOH
11/24 10:38
(笹の平分岐)横手からの道とここで合流します
これが刃渡り(下から)
2012年11月24日 12:11撮影 by  CX2 , RICOH
1
11/24 12:11
これが刃渡り(下から)
鳳凰三山
2012年11月24日 12:11撮影 by  CX2 , RICOH
11/24 12:11
鳳凰三山
刃渡りで振り返ると八ヶ岳の全景が見えます
2012年11月24日 12:14撮影 by  CX2 , RICOH
11/24 12:14
刃渡りで振り返ると八ヶ岳の全景が見えます
刀利天狗
2012年11月24日 12:35撮影 by  CX2 , RICOH
11/24 12:35
刀利天狗
五合目
2012年11月24日 13:33撮影 by  CX2 , RICOH
11/24 13:33
五合目
五合目から見上げる甲斐駒(山頂までは見えないけど)
2012年11月24日 13:33撮影 by  CX2 , RICOH
11/24 13:33
五合目から見上げる甲斐駒(山頂までは見えないけど)
五合目にある祠
2012年11月24日 13:36撮影 by  CX2 , RICOH
11/24 13:36
五合目にある祠
七丈小屋
2012年11月24日 14:37撮影 by  CX2 , RICOH
1
11/24 14:37
七丈小屋
小屋の内部 暖かくてキレイに整頓されてます。この一角は各種飲食物の販売品です。
2012年11月24日 15:17撮影 by  CX2 , RICOH
3
11/24 15:17
小屋の内部 暖かくてキレイに整頓されてます。この一角は各種飲食物の販売品です。
小屋の前から見た鳳凰三山
2012年11月24日 15:54撮影 by  CX2 , RICOH
1
11/24 15:54
小屋の前から見た鳳凰三山
夕方で薄く染まる鳳凰三山
2012年11月24日 16:19撮影 by  CX2 , RICOH
1
11/24 16:19
夕方で薄く染まる鳳凰三山
早朝出発前の小屋
2012年11月25日 05:20撮影 by  CX2 , RICOH
11/25 5:20
早朝出発前の小屋
ここが八合目御來迎場でしょうかね
2012年11月25日 06:04撮影 by  CX2 , RICOH
11/25 6:04
ここが八合目御來迎場でしょうかね
日の出が近い東の空
2012年11月25日 06:05撮影 by  CX2 , RICOH
1
11/25 6:05
日の出が近い東の空
見上げると岩に突き刺さった剣が見えます
2012年11月25日 06:18撮影 by  CX2 , RICOH
1
11/25 6:18
見上げると岩に突き刺さった剣が見えます
日の出直前
2012年11月25日 06:19撮影 by  CX2 , RICOH
11/25 6:19
日の出直前
鳳凰三山の後ろ、富士山の左側に日が出ました
2012年11月25日 06:29撮影 by  CX2 , RICOH
4
11/25 6:29
鳳凰三山の後ろ、富士山の左側に日が出ました
日の出で薄くピンクに染まる八ヶ岳
2012年11月25日 06:33撮影 by  CX2 , RICOH
11/25 6:33
日の出で薄くピンクに染まる八ヶ岳
北岳もピンクに染まってます
2012年11月25日 06:36撮影 by  CX2 , RICOH
4
11/25 6:36
北岳もピンクに染まってます
右上に頂上の祠が見えてきました。良く見ると先行者2名がいます。
2012年11月25日 06:58撮影 by  CX2 , RICOH
4
11/25 6:58
右上に頂上の祠が見えてきました。良く見ると先行者2名がいます。
山頂直前から 遥か向こうに北アルプス全景もクッキリ
2012年11月25日 06:58撮影 by  CX2 , RICOH
11/25 6:58
山頂直前から 遥か向こうに北アルプス全景もクッキリ
山頂手前で先行者をパスして山頂一番乗り! 眺望の無かった2年前のリベンジ達成です
2012年11月25日 07:12撮影 by  CX2 , RICOH
2
11/25 7:12
山頂手前で先行者をパスして山頂一番乗り! 眺望の無かった2年前のリベンジ達成です
鳳凰三山と富士山
2012年11月25日 07:12撮影 by  CX2 , RICOH
3
11/25 7:12
鳳凰三山と富士山
北岳とその奥につづく南アルプスの巨峰群
2012年11月25日 07:12撮影 by  CX2 , RICOH
1
11/25 7:12
北岳とその奥につづく南アルプスの巨峰群
甲斐駒山頂標識
2012年11月25日 07:13撮影 by  CX2 , RICOH
1
11/25 7:13
甲斐駒山頂標識
仙丈ヶ岳と右奥に恵那山
2012年11月25日 07:13撮影 by  CX2 , RICOH
2
11/25 7:13
仙丈ヶ岳と右奥に恵那山
山頂の三角点
2012年11月25日 07:13撮影 by  CX2 , RICOH
11/25 7:13
山頂の三角点
手前は鋸岳への稜線 遥か奥は北アルプス
2012年11月25日 07:13撮影 by  CX2 , RICOH
11/25 7:13
手前は鋸岳への稜線 遥か奥は北アルプス
奥秩父の山群
2012年11月25日 07:14撮影 by  CX2 , RICOH
11/25 7:14
奥秩父の山群
八ヶ岳
2012年11月25日 07:14撮影 by  CX2 , RICOH
1
11/25 7:14
八ヶ岳
2012年11月25日 07:15撮影 by  CX2 , RICOH
1
11/25 7:15
2012年11月25日 07:15撮影 by  CX2 , RICOH
1
11/25 7:15
中央アルプスと右奥に御嶽山
2012年11月25日 07:16撮影 by  CX2 , RICOH
11/25 7:16
中央アルプスと右奥に御嶽山
2012年11月25日 07:31撮影 by  CX2 , RICOH
1
11/25 7:31
2012年11月25日 07:31撮影 by  CX2 , RICOH
1
11/25 7:31
2012年11月25日 07:32撮影 by  CX2 , RICOH
11/25 7:32
2012年11月25日 07:32撮影 by  CX2 , RICOH
11/25 7:32
2012年11月25日 07:44撮影 by  CX2 , RICOH
1
11/25 7:44
2012年11月25日 07:44撮影 by  CX2 , RICOH
11/25 7:44
2012年11月25日 07:44撮影 by  CX2 , RICOH
11/25 7:44
2012年11月25日 07:45撮影 by  CX2 , RICOH
11/25 7:45
これが登ってきた黒戸尾根
2012年11月25日 07:45撮影 by  CX2 , RICOH
3
11/25 7:45
これが登ってきた黒戸尾根
北アルプスのズームアップ(後立山連峰)
2012年11月25日 07:45撮影 by  CX2 , RICOH
2
11/25 7:45
北アルプスのズームアップ(後立山連峰)
北アルプスのズームアップ(裏銀座から槍穂連峰)
2012年11月25日 07:45撮影 by  CX2 , RICOH
1
11/25 7:45
北アルプスのズームアップ(裏銀座から槍穂連峰)
乗鞍岳のズームアップ
2012年11月25日 07:45撮影 by  CX2 , RICOH
11/25 7:45
乗鞍岳のズームアップ
御嶽山とその奥に加賀の名峰・白山
2012年11月25日 07:45撮影 by  CX2 , RICOH
11/25 7:45
御嶽山とその奥に加賀の名峰・白山
2012年11月25日 07:59撮影 by  CX2 , RICOH
11/25 7:59
2012年11月25日 08:02撮影 by  CX2 , RICOH
1
11/25 8:02
2012年11月25日 08:18撮影 by  CX2 , RICOH
11/25 8:18
2012年11月25日 08:35撮影 by  CX2 , RICOH
11/25 8:35
2012年11月25日 10:29撮影 by  CX2 , RICOH
11/25 10:29
2012年11月25日 10:33撮影 by  CX2 , RICOH
1
11/25 10:33
2012年11月25日 11:23撮影 by  CX2 , RICOH
1
11/25 11:23
2012年11月25日 11:25撮影 by  CX2 , RICOH
11/25 11:25
2012年11月25日 11:27撮影 by  CX2 , RICOH
11/25 11:27
2012年11月25日 11:27撮影 by  CX2 , RICOH
11/25 11:27
2012年11月25日 12:10撮影 by  CX2 , RICOH
11/25 12:10
2012年11月25日 13:09撮影 by  CX2 , RICOH
11/25 13:09
2012年11月25日 13:14撮影 by  CX2 , RICOH
11/25 13:14
撮影機器:

感想

ちょうど2年前の11月後半連休。
登ってみたいと思っていた黒戸尾根をしかも初冬のアイゼン&ピッケルで登頂したんですが、残念ながら吹雪いて眺望ゼロで、どこをどう歩いたのかも判らない山行でした。

2年前の記録はコチラ
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-89127.html

必ずリベンジして雪山眺望を堪能したいとの想いを今回成し遂げることが出来ました。最高の雲ひとつない快晴、しかもほぼ無風の静かな山頂。夜明け前に出発して、途中で先行者をパスして、山頂一番乗りも果たせて、言うこと無しの山行となりました。

この時期のこのコース、なんといっても七丈小屋の存在が大きいです。予約不要で通年営業、しかもリーズナブルで暖かい。2年前に泊まった際の経験を活かし、自由に使えるヤカンのお湯を活かした食事構成や暖かな小屋にあわせた服装で、荷物も軽量化させ、そのぶん小屋までのアプローチでの凍結箇所対策に昨シーズン重宝したチェーンスパイクを持参。前回ヒヤヒヤした箇所もこれでラクラク通過。前回の経験をうまく活かす事ができました。

一番心配だったのが、前日までの悪天で山頂までのルートが消えてラッセルになる可能性。もしラッセルになりそうなら、小屋に泊まったメンバー全員で協力して何とか達成するしかないなとの思いで登山口を出発したのですが、途中ですれ違う下山者から、山頂までラッセルで道を作っといたとのお言葉を頂戴し、唯一の不安も解消。予想以上の好天と無風、こんな恵まれた山行を満喫しても良かったのかと思うぐらいの最高条件が山頂で揃いました。

小屋の宿泊者は8名。
電車で来たカップルさん、愛知からの女性2名組、アイスクライミングの偵察を兼ねた男性2名組、そしてソロ山行の私と同じくソロの男性(同じ千葉ということで意気投合)、ちょうど良い人数で和気藹々のリラックスした一晩を過ごすことが出来ました。

今回の一番の誤算は、帰りの渋滞。
連休最終日だったので、少しでも早めに高速に乗ろうと、速攻下山で温泉パスまでしたのに、早々からの事故渋滞からそのまま交通集中による渋滞へとなって、結局13時半に出発したのに、家には18時半到着。 2時間すこしのところに5時間もかかって「疲れ」が最後にドッと出ました。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1539人

コメント

こんばんは。。
リベンジ山行は快晴で良かったですね!
辛い尾根であるのに、また行きたくなる味わい深いルートというのは、ありそうでなかなかない魅力の山ですね。
私も今週末、仲間とテント泊で黒戸尾根を行く予定なのですが、七丈小屋の水場はまだ流れているのでしょうか?
七合目〜山頂までのルートで積雪は最大でどの程度あったでしょうか?
ご参考までにお聞かせ頂けますか?
2012/11/27 21:49
kazさん こんばんは。
羨ましいです

いいなあ 僕も行きたかった
仕事で世間様の三連休は壊滅でした・・  来週、晴れたらいいな

天気予報を見たらなんかビミョ〜ですね 出発直前まで天気予報とにらめっこします。
2012/11/27 22:14
七丈小屋があればこそのルートですね
>gooner3104さん
はじめまして。コメントありがとうございます。
テント泊で黒戸尾根ですかぁ、良いですね。七丈小屋前の水場の水はちゃんと流れていましたよ。積雪はちゃんとラッセルされていたので、全然大丈夫でしたが、前日にラッセルした方の話では山頂手前の深いところで腰あたりまでのラッセルだったらしいですよ。
今週末、晴れると良いですね。お気をつけて

>inoyasuさん
inoyasuさんが大好きな黒戸尾根、長大だけど歩き応えのある良い尾根ですよね。やはり七丈小屋が通年営業してるってことが有難いですね。
雪山シーズンが始まって、また機関車inoさんをお願いする機会がありそうです。その際は毎度の如くよろしくです
2012/11/27 22:31
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [2日]
甲斐駒ヶ岳〜黒戸尾根
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら