快晴の甲斐駒一番乗りで2年前の眺望リベンジ


- GPS
- 13:31
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 2,380m
- 下り
- 2,447m
コースタイム
駐車場9:00−10:33笹の平分岐10:50−12:35刀利天狗12:46−13:33五合目ー14:37七丈小屋(寝具付素泊4,500円)
11/25 歩行タイム 5時間58分(標準コースタイム8時間10分)
七丈小屋5:20−7:12甲斐駒山頂7:45−8:40七丈小屋9:57−10:33五合目ー11:07刀利天狗11:12−12:10笹の平分岐12:15−13:14駐車場
天候 | 24日 風が少々あったけど晴れ 25日 文句なしの微風快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
黒戸尾根は標高差2200mの長大な尾根ですが、昔から修験者や参拝者が甲斐駒ヶ岳に登るメインルートとして切り拓かれた道ですので、祠や道標などが多く、迷う心配の少ないコースです。 ●駐車場〜笹の平分岐 枯葉の積もる樹林帯のフカフカ道です。眺望はありません。 ●笹の平分岐〜刀利天狗 前半は樹林下の笹原歩きです。後半は細い尾根で、名物の刃渡りやクサリ場が出てきます。刃渡りは見た目にインパクトありますがしっかりしたクサリが設置してあるため安全に通過できます。眺望も良いです。 ●刀利天狗〜五合目 黒戸山の北斜面の巻き道となるため、この時期凍結箇所が多数あります。特に五合目への下り斜面(帰りは登り)は凍結しまくってます。アイゼン装着をおすすめします。 ●五合目〜七丈小屋 長い階段やクサリ場の多い、一番キツイ箇所です。 凍結箇所も多く、アイゼン装着は必須だと思います(特に帰りは)。 ●七丈小屋 管理人のいる通年営業小屋ですが、冬季は自炊素泊スタイルになります(1泊寝具持参3,500円、寝具付4,500円)。 ストーブがずっと点いているのでとても暖かい快適な小屋です。お湯は自由に使えますし、カップ麺や缶詰、ビールなども売っています。 テント場はちょっと離れていて、小屋から山頂方面に5分ほど登ったところにあります。テント設営の予備ペグや地ならし道具が置いてありました。 ●七丈小屋〜八合目 スタートから雪道です。眺望の良い尾根を九十九折にひたすら登ります。下りは景色を楽しみながら気持ち良く歩けます。 ●八合目〜山頂 前半は岩場でクサリ場もありますが、岩に足場が凹んでいて見た目よりも登りやすいです。後半は山頂を右上に見ながらの最後のひと登りです。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
ちょうど2年前の11月後半連休。
登ってみたいと思っていた黒戸尾根をしかも初冬のアイゼン&ピッケルで登頂したんですが、残念ながら吹雪いて眺望ゼロで、どこをどう歩いたのかも判らない山行でした。
2年前の記録はコチラ
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-89127.html
必ずリベンジして雪山眺望を堪能したいとの想いを今回成し遂げることが出来ました。最高の雲ひとつない快晴、しかもほぼ無風の静かな山頂。夜明け前に出発して、途中で先行者をパスして、山頂一番乗りも果たせて、言うこと無しの山行となりました。
この時期のこのコース、なんといっても七丈小屋の存在が大きいです。予約不要で通年営業、しかもリーズナブルで暖かい。2年前に泊まった際の経験を活かし、自由に使えるヤカンのお湯を活かした食事構成や暖かな小屋にあわせた服装で、荷物も軽量化させ、そのぶん小屋までのアプローチでの凍結箇所対策に昨シーズン重宝したチェーンスパイクを持参。前回ヒヤヒヤした箇所もこれでラクラク通過。前回の経験をうまく活かす事ができました。
一番心配だったのが、前日までの悪天で山頂までのルートが消えてラッセルになる可能性。もしラッセルになりそうなら、小屋に泊まったメンバー全員で協力して何とか達成するしかないなとの思いで登山口を出発したのですが、途中ですれ違う下山者から、山頂までラッセルで道を作っといたとのお言葉を頂戴し、唯一の不安も解消。予想以上の好天と無風、こんな恵まれた山行を満喫しても良かったのかと思うぐらいの最高条件が山頂で揃いました。
小屋の宿泊者は8名。
電車で来たカップルさん、愛知からの女性2名組、アイスクライミングの偵察を兼ねた男性2名組、そしてソロ山行の私と同じくソロの男性(同じ千葉ということで意気投合)、ちょうど良い人数で和気藹々のリラックスした一晩を過ごすことが出来ました。
今回の一番の誤算は、帰りの渋滞。
連休最終日だったので、少しでも早めに高速に乗ろうと、速攻下山で温泉パスまでしたのに、早々からの事故渋滞からそのまま交通集中による渋滞へとなって、結局13時半に出発したのに、家には18時半到着。 2時間すこしのところに5時間もかかって「疲れ」が最後にドッと出ました。
リベンジ山行は快晴で良かったですね!
辛い尾根であるのに、また行きたくなる味わい深いルートというのは、ありそうでなかなかない魅力の山ですね。
私も今週末、仲間とテント泊で黒戸尾根を行く予定なのですが、七丈小屋の水場はまだ流れているのでしょうか?
七合目〜山頂までのルートで積雪は最大でどの程度あったでしょうか?
ご参考までにお聞かせ頂けますか?
羨ましいです
いいなあ 僕も行きたかった
仕事で世間様の三連休は壊滅でした・・ 来週、晴れたらいいな
天気予報を見たらなんかビミョ〜ですね 出発直前まで天気予報とにらめっこします。
>gooner3104さん
はじめまして。コメントありがとうございます。
テント泊で黒戸尾根ですかぁ、良いですね。七丈小屋前の水場の水はちゃんと流れていましたよ。積雪はちゃんとラッセルされていたので、全然大丈夫でしたが、前日にラッセルした方の話では山頂手前の深いところで腰あたりまでのラッセルだったらしいですよ。
今週末、晴れると良いですね。お気をつけて
>inoyasuさん
inoyasuさんが大好きな黒戸尾根、長大だけど歩き応えのある良い尾根ですよね。やはり七丈小屋が通年営業してるってことが有難いですね。
雪山シーズンが始まって、また機関車inoさんをお願いする機会がありそうです。その際は毎度の如くよろしくです
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