【厚木7清川9】三叉路バス停から華厳橋バス停まで 謹慎中につき安全遊歩低空飛行のみ53 腹摺〜鍋嵐 + 森ノ岳をさがす旅
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 709m
- 下り
- 929m
コースタイム
6:50本厚木駅6:51→6:53本厚木駅バス停6:55→
7:41三叉路バス停7:50→7:51宮ヶ瀬北原交差点→7:52自販機7:59→8:10吹雪トンネル→8:18宮ヶ瀬霊園→8:37宮ヶ瀬平成の森→8:46長者屋敷キャンプ場入口→9:01国際一ノ瀬キャンプ場入口→9:08唐沢キャンプ場入口→9:13橋が下方に見えたので唐沢キャンプ場入口に戻る→9:16唐沢公園橋→9:18ハイキングコース入口→9:20沢の岩9:35→10:09木橋で対岸へ→10:17山ノ神10:23→10:23靴を脱いで対岸へ10:32→10:37黒岩10:40→10:49鹿柵手前10:56→11:39▲腹摺11:50→11:58 690m圏鞍部→12:06 710m圏急登坂→12:16南南東に下る尾根を合わせる→12:22▲770m圏峰→12:37▲鍋嵐12:47→13:01 730m圏鞍部→13:06▲750m圏峰→13:20巻き道分岐→13:24▲719m峰13:26→13:37▲740m圏峰→13:42 700m圏鞍部(巻き道分岐)13:46→13:48鍋嵐入口(物見峠0.4km標)13:54→14:02物見峠14:17→14:40三峰山分岐14:44→(3分間尾根偵察)→14:59ハイキングコースが南下するところにある標識の裏から尾根にのる→15:01▲430m圏峰15:02→15:07▲森ノ岳15:16→15:22鹿柵に入り東の尾根を下るが頂上に引き返す15:24→15:25南の鹿柵偵察15:26→15:31ハイキングコースに戻る→16:08煤ヶ谷0.5km標16:09→16:17寺家の舗装道路に下りる→17:17華厳橋バス停と上飯山バス停の間→
17:47本厚木バス停17:49→17:51(一服休憩)18:00→18:02本厚木駅18:04→
(14分間寄り道)→帰宅19:45
天候 | 曇り のち 霰 いちじ晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
【帰り】神奈中 華厳橋バス停と上飯山バス停の間→小田急 本厚木駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【 コース状況 】 三叉路バス停で下車して、目の前の宮ヶ瀬北原交差点を左折してから唐沢キャンプ場入口までは県道70号線を道なり。 程なく、唐沢公園橋を渡り、すぐに道標にしたがい左手のハイキングコースへとりつく。 途中、桟橋を7つ渡り、鹿柵を4回くぐるが、紛らわしい分岐などは一切無い。 やがて山ノ神が前方に見えると、すぐ目の前の川向こうに黒岩方面への道標があるので渡渉して右岸に出ると、黒岩は目と鼻の先。 登山道のようなものはないので黒岩の道標付近から登りだす。 左手から流れてくる稜線が目の前にあるので、えっちらおっちら北東に上る。 やがて鹿柵が出現するので左手に回り込み、尾根沿いに分かれた方の柵を左手に見ながら柵沿いを登る。一度だけ、鹿柵扉もくぐる。 北東〜東〜北東と、尾根伝いに上れば、腹摺の山頂部にたどり着くが、山名標のたぐいは発見できなかった。 腹摺からは東西へも尾根がのびているが、引き続き北東へとなだらかに下り、ゆるい鞍部を経て、かなり植生が邪魔なヤセ尾根を障害物競走しながらゆるやかに進むと、突然、目を疑いたくなるくらい目の前の尾根は急にそそり立つ。 はたして、ひぃひぃ泣きわめきながら登りきると、南南東に下ってゆくなだらかな尾根とぶつかるので、ここを左に折れる。ポイントには目印の赤テープがくくられていた。 さらに北へひと上りすると770m圏峰で西への尾根を分け、北東に尾根を伝いさらなるピークをひとつ越えて、あとひと踏ん張りで鍋嵐山頂に到達する。 鍋嵐から東の鞍部へもそこそこ急で、下りの苦手な私はへっぴり腰でスローモーションに下る。コースどりを確認したくなる箇所にはことごとく赤テープがくくられており、以降、719のピークまで紛らわしい分岐もなく、道も穏やかになる。 なお、719m峰の赤帽杭にはマジックで「719」と書かれていたため、位置確認も容易だ。 719で北への尾根を見送り、南東にゆるやかに下り、尾根に忠実に、東〜南東〜東とコースをとり、740m圏峰から南に下り730m圏で南へ下る尾根に別れを告げ、東進して、最後は据え置きロープで下った700m圏の鞍部の目の前のコブをひと登りすると、鍋嵐入口へとゴールインする。 1/25000では下りきったところで一般登山道と合流しているように見えるが、10m等高線の範囲内らしく、実際には鞍部が存在していた。右手にうっすらと巻き道もあったし、この鞍部のところで4分間ほど悩んだのだが(苦笑) 森ノ岳には、物見峠から煤ヶ谷への巻き道を進み、三峰分岐から降りてくる道を合わせ、ハイキングコースが南下するところにある標識の裏から尾根にのり、すぐに430m圏峰を経て、ゆるやかに5分ほど尾根を進めば煤ヶ谷雨量観測局の施設が鎮座する山頂へといざなわれる。 1/25000では、ここより北周りルートが記されているのだが、ルートのとっかかりを特定するには至らず、あまつさえ時間が時間なため、分岐へと戻って一般登山道を下り、煤ヶ谷手前の寺家集落から寺家の谷橋で右折して、さらに左折してバス通りに出て右折し、自由乗降区間ギリギリの上飯山バス停手前で追いかけてきた神奈中バスへと下山した。 【 危険箇所 】 皆無。 ただし、煤ヶ谷への一般登山道が随所でぬかるんでおり、また、落ち葉が降り積もっているところも多く、何とか転ばなかったものの7、8回くらい滑ったので、注意。 腹摺〜鍋嵐間の、710m圏から南南東に下る尾根を合わせるポイントまでの急登は、手を使わないと上れないくらいの斜度があるので、下りで使うなら要注意。 【 トイレ 】 唐沢公園橋。 【 休憩所 】 山の神広場、吹雪広場、山ノ神、物見峠、三峰山分岐、などなど。 【 飲食・買い物 】 三叉路の自販機にて、キャラメルミルクセーキ(100円)をいただく。 【 参考にさせていただいたサイト 】 NGW002(ヤマレコ) http://www.yamareco.com/modules/yamareco/userinfo-8852-prof.html 【 持参したガイド・地図 】 1/25000地図 厚木(国土地理院) 1/25000地図 上溝(国土地理院) 1/25000地図 大山(国土地理院) 1/25000地図 青野原(国土地理院) 山と高原地図2011 28丹沢(昭文社) ヤマケイアルペンガイド5 丹沢(山と渓谷社) 都市地図 神奈川県13 厚木市(1/16000 昭文社) 【 参考書 】 バリエーションハイキング(松浦隆康著 新ハイキング社) 【 失せ物 】 なし。 【 ゲットしたオタカラ 】 なし。 【 my初登頂かながわ 】 396 腹摺 710m 397 鍋嵐 817m 398 森ノ岳 436m 【 周辺の寄り道情報 】 飯山、高松山、萩野高取山、華厳山、秋葉山、煤ヶ谷秋葉山、煤ヶ谷高取山、半原高取山、福神山、などなど。 |
写真
感想
【 反省 】
春にたてた企画段階では、相当にゴージャスな計画であったし、つい最近まで大山北尾根から一ノ沢峠を経て黒岩にとりつく予定だったルートを安全第一で最短のコースに書き換えたのがようよう前夜になってからであったが、時間的にも体力的にも余裕があったせいなのか、のんびり亀歩きに終始できたこともあり、まるで自信も無く、撤退覚悟でとりついた、憧れの「鍋嵐ルート」を、一度も道迷いせずに達成できたので、当然、特に反省点はなし。
さらに、森ノ岳からも安全第一で一般登山道に戻ったし、私的には上出来であろ。
体力的にはもてあまし気味であったが、ハードルを考えれば致し方あるまい。
【 教訓 】
余裕こそが最大の武器である。
初心忘れるべからず。
【 感想 】
幾たびか出かけようと思いつつも断念しつづけてきた黒岩〜腹摺〜鍋嵐ルートを攻略できた、という事実にまずは乾杯。
今回は初挑戦なので、ルート半ばでも腹摺まで行き着ければ上出来と、肩の力を抜いて歩けたのが、結果としては好かったのかもしれない。
芋ノ沢ノ頭〜裸山丸とか、
戸沢ノ頭〜遠見山〜穴ノ平沢ノ頭とか、
はたまた、石垣山〜前聖岳〜聖岳〜白銀山とか、
とかに比べたらいちばん楽そうだったので、挑戦してみたのだが。
いきなり朝一で三叉路バス停で降りたとき、挨拶を交わさせていただいた方が、なんと鍋嵐経験者で、しかも同一ルートを通ったことがあり、アドバイスと激励までいただき、「黒岩〜鍋嵐は相当にハードでコース全体もルートファインディングが難しい」とのお言葉もいただき、ますます肩の力が抜けた。
達成しなきゃと思えば思うほど力んでしまい、結果として慌てるハメになることが多いのだが、今回は偵察気分で歩き始められたのも、多分にこのハイカーさまとの出逢いが大きかった気がする。長話をして別れたあと、さらにすぐ近くの自販機でのんびり一服する気持ちになれたのも、めぐり合わせであろう。チャリ担いだハイカーさまに超感謝。
取り柄は無いが、運だけはやたらに強いの私である。
ともあれ、のんびり行こう、と決めた。
宮ヶ瀬湖が超美しかった。
その背後に連なる山々にもいつかお邪魔したいと思った。
唐沢公園橋からのとりつき口に、噂通り「黒岩〜物見峠は通行禁止」の注意書きがあったが、山ノ神までは悪路もなく、心地よく歩けた。ただし、桟橋に積もった落ち葉が雪で濡れていたので細心をそそいだけど。
山ノ神から右岸への渡渉は、迷った挙句、比較的に流れがゆるやかなところを靴下と靴を脱いで渡った。水量は脹脛程度だったし、ほんの数メートルながら、思いっきり冷たかった。蛭の活動期ならどうしていただろうか。
さておき、黒岩から腹摺までは、1/25000の示す尾根筋を忠実に辿った。
参考書によれば迂回地点も多いのだが、一箇所鹿柵コーナーに追い詰められ「あへあへ〜」と思ったものの振り向くとわずか下方に扉があって、よかったね、の幸運を除き、あとは全行程尾根筋を歩いた。
斜度がきつい箇所ではジグザグに歩いたりできるほどコースどりは自由度が高かった。
平坦な箇所はなく、上りっぱなしで腹摺に到達し、最低限の目標は達成できたので、さらに気が楽になる。
しっかり地図を見ながら何度も100均コンパスと分度器を合わせる。これほどマメに地図を確認するのは珍しい。
なだらかな尾根を下り、鞍部へ降りて、景観をたのしみ、おだやかに上りはじめ、やったら出しゃばりな植生に少々苦戦しながらも萌え、鼻歌混じり。
だが、しかぁしッ!
残酷な天使のテーゼ?
「ここ、上るんですかぁ?」
と、思わずうなった。
最初は地図もコンパスもステッキも持って上りはじめたのだが、かなりズルズルくるのでステッキ以外は収納した。
ひぃひぃ鳴きながら、ところかまわず植生やら根っこやら岩やらを手がかりにして上っているうちにふと気づいた。
「ステッキも邪魔じゃね?」
ただ持っているだけだったステッキをしまうタイミングを計っているうちに、なだらかな尾根との合流点に出た(苦笑)
さらにえっちらおっちら上り、程なく770m圏峰にたどり着いてからも、紛らわしい分岐は無く、尾根筋が明確なため読図は比較的楽な部類だった。
無論、要所要所にくくられた赤テープのたすけも絶大だったし、719m峰に記載があったのも大きな安心材料になったことは、言うまでも無い。
尾根は細いし、わずか40mほどとの標高差とはいえ710m圏からの急登坂もコワイので、悪天候ならとてもじゃないけど、読図初級の私には絶好のコースだった。
心配した雪も、雛あられ程度ですんだので、乙。
目標その2の森ノ岳は、雨量観測局の施設が鎮座していたり、休憩に適したコンクリート板があったりして、それなりに萌えられて、よかったね。
ともあれ、奇跡的に道迷いもなく、気持ち悪いほど完璧な一日でありましたとさ。
横浜駅で崎陽軒のシュウマイを購入して、帰宅後、自らを祝った。
でも、今回のことは多分に、たくさんの偶然と幸運が重なっただけなので、初心を忘れず、一歩ずつ、亀のように進めたらいいな。
本日も無事帰還できて、山の神さま、ありがとね。
記録を残してくれる御先達の皆皆さまに多謝。
チャリンコハイカーさま、ありがとね。
よかったね。
ありがとね。
【 2012.12.3追記 】
hirokok510さま、ありがとね。
【 一年を振り返って ( ハイキング一周年からすでに3週間が経過してしまったが… ) 】
過去を振り返るのは趣味じゃないし、いつだって前だけを見つめていたいし、そんなことをしても大概、鬱になるだけなので振り返りたくもないのだが、大切なことを忘れてしまうのは自らの成長を放棄することにたがわず、よってここに記すものなり。
でも、めんどいので、ざっと。
【 恐怖体験 】
4度目のハイキングで、地図も持たずに三浦丘陵の逗葉山塊に入り、挙句の果て、間違った道を教えてもらい、初めて「遭難」を意識した。(2011年11月17日)
畠山へのピストンの帰路に分岐を間違えて、枯れ沢に向かうヤセた道に入り込んで、「こんな怖いとこ通ったっけ?」と疑問に感じながらも突き進んでしまって、初めて「滑落」を意識した。(2011年11月28日)
分岐を間違えたロスタイムがひびいて、最後の下りでライト点灯と相成ったのだが、さらに道標に釣られて判りにくいコースへと進入してしまい、真っ暗闇で目標物が皆無となり、「遭難」を強く意識した。(2011年12月15日)
不動尻1.4km標ベンチから先のザレた下りで滑り、転びそうになったのを踏ん張ったため勢いがつき、結果、崖間際までステップしてしまって、「死ぬ」かと思った。(2012年01月08日)
佃嵐崎の橋が壊れていて、超怖かった。(2012年01月24日)
荒崎弁天島周遊の最後の壁が、超怖かった。(2012年01月24日)
採掘場への階段は勢いで上ってしまったけど、下りは超怖くて、ほとんど四つん這い状態だった。(2012年02月09日)
海岸線シリーズの立石手前は絶えず排水溝から流れ落ちる水で慎重に歩いても滑るし、心の底から怖かった。(2012年03月03日)
読図を始めたばかりだというのに、バリルートで携帯で話ながら歩いていたら完全に立ち居地をロストした。にもかかわらずそのまま進み、ヒヤヒヤだった。(2012年03月15日)
ルート246の谷峨〜山北は歩道が超狭くてガードレールも無いのに、あまつさえひっきりなしにトラックが爆走しているので地獄道であった。(2012年04月04)
三角山から岳ノ台まで蛭の集中攻撃を受けて、怖くはないけど泣きたくなった。(2012年06月11日)
水分不足で脱水症状を起こし、ぱーぺきフラフラになった。(2012年09月05日)
山頂へ直登したら帰路がわからなくなり、挙句の果てにコンパスの見方すら誤って、南のはずが北へ向かっていた。最悪、山頂で朝まで過ごす覚悟はした。(2012年10月09日)
【 大失敗 】
あまりにも恥ずかしいので心の中で並べるにとどめた。
【 いままで登った萌え山頂(景観+雰囲気+居心地+鞍部までの歩き心地)20傑 】
1 鬼ヶ岩ノ頭(相模原市/山北町)
2 台ヶ岳(箱根町)
3 駒ケ岳(箱根町)
4 鍋嵐(清川村)
5 蛭ヶ岳(相模原市/山北町)
6 不動ノ峰(相模原市/山北町)
7 荒崎弁天島(横須賀市)
8 黒岳(箱根町/裾野市)
9 棚沢ノ頭(相模原市/山北町)
10 前大室(山北町/道志村)
11 シダンゴ山(松田町)
12 鉄砲木ノ頭(山北町/山中湖村)
13 ミツバ岳(山北町)
14 権現山(秦野市)
15 八坂山(相模原市)
16 鷹取山(横須賀市/逗子市)
17 仏果山(愛川町/清川村)
18 鋸山(富津市/鋸南町)
19 明神ヶ岳(南足柄市/箱根町)
20 塔ノ岳(秦野市/山北町/清川村)
20 雨降山(厚木市/伊勢原市)
【 萌えコース10傑 】
1 寄〜栗ノ木洞〜塔ノ岳〜蛭ヶ岳
2 寄〜シダンゴ山〜雨山〜雨山峠〜寄
3 鎌倉七福神巡礼+8峰登頂コース
4 丸岳〜箱根峠
5 雨崎〜大浦
6 油壺周遊
7 鳥居前〜エボシ山〜雨降山〜上野ノ頭
8 ミツバ岳〜権現山〜屏風岩山〜畦ヶ丸〜善六山
7 堂所山〜仙洞寺山〜三角山〜茨菰山
9 京塚山〜石楯山〜鶴島金剛山〜名倉金剛山〜日蓮金剛山〜八坂山〜鉢岡山〜宝山
10 神武寺山〜鷹取山〜田浦梅の里〜塚山〜畠山〜大沢山
【 2年目の目標 】
1年目にあげた目標が何も達成されていないので、継続。
ほか、冬場は千葉の山、夏場は関東百名山にも少しずつでかけたいかも。
ハイキング1周年を記念して、謹慎を解こうという案もあったが、いまのところ謹慎中が暴走への抑止力になっているので、生涯謹慎中予定。
【 こんな最果てまで来てくださる方へ 】
誰かの参考になるような力量はないけど、反面教師にしてくださいまし。
御精読感謝。
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