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Yamareco

記録ID: 251195
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

まさかのラッセル地獄、北八・天狗岳敗退

2012年12月07日(金) 〜 2012年12月08日(土)
 - 拍手
GPS
26:40
距離
11.2km
登り
897m
下り
892m

コースタイム

12月7日
唐沢鉱泉    10:00
渋ノ湯分岐   11:30-11:40
黒百合ヒュッテ 12:40
中山展望台まで散歩(?)登り40分・下り30分

12月8日
黒百合ヒュッテ 7:45
中山峠から稜線を天狗岳に向け上るも2580m地点で断念 10:15
黒百合ヒュッテ 11:00-11:30
渋ノ湯分岐   11:55
唐沢鉱泉    12:40
天候 7日:晴れ〜曇り
8日:風雪
過去天気図(気象庁) 2012年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
【唐沢鉱泉無料駐車場】
*除雪されており余裕で駐車出来ます。
*道路は三井の森別荘地より上は圧雪ですが、除雪されており4駆で無くても上れます。(もちろんスタッドレスやタイヤチェーンは必要です)
*本日13時、駐車場の気温はマイナス8度でした。バッテリーが弱っている車は要注意です。
コース状況/
危険箇所等
唐沢鉱泉からずっと雪道です。黒百合ヒュッテ(中山峠)までアイゼン・ピッケルは不要ですがストックが有った方が歩きやすいです。
中山峠から中山・中山展望台までも樹林帯ですのでアイゼン・ピッケルは不要ですが、今日(8日)はワカンが必要な状態でした。
中山峠から天狗岳はアイゼン・ピッケルが必要ですが、今日(8日)はトレースが無く吹きだまりでは腰までのラッセルになります。やはりワカンが必要です。(私は持って行かなかった為途中で断念しました。
稜線の東側は切り立った崖ですので要注意です。
予約できる山小屋
黒百合ヒュッテ
唐沢鉱泉無料駐車場、7日は5台ほど止まっていました。(小屋泊まりですので装備は少なめです)
2012年12月08日 20:55撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
12/8 20:55
唐沢鉱泉無料駐車場、7日は5台ほど止まっていました。(小屋泊まりですので装備は少なめです)
午前中は良い天気でした
2012年12月08日 19:57撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
12/8 19:57
午前中は良い天気でした
なかなか立派な唐沢鉱泉です。
2012年12月08日 19:57撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
12/8 19:57
なかなか立派な唐沢鉱泉です。
気持ちの良い雪道を歩き始めます
2012年12月08日 19:57撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
12/8 19:57
気持ちの良い雪道を歩き始めます
道標もしっかりしていますので安心です
2012年12月08日 19:57撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
12/8 19:57
道標もしっかりしていますので安心です
この橋を渡ると山道です
2012年12月08日 19:57撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
12/8 19:57
この橋を渡ると山道です
樹林帯を緩やかに登ります
2012年12月08日 19:57撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
12/8 19:57
樹林帯を緩やかに登ります
気持ちの良い雪道が続きます(人気のあるコースなので休日でしたらトレースが付いていると思います)
2012年12月08日 20:00撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
12/8 20:00
気持ちの良い雪道が続きます(人気のあるコースなので休日でしたらトレースが付いていると思います)
途中、要所には道標が完備しています
2012年12月08日 20:00撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
12/8 20:00
途中、要所には道標が完備しています
登りがきつくなると渋ノ湯分岐は近いです
2012年12月08日 20:00撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
12/8 20:00
登りがきつくなると渋ノ湯分岐は近いです
途中、要所には道標が完備しています
2012年12月08日 20:00撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
12/8 20:00
途中、要所には道標が完備しています
渋ノ湯分岐、尾根の上ではなく樹林帯です
2012年12月08日 20:00撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
12/8 20:00
渋ノ湯分岐、尾根の上ではなく樹林帯です
登るにつれて雪が増えますが渋ノ湯からの登山者を合わさるので、更にトレースはしっかりします
2012年12月08日 20:00撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
12/8 20:00
登るにつれて雪が増えますが渋ノ湯からの登山者を合わさるので、更にトレースはしっかりします
夏道の岩が隠れて歩きやすくなっています。木製や金属製の桟橋にも雪が積もって見分けが付きにくくなっていますので、桟橋から落ちない様注意が必要です
2012年12月08日 20:00撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
12/8 20:00
夏道の岩が隠れて歩きやすくなっています。木製や金属製の桟橋にも雪が積もって見分けが付きにくくなっていますので、桟橋から落ちない様注意が必要です
前方が開けると突然黒百合ヒュッテが現れます
2012年12月08日 20:00撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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12/8 20:00
前方が開けると突然黒百合ヒュッテが現れます
本当快適で気持ちの良い小屋でした(ちなみに7日の宿泊は2名のみ)
2012年12月08日 20:00撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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12/8 20:00
本当快適で気持ちの良い小屋でした(ちなみに7日の宿泊は2名のみ)
黒百合ヒュッテから天狗岳方面、こちらは稜線ルートではなく天狗の奥庭経由のルート
2012年12月08日 20:00撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
12/8 20:00
黒百合ヒュッテから天狗岳方面、こちらは稜線ルートではなく天狗の奥庭経由のルート
時間があるので中山展望台まで散歩に行きます
2012年12月08日 20:00撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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12/8 20:00
時間があるので中山展望台まで散歩に行きます
中山峠。樹林帯ですが東側(小海線側)の展望が開けます
2012年12月08日 20:00撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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12/8 20:00
中山峠。樹林帯ですが東側(小海線側)の展望が開けます
中山峠から一登りで稲子岳がよく見える場所が有ります
2012年12月08日 20:00撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
12/8 20:00
中山峠から一登りで稲子岳がよく見える場所が有ります
同じ場所から天狗岳方面を、残念ながら山頂は雲の中
2012年12月08日 20:00撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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12/8 20:00
同じ場所から天狗岳方面を、残念ながら山頂は雲の中
中山を目指して進みます
2012年12月08日 20:00撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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中山を目指して進みます
途中にゅうへの分岐があります(トレースは有りませんでした)
2012年12月08日 20:00撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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12/8 20:00
途中にゅうへの分岐があります(トレースは有りませんでした)
にゅう。かわいらしい岩の突起です
2012年12月08日 20:00撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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12/8 20:00
にゅう。かわいらしい岩の突起です
雪深くなった道を中山目指して進みます
2012年12月08日 20:00撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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12/8 20:00
雪深くなった道を中山目指して進みます
唐突に山頂の標識が現れます(平坦な樹林帯の山頂です)
2012年12月08日 20:00撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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12/8 20:00
唐突に山頂の標識が現れます(平坦な樹林帯の山頂です)
中山山頂を過ぎ高見石方面へ少し下ると展望台に着きます。北八の峰々蓼科山がよく見えます(今日は雲の中でしたが・・)
2012年12月08日 20:00撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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12/8 20:00
中山山頂を過ぎ高見石方面へ少し下ると展望台に着きます。北八の峰々蓼科山がよく見えます(今日は雲の中でしたが・・)
意外に風が強く気温も低い(このときマイナス15度)ので、エビのしっぽ(霧氷)がきれいです
2012年12月08日 20:00撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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12/8 20:00
意外に風が強く気温も低い(このときマイナス15度)ので、エビのしっぽ(霧氷)がきれいです
本日(8日)朝の中山峠です。昨日とは一変して風雪が荒れ狂い厳しい表情です
2012年12月08日 20:00撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
12/8 20:00
本日(8日)朝の中山峠です。昨日とは一変して風雪が荒れ狂い厳しい表情です
中山峠から稜線を天狗岳に、向かいます。前途多難を予想・・・・・。
2012年12月08日 20:00撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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12/8 20:00
中山峠から稜線を天狗岳に、向かいます。前途多難を予想・・・・・。
なんにも見えません(これでも一番良いときに写しました)
2012年12月08日 20:00撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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12/8 20:00
なんにも見えません(これでも一番良いときに写しました)
中山峠から2時間半、標高2580m地点で無念の敗退です。結局使うことのなかったピッケルが寂しげです・・・。
2012年12月08日 20:00撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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12/8 20:00
中山峠から2時間半、標高2580m地点で無念の敗退です。結局使うことのなかったピッケルが寂しげです・・・。
駐車場に戻るとこんな状況になっていました。(ちなみに敗退地点からは低温でデジカメが動かなくなってしまい下山中の写真は有りません)
2012年12月08日 20:00撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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12/8 20:00
駐車場に戻るとこんな状況になっていました。(ちなみに敗退地点からは低温でデジカメが動かなくなってしまい下山中の写真は有りません)
唐沢鉱泉から今降りてきた山を望む。「引き返して来て正解」と自分を慰めました。
2012年12月08日 20:00撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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12/8 20:00
唐沢鉱泉から今降りてきた山を望む。「引き返して来て正解」と自分を慰めました。
帰りの温泉から山を見ると・・・・・?!なんで今晴れるんだよ〜
2012年12月08日 20:00撮影 by  NIKON D5100, NIKON CORPORATION
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12/8 20:00
帰りの温泉から山を見ると・・・・・?!なんで今晴れるんだよ〜
撮影機器:

感想

今年の冬山の足慣らしに、定番の北八・天狗岳に行ってきました。(実際に山頂まで登ったのは中山だけですが・・・)
人気の山小屋「黒百合ヒュッテ」は噂通り快適で、外は吹雪いていましたが小屋の中は暖かく、夜寝ている時も全然寒くなくて熟睡出来ました。
ちなみに7日金曜日の宿泊は2名だけ、ほとんど貸し切り状態でした。
夕方5時過ぎ夕食中に地震発生、山では地震があってもあまり揺れは感じないのですがこのときはいやな感じの揺れがしばらく続き、「これはまずいかも」と思いました。
幸いこの小屋はDOCOMOの携帯はバリ3で電波が来ているので、すぐに自宅に電話し安心できました。

さて、本題。
今回は冬山足慣らしで山小屋泊まりの気安さから、甘く見てしまいワカンを持たずに行く、と言う失態を犯してしまいました。
12月の初めならまだ大丈夫との甘い考えが根底にあったと思います。結果は夏道なら1時間ちょっとのところを2時間以上かけてラッセル、積雪は吹きだまりでは腰までありました。30分ほど前に先行者が居たのですが、強風と積雪でトレースは完全に消えており、視界も極端に悪い中ルートを選びながら一人で黙々とラッセル、今年の締めくくりに山行として何とか山頂に立とうと思ったのですが、天気も悪くなる一方でしたので、「勇気ある撤退」と自分を納得させて2580m地点(持参の高度計表示)にて引き返しました。
本当はこれ以上時間がかかると、帰りにゆっくり温泉につかる時間が無くなるとの「大人の理由」だったのですが・・・(笑)
山頂には行けませんでしたが、久しぶりの雪山を満喫出来たので楽しい山行でした。
来年もがんばろう!

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