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Yamareco

記録ID: 252412
全員に公開
雪山ハイキング
八ヶ岳・蓼科

超絶景の雪の美ヶ原を麓から登ってみた & おまけで八方尾根でスキー初滑り [三城-ダテ河原-王ヶ鼻-王ヶ頭-塩くれ場-百曲-三城]

2012年12月13日(木) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:35
距離
10.6km
登り
683m
下り
672m

コースタイム

07:50 三城いこいの広場 駐車場
 ↓  0h05
07:55 ダテ河原登山口
 ↓  0h30【ダテ河原ルート】
08:25 林道出合
08:35
 ↓  0h20
08:55 山小屋跡?
09:05
 ↓  1h00
10:05 美ヶ原高原ロングトレイル出合
 ↓  0h30
10:35 王ヶ鼻 ▲
11:00
 ↓  0h30
11:30 王ヶ頭 ▲
11:35
 ↓  0h35
12:10 塩くれ場
 ↓  0h10
12:20 下降点(美ヶ原高原ロングトレイル分岐)
 ↓  0h35【百曲ルート】
12:55 広小場
13:00
 ↓  0h25
13:25 三城いこいの広場 駐車場
天候 超快晴・無風&超展望
過去天気図(気象庁) 2012年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
●駐車場&アクセス道
三城いこいの広場の無料駐車場を利用。
松本市街から扉峠へと続くアザレアラインは冬期閉鎖されますが、三城までは入れます。山道なのでスタッドレスは必須ですが、4WDでなくても大丈夫だと思います。
コース状況/
危険箇所等
●道の状況
道標のしっかり整備されており、赤テープなどもありましたのでおそらく迷う事はないと思いますが、積雪直後で踏み跡がない場合は注意が必要です。

●トイレの状況
三城いこいの広場の駐車場および美ヶ原の公衆トイレは冬期閉鎖中でした。借りるとすれば、王ヶ頭ホテルくらいでしょうか。
松本市街地を流れる薄川(すすきがわ)から見える美ヶ原。30分で登れる百名山なんて不遇な扱いをされてますが、立派な山なんですよ!みなさん!!(松本生まれの心の叫び〜)
2012年12月13日 07:01撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 7:01
松本市街地を流れる薄川(すすきがわ)から見える美ヶ原。30分で登れる百名山なんて不遇な扱いをされてますが、立派な山なんですよ!みなさん!!(松本生まれの心の叫び〜)
で、振り返れば朝焼けに染まる北アルプス。
常念がクッキリです。
2012年12月13日 07:02撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 7:02
で、振り返れば朝焼けに染まる北アルプス。
常念がクッキリです。
登山口の三城(さんじろ)いこいの広場に到着。
2012年12月13日 07:47撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
12/13 7:47
登山口の三城(さんじろ)いこいの広場に到着。
松本側からの美ヶ原登山ルートはいくつもあります。
今日はダテ河原ルートを登り、百曲がりルートか、体力気力があれば茶臼山ルートを下山します。
2012年12月13日 07:48撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 7:48
松本側からの美ヶ原登山ルートはいくつもあります。
今日はダテ河原ルートを登り、百曲がりルートか、体力気力があれば茶臼山ルートを下山します。
カモシカとご対面〜。
人生初のカモシカさんです。
完全に睨まれてます。。。
2012年12月13日 07:51撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 7:51
カモシカとご対面〜。
人生初のカモシカさんです。
完全に睨まれてます。。。
いこいの広場からダテ河原ルート登山口へは、車道を5分くらい下ります。
前方にこれから登る王ヶ頭の鉄塔群が見えます。
2012年12月13日 07:53撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
12/13 7:53
いこいの広場からダテ河原ルート登山口へは、車道を5分くらい下ります。
前方にこれから登る王ヶ頭の鉄塔群が見えます。
三城牧場から王ヶ頭。
こうやって見るとすぐ登れそうですが、結構時間かかります。
2012年12月13日 07:55撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 7:55
三城牧場から王ヶ頭。
こうやって見るとすぐ登れそうですが、結構時間かかります。
ダテ河原の登山口に到着。
2012年12月13日 07:56撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
12/13 7:56
ダテ河原の登山口に到着。
歩きだしはこんな感じ。
積雪は5-10cmといったところでしょうか。
前日に歩いたと思われる登山者の足跡があったので、ひと安心。迷う事はなさそうです。
2012年12月13日 08:05撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
12/13 8:05
歩きだしはこんな感じ。
積雪は5-10cmといったところでしょうか。
前日に歩いたと思われる登山者の足跡があったので、ひと安心。迷う事はなさそうです。
しっかし、いい天気!!
2012年12月13日 08:32撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 8:32
しっかし、いい天気!!
林道出合い。
山と高原地図には林道の記載はないのですが、東に90度曲がる個所と思われます。
2012年12月13日 08:35撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 8:35
林道出合い。
山と高原地図には林道の記載はないのですが、東に90度曲がる個所と思われます。
しばし林道歩きが続きます。
2012年12月13日 08:35撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 8:35
しばし林道歩きが続きます。
茶臼山方面から日が差し込みます。
2012年12月13日 08:40撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 8:40
茶臼山方面から日が差し込みます。
重さを全く感じないフッカフカのパウダースノー。
2012年12月13日 08:41撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 8:41
重さを全く感じないフッカフカのパウダースノー。
積雪は足首くらいです。
2012年12月13日 08:43撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 8:43
積雪は足首くらいです。
林道歩きを終え、再び直登していると、山小屋らしきものが。
2012年12月13日 08:58撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
12/13 8:58
林道歩きを終え、再び直登していると、山小屋らしきものが。
鍵が開いていたので入ってみると、御嶽教のご神体?らしきものが祭られていました。
美ヶ原の王ヶ頭と王ヶ鼻は御嶽教のご神体でもあります。

ここから急登になるので場所をお借りしてアイゼンを装着します。
2012年12月13日 08:59撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 8:59
鍵が開いていたので入ってみると、御嶽教のご神体?らしきものが祭られていました。
美ヶ原の王ヶ頭と王ヶ鼻は御嶽教のご神体でもあります。

ここから急登になるので場所をお借りしてアイゼンを装着します。
アイゼンをつけて急登をエッチラオッチラ登っていると、御嶽山登場〜!
2012年12月13日 09:25撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 9:25
アイゼンをつけて急登をエッチラオッチラ登っていると、御嶽山登場〜!
なんだかカッコイイ岩場だ。
2012年12月13日 09:30撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 9:30
なんだかカッコイイ岩場だ。
御嶽の横に乗鞍岳と、
2012年12月13日 09:32撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 9:32
御嶽の横に乗鞍岳と、
中央アルプスが登場〜!

いやぁ絶景かな絶景かな。
2012年12月13日 09:40撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 9:40
中央アルプスが登場〜!

いやぁ絶景かな絶景かな。
快晴無風。ほんとこれ以上ない天気です。
2012年12月13日 09:42撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 9:42
快晴無風。ほんとこれ以上ない天気です。
南アルプスも登場です〜
2012年12月13日 09:43撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 9:43
南アルプスも登場です〜
眼下には登り始めた三城牧場が。
木が生えてなかったら、かなり怖い傾斜です。
2012年12月13日 09:44撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
12/13 9:44
眼下には登り始めた三城牧場が。
木が生えてなかったら、かなり怖い傾斜です。
いちいち絶景ばかりなので、急登も苦になりません。
2012年12月13日 09:46撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
12/13 9:46
いちいち絶景ばかりなので、急登も苦になりません。
急斜面をジグザグにトラバースしながら登ります。
2012年12月13日 09:47撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 9:47
急斜面をジグザグにトラバースしながら登ります。
美ヶ原の台地が見えてきました。
2012年12月13日 09:51撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 9:51
美ヶ原の台地が見えてきました。
頂上に近づくにつれ雪もたっぷり。
2012年12月13日 09:52撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 9:52
頂上に近づくにつれ雪もたっぷり。
雪をくぐりぬけ歩きます。
落ちてくるなよ〜
2012年12月13日 09:52撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 9:52
雪をくぐりぬけ歩きます。
落ちてくるなよ〜
御嶽、乗鞍の超絶景。あとちょっとで槍穂高も見えそうです。
2012年12月13日 09:54撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 9:54
御嶽、乗鞍の超絶景。あとちょっとで槍穂高も見えそうです。
フッカフカのパウダースノー
2012年12月13日 10:03撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 10:03
フッカフカのパウダースノー
ここでお約束の影自撮り
2012年12月13日 10:00撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 10:00
ここでお約束の影自撮り
森林限界を超え頂上部が見えてきました。
2012年12月13日 09:59撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 9:59
森林限界を超え頂上部が見えてきました。
今年の夏に開通したばかりの美ヶ原高原ロングトレイルとの出合。
2012年12月13日 10:06撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
12/13 10:06
今年の夏に開通したばかりの美ヶ原高原ロングトレイルとの出合。
ここから直登すれば王ヶ頭ですが、
2012年12月13日 10:01撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 10:01
ここから直登すれば王ヶ頭ですが、
先に王ヶ鼻へ行くことにします。
でもここからはトレースなし。
ラッセル頑張ります!
2012年12月13日 10:07撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 10:07
先に王ヶ鼻へ行くことにします。
でもここからはトレースなし。
ラッセル頑張ります!
振り返れば八ヶ岳が!

最初は楽だったラッセルも進むにつれ膝丈くらいに。
2012年12月13日 10:15撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 10:15
振り返れば八ヶ岳が!

最初は楽だったラッセルも進むにつれ膝丈くらいに。
こんな感じです。
2012年12月13日 10:19撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 10:19
こんな感じです。
そして前方には北アルプスが。
雪を抱いた姿は、やっぱ格別です。
2012年12月13日 10:21撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 10:21
そして前方には北アルプスが。
雪を抱いた姿は、やっぱ格別です。
今年最後の〆が、こんないい天気で良かった。
去年はほぼ毎回雨に降られましたが、今年はホントいい天気続きでした。
2012年12月13日 10:32撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 10:32
今年最後の〆が、こんないい天気で良かった。
去年はほぼ毎回雨に降られましたが、今年はホントいい天気続きでした。
王ヶ鼻2008mに到着〜。
槍穂高ど〜ん!
2012年12月13日 10:41撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 10:41
王ヶ鼻2008mに到着〜。
槍穂高ど〜ん!
後立山もどーん!
2012年12月13日 10:41撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 10:41
後立山もどーん!
白馬三山〜八ヶ岳までの大パノラマ!
いったいこの中に百名山はいくつあるんでしょうか。
2012年12月13日 10:40撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 7.0 HD, Panasonic
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12/13 10:40
白馬三山〜八ヶ岳までの大パノラマ!
いったいこの中に百名山はいくつあるんでしょうか。
御嶽教の石仏群。
2012年12月13日 10:42撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 10:42
御嶽教の石仏群。
王ヶ鼻でゆっくりした後、王ヶ頭に向かいます。
2012年12月13日 11:09撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 11:09
王ヶ鼻でゆっくりした後、王ヶ頭に向かいます。
凍結した王ヶ頭のテレビ塔群。
2012年12月13日 11:25撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 11:25
凍結した王ヶ頭のテレビ塔群。
王ヶ頭2034mに到着。
王ヶ頭の御嶽教の石仏は、御嶽山に向かって立っているそうです。
2012年12月13日 11:28撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 11:28
王ヶ頭2034mに到着。
王ヶ頭の御嶽教の石仏は、御嶽山に向かって立っているそうです。
王ヶ頭ホテル。
一度泊まった事がありますが、ホスピタリティーあふれる素晴らしいホテルです。
とくに絶景の展望風呂が素晴らしいです。
2012年12月13日 11:34撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 11:34
王ヶ頭ホテル。
一度泊まった事がありますが、ホスピタリティーあふれる素晴らしいホテルです。
とくに絶景の展望風呂が素晴らしいです。
美ヶ原の雪原の彼方に見える八ヶ岳と南アルプス。
スノーシューを楽しむにはまだちょっと早い感じですね。
2012年12月13日 11:39撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 11:39
美ヶ原の雪原の彼方に見える八ヶ岳と南アルプス。
スノーシューを楽しむにはまだちょっと早い感じですね。
こちらは浅間山。ちょっとガスに隠れてます。
2012年12月13日 11:41撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
12/13 11:41
こちらは浅間山。ちょっとガスに隠れてます。
尾崎喜八が詠った美ヶ原溶岩台地の一節
〜登りついて不意に開けた眼前の光景に、しばらくは世界の天井が抜けたかと思う〜

本当にそんな感じの景色です。
2012年12月13日 11:41撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 11:41
尾崎喜八が詠った美ヶ原溶岩台地の一節
〜登りついて不意に開けた眼前の光景に、しばらくは世界の天井が抜けたかと思う〜

本当にそんな感じの景色です。
無雪期は立ち入り禁止の牧場エリアも、積雪期は自由に歩きまわってOKみたいなので、もうちょっと雪が積もったらスノーシューに来ようっと。
2012年12月13日 11:50撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 11:50
無雪期は立ち入り禁止の牧場エリアも、積雪期は自由に歩きまわってOKみたいなので、もうちょっと雪が積もったらスノーシューに来ようっと。
しっかし本当に広いです。
まさに雪原。
2012年12月13日 11:58撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 11:58
しっかし本当に広いです。
まさに雪原。
日が高くなって雪が重くなってきたので、ちょっと疲れてきました。
2012年12月13日 12:01撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 12:01
日が高くなって雪が重くなってきたので、ちょっと疲れてきました。
王ヶ頭ホテルとテレビ塔群。
この光景を見ると毎回"天空の城ラピュタ"を思い出すんですよね。
2012年12月13日 12:01撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 12:01
王ヶ頭ホテルとテレビ塔群。
この光景を見ると毎回"天空の城ラピュタ"を思い出すんですよね。
塩くれ場に到着しました。
美しの塔にも寄ろうかと思っていたのですが、結構足にきてるので今回はパスして下山します。
2012年12月13日 12:10撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
12/13 12:10
塩くれ場に到着しました。
美しの塔にも寄ろうかと思っていたのですが、結構足にきてるので今回はパスして下山します。
下降点に到着。
アルプス展望コースもいつか歩いてみたいです。
2012年12月13日 12:21撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 12:21
下降点に到着。
アルプス展望コースもいつか歩いてみたいです。
下降点から下山開始。
結構疲れたので茶臼山はまた次回にとっておきます。
2012年12月13日 12:23撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 12:23
下降点から下山開始。
結構疲れたので茶臼山はまた次回にとっておきます。
御嶽山を眺めながら百曲がりルートを下山します。
ここからはその名の通り延々と続くジグザグ道が続きます。
2012年12月13日 12:31撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 12:31
御嶽山を眺めながら百曲がりルートを下山します。
ここからはその名の通り延々と続くジグザグ道が続きます。
百曲がりを降り、広小場に到着しました。
2012年12月13日 12:57撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
12/13 12:57
百曲がりを降り、広小場に到着しました。
広小場からは茶臼山にも登れます。
2012年12月13日 12:59撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 12:59
広小場からは茶臼山にも登れます。
沢沿いの雪道を下ります。
2012年12月13日 13:01撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
12/13 13:01
沢沿いの雪道を下ります。
頭上には王ヶ鼻と王ヶ頭が。
2012年12月13日 13:16撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 13:16
頭上には王ヶ鼻と王ヶ頭が。
三城いこいの広場の駐車場に到着。
2012年12月13日 13:23撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
12/13 13:23
三城いこいの広場の駐車場に到着。
松本市街に下る途中で北アルプスをパチリ。
常念山脈が一望です。
2012年12月13日 13:56撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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12/13 13:56
松本市街に下る途中で北アルプスをパチリ。
常念山脈が一望です。
=おまけ=
前日にいった八方尾根の様子。
2012年12月12日 10:54撮影 by  iPhone 4S, Apple
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12/12 10:54
=おまけ=
前日にいった八方尾根の様子。
12月半ばとは思えない積雪量。兎平は200cm、ゴンドラリフト前でも50cmも積もってます。
今年はいいスキーシーズンになりそうです。
2012年12月12日 10:46撮影 by  iPhone 4S, Apple
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12/12 10:46
12月半ばとは思えない積雪量。兎平は200cm、ゴンドラリフト前でも50cmも積もってます。
今年はいいスキーシーズンになりそうです。
兎平のコブは当然ですがまだ育ってません。
2012年12月12日 11:21撮影 by  iPhone 4S, Apple
12/12 11:21
兎平のコブは当然ですがまだ育ってません。
唐松岳登山でもおなじみの八方池山荘とつながるグラートクワッドリフトは閉鎖中。
雪がしっかり積もるまでは、高山植物保護のために閉鎖するようです。
2012年12月12日 10:34撮影 by  iPhone 4S, Apple
12/12 10:34
唐松岳登山でもおなじみの八方池山荘とつながるグラートクワッドリフトは閉鎖中。
雪がしっかり積もるまでは、高山植物保護のために閉鎖するようです。
八方といえばリーゼン。
プレオープンだけあってほぼ貸切。1日中キレイなバーンで滑る事ができました。
やっぱ八方は最高です。
2012年12月12日 14:06撮影 by  iPhone 4S, Apple
12/12 14:06
八方といえばリーゼン。
プレオープンだけあってほぼ貸切。1日中キレイなバーンで滑る事ができました。
やっぱ八方は最高です。
お昼はオムライス。
今年初めのスノーシューの時もこれ食べたなぁ。

以上、おまけの八方でした。
2012年12月12日 11:43撮影 by  iPhone 4S, Apple
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12/12 11:43
お昼はオムライス。
今年初めのスノーシューの時もこれ食べたなぁ。

以上、おまけの八方でした。

感想

=今年の〆山行は雪の美ヶ原へ!=

登りついて不意に開けた眼前の風景に
しばらくは世界の天井が抜けたかと思う
やがて一歩を踏みこんで岩にまたがりながら
此の高さにおける此の広がりの把握に尚もくるしむ
無制限な おおどかな
荒っぽくて 新鮮な
此の風景の情緒はただ身にしみるように本源的で
尋常の尺度にはまるで桁がはずれている
秋が雲の砲煙をどんどん上げて
空は青と白との目も覚めるだんだら
物見石の準平原から和田峠の方へ
一羽の鷲が流れ矢のように落ちていった

これは尾崎喜八の"美ヶ原熔岩台地"という詩です。深田久弥が著書の百名山の中でも引用していたり、美しの塔にも刻まれていたりとご存知の方も多いと思います。

僕がこの詩を知ったのは数年前なのですが、この詩を読んだ時、小学校の学校登山で初めて美ヶ原に登った時の光景が一気に蘇りました。
麓の三城から歩き出し、キツイ急登を登りきると視界がイキナリ開け広大な台地が広がる。まさに尾崎喜八の詩と同じです。美ヶ原の学校登山の事なんてほとんど忘れていたんですが、この詩に出会ってからというもの、いつかもう一度、麓の登山口からちゃんと登ってみたいと思っていたのでした。

そして今回ようやく念願かない訪れる事が出来ました。
元々、11〜13日は2泊3日で八丈島に行く予定だったのですが、最近島歩きが続いていたのと、10年ぶりにスキー板を新調したので早く乗りたいという事で、予定を変更して松本の実家をベースに、雪の美ヶ原と八方尾根で初滑りをする事に。
そんな美ヶ原の〆山行はいかに?


=三城からダテ河原ルートで直登=

曲がりくねった山道を車を走らせ三城いこいの広場に到着です。前々日に雪がかなり降ったので道路状況が心配だったのですが、所々凍っていたもののスタッドレスで問題なし。広場の駐車場に車を停め登山口へと向かいます。

今回選んだのはダテ河原ルート。三城から王ヶ頭に一気に登りつめる直登ルートです。登山口の積雪は5〜10cmほど。アイゼンも必要ないのでツボ足で登り始めましたが、前日のスキー疲れで既に全身筋肉痛。歩き始めから身体が重い重い。「こんな緩斜面でこんなに息が上がっていて大丈夫かぁ?」という状況でしたが、超快晴&無風の絶好の雪山日和にしだいにペースもあがります。

しばらく森の中の緩斜面を歩くと林道に合流。山と高原地図2010年版にはとくに林道らしきものは見当たらないのですが、道標は正しい道を示しているのでそのまま斜面をトラバースするように走る林道をしばらく歩き、林道の終点からいよいよ王ヶ頭に向けての直登の始まりです。


=謎の山小屋=

直登が始まるとしだいに雪は深くなり15-20cmほどに。特に滑る事もなく登れていたのでアイゼンは装着することなく登り続けると、目の前に突然山小屋のような建物が。これまた山と高原地図には記載がない建物で、「これはいったい?」という感じ。
扉の鍵が開いていたので中に入ってみると、部屋の一番奥にご神体が祭られており、御嶽山をご神体として崇める御嶽教の施設の様子。美ヶ原の王ヶ頭と王ヶ鼻は昔から御嶽教のご神体として信仰の対象だったらしいので、御嶽山の山小屋と同じくこの山小屋も参拝登山者向けのものなのでしょうか? 山小屋から先は急登になりそうでしたので、場所をお借りして休憩がてらアイゼンを装着させてもらいました。


=次々と現れる絶景=

アイゼンを装着し急登にとりかかると、標高が上がるにつれ木々もまばらになり、御嶽山に乗鞍岳、中央アルプスに南アルプスと、次々と絶景が広がります。
「やばいっ、美ヶ原楽しい〜!」とテンションも↑。20〜30cmの雪も全然気にならずグングン標高を稼ぎます。
そして王ヶ頭の鉄塔群が頭上に見えると、美ヶ原高原ロングトレイルとの出合いに到着。今年の夏に新設されたロングトレイルで、美ヶ原の台上からは見えにくい北アルプス見ながら歩けるコースだそうです。頂上の王ヶ頭へはそのまま直登すればすぐでしたが、展望コースを歩いて王ヶ鼻へ先に行くことに。しかし目の前に広がるコースは踏み跡なし。という事でラッセル開始です。

でそのラッセル。ほぼ平地だし雪はパウダーだし楽勝だろと思っていたのですが、膝丈程度のラッセルにも関わらず、
「。。。しんどい…」
昨日のスキーの疲れがここにきて一気にきてしまい、情けない限りです。しかし疲れたからと言って誰も助けちゃくれません。なにしろ今日登り始めてから誰にも会ってないのです。こんな時はお決まりのあの曲を歌います。その曲は?


=歩こう〜歩こう〜私は元気〜♪=

そうです。トトロの挿入歌です。
♪歩こう 歩こう 私は元気 歩くの大好き どんどん行こう
坂道、トンネル、草っぱら、1本橋に、でこぼこジャリ道
くもの巣くぐって くだりみち

ってこれ、山登ラーにはうってつけの曲じゃないですか?気付くと歩きながら結構歌ってます。もちろん誰もいない時ですヨ。
という事でトトロの歌を歌いながら王ヶ鼻に到着。王ヶ鼻には先客が一人。本日初のカモシカ以外の生き物との対面です(笑) 「こんにちは〜」と挨拶をして王ヶ鼻の突端まで進むと、目の前には大絶景。
北アルプス全部と乗鞍御嶽、中アに南アに八ヶ岳。「こんなにクリアに見えちゃったら来年はまた雨男に逆戻りなんじゃないか」という恐怖さえ感じる程の絶景です。しかも風もなく気温はマイナスなもののポカポカ陽気。絶景を眺めながら昼休憩をとりました。

しばし休憩したあと王ヶ頭に向かいます。王ヶ頭といえばTV塔群。元々信仰の山だった王ヶ頭が美ヶ原と名前を変え、次々と開発されて30分で登れる百名山などという不遇な言われ方をされてしまう象徴のような感じもし、人工物のない王ヶ頭も見てやはり見てみたかったとも思いますが、僕は鉄塔フェチなので「凍結した鉄塔カッコいいー」という感じ。ダメな山登ラーです。鉄塔に囲まれた御嶽教の奥ノ院にお参りし、王ヶ頭ホテルの玄関までいくとそこには、


=しばらくは世界の天井が抜けたように思う=

美ヶ原の大雪原が広がっていました。遥か地平線まで続く雪原の縁を取り囲むように見える八ヶ岳や南アルプス、そして浅間山。陳腐な気もする美ヶ原という名前も、やはりここは美ヶ原としか言い表せないなぁと素直に思わされる光景でした。

王ヶ頭ホテルからはいよいよ雪原歩きです。雪がしっかりと積もっていれば普段は立ち入り禁止の牧場内も歩いていいみたいですが、まだブッシュも出ておりスノーシューも車に置いてきたので、柵の外側を歩きます。

美ヶ原の台上の積雪は5〜20cmほどでしたが、日が高くなって気温が上がってきたため雪が重くなり歩きづらく、昨日のスキーで既にパンパンになっている太ももが悲鳴をあげ出し、50m歩いては休みまた歩いては休みの繰り返しに。しかし風もなく只々静かに広がる雪原にたった一人で佇むのは、時が止まるような感じでした。

誰もいない牧場の一本道を歩き、塩くれ場に到着。尾崎喜八の詩が刻まれている美しの塔は塩くれ場から500m程でしたが、疲労がピークに達してたためスルー決定。茶臼山も当然取り止めて、百曲がりルートで三城まで下山する事にしました。


=まさに百曲=

塩くれ場から三城に向けて百曲ルートを下山します。
この百曲ルートはかつて尾崎喜八や深田久弥が美ヶ原に登ったルートで、このルートを登りつめると美ヶ原の草原のど真ん中に出るので、冒頭で紹介した詩の光景をまさに体感できるルートです。
ダテ河原ルートと同じくこちらも急登なのでジグザグの登山道が延々と続きますが、細かな地面の凸凹を気にせずに走るように下れる雪の登山道は楽チンで、基本的に下りがキライな僕でもあっという間に広小場まで下山しました。

広小場からはキャンプ場内のなだらかな雪道を歩き、三城いこいの広場の駐車場に到着し無事完了となりました。


=まとめ=

念願かなった美ヶ原再訪。麓の登山口からこの山に登ってみて、改めて美ヶ原の山としての魅力が再認識できました。車で手軽に登るもよし、麓から登って尾崎喜八や深田久弥の見た世界を感じるもよし、懐の深い山だなぁと思いました。

それにココ、雪山ハイクにはうってつけだと思います。プチラッセルして登った後、スノーシューに履き替えて雪の高原歩き。晴天率も高いですし、半分近くの百名山を見る事ができる展望は格別です。

もう登った方も、まだ登ってない方も、麓からの美ヶ原登山、オススメです!


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コメント

羨まし過ぎです
おはようございます、zawadaさん。

何なんですかこの景色は
羨まし過ぎるじゃないですか。

今回zawadaさんがご覧になった景色(特に王ヶ鼻からの北ア)は私の
「どうしても見てみたい景色リスト」の中でもかなりの上位ですlovely

今年最後(?)の山行を最高レベルの快晴で楽しまれたようで
良かったですね。さすが開眼した晴れ男zawadaさんですhappy01

私の方はと言えばご承知の通り今年の初夏に常念岳の帰りにここに立ち寄り
晴れとは言え北アは見えず、無くし物のとどめとしてストックを無くした
場所ですからね〜weep。とにかく再訪必須です。

年末年始ツアーに組み込もうかな〜catface
2012/12/15 10:50
晴れすぎて怖いくらいでした
muscatさん、こんにちは!

「こんなに晴れたら年明けたらまた雨男に戻っちゃうよ。もうちょっとセーブしてくれてかまわんよgawk」と思いながら登ってました。

王ヶ鼻はその名の通り美ヶ原の突端にあるので、ほんと遮るものが全くなく北アルプスと相対する事ができますよね。

今年は年末まで休みがあと1日しかなく忘年会の予定が入っているので、ちょっと今年はもう山は厳しいですね。 石尾根に行きたいんですけど

美ヶ原、ぜひリベンジして下さい。雪snowの季節は観光客もいないですし、天候さえ良ければ安全に登れると思います。
ダテ河原ルートは景色も良く頂上の王ヶ頭がどんどん近づいてくる感じがテンションupですし、百曲ルートは美ヶ原の台上直下で樹林帯を抜け、登りついた先は美ヶ原のど真ん中で一気に視界が広がるので、美ヶ原らしい山登りができるルートだと思います

年末年始ツアーにぜひ組みこんじゃって下さい
2012/12/15 12:41
きゃっほほ〜い♪
zawadaさん こんばんは。

遅くなりましたが、お疲れさまでした。

何とも すんばらすぃ お天気も最高で
本当に良かったですね

多忙なご様子で今年の〆山行なんですか?
しかしお見事です。完璧に完全試合で締めくくりましたね

「麓からの美ヶ原登山」私も堪能してみたいです。

私のほうは、年内歩けるかどうか???ですが・・・
チャンスがあったら挑戦してみたいです

そうそう「カモシカ」さんてどうしていつもああやって睨んでるんですかね?
微動だにしめせんからね  

美ヶ原 snow 素晴らしい 写真の数々、最高でした。
ゆっくりと楽しませていただきました。
ありがとうございました
2012/12/16 21:25
beeさん、こんばんは!!
beelineさんからの復活のコメント、すごいうれしいです。ありがとうございます!!happy01
ほんとお待ち申しあげておりましたhappy02

beeさんもお忙しそうですね。beeさんとbelさんのほんわかレコ、楽しみにしています

初のカモシカとの対面でしたが、こちらの一挙手一投足を見られている感じでした。
同じ山の生き物でも、我関せずと動き回る雷鳥とは対照的でおもしろかったです。

とりあえず、今年も無事1年を終えられそうです。
beelineさん、来年もよろしくお願いします。
belugaさんにもよろしくお伝え下さい。
2012/12/17 0:33
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