北横岳・登山学校ツアー
- GPS
- 02:37
- 距離
- 3.7km
- 登り
- 265m
- 下り
- 265m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ロープウエイで標高2230mまで登れるので、標高差250mを歩けば1時間半で山頂に立てるという冬山の初心者コース。軽アイゼン、ストックで登れる北横岳で基本を教わる。天候さえよければ往復3時間かからずに素晴らしい眺望を期待できる。この日は前日と異なり、すばらしい天候だった。急斜面もなく、あっけなく山頂を踏むが、すぐ天候が変わり、空は暗くなり、寒い風が吹いてきて、冬山の一面を教えてくれた。 なおGPSを付け忘れたので、往路は坪庭まで帰路とは別コースなのだが、記録されていないので悪しからず。 |
写真
感想
これまでウン十年の山歩きだが、本格的なトレーニングなしに趣味的に登ってきた。そのため、冬は丹沢や奥多摩、雲取山、大菩薩などにとどまっていた。ヤマレコの冬山の記録を見て、ここは少しスキルアップして、少しづつ冬歩ける範囲を広げて行きたい、そんな思いで登山学校の初級者クラスで基礎から勉強することとなった。机上講習を二回出席、最初に入門コースである北横岳ツアーに参加することにした。
中央高速が笹子トンネルで通行止めのため、関越から上信越道に入り、佐久から蓼科に向かう。途中、藤岡手前から赤城山、榛名山、日光連山、谷川岳、さらにその先では浅間山と妙義山が見えた。とりわけ上信越道は妙義山のすぐ手前を通り、絶景だ。この道は始めて通ったが展望コースだ。
佐久で高速を降りた後、道の駅浅科で二回目の休憩。ここで地元の農家手作りの干し柿と豆餅、胡桃餅に加えて正月飾りもお土産に買う。やや小さめだがけっこう立派でお安い。こうした買い物も旅の楽しみ。干し柿は行動食に、胡桃餅は道の駅お薦めでとても美味。こうしたところでしか食べられないものだ。
北横岳ロープウエイ(少し前まで蓼科ピラタスロープウエイと呼ばれた=ピラタスとはスイスアルプスの登山鉄道・ロープウエイのある町の地名らしい)に到着。すぐ荷物を準備して山頂駅へ。駅を出たところでグローブをつけたままでのアイゼン装着訓練。二回着脱を行った。私のは六本爪でなくチェーンスパイクなので、数十秒でできてもよさそうなものだが、ゴムが結構硬く、手間取って2分以上かかってしまうーー家で少し練習したがグローブがゴムにはさまれるなど、装着するのに大汗をかいてしまう。なんとか時間内(3分)に装着するーー汗ーー。
参加者22人、ガイド、石井スポーツから3人、アルパインツアーから3−4名で、ガイドのほとんどは大学山岳部出身者だ)いざ出発ーー快晴だーー素晴らしい景色ーー来てよかったーー。さっそくグローブ、アウターミトンをつけたままで写真を取り捲る。しかしオリンパスの小型のタフカメラ(耐寒温度氷点下十℃)なので、結構操作が大変。ミトンの指先が写ってしまうーー。
10分くらいの軽い登りで坪庭に出る。そこから樹林帯の登り。まだ空が青い。美しい樹氷を見ているうちに北横ヒュッテに到着。
ヒュッテ前のテーブル付近で数組が休憩中、ツアーの大所帯は小屋裏の平坦地を踏みつけて休憩場所を作る。行動食を摂って小休止して出発。小屋前の寒暖計では氷点下十℃近くをさしている。しかしベースレイヤー、ミドル、アウターの三枚だけでも寒くはない。まだ風があまりない。汗もかかないので丁度よい幹事。雲やガスの動きが急で、快晴の空もあっという間に暗く不安定になる。青空が見えているうちに山頂に行きたいーー
樹林帯の最後の登り15分くらいで稜線に出る。風が強くなり、時々風速15mくらいの突風になる。しかし断続的なので問題なし。稜線に出ると南八ヶ岳が後に大きく見える。ひとわたり撮影し、山頂に向かう。雲が多いが日差しが隙間から漏れている。初めはモノトーンの世界ーー浅間山、南八ヶ岳、南アルプス北部などが見える。
ひとわたり展望を楽しみ、撮影をして最後に集合写真。くだりはゴーグルをつけてーー下山開始と思ったら日差しが出て急に明るくなった。 もう一度撮影する。
下山は参加者も慣れたのか、スムースに下る。おしゃべりの花も咲いている。転倒する人もなく、ヒュッテに出て一息入れ、一気に山頂駅まで下る。もう少し山頂などにいたかったと思っていたら、急に暗くなり、冷え込んできた。天候急変ーー冬山の特徴だ。すでに15時を少し回っている。やはり冬は遅くとも15時までには行動を終えねばならないのがよくわかった。
アイゼンをはずし、身支度を整えてロープウエイで下る。山麓駅でワンカップ・ワインを買い、バスで一路白樺湖のススランの湯へ。ここからも蓼科山が望める。ここで体を温め、9時過ぎに新宿に戻った。
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