御池岳 (木和田尾からテーブルランドへ)
- GPS
- 09:04
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,423m
- 下り
- 1,405m
コースタイム
天候 | 曇り時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
R306(R365)沿い |
コース状況/ 危険箇所等 |
木和田尾入口〜204鉄塔は、中電巡視路を利用。 積雪は、約5〜10cm。 204鉄塔〜坂本谷分岐は、基本巡視路。 積雪は、約10〜30cm。 巡視路は雪の下だが、テープが多くあり、尾根沿いなのでルートは比較的明瞭。 坂本谷分岐〜白瀬峠は、一部凍結しているので通過に注意。 積雪は、新雪粉雪で30cm以上。 白瀬峠〜テーブルランドは、30〜50cmくらいの積雪。 雪の下に木の枝や岩が隠れていて、怪我しやすいので、歩行は慎重に。 テーブルランド上は、30〜100cmくらいの積雪。 一面広い雪原なので、視界不良の場合は、方向感覚が奪われ、迷いやすい。 また、縁が崖になっている場所も多いので、縁にはあまり近寄らない方がよい。 決して興味本位で立ち入ることのないように。 天気のいい視界良好の場合でも、地図、コンパス、GPSを忘れずに。 地理不案内の場合は、地形を熟知した人と同行するのが望ましい。 |
写真
感想
前夜から朝方まで降った雪で、山はフカフカの新雪。
こんな時、テーブルランドまで上がるのは大変だ。
おまけに、出発が30分遅れてしまった。
でも、雪の量がほどほどだったため、なんとか夏道をトレースできた。
これが時間的に助かった。
山岳会の方達とも、抜きつ抜かれつで、体力をセーブ出来た点も大きかった。
クリスマスイブの日、雪がある山ということで、御池岳に行くことにした。
もちろん、ルートは木和田尾経由だ。
テーブルランドに上陸するだけではつまらないと思い、クリスマス企画とした。
クリスマスにちなんで、テーブルランドにGPSで☆マークを描くというものだ。
上陸後の行動時間は限られる。
30分で描ける範囲の図形ということで決定した。
結果は、何とか描けたが、かなりイビツな☆になってしまった。
でも、あのホワイトアウト状態の中、曲がりなりにも実現できたのは嬉しかった。
朝、藤原簡易パーキングで準備をしていると、単独男性が二人、御池に行くと行って出発していった。
続いて、名古屋の山岳会の5人パーティが出発していった。
朝食を取っていたので、それからかなり出遅れてしまった。
巡視路に入ると、足跡は5人パーティのものだけだった。
あとの二人は、どうやら配水池のある登山口の方に行ったようだ。
配水池の方への道には、タイヤ跡もあったので、他にも数人入っていると思えた。
登山道と巡視路の合流点に着いても、足跡は5人のものだけだった。
坂本谷分岐を過ぎ、難所のトラバース地点にさしかかると、5人バーティが休んでいた。
アイゼン装着のための休憩だった。
ここから白瀬峠までは、僕が先行した。
フカフカの粉雪の新雪に足跡を付けて歩くのは気持ちがいい。
それほど深い雪ではなく、夏道を辿れたので、それほど負担にもならない。
峠近くのトラバースは、ちょっといやらしかったので、高巻きして峠に着地した。
風を避けて休んでいると、高巻きした跡を辿って、5人も到着した。
5人は、その後、休憩もせずに、そのまま真の谷に下っていってしまった。
風が強かったので、どうするか迷っていたが、時間も早かったので、すぐ後を追うことにした。
こうして、5人パーティとは、下山するまで、抜きつ抜かれつが続いた。
テーブルランドに着くと、風雪は思ったほどではなかった。
ただ、ガスっていて、視界はほとんど無かった。
30分くらい時間が取れそうだったので、予定通り、クリスマスイベントを実行することにした。
5人は、写真を撮ったあと、すぐ真の谷に下って行った。
5人と分かれたあと、一人、狙いを定めて乳白色のガスの中に飛び込んだ。
最初は緩やかな斜面を下って行った。
すると、突然足が上がらなくなった。
目の前は空間のはずなのにと、一瞬どうなったのか分からなかった。
体ごと前のめりになり、雪の中に埋もれてしまった。
なんと、目の前あったのは、雪の壁であった。
雪面の凹凸が全く分からず、壁もわからなかった。
いきなりこんな状態で、なんとも先が思いやられた。
こんな風にしながら、視界のほとんどない風雪のテーブルランドを徘徊した。
途中、気温が低いせいか、GPSの反応が鈍ることが、たびたびあった。
最後は、時間がなかったので、勘で歩いてしまった。
そうしたら、案の定、最後の方がいびつな☆になってしまった。
スタート地点に戻ると、すぐテーブルランドに別れを告げ、真の谷に向かって下り始めた。
下りの急斜面は、まだ雪が少ないため、何度も足を取られ、転びそうになった。
雪の下には、岩や枯れ木などが隠れていて、危険がいっばいだ。
いつもは尻セードで下りる斜面なので、足で下りるのが何とももどかしかった。
真の谷に到着すると、5人はすぐに出発していった。
白瀬峠からは、次第に薄暗くなる中、雪の斜面を軽快に下った。
途中で5人を追い越し、最後の鉄塔に着いた。
時間を確認すると、遅れていた分を取り戻し、ほぼ予定通りの時間になっていた。
ほっとすると、空腹を感じ、いつもの力餅を立て続けに口に放り込んだ。
空を見上げると、ちょっといびつな白い月が、笑っているように見えた。
帰りは、いつもの六石温泉「あじさいの湯」に立ち寄った。
温まったあとは、御池の余韻に浸りながら帰途についた。
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