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Yamareco

記録ID: 255335
全員に公開
講習/トレーニング
白馬・鹿島槍・五竜

遠見尾根、八方尾根

2012年12月22日(土) 〜 2012年12月24日(月)
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
03:40
距離
4.1km
登り
298m
下り
290m
天候 22日 雪
23日 晴れ時々雪
24日 晴れ時々雪のち雪
過去天気図(気象庁) 2012年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
新宿から貸切バス
中央道は大月-勝沼間が通行止め。
その為か空いてました。
コース状況/
危険箇所等
雪は多め。八方池山荘から上は、早朝なら踏み跡もありません。
東京都山岳連盟のトレッキングスクール。冬季第1回は遠見尾根と八方尾根で雪上訓練です。朝7時半頃に新宿を出発して13時半に到着。まずはゴンドラで遠見尾根へ。
東京都山岳連盟のトレッキングスクール。冬季第1回は遠見尾根と八方尾根で雪上訓練です。朝7時半頃に新宿を出発して13時半に到着。まずはゴンドラで遠見尾根へ。
チケット。
12本爪のアイゼンを付けて歩くのは初めて。その辺に置いたカメラのベルトをアイゼンで踏んだら穴空いちゃいました。
12本爪のアイゼンを付けて歩くのは初めて。その辺に置いたカメラのベルトをアイゼンで踏んだら穴空いちゃいました。
遠見尾根の地蔵の頭まで行く予定でしたが、なんだか予定変更。適当な斜面でアイゼン歩行とか練習しました。アイゼンを裾に引っかけないようにしつつ、直登、斜登など。本を読んで知ってた知識と実際歩いてみるのとでは違いますな。
遠見尾根の地蔵の頭まで行く予定でしたが、なんだか予定変更。適当な斜面でアイゼン歩行とか練習しました。アイゼンを裾に引っかけないようにしつつ、直登、斜登など。本を読んで知ってた知識と実際歩いてみるのとでは違いますな。
練習後はしろうま荘で宿泊。
練習後はしろうま荘で宿泊。
宿の前には野沢菜がぶら下がってました。長野らしい。
宿の前には野沢菜がぶら下がってました。長野らしい。
あと、謎の金属オブジェ。巨乳ですな。
あと、謎の金属オブジェ。巨乳ですな。
夕食は豪華。食べ過ぎた。
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夕食は豪華。食べ過ぎた。
2日目は八方池山荘を目指します。
2日目は八方池山荘を目指します。
白馬三山が綺麗。これがこの山行で撮れた唯一の白馬三山(あとは雲が出てたので)。
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白馬三山が綺麗。これがこの山行で撮れた唯一の白馬三山(あとは雲が出てたので)。
リフトの終点、八方池山荘前から遠見尾根を撮影。遠見尾根の向こうに見えるのは鹿島槍ヶ岳でしょうか。
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リフトの終点、八方池山荘前から遠見尾根を撮影。遠見尾根の向こうに見えるのは鹿島槍ヶ岳でしょうか。
2日目はこの斜面で各種訓練。キックステップでの登下降、埋没訓練、ビーコンとゾンデ棒の訓練、雪洞掘り。無組織登山者の場合、プロガイドの先生に教えて貰える機会は少ないので貴重です。
2日目はこの斜面で各種訓練。キックステップでの登下降、埋没訓練、ビーコンとゾンデ棒の訓練、雪洞掘り。無組織登山者の場合、プロガイドの先生に教えて貰える機会は少ないので貴重です。
こちらは雪洞掘り。雪洞掘りの大変さがよくわかりましたが、中は快適でした。雪洞泊は上級の雪山教室でやるそうです(初級は掘るだけ)。
こちらは雪洞掘り。雪洞掘りの大変さがよくわかりましたが、中は快適でした。雪洞泊は上級の雪山教室でやるそうです(初級は掘るだけ)。
一通り訓練が終わったら宿泊は八方池山荘。山荘はこんな感じ。温かくてお風呂もあって良い山荘です。
一通り訓練が終わったら宿泊は八方池山荘。山荘はこんな感じ。温かくてお風呂もあって良い山荘です。
靴箱はこんな感じ。乾燥室は地下にありますが、部屋も乾いてるし暖房があるので、滴るほど濡れてなければ部屋干しでもいいかも。
靴箱はこんな感じ。乾燥室は地下にありますが、部屋も乾いてるし暖房があるので、滴るほど濡れてなければ部屋干しでもいいかも。
食堂です。広め。
食堂です。広め。
お土産売ってます。
お土産売ってます。
飲み物もあります。ここで買った物以外のゴミは持ち帰りです。
飲み物もあります。ここで買った物以外のゴミは持ち帰りです。
泊まった部屋。4人の予定でしたが1人欠席で3人。広々でした。夏だとこうはいかないね。お風呂は男が3人入ったらギューギューな感じなのでタイミングを見計らって入るべし。16時から18時まで。
泊まった部屋。4人の予定でしたが1人欠席で3人。広々でした。夏だとこうはいかないね。お風呂は男が3人入ったらギューギューな感じなのでタイミングを見計らって入るべし。16時から18時まで。
夕飯はこんな感じ。サバのみりん干しとか揚げ物とか美味しかったよ。冬山でこれはありがたい。
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夕飯はこんな感じ。サバのみりん干しとか揚げ物とか美味しかったよ。冬山でこれはありがたい。
夕食後はスクールでミニクリスマス会。プレゼント交換でS字のカラビナに当りました。クリスマスカード付き。このカラビナは早速ザックに付けてカメラの固定に役立ってます。これは良きものにござるよ。
2012年12月29日 00:38撮影 by  iPhone 5, Apple
12/29 0:38
夕食後はスクールでミニクリスマス会。プレゼント交換でS字のカラビナに当りました。クリスマスカード付き。このカラビナは早速ザックに付けてカメラの固定に役立ってます。これは良きものにござるよ。
明けて朝の山荘前。大きな除雪車が雪かきしてました。
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明けて朝の山荘前。大きな除雪車が雪かきしてました。
遠見尾根にズームイン。綺麗っすなぁ。こういうの見ちゃうと、雪山に登りたくなってしまうわけです。
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遠見尾根にズームイン。綺麗っすなぁ。こういうの見ちゃうと、雪山に登りたくなってしまうわけです。
朝食はこちら。ちゃんと美味しかったよ。
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朝食はこちら。ちゃんと美味しかったよ。
3日目は八方尾根を歩きます。結構雪深いしトレースは消えてます。
3日目は八方尾根を歩きます。結構雪深いしトレースは消えてます。
若めの男を中心としたラッセル隊が先行してトレースを作ります。
若めの男を中心としたラッセル隊が先行してトレースを作ります。
女性は後から付いてくる感じ。冬季のトレッキングスクールは男女比が半々くらい。年齢層は30代から満遍なくって感じです(夏と秋は女性多め、年齢層高め)。
女性は後から付いてくる感じ。冬季のトレッキングスクールは男女比が半々くらい。年齢層は30代から満遍なくって感じです(夏と秋は女性多め、年齢層高め)。
見えてるのは丸山あたりまでですかね。新雪の上を歩くと気持ちいい。
見えてるのは丸山あたりまでですかね。新雪の上を歩くと気持ちいい。
やや後ろにテント泊のグループが。五竜まで行くという事でしたので抜いてもらいました(でも訓練なのでトレースは使わせてもらえない)。
やや後ろにテント泊のグループが。五竜まで行くという事でしたので抜いてもらいました(でも訓練なのでトレースは使わせてもらえない)。
今日の目的地は下の樺。このスクールではピッケルは使わないので唐松岳の山頂までは行けません。
今日の目的地は下の樺。このスクールではピッケルは使わないので唐松岳の山頂までは行けません。
下の樺で休憩の後、八方池へ。
下の樺で休憩の後、八方池へ。
八方池って言ってもすっかり雪の下ですが。
八方池って言ってもすっかり雪の下ですが。
女性陣も軽くラッセルなどしつつ、斜面でシリセードして雪遊び。遊び要素も多い楽しいスクールです。
2013年01月29日 14:53撮影
1/29 14:53
女性陣も軽くラッセルなどしつつ、斜面でシリセードして雪遊び。遊び要素も多い楽しいスクールです。
大体そんな感じで八方池に戻ります。で、僕のゴーグルですが凍って凍ってしょうがない。気温はマイナス10℃くらいですが、その気温だと濡れたゴーグルは内側が凍るんですね。なぜかって、安いやつだからレンズが二重じゃないんですよ。冬山で使うゴーグルは二重じゃなきゃダメって初めて知った。
大体そんな感じで八方池に戻ります。で、僕のゴーグルですが凍って凍ってしょうがない。気温はマイナス10℃くらいですが、その気温だと濡れたゴーグルは内側が凍るんですね。なぜかって、安いやつだからレンズが二重じゃないんですよ。冬山で使うゴーグルは二重じゃなきゃダメって初めて知った。
で、下山。リフトに乗ったら寒いのなんの。この日一番の寒さだったね。油断してオーバーグローブ外しちゃってたので手が凍るかと思った。
で、下山。リフトに乗ったら寒いのなんの。この日一番の寒さだったね。油断してオーバーグローブ外しちゃってたので手が凍るかと思った。
しろうま荘にデポしてある荷物(温泉セット)を回収して帰ります。
しろうま荘にデポしてある荷物(温泉セット)を回収して帰ります。
道中、狸が雪をかぶってました。
道中、狸が雪をかぶってました。
道中で見たマンホールの蓋。可愛い。カタクリの花です。多分。
道中で見たマンホールの蓋。可愛い。カタクリの花です。多分。
木崎湖の温泉施設で入浴。木彫りの女子高生がいました。どうも、ここら辺を舞台にしたアニメのキャラクターみたいです。
木崎湖の温泉施設で入浴。木彫りの女子高生がいました。どうも、ここら辺を舞台にしたアニメのキャラクターみたいです。
帰宅は24日の夜。家に着いたら僕の席に猫のぬいぐるみが座ってました。
帰宅は24日の夜。家に着いたら僕の席に猫のぬいぐるみが座ってました。
撮影機器:

感想

夏から参加している都岳連のトレッキングスクール、3期目の冬。実技講習の第1回は遠見尾根と八方尾根です。なぜ尾根かというと、主に雪上訓練だから。

アイゼンや登山靴での雪上歩行などを教えてくれます。雪山での行動や道具の使い方、ノウハウも各班についた先生が教えてくれます。
(ちなみにもっと厳しい上級の雪山教室もありますが、それは来年参加しようかなと思ってます。そちらは雪山テント泊、雪洞泊などやるそうです)


本を読んである程度は知っていましたが、実際にやってみると歩幅が広すぎたり、散々アイゼンを裾に引っかけるなと言われてるのに引っかけて転んだり、知識と実技は全然別ですな。そういう間違いをちゃんと指摘して貰えるのは大事かなと思います。こりゃ確かに素人が付け焼き刃で雪山デビューしちゃ危ないわ、と。


質問すれば理屈もちゃんと教えてくれるし、学ぶことが多い山行でした。


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で、相変わらずDIY GPSのテストも同時にやっている訳ですが。まず、雪山でのiPhone使用について。

──実はiPhoneのGPSは山奥でも使えます。そう、DIY GPSと空があればね。
http://diygps.net/

■手袋やタッチペンについて

僕は、手袋はファイントラックのフラッドラッシュパワーメッシュインナーグローブ、ブラックダイアモンドのスマホ対応手袋、モンベルのオーバーグローブという3枚の手袋をしています。で、スマホ用のタッチペンを使ってiPhoneを操作しています。タッチペンを強く握れば手袋が3重でもなんとか使えます。インナーがスマホ対応ならオーバーグローブをしていてもタッチペンで操作出来ます。


■低温での自動シャットダウンについて

iPhoneは低温に弱いので冷やしすぎると自動で電源が落ちてしまうのですが、今回は落ちませんでした。iPhone5をLifeProofという防水ケースに入れて使っています。

http://lifeproof.jp/

条件としては最低気温でマイナス10℃で、その時はフリースの内ポケットにiPhoneを入れていました(ドライレイヤー、ベースレイヤー、フリース、ハードシェルという4枚重ね)。2日目の気温は大体マイナス6℃で、その時はハードシェルの胸ポケット(外側)に入れていましたが電源が落ちる事はありませんでした。

iPhone5だからなのか、たまたまなのか個体差もあるのかは判りませんが、この2泊3日では低温でiPhoneが落ちる事はなくログも記録できました。

もちろん、もっと寒ければシャットダウンする可能性もありますのでiPhoneの冷やしすぎには注意が必要だと思います。


■DIY GPSの動作
現在の最新版は1.6.0ですが、目立った問題は見つかっていません。いくつかバージョンアップの予定はありますので、1月中に1回アップデートしたいなと思っています。

今後もよりよいGPSアプリを目指して開発を続けていきますので、ユーザーの皆さんにおかれましてはご愛用いただければ幸いです。また、レビューで褒めていただけるともっと幸いですのでよろしくお願いいたしますm(__)m。

2012年も残り数日。2013年もよろしくお願いいたします。

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