小丸尾根から鍋割山 ヘルメット考察
- GPS
- 08:28
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 1,162m
- 下り
- 1,162m
コースタイム
09:37 二俣
09:52 小丸尾根入口
12:40 小丸尾根分岐
13:20 鍋割山
14:30 鍋割山下山
15:10 後沢乗越
15:15 ミズヒ沢出合
15:35 二俣
16:50 大倉バス停
天候 | 晴れ>曇り>雪>晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
大倉までバス |
コース状況/ 危険箇所等 |
小丸尾根 ルート良好 分岐下見晴らし良好 霜少なし ヤセ尾根あり 転倒滑落したらヤバそうな所も 鍋割稜線 霜が一旦解けて泥化。低温でシャーベット状の所も。 下山 霜が一旦解けて泥化。後沢乗越付近はドライ。 |
写真
感想
三が日。当初は単独で、大倉>二俣>後沢乗越>ウシロ沢>寄か、鍋割山登頂と云うルートを考えていた。
前日にNZさんから同行すると連絡があった。
当日、僕は4:30に目が覚め大寝坊!!急いで渋沢に向かう。途中、登戸でNZさんと合流。
今日のルートを再考察し始める。7:40に渋沢に到着。。。結局、スタートが8:22となってしまった。
取り敢えず二俣まで移動する。単独で無くなったので、今日は小丸尾根に取付いてみる事にする。
前回は後沢乗越経由だったが、こちらは殆ど人がいない。登りのルートは鮮明。途中やや不鮮明な所もあるが、ほぼ尾根中心に上がれば大丈夫。指標は「小丸まで1500m」「小丸まで1000m」としっかり有る。途中に平らで広い尾根もあり歩き易い。ただ、あと1000mからは急坂になる。僕は登りは超ゆっくりにしか登れないので時間が掛かった。結局2時間50分を掛けて小丸尾根分岐に辿り着く。。。NZさんには先行して行ってもらった(30分も寒い中、待っててもらた。すまんね。)稜線に上がった途端、気温がいきなり下がる。小丸を通過。ここが今日の一番の標高点となる。
ここで、12:40。鍋割山経由だと日没が心配。大倉尾根からの降下を検討し始める。前回の後沢乗越からの降下時間を考慮して、鍋割山に行ってみる事にする。
小丸尾根分岐から鍋割山の稜線は歩き易いが、鍋割山の手前で一旦下がる。え〜下がるの!って感じですが仕方がないですよねw
鍋割山に到着。僕はすかさず、鍋焼うどんをオーダーしに山小屋へ。NZさんは持参の食糧があるので辞退された。念願の鍋焼うどんを頂く。こんな山の上でこんな物が食べられる事に感謝。お汁も完食したかったが、疲労で受け付けない。あ〜水不足の山頂で申し訳と思いながら鍋を返却に行く。食事が済むと雪が舞ってきた。寒み〜〜!w NZさんも食事を終わらせさてコーヒーと思っていたら低温でガスをかなり消費したらしい。僕のプリムスを出す。プレヒートが必要だが寒さには強いガソリンバーナーであった。
氷点下の中、コーヒーがこんなにウマい!と感じたのは久々だったw
時間も押し押しで、寒さも増してきたので、着れるものを全て着て、降下しはじめる。もうこの時間には下山者もまばら。。。どんどん抜かして(抜かさせて頂きました。)後沢乗越で一旦降りる。
標高が下がれば下がる程、気温が上がるのが体感できる。着込まないで下山した方がよかったかな?w
後はピッチを下げる事無く、二俣〜大倉を目指すのであった。大倉に20分前くらいに日没。まだ周りは明るかったので、ヘッドライトは使わなずに済んだ。取り敢えず、バス停で乾杯。
反省会を町田のホルモン屋で行った。
後述 都会で遭難?w
散々、呑んで小田急の登戸でNZさんと別れた。何故か立っていたが、気付いたら座って相模大野に居た!?そう、ピストンをしてしまった。時刻は日を越えていたw 新宿行きはもう既にない。相模大野から世田谷区の経堂駅までの最終電車に乗る。。。経堂駅に降り立ったが。。。さてどうしょう。
少し、酔いを醒ます意味で歩き出した。まずは甲州街道を目指して市街地を横断して笹塚を目指す。勢いの乗って笹塚から新宿南口まで歩いた所でダウン。8km歩いた事になる。。。一時間、始発を待つ事にした。真冬の都会は鍋割山山頂より寒いと感じたw あ〜結局一日で25kmぐらい歩いた事となった。
反省
1)寝坊してスタートが遅れた。
2)日没1時間前には下山を終了しなければならない。
3)反省会の深酒注意。
ヘルメット考察
当初、ウシロ沢単独を計画していたので、ヘルメットを一応用意した。今回のルートでは通常、ヘルメット着用の場面はない。小丸尾根は人も少ないので?被ってみたw が、切り立った尾根下の崖は相当なもので、仮に転倒して誤って滑落したらただでは済まない。滑落でなくても転倒して頭部を強打して脳震盪でも起こしたら。。。挫傷でもしたらと考えると。。。帽子だけでは無防備と同じかなと感じた。
僕のヘルメットを見て「沢でも行って来たんですか?」と質問して来た高齢の方がいました。その方は軽装で降下していましたが、「貴方がここで転倒して頭を打ったら誰が助けるのですか?」と逆に質問したかったですね。
今は自転車ブームでヘルメットを着用する方も増えた。僕なんかもロードとかに乗る際は競輪用のヘルメットを堂々と使ってますw 一昔前は「なに?自転車にヘルメット?大袈裟じゃない?」と笑われたものです。ま、自転車と登山では頭部損傷へのアプローチも異なりますが、停止状態から1.5m下の地面に落下したら(転倒)、致命的な打撃を受けますからね。
登山も怪我は自己責任と云えばそうですが、予防して守れるのであれば対策は講じた方がいい。山での怪我は自力行動が不能に陥る事が多い。「低山だから」「沢でないから」は関係無いと思う時があります。
僕も過去に岩場の河原で転倒して手首を骨折した事があります。たまたま手を着いて骨折に至りましたが、その横に岩があったら、顔面か頭部も打撃していたと思います。
登坂、下山中にバランスを崩してイナバウアー状態で転倒したら、場合によっては回転力が付いて障害物に激突するまで転げ落ちます。タンコブで済めばいいですが、相手は岩石や立ち木ですからね。
ヘルメットは軽快さをスポイルする、大袈裟とお思いの方も多い事でしょう。僕も全コースで装着している訳ではありません。ただ、ヘルメットは高山や沢では必要だから装置している訳ですが、低山では不用と云うのは、なんとなく昔からの因習なような気もします。ノーヘルの方が勇ましい思っている。。。って事は無いと思いますが。
今では軽量でカッコいいヘルメットもたくさん売ってます。
ただでさえ家族に「また、山なんか行って怪我でもしたらどうすんの?!」と言われている御同輩も多いかと思いますw 無事に帰宅する、人に迷惑を掛けないのが、自分の趣味を長続きさせる鉄則です。人目や因習を気にしないで、まずはそう言うことから考えてもいいと思います。
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