また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 2595000
全員に公開
ハイキング
奥秩父

落合〜藤尾山〜将監小屋(幕営)〜和名倉山〜仁田小屋尾根〜雲取林道

2020年09月21日(月) 〜 2020年09月22日(火)
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
30:00
距離
39.7km
登り
2,154m
下り
2,583m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:44
休憩
0:39
合計
5:23
9:40
39
10:19
10:19
5
10:24
10:24
31
昔道入口
10:55
10:58
32
11:57
12:19
52
13:11
13:11
39
13:50
14:00
63
尾根コース分岐
15:03
2日目
山行
8:28
休憩
1:13
合計
9:41
6:02
7
6:09
6:11
19
6:30
6:43
47
7:30
7:31
21
7:52
8:08
15
8:23
8:30
28
8:58
8:58
20
9:18
9:18
12
9:30
9:30
13
9:43
9:43
24
10:07
10:18
69
11:27
11:27
32
松葉沢ノ頭
11:59
12:00
43
12:43
12:48
35
13:23
13:23
19
仁田小屋登山口
13:42
13:42
16
荒沢橋
13:58
14:15
45
聖沢橋
15:00
15:00
43
サメ沢橋
15:43
ゴール地点(自動車道との合流点)
天候 2日間とも晴れ時々曇り。
過去天気図(気象庁) 2020年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き:JR塩山駅から落合行きバスで終点下車。

帰り:雲取林道が三峰神社からのバス道路に合流する地点でバス乗車。三峰口駅で秩父鉄道に乗り換えお花畑駅下車。
西武秩父駅から特急電車で池袋駅へ。
コース状況/
危険箇所等
(落合から犬切峠)
途中鶏冠神社の少し先からコンクリ道を離れて廃道化した昔道(地形図の破線道)に入る。荒れ気味であるが山道を歩いている感じ。危険個所はない。山と高原地図ではこの道の表示はない。
少し手前の地形図破線道は私道で立入禁止となっている。

(犬切峠から藤尾山)
山と高原地図では赤破線の登山道。防火帯を歩き途中から雑木の中を歩くようになる。一部笹藪があるが枯れて殆ど気にならない。頂上はやや平らな樹林の中で見晴らしなし。危険個所はない。

(犬切峠から将監登山道入口(三ノ瀬)まで)
コンクリ車道。一旦下り後半登る。作業平橋経由の車道歩きより時間短縮できるのでは。

(将監登山道入り口から将監小屋まで)
ジープが走れるような林道が続くが、途中で崩壊箇所も数か所あり車は通行できない。崩壊は上部が多い。コンクリ道でないのが良い。

(将監小屋から山の神土)
一般登山道。歩きやすい。

(山の神土から和名倉山)
一般登山道ではあるが、最初は笹が密生して歩きにくい。笹が濡れているときには雨具なしではびしょ濡れ間違いなし。西仙波の手前で笹はなくなり以降は歩きやすい。西仙波、東仙波付近は眺めがよい。
二瀬分岐からの道をロスして尾根の方を歩いたら倒木多く踏み跡不明瞭で時間がかかった。
和名倉山頂上は平たく樹林の中で見晴らしなくピーク感はない。

(和名倉山から雲取林道上の登山口まで)
バリエーションルート。
しばらくは倒木等で踏み跡が分かりづらかった。危険個所はないがとにかくルーファンディング力が必要。時折テープやリボンなどの目印はあるも不足の感あり。最近はGPSに頼り気味になってしまっていることもあり、GPSがなかったら試行錯誤連続で悪戦大苦闘したかもしれない。

(雲取林道)
大洞橋までは倒木、落石など荒れ荒れ。崩壊箇所も。荒沢橋からはコンクリ道。物理的には車はここまで入ってこれそうだが、下部のサメ沢橋のところに車止めのゲートがある。
その他周辺情報 将監小屋は営業休止中。
スタート地点の落合バス停
2020年09月21日 09:40撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 9:40
スタート地点の落合バス停
ここを左折する。
2020年09月21日 09:42撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 9:42
ここを左折する。
左折地点に立つ看板
2020年09月21日 09:42撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 9:42
左折地点に立つ看板
コンクリ道が続く。
2020年09月21日 09:46撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 9:46
コンクリ道が続く。
この祠のある所から右折して進んだ。通常は直進。
2020年09月21日 10:00撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 10:00
この祠のある所から右折して進んだ。通常は直進。
直ぐに私有地につき立入禁止の立て看板。
2020年09月21日 10:01撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 10:01
直ぐに私有地につき立入禁止の立て看板。
先はこうした風景が広がるが、犬に吠えられたこともあるが、コンクリ道が続きそうなため引き返した。
2020年09月21日 10:10撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 10:10
先はこうした風景が広がるが、犬に吠えられたこともあるが、コンクリ道が続きそうなため引き返した。
鶏冠神社の鳥居
2020年09月21日 10:21撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 10:21
鶏冠神社の鳥居
神社鳥居のすぐ先で右のロープが張られた昔道に入る。
2020年09月21日 10:24撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 10:24
神社鳥居のすぐ先で右のロープが張られた昔道に入る。
広い道が続く。土道なので気分が良い。
2020年09月21日 10:27撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 10:27
広い道が続く。土道なので気分が良い。
広い道はここのあたりで行き止まった。少し手前で左に折れるべきだった。
2020年09月21日 10:36撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 10:36
広い道はここのあたりで行き止まった。少し手前で左に折れるべきだった。
元に戻るのも面倒なので左の斜面を登って軌道修正を図った。
2020年09月21日 10:36撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 10:36
元に戻るのも面倒なので左の斜面を登って軌道修正を図った。
昔道に復帰して進む。犬山峠は近い。
2020年09月21日 10:51撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 10:51
昔道に復帰して進む。犬山峠は近い。
前方の柵のあたりが犬山峠。
2020年09月21日 10:55撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 10:55
前方の柵のあたりが犬山峠。
犬山峠の車道に合流。
2020年09月21日 10:55撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 10:55
犬山峠の車道に合流。
同地点。こちらの道を進むと私道立入禁止だった道に繋がる。
2020年09月21日 10:56撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 10:56
同地点。こちらの道を進むと私道立入禁止だった道に繋がる。
藤尾山は犬山峠から防火帯になっている尾根を登っていく。
2020年09月21日 11:02撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 11:02
藤尾山は犬山峠から防火帯になっている尾根を登っていく。
間もなく防火帯は終わり笹道雑木の中に入っていく。
2020年09月21日 11:17撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 11:17
間もなく防火帯は終わり笹道雑木の中に入っていく。
藤尾山。見晴らしのない樹林の中。
2020年09月21日 11:32撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 11:32
藤尾山。見晴らしのない樹林の中。
同。三角点で山頂と判断。山名標は見当たらなかった。
2020年09月21日 11:32撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 11:32
同。三角点で山頂と判断。山名標は見当たらなかった。
防火帯からの眺め。
2020年09月21日 11:54撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 11:54
防火帯からの眺め。
再び犬山峠。車道を左へ登ると新犬山峠に向かうが、自分の進路は画面とは反対の車道を下る。
2020年09月21日 12:20撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 12:20
再び犬山峠。車道を左へ登ると新犬山峠に向かうが、自分の進路は画面とは反対の車道を下る。
「一ノ瀬高橋の春駒」の説明看板。一之瀬高橋に伝わる小正月の伝統芸能。笛・太鼓・鉦によるお囃子と、唄に合わせた駒踊りで構成される、全国的に貴重な無形文化財。
2020年09月21日 12:52撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 12:52
「一ノ瀬高橋の春駒」の説明看板。一之瀬高橋に伝わる小正月の伝統芸能。笛・太鼓・鉦によるお囃子と、唄に合わせた駒踊りで構成される、全国的に貴重な無形文化財。
二ノ瀬橋
2020年09月21日 12:55撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 12:55
二ノ瀬橋
将監登山道入口。車が入れないようロープが張られている。
2020年09月21日 13:13撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 13:13
将監登山道入口。車が入れないようロープが張られている。
こうした林道が将監小屋まで続くが、入口から少し先で車交通止め。
2020年09月21日 13:22撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 13:22
こうした林道が将監小屋まで続くが、入口から少し先で車交通止め。
尾根道との分岐点の標識。
2020年09月21日 13:50撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 13:50
尾根道との分岐点の標識。
同地点。左は尾根コース。右の道成りは小屋へ。
2020年09月21日 13:50撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 13:50
同地点。左は尾根コース。右の道成りは小屋へ。
ムジナノ巣と称される水場。
2020年09月21日 14:21撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 14:21
ムジナノ巣と称される水場。
同。この標識がなければ気が付かないで通過してしまう。
2020年09月21日 14:20撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 14:20
同。この標識がなければ気が付かないで通過してしまう。
この辺は道が半分崩落している。。こうした箇所は複数箇所あり。
2020年09月21日 14:48撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 14:48
この辺は道が半分崩落している。。こうした箇所は複数箇所あり。
将監小屋
2020年09月21日 15:04撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 15:04
将監小屋
同。
2020年09月21日 15:04撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 15:04
同。
小屋の扉にはコロナ対策のため小屋内立入禁止の張り紙。
2020年09月21日 15:04撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 15:04
小屋の扉にはコロナ対策のため小屋内立入禁止の張り紙。
水場。
2020年09月21日 15:05撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 15:05
水場。
私のツエルト。後に全部で9張となるも、ツエルトはこれのみ。
2020年09月21日 15:44撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1
9/21 15:44
私のツエルト。後に全部で9張となるも、ツエルトはこれのみ。
同。上方
2020年09月21日 15:44撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 15:44
同。上方
同。下方
2020年09月21日 15:44撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/21 15:44
同。下方
2日目早朝。将監峠。
2020年09月22日 06:09撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/22 6:09
2日目早朝。将監峠。
山の神土への登山道。歩きやすい。
2020年09月22日 06:17撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/22 6:17
山の神土への登山道。歩きやすい。
天気は上々。すがすがしい雰囲気。
2020年09月22日 06:19撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/22 6:19
天気は上々。すがすがしい雰囲気。
分岐点の山の神土。ここから和名倉山へはいきなり笹藪の中を進むことになる。
2020年09月22日 06:31撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/22 6:31
分岐点の山の神土。ここから和名倉山へはいきなり笹藪の中を進むことになる。
笹藪の道も終わり辺り。
2020年09月22日 07:15撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/22 7:15
笹藪の道も終わり辺り。
山の神土から40分弱経過したころから笹から解放され富士山も眺められた。
2020年09月22日 07:19撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1
9/22 7:19
山の神土から40分弱経過したころから笹から解放され富士山も眺められた。
開放感のある尾根歩き
2020年09月22日 07:19撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/22 7:19
開放感のある尾根歩き
西仙波
2020年09月22日 07:52撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/22 7:52
西仙波
富士山を薄っすら遠望
2020年09月22日 08:15撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1
9/22 8:15
富士山を薄っすら遠望
東仙波。ここから先は高低差があまりない樹林帯歩きが多くなる。
2020年09月22日 08:24撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/22 8:24
東仙波。ここから先は高低差があまりない樹林帯歩きが多くなる。
東仙波から振り返る。
2020年09月22日 08:24撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/22 8:24
東仙波から振り返る。
川又分岐
2020年09月22日 09:30撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/22 9:30
川又分岐
和名倉山直前で道をロスして尾根を進んでしまった。倒木が邪魔して歩きにくい。
2020年09月22日 09:51撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/22 9:51
和名倉山直前で道をロスして尾根を進んでしまった。倒木が邪魔して歩きにくい。
同。この辺だけを見ると苔むして雰囲気は良いが・・・。
2020年09月22日 09:52撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1
9/22 9:52
同。この辺だけを見ると苔むして雰囲気は良いが・・・。
22年ぶりの和名倉山山頂。記憶は風化していた。
2020年09月22日 10:08撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1
9/22 10:08
22年ぶりの和名倉山山頂。記憶は風化していた。
1780m点辺りで見かけた指導標。
2020年09月22日 11:01撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/22 11:01
1780m点辺りで見かけた指導標。
松葉沢ノ頭辺り。広く平たいので分かりづらい。山名標も見当たらず、GPSで判明するだけ。
2020年09月22日 11:27撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/22 11:27
松葉沢ノ頭辺り。広く平たいので分かりづらい。山名標も見当たらず、GPSで判明するだけ。
仁田小屋ノ頭。三角点と山名標。
2020年09月22日 12:00撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1
9/22 12:00
仁田小屋ノ頭。三角点と山名標。
同、遠景。広々としている。
2020年09月22日 12:00撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/22 12:00
同、遠景。広々としている。
仁田小屋の直前で小屋の残骸らしき
2020年09月22日 12:40撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/22 12:40
仁田小屋の直前で小屋の残骸らしき
仁田小屋。
2020年09月22日 12:42撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/22 12:42
仁田小屋。
同。扉は鍵がかかっていて中は覗けなかった。
2020年09月22日 12:43撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/22 12:43
同。扉は鍵がかかっていて中は覗けなかった。
仁田小屋登山口に降り立った。雲取林道は荒れ荒れ。
2020年09月22日 13:23撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/22 13:23
仁田小屋登山口に降り立った。雲取林道は荒れ荒れ。
同地点。
2020年09月22日 13:23撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/22 13:23
同地点。
落石散在。このくらいは序の口。
2020年09月22日 13:23撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/22 13:23
落石散在。このくらいは序の口。
こうした倒木も
2020年09月22日 13:25撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/22 13:25
こうした倒木も
黒い蛇が足元で動いてびっくりした。左側が頭、マムシではなさそうだが・・・。
2020年09月22日 13:28撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/22 13:28
黒い蛇が足元で動いてびっくりした。左側が頭、マムシではなさそうだが・・・。
大洞橋。
2020年09月22日 13:39撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/22 13:39
大洞橋。
荒沢橋。ここから先は車も通過できそうだが、サメ沢橋のゲートで交通止めされている。
2020年09月22日 13:42撮影 by  Canon IXY 630, Canon
9/22 13:42
荒沢橋。ここから先は車も通過できそうだが、サメ沢橋のゲートで交通止めされている。
雲取林道と自動車道路との合流地点。丁度着いたのと同じタイミングで三峰神社の方から路線バスが下ってきた。思わず手を挙げてバスに乗車することができた。
2020年09月22日 15:42撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1
9/22 15:42
雲取林道と自動車道路との合流地点。丁度着いたのと同じタイミングで三峰神社の方から路線バスが下ってきた。思わず手を挙げてバスに乗車することができた。
撮影機器:

感想

■週間天気予報をにらみながら21〜22で決行する方が良いと判断し急遽ザック詰にかかった。今回の山行の核心は和名倉山からゴールの秩父湖バス停までの区間。最終バス16:50に間に合わせる必要があるが長い雲取林道を歩くのにどのくらい時間がかかるかを地図距離測定で把握し予想所要時間を割り出し、また林道に出るまでの登山道はヤマレコの複数の記録を参考にして計画した。時間逆算して和名倉山10時を過ぎるようなら仁田小屋尾根下りは無理と見て、雲取林道歩きが省略できて3時間ほどは短時間で済む二瀬尾根を下ることも選択肢として臨むことにした。ただ、22年前に一度二瀬尾根は下ったことがあるのでできれば仁田小屋尾根を歩きたかった。

■今日は将監小屋のテント場で幕営予定だが、そこに至るまで落合バス停からのアプローチが意外に便利だと知った。ただ平日は運行していないのでその辺は不自由。コロナ禍中ではあるがシルバーウイークで天気もまずまずなので塩山駅前バス停は大勢の登山者が列を作っていた。西沢渓谷行きの方が多く増便が出る状況。落合行きは1台で済みほぼ満員。大菩薩峠登山口で半分、残りの半分が柳沢峠と落合終点でそれぞれ半数下車した感じ。

■今日は将監小屋までの間に途中、藤尾山のピークを踏むことにしているが、コンクリ道をまずは犬切峠を目指して延々と歩くしか道がないのかと計画の段階からうんざりしていた。
ヤマレコ記録を見ると落合からの直登や、地形図の破線道を歩いた例があった。直登は今回避けて破線道を行くことにした。スタートから20分ばかり歩いた辺りの小さな祠がある地点で右折した。地形図にある最初の道だがコンクリ道であるのが少しがっかり。しかしすぐに私道につき立入禁止の表札。脇に山道でもないかと探したがない。車でない歩きだから許してもらえるかなと半ば勝手な解釈で恐る恐る登って行ったがやはりコンクリ道は続いていて、突然犬に吠えられた。首輪はついてあるが鎖につながれていない3匹が吠えながら傍まで寄ってきた。一応尻尾を振ってたので急に噛みついてくることはないにしてもこれはまずいと引き返した。元の場所に戻るまで17分間の骨折り損だった。

■次の破線道と思われる地点にはロープが張られてはいたが何ら表示はないので進入した。広い道だがもはや使われていない昔道のようで廃道化している。時々倒木や大岩などがあるもコンクリート道に比べれば断然良い。道なりに広い道を進んだら行き止まりになった。先ほど分岐らしきがあったが戻るのも面倒なので左側上手に道があるとみて少し登っていったらすぐに昔道に戻った。やがて前方が開けてきたら犬切峠だった。ここには先ほどの私道立入禁止のあの道も延びてきている。

■犬切峠にザックをデポして空身で藤尾山へ向かった。防火帯は歩きやすい。やがて笹藪や雑木の中を進むようになるが思ったより歩きやすい。笹は枯れている。藤尾山は見晴らしはなく三角点はあったが山名標は見当たらなかった。ザックのデポ地点に戻り、ここからコンクリ道を一旦下り二ノ瀬橋を過ぎたあたりからは登りとなり三ノ瀬の将監登山道入り口へ。入口から延びる林道は将監小屋まで続くが道路補修工事で車は通行止めとなっている。ムジナノ巣と呼ばれる水場を過ぎると、徐々に林道の崩壊箇所がちょこちょこ現れた。これでは小屋まで物資運びの車は通行できない。
15時を僅かに回った時刻に将監小屋に到着。小屋は営業していなかった。ビールを求められないのはなんとも物足りない。水場もトイレもすぐそばにあり快適なテント場だ。テントはあとで数えたら全部で9張あった。夜中も寒くはないし暑くもない。丁度良い気温だった。

■22日、4時行動開始。明け方には星も輝いていたから今日も天気はまずまず。ツエルト撤収し6:01出発。山の神土から和名倉山への道は覆いかぶさるほどの笹藪で露濡れしてるとみて雨具ズボンを着込んだ。足元もよく見えないような笹藪の中を掻き分けるようにして進みかれこれ40分弱は笹の中。笹の中を歩く時は下ばかり見ていたので眺めがあったのかよく覚えていない。
笹藪から解放された後はすいすいと進むも和名倉山に10時までには到着したいため焦りを覚えた。二瀬分岐からコース取りを失敗し尾根上一帯を歩くようになってしまった。苔むした樹林帯の中、倒木が多くはっきりしない中を適当に彷徨うが如くピークの方角を目指して頂上に着いたのは10:07。目標とした10時にはやや遅れてしまったが、当初の計画コースは変更しなくて済みそうだ。

■和名倉山頂上からは核心の仁田小屋尾根を下ることになるが、初っ端からコース取りが難しかった。倒木などで踏み跡がはっきりしないので兎に角方角だけを間違えないように注意しながら歩いた。時折目印のテープやリボンなどもあるにはあるが、尾根が広いと無駄な足取りが多くなってしまう。
頂上を出発して15分前後ははっきりしない踏み跡の中だったがやがて分かりやすくなった。進路を間違えるとGPSに助けられて軌道修正はできるが時間ロスは痛いのでこまめにGPSで現在地確認をしながら進んだ。
仁田小屋の頭から南東へ方向転換して尾根を下ることになるが尾根が広いので分岐がはっきりせず、やや迂回した形で尾根に復帰。
1405m点と仁田小屋の中間あたりで仕事道に誘われてバックしたりした。仁田小屋に到着したものの、果たしてこの先どっちに進むのかしばしまごつく。小屋の傍の沢で水を補給したあと、沢の左岸側から沢に沿って少し登ると登山道に復帰できた。その後も右に逸れて強引にトラバースして尾根に復帰したりも。

■無事雲取林道に降り立ったが次の課題はバスの時刻に間に合わせること。2本のストックを使って先を急いだ。下流に向かっているのに聖沢橋付近までは登りが続いた。サメ沢橋には15時丁度着いた。バス時刻まで残るは1時間50分。下調べで距離約7.6kmなので1時間5kmのペースで何とか間に合いそうだ。
次のチェックポイントは三峰神社へのバス道路と合流する地点。ここからゴールのバス停まで3.7km。足底に少し豆ができつつあるようにも思えたが若干の余裕をもってゴールしたいので歩速は緩められない。合流地点に15:43に着いた。丁度その時上方からバスが下ってきた。西武秩父行きの路線バスで思わず手を挙げ無事乗車することができた。安堵したものの車内は満員状態でその後も乗客は乗り込んできた。満員で身動きできない状態で終点まで乗っていく気になれず、また、早く体の汗を拭きたいので三峰口駅で下車した。後は鉄道乗り継ぎで帰宅した。
今回山行では2日目は良く頑張って歩いたなという充実感を覚えた。

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