厳冬 単独女峰山！！

2012年02月27日(月) 〜 2012年02月28日(火)

• GPS: 32:00
• 距離: 18.5km
• 登り: 1,958m
• 下り: 1,948m

コースタイム

二荒山神社(95分)稚児が墓(200分)黒岩(120分)竜巻山(120分)避難小屋(120分)山頂(300分)二荒山神社

天候

快晴・風弱し

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

東武日光駅より西参道までバス利用

コース状況／危険箇所等

白樺金剛より雪が増えてくる。白樺金剛あたりで膝くらい。
黒岩からはラッセルになる。竜巻山まではひたすら膝ラッセル。
竜巻山からは膝から腰の間。ただし、急登部分は、顔から胸あたりで崩して登ることになる。
パウダーで固まらないので苦戦した。

写真

2/27 9:08

二荒山神社脇。トイレとベンチがある。

2/27 9:22

行者堂。登山ポストがあるが事故があった時意外はチェックされない。滝尾神社からの道が合流する。

2/27 10:28

1100mあたり。

2/27 10:36

女峰山が遥か遠くに見える。地味にこの辺も登りになっている。先は長いのでペース配分は気をつけたい。

2/27 10:44

稚児が墓

2/27 11:33

高原水場。道標のそばに一本木があるので私は一本木高原なんて読んでいたりする。

2/27 11:43

カラマツの森の入口より振り返る。
すでに街は遠い

2/27 12:22

ザクっとストックがめり込む

2/27 13:37

八風手前。ふー　疲れてくるなぁ

2/27 13:38

表日光連山の稜線が見える

2/27 13:58

ひゃーーーヽ(・∀・)ノ良い眺めだのぅ！！

2/27 13:58

2/27 14:30

黒岩遥拝石

2/27 14:31

七滝尾根。登攀記録を探すのは難しい…

2/27 14:32

赤薙山方向。南尾根や内ノ外山尾根から登ってみたい。

2/27 15:23

タルチョの丘。道標とタルチョが飾られている…いや、いた丘。13年冬にはタルチョは朽ちていました。

2/27 15:31

男体山

2/27 15:37

この尾根唯一の鎖場(ノ∀｀)重い荷物だと大変なので下を手前から巻きます。

2/28 5:32

鎖場の上に小さな平地があるのでそこでビバーク。マイナス15度が最低だったかな？今日はあまり寒くない

2/28 5:33

さぁ、行くべ。二日目の朝が来た。

2/28 5:43

2/28 5:43

夜が明けてきた

2/28 5:43

2/28 5:44

前女峰

2/28 5:44

2/28 5:44

2100mあたり。山頂はまだ遠い。

2/28 6:14

急登部分。顔あたりから雪を崩して登る。
雪はサラサラと固まらず夏道のギャップの影響もあるので速度は出ない(；´Д｀)

2/28 22:26

体力的にキツくなってくる(゜´Д｀゜)ぐはー

2/28 6:20

2/28 7:13

男体山と真名子。あぁー冬季連山縦走をしたいなぁ！！死ぬけど　私の能力じゃ。

2/28 7:13

フッジサーン

2/28 7:19

白い！！女峰山待ってろぅ！！

2/28 8:02

ラッセルラッセル！！

2/28 8:41

あぁーようやく別荘に辿りついたー

2/28 8:43

2/28 9:49

ふぅーふぅー
山頂直下。ここが一番応えた。雪が深く難儀でした。

2/28 10:22

2/28 10:23

真っ新なルート。厳冬の女峰で真っ新な雪を踏む。

2/28 10:25

2/28 10:37

見えた…2483mだ

2/28 10:41

シュカブラ

2/28 10:41

山頂だぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！(｀・ω・´)

2/28 10:46

2/28 10:46

どーん！！！！

2/28 10:46

どどーーーーーーん！！！

2/28 10:46

ずばーーーーーーん！！

2/28 10:46

2/28 10:49

草臥れたぜぃ！（；￣ェ￣）

2/28 12:29

さよーならー

2/28 12:29

すれ違った　山岳会チーム。小屋まで6時間とか。私は10時間掛かったんだけどなー

撮影機器：

RICOH PX リコー

感想

yuki8888

登山を始めて5年ほど経ったが冬季女峰山山頂を目指して何度目になるだろう。
積雪期は11月、12月、3月、4月と4度山頂を踏むことに成功しているが
厳冬期となるとまだ一度もない。12月や3月を厳冬期とする人もいるが
女峰に関して言えば本当に厳しい時期というのは1月、2月だけだと思う。

そして、ようやく12年冬に山頂に立つことに成功した。

重い荷を担ぎ歩くこと12時間。高さにして1800m程を歩き通した。
2000mあたりからは雪も深くなり　わかんを着けていても腰まで潜り遅々として進まなかった。小屋に着く頃には体力の消耗も随分としていた。

必要な物以外は小屋に置いて行き　軽みになってさらに上を目指す
天気もよく、風もない。気温も低くない。
このチャンスを逃す手はない。ビバーク地点は日の出前に出てきているので時間はまだ余裕があった。
下山の時間を考えて11時がタイムリミットだ。それまでに山頂に到達できないようなら…

この3時間が勝負だ。

荷が軽くなったので沈み込みは減った。
クラストしたガレ場を通過し、最後の急登に入った。
一段と積雪は増えた。進まない。雪が阻む。
雪が固まらない。夏道のギャップがさらに進み難くする。

そして、タイムリミットが迫ってきたとき　空が開けた。
蒼が濃い。

冬の高山の空が広がる。空の下にある白よりも高い部分はなかった。

厳冬の2483mだ。

数年越しの目標が達成できた…(*´∀｀*)やっ…た…！！

前年奥白根山新雪・厳冬・残雪の3期1シーズン制覇を成せた。
次なる目標は…冬季表日光連山縦走かぁ！？